俺TUEEEがしたい男の転生無双!〜自重?何それ美味しいの?〜

せんてん

文字の大きさ
上 下
106 / 114
第七章 闘技大会編

闘技大会

しおりを挟む
闘技大会


「カノン王国学校対抗戦優勝パーティーですね。アルベルト様、メア様、フォヴァ様、カテリーナ様、参加するにあたってこちらの腕輪をつけてください」

俺たちはノヴァさんたちと別れて、受付に来ていた。
猛ダッシュで来たためなんとか間に合った。

朝から婚約の話や勇者一行との出会いなど色々あったが、今は気持ちを切り替えよう。
なんせノヴァさんの忠告した人が本当に俺より強い可能性だってなくはない。俺に負けたノヴァさんがあそこまで言うのだから、ノヴァさんより数段は格上と思った方がいいだろう。

そのため気を引き締めていかないと痛い目を見るかもしれない。

とまあそんな感じで今は受付をしている。観客だけでなく、出場者もものすごい数がいるらしく、参加受付にも長蛇の列ができていた。

やっとの思いで俺たちの順番が来たってわけだ。


「この腕輪には聖女様の即死回避魔法が刻まれています。効果は、重症を負う攻撃や死に至らしめる攻撃を一回だけ無効化します。効果が発揮されるとこの腕輪は消滅します」

聖女か。聞いたことはある。
回復魔法や神聖属性に絶対的な適性を持っていて、その力は凄まじいと本に書いてあった。
だが思ってもみなかった。まさかこんな魔道具を作れるとは…。
この魔道具はとんでもない代物だ。これさえつけとけば一回死んでも大丈夫ってことだろ?やばくね?

そもそも普通にこの世界で生まれて育った人間がこんな魔道具を作れることに驚きを隠せない。転生者や転移者ならまだしも、この世界で生まれた人間がここまでするとはな。

まったく…これだから異世界は楽しい!


「闘技大会の勝敗は、この腕輪を先に壊した方が勝ちとなっています。壊れた時点で試合終了です」

俺もやろうと思えばこの魔道具は作れると思う。だが難しそうだ。付与は魔法の価値が高いほど難しくなる。死を回避するくらいだからとんでもなく難しいだろう。
それをこんなに量産できることがすごいな。

「また、優勝者には景品としてこの腕輪が送られます」

マジかよ。闘技大会とんでもねぇな。
そりゃ隠れていた化け物がぞろぞろ出てくるわけだ。ノヴァさんもこの腕輪狙いだったのかな?
いや違うな。ノヴァさんは俺と同じで戦闘狂っぽいから、多分強い奴を求めて参加したんだと思う。

「この闘技大会は個人戦ですが、ハンデとして皆様はパーティーで出場することとなっています」

ハンデとかいらないんですけど。逆に俺は強すぎるから他の人にハンデを与えて欲しかったなぁ。

だって俺たちSSランクという冒険者の頂点だぜ?
それが4人もいたら勝負にならねぇだろ。まあ念には念をでよしとしとくか。

「これが皆様の番号札です」

え……482番!?
そんなに参加するの?
大きい大会とは思ってたけど、こんなに力自慢の奴らがいるなんてな。予想以上だぜ。

「試合のルールなどは開会式で発表されるので今は説明しません。最後に、この大会はあなたたち子供が出るような場所じゃないの。危ないと思ったらすぐに棄権しなさいね」

「てんめッ───」

おーい!フォヴァ君何をやってんの!
子供扱いされてイラつくのは分かるけど、殴りかかるのはやめようか!流石に初対面で殴りかかっちゃダメよ?
俺が止めなきゃ確実にお姉さんの頭粉砕してたよ?

そもそもこのお姉さんだって悪気はないと思うよ?
そりゃイラつくけど、この大会はほんとに子供が出るようなものじゃないから多分心配してくれたんだと思う。

「フゥー…」

「冷静になれフォヴァ!」

「わ、分かった」

ほんと危機一髪だった。

俺たちは受付が終わったので選手控え室に向かった。



◇◇◇

《アル達が受付をする3時間前》

「うわぁー…まだ開始4時間前なのに人がいっぱいいるねぇ」

「そーだね。これじゃ見えるか分からないよぉ」

女性2人が闘技大会開催の4時間前にフリーデン王国の王都を歩いていた。
まだ朝の5時にも関わらず、人がたくさん歩いている。理由は闘技大会の観戦だ。

「すみません。あなたたちも闘技場に向かってるのですか?もしよろしければ案内を願いたい」

そこに1人の男が話しかけてきた。180はあると思われる高身長に、エルフ特有の長い耳。キリッとした目に整った顔立ちは通る人達を魅了する。

「ん?ッ!あなたは前回大会優勝者のッ───」

「その通りです。最近物忘れが酷くて場所を忘れてしまったので」

「もちろんです!」

女性2人とその男は闘技場の受付に向かって歩き出した。歩いてる途中女性2人には、ずっと嫉妬の視線が送られていた。理由は言うまでもない。

しばらくすると、受付に着き、男と女性2人は別れた。

「はぁ…今年はあの男は参加するのか?」

男は溜息をつきながら受付に向かった。

「あなたはッ!今年も参加されるのですね!」

「…あぁ」
 
「分かりました!ルールや勝敗の決し方は前回と同様です。あなた様の番号札は1番となっています。シードですので予選及び1回戦は無しとなっています」

「そうか。1つ聞きたいことがある」

「なんでしょう?」

「あの男は今年も参加するか?」

「《拳王》ノヴァ様のことでしょうか?」

「そうだ」

「噂によると参加されないそうです。冒険者の仕事が忙しいみたいで」

「……そうか」

あの男が参加するなら楽しめそうだと思ってたのだがな。なんせあの男は私が戦ってきた中で4に強かったしな。
参加しないとなると、今年は難なく優勝できそうだ。
次回は参加することを祈るとしよう。


男は控え室に向かって歩き出した。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どうでしたでしょうか?
ノヴァの言うがちょっと出てきましたね!まだ名前は伏せてますが特徴は出しました!

今後の展開にご期待ください!

感想など待ってます!
しおりを挟む
感想 75

あなたにおすすめの小説

異世界悪霊譚 ~無能な兄に殺され悪霊になってしまったけど、『吸収』で魔力とスキルを集めていたら世界が畏怖しているようです~

テツみン
ファンタジー
『鑑定——』  エリオット・ラングレー  種族 悪霊  HP 測定不能  MP 測定不能  スキル 「鑑定」、「無限収納」、「全属性魔法」、「思念伝達」、「幻影」、「念動力」……他、多数  アビリティ 「吸収」、「咆哮」、「誘眠」、「脱兎」、「猪突」、「貪食」……他、多数 次々と襲ってくる悪霊を『吸収』し、魔力とスキルを獲得した結果、エリオットは各国が恐れるほどの強大なチカラを持つ存在となっていた! だけど、ステータス表をよーーーーっく見てほしい! そう、種族のところを! 彼も悪霊――つまり「死んでいた」のだ! これは、無念の死を遂げたエリオット少年が悪霊となり、復讐を果たす――つもりが、なぜか王国の大惨事に巻き込まれ、救国の英雄となる話………悪霊なんだけどね。

王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します

有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。 妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。 さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。 そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。 そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。 現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!

破滅する悪役五人兄弟の末っ子に転生した俺、無能と見下されるがゲームの知識で最強となり、悪役一家と幸せエンディングを目指します。

大田明
ファンタジー
『サークラルファンタズム』というゲームの、ダンカン・エルグレイヴというキャラクターに転生した主人公。 ダンカンは悪役で性格が悪く、さらに無能という人気が無いキャラクター。 主人公はそんなダンカンに転生するも、家族愛に溢れる兄弟たちのことが大好きであった。 マグヌス、アングス、ニール、イナ。破滅する運命にある兄弟たち。 しかし主人公はゲームの知識があるため、そんな彼らを救うことができると確信していた。 主人公は兄弟たちにゲーム中に辿り着けなかった最高の幸せを与えるため、奮闘することを決意する。 これは無能と呼ばれた悪役が最強となり、兄弟を幸せに導く物語だ。

異世界成り上がり物語~転生したけど男?!どう言う事!?~

ファンタジー
 高梨洋子(25)は帰り道で車に撥ねられた瞬間、意識は一瞬で別の場所へ…。 見覚えの無い部屋で目が覚め「アレク?!気付いたのか!?」との声に え?ちょっと待て…さっきまで日本に居たのに…。 確か「死んだ」筈・・・アレクって誰!? ズキン・・・と頭に痛みが走ると現在と過去の記憶が一気に流れ込み・・・ 気付けば異世界のイケメンに転生した彼女。 誰も知らない・・・いや彼の母しか知らない秘密が有った!? 女性の記憶に翻弄されながらも成り上がって行く男性の話 保険でR15 タイトル変更の可能性あり

魔神として転生した~身にかかる火の粉は容赦なく叩き潰す~

あめり
ファンタジー
ある日、相沢智司(アイザワサトシ)は自らに秘められていた力を開放し、魔神として異世界へ転生を果たすことになった。強大な力で大抵の願望は成就させることが可能だ。 彼が望んだものは……順風満帆な学園生活を送りたいというもの。15歳であり、これから高校に入る予定であった彼にとっては至極自然な願望だった。平凡過ぎるが。 だが、彼の考えとは裏腹に異世界の各組織は魔神討伐としての牙を剥き出しにしていた。身にかかる火の粉は、自分自身で払わなければならない。智司の望む、楽しい学園生活を脅かす存在はどんな者であろうと容赦はしない! 強大過ぎる力の使い方をある意味で間違えている転生魔神、相沢智司。その能力に魅了された女性陣や仲間たちとの交流を大切にし、また、住処を襲う輩は排除しつつ、人間世界へ繰り出します! ※番外編の「地球帰還の魔神~地球へと帰った智司くんはそこでも自由に楽しみます~」というのも書いています。よろしければそちらもお楽しみください。本編60話くらいまでのネタバレがあるかも。

身体強化って、何気にチートじゃないですか!?

ルーグイウル
ファンタジー
 病弱で寝たきりの少年「立原隆人」はある日他界する。そんな彼の意志に残ったのは『もっと強い体が欲しい』。       そんな彼の意志と強靭な魂は世界の壁を越え異世界へとたどり着く。でも目覚めたのは真っ暗なダンジョンの奥地で…?  これは異世界で新たな肉体を得た立原隆人-リュートがパワーレベリングして得たぶっ飛んだレベルとチートっぽいスキルをひっさげアヴァロンを王道ルートまっしぐら、テンプレート通りに謳歌する物語。  初投稿作品です。つたない文章だと思いますが温かい目で見ていただけたらと思います。

成長チートと全能神

ハーフ
ファンタジー
居眠り運転の車から20人の命を救った主人公,神代弘樹は実は全能神と魂が一緒だった。人々の命を救った彼は全能神の弟の全智神に成長チートをもらって伯爵の3男として転生する。成長チートと努力と知識と加護で最速で進化し無双する。 戦い、商業、政治、全てで彼は無双する!! ____________________________ 質問、誤字脱字など感想で教えてくださると嬉しいです。

神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜

月風レイ
ファンタジー
 グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。  それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。  と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。  洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。  カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。

処理中です...