104 / 114
第七章 闘技大会編
婚約者が2人出来ました(仮)
しおりを挟む
婚約者が2人出来ました(仮)
「なら…アル君の嫁にしてくれる?」
はぁ…。
はぁ…。
…なんでそうなるんだよ~!!
どうしてだ、どうしてこうなった!サリー先生は俺に恋愛感情を持っている?嘘だろ?俺まだ10歳だぞ?
あ、もしかしてショタコン…。
いやいやサリー先生に限ってそんなことはないはずだ。
じゃあなぜ?
「え…えー。マジですかい」
メアは…あれ?思ったより笑顔だ。なぜ?
怖いよメアさん?その笑顔が逆に怖いよ?
「アル君はさ、サリー先生のことをどう思ってるの?」
この質問の答え次第で俺の運命が変わる!
今限界を超えなければ死だ!
アルベルト!お前は出来る!お前なら出来るはずだ!導き出せ!誰も傷つかない最適の答えを!
「ま、まぁ正直に言うとサリー先生は綺麗で可愛いし、一緒にいて楽しい。嫁にもしたいくらいだよ。だけど安心して!何があっても俺の中ではメアが1番だから!」
どうだ!これが今出せる俺の最高の答えだ!
「綺麗で可愛い!もーアル君ったら…」
その反応はなんだ。
「ふ、ふーん。そうなんだ。ならサリー先生を第三夫人にしても私は別にいいけど…」
「…え?」
え、今なんて言った?
「アル君は貴族でしょ?貴族なら第二夫人や第三夫人はいて当たり前だと思うの。それにアル君の中で私が1番ならいいかなーって」
「そ、そう…なの?」
「うん」
「でも───」
俺はここで衝撃を受けた。多分顔は顔面蒼白で固まっているだろう。
理由はさっきのメアが言った言葉だ。
そう、メアは第三夫人と言った。言い間違えか?
いや違う。メアはそんな単純なヘマはしない完璧な美少女だ。じゃあなぜ?
「め、メア?い…今なんて言ったのかな?第三夫人?どゆこと?」
「「「「え?」」」」
「アル君!あなたの第二夫人はライって決まってるでしょ?」
「え…は!?」
ちょっと待て!なにそれ聞いてないぞッ!ライが第二夫人?え、どゆこと?
「アル君ってば分かってる?同年代の女性と一緒に住む意味を」
「え、どんな意味?」
「婚約者!一緒に住むってことは婚約するってことなの!だからライは第二夫人だからね!」
「マジかよ。でもさ!僕は嬉しいけどライはどうなのさ!もしかしたら嫌がるかもしれないじゃん!」
「それは無いから安心して!そもそもこれはライが言い出したことだよ?」
「そうなの?」
「うん。夏休み中に私に、ライもアル様の妻になりたい!って言ってきたの」
「それって恋愛感情なの?」
「多分そうだよ。顔赤かったし」
「マジか」
本当にマジかよ。確かに容姿は可愛い女の子だけどさ、ライってスライムでしょ?
そもそもの話で、ライって性別あるの?
「今性別はあるの?って思ったでしょ」
「え、なんでわかったの?」
「何年一緒にいると思ってんの!アル君が考えることはお見通しだよ!」
「そ、そうなんだ」
「で、話戻すけどライに性別はちゃんとあるよ。一緒にお風呂入った時に確認したから!」
か、確認?一体どんな確認したんだ?あんなことやこんなことをしたんじゃ…。
いや10歳でそれは無いか。
「アル君のエッチ!」
「え、また心読んだ?」
「まぁね!」
はぁ…これは幸運といえばいいのか、不運といえばいいのか。
どっちにしろ婚約者の話は今することではないと思う。ちゃんとサリー先生の両親とか陛下とかも交じって話し合ってから決めるとしよう。
「アル…お前その歳で何人婚約者がいるんだ…」
「あははっ、まぁね…」
「ねぇアル君、私は嫁にしてくれるの?」
サリー先生っでマジでショタコンなのかな?
「サリー先生は僕のどこが好きなんですか?」
「そ、そんなの決まってるわよ!格好いいし優しいし強いし…全部よ!」
「そ、そうですか。ありがとうございます。僕もサリー先生は魅力的で綺麗だと思いますよ」
「あ、ありがとう///」
「でも婚約の話はまた今度しましょう。今は闘技大会に集中した方がいいと思います」
「そ、そうね!この話は今度にしましょう!じゃあ切り替えて、今日はみんながんばろー!」
「「「「おー!」」」」
話している間に朝食も食べ終わり、いよいよ闘技大会受付の時間が迫っていた。
色々あったが、俺たちは気合を入れ直して宿を出ようとした。
「お前!アルじゃねぇか!奇遇だな!」
この声は!
俺は急いで声がした方を振り向いた。そこには何ヶ月ぶりに会うノヴァさんと、装備がやたら豪華な4人組がいた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
いよいよ闘技大会!と思いきや、まさかの再会!
初めて勇者一行とアルが会いましたね!
さて、ファーストコンタクトはどうなるのでしょうか?
次回もお楽しみに!
「なら…アル君の嫁にしてくれる?」
はぁ…。
はぁ…。
…なんでそうなるんだよ~!!
どうしてだ、どうしてこうなった!サリー先生は俺に恋愛感情を持っている?嘘だろ?俺まだ10歳だぞ?
あ、もしかしてショタコン…。
いやいやサリー先生に限ってそんなことはないはずだ。
じゃあなぜ?
「え…えー。マジですかい」
メアは…あれ?思ったより笑顔だ。なぜ?
怖いよメアさん?その笑顔が逆に怖いよ?
「アル君はさ、サリー先生のことをどう思ってるの?」
この質問の答え次第で俺の運命が変わる!
今限界を超えなければ死だ!
アルベルト!お前は出来る!お前なら出来るはずだ!導き出せ!誰も傷つかない最適の答えを!
「ま、まぁ正直に言うとサリー先生は綺麗で可愛いし、一緒にいて楽しい。嫁にもしたいくらいだよ。だけど安心して!何があっても俺の中ではメアが1番だから!」
どうだ!これが今出せる俺の最高の答えだ!
「綺麗で可愛い!もーアル君ったら…」
その反応はなんだ。
「ふ、ふーん。そうなんだ。ならサリー先生を第三夫人にしても私は別にいいけど…」
「…え?」
え、今なんて言った?
「アル君は貴族でしょ?貴族なら第二夫人や第三夫人はいて当たり前だと思うの。それにアル君の中で私が1番ならいいかなーって」
「そ、そう…なの?」
「うん」
「でも───」
俺はここで衝撃を受けた。多分顔は顔面蒼白で固まっているだろう。
理由はさっきのメアが言った言葉だ。
そう、メアは第三夫人と言った。言い間違えか?
いや違う。メアはそんな単純なヘマはしない完璧な美少女だ。じゃあなぜ?
「め、メア?い…今なんて言ったのかな?第三夫人?どゆこと?」
「「「「え?」」」」
「アル君!あなたの第二夫人はライって決まってるでしょ?」
「え…は!?」
ちょっと待て!なにそれ聞いてないぞッ!ライが第二夫人?え、どゆこと?
「アル君ってば分かってる?同年代の女性と一緒に住む意味を」
「え、どんな意味?」
「婚約者!一緒に住むってことは婚約するってことなの!だからライは第二夫人だからね!」
「マジかよ。でもさ!僕は嬉しいけどライはどうなのさ!もしかしたら嫌がるかもしれないじゃん!」
「それは無いから安心して!そもそもこれはライが言い出したことだよ?」
「そうなの?」
「うん。夏休み中に私に、ライもアル様の妻になりたい!って言ってきたの」
「それって恋愛感情なの?」
「多分そうだよ。顔赤かったし」
「マジか」
本当にマジかよ。確かに容姿は可愛い女の子だけどさ、ライってスライムでしょ?
そもそもの話で、ライって性別あるの?
「今性別はあるの?って思ったでしょ」
「え、なんでわかったの?」
「何年一緒にいると思ってんの!アル君が考えることはお見通しだよ!」
「そ、そうなんだ」
「で、話戻すけどライに性別はちゃんとあるよ。一緒にお風呂入った時に確認したから!」
か、確認?一体どんな確認したんだ?あんなことやこんなことをしたんじゃ…。
いや10歳でそれは無いか。
「アル君のエッチ!」
「え、また心読んだ?」
「まぁね!」
はぁ…これは幸運といえばいいのか、不運といえばいいのか。
どっちにしろ婚約者の話は今することではないと思う。ちゃんとサリー先生の両親とか陛下とかも交じって話し合ってから決めるとしよう。
「アル…お前その歳で何人婚約者がいるんだ…」
「あははっ、まぁね…」
「ねぇアル君、私は嫁にしてくれるの?」
サリー先生っでマジでショタコンなのかな?
「サリー先生は僕のどこが好きなんですか?」
「そ、そんなの決まってるわよ!格好いいし優しいし強いし…全部よ!」
「そ、そうですか。ありがとうございます。僕もサリー先生は魅力的で綺麗だと思いますよ」
「あ、ありがとう///」
「でも婚約の話はまた今度しましょう。今は闘技大会に集中した方がいいと思います」
「そ、そうね!この話は今度にしましょう!じゃあ切り替えて、今日はみんながんばろー!」
「「「「おー!」」」」
話している間に朝食も食べ終わり、いよいよ闘技大会受付の時間が迫っていた。
色々あったが、俺たちは気合を入れ直して宿を出ようとした。
「お前!アルじゃねぇか!奇遇だな!」
この声は!
俺は急いで声がした方を振り向いた。そこには何ヶ月ぶりに会うノヴァさんと、装備がやたら豪華な4人組がいた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
いよいよ闘技大会!と思いきや、まさかの再会!
初めて勇者一行とアルが会いましたね!
さて、ファーストコンタクトはどうなるのでしょうか?
次回もお楽しみに!
0
お気に入りに追加
892
あなたにおすすめの小説
転生受験生の教科書チート生活 ~その知識、学校で習いましたよ?~
hisa
ファンタジー
受験生の少年が、大学受験前にいきなり異世界に転生してしまった。
自称天使に与えられたチートは、社会に出たら役に立たないことで定評のある、学校の教科書。
戦争で下級貴族に成り上がった脳筋親父の英才教育をくぐり抜けて、少年は知識チートで生きていけるのか?
教科書の力で、目指せ異世界成り上がり!!
※なろうとカクヨムにそれぞれ別のスピンオフがあるのでそちらもよろしく!
※第5章に突入しました。
※小説家になろう96万PV突破!
※カクヨム68万PV突破!
※令和4年10月2日タイトルを『転生した受験生の異世界成り上がり 〜生まれは脳筋な下級貴族家ですが、教科書の知識だけで成り上がってやります〜』から変更しました
異世界に転生した俺は元の世界に帰りたい……て思ってたけど気が付いたら世界最強になってました
ゆーき@書籍発売中
ファンタジー
ゲームが好きな俺、荒木優斗はある日、元クラスメイトの桜井幸太によって殺されてしまう。しかし、神のおかげで世界最高の力を持って別世界に転生することになる。ただ、神の未来視でも逮捕されないとでている桜井を逮捕させてあげるために元の世界に戻ることを決意する。元の世界に戻るため、〈転移〉の魔法を求めて異世界を無双する。ただ案外異世界ライフが楽しくてちょくちょくそのことを忘れてしまうが……
なろう、カクヨムでも投稿しています。
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
転生した社畜は異世界でも無休で最強へ至る(旧題|剣は光より速い-社畜異世界転生)
丁鹿イノ
ファンタジー
【ファンタジア文庫にて1巻発売中!】
深夜の職場で人生を終えた青桐 恒(25)は、気づいたらファンタジーな異世界に転生していた。
前世の社畜人生のお陰で圧倒的な精神力を持ち、生後から持ち前の社畜精神で頑張りすぎて魔力と気力を異常に成長させてしまう。
そのうち元Sクラス冒険者である両親も自重しなくなり、魔術と剣術もとんでもないことに……
異世界に転生しても働くのをやめられない!
剣と魔術が存在するファンタジーな異世界で持ち前の社畜精神で努力を積み重ね成り上がっていく、成長物語。
■カクヨムでも連載中です■
本作品をお読みいただき、また多く感想をいただき、誠にありがとうございます。
中々お返しできておりませんが、お寄せいただいたコメントは全て拝見し、執筆の糧にしています。
いつもありがとうございます。
◆
書籍化に伴いタイトルが変更となりました。
剣は光より速い - 社畜異世界転生 ~社畜は異世界でも無休で最強へ至る~
↓
転生した社畜は異世界でも無休で最強へ至る
世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる