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第七章 闘技大会編

学校対抗戦閉会式

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学校対抗戦閉会式


「今年度学校対抗戦優勝校は・・・王立カノン学園です!」

「「「「うぉぉお!」」」」

学校対抗戦は2日にわたって行われた。2日目の準決勝は5チームでのバトルロワイヤルだった。一応全チームの能力を確認したが、デザイア騎士学院のルークはおろか、最初に戦ったブルメン魔法学院の生徒の方が優れていた。そのため、全てカテリーナが一撃で倒した。
まあ学生はこんなもんなんだろう。

「続きまして、今大会最優秀者を発表します。今大会最優秀者は、王立カノン学園1年、カテリーナ選手です!カテリーナ選手は壇上に上がってください」

「はい!」

これは当たり前の結果だ。カテリーナは全ての試合において、1人で相手チームを倒してるからな。そろそろエヴァンズさんといい勝負が出来るくらいには強くなってるのではないだろうか?

陛下が表彰を行うようで壇上に上がる。

「王立カノン学園1年、カテリーナ。貴殿は今大会において非常に優秀な戦績を修めた。よって、賞状と景品として、大陸一の鍛治師ガルムが作ったミスリルの鎧を授ける」

ガルムさん!久しぶりに聞いた名前だ!俺の愛刀青月を作った人だからな!あの人には感謝してるわ。青月は今まで俺といつでも一緒に歩んできた仲間だからなぁ。

「ガルム?誰だそりゃ」

「俺の青月を作ってくれた人だよ。大陸一の鍛治師ってのは本当だよ」

「おぉ!アルのとんでもなく硬いあの剣を作った人か!そりゃすごいな!」

まぁ伝説級鉱石のアダマンタイトで作ってるからね。それに大陸一の鍛治師が作ったら、硬さや鋭さで右に出るものはないだろう。

「続きまして、表彰を行います。今年度学校対抗戦準優勝、ヘントリーゼ学院。優勝、王立カノン学園の選手は壇上に上がってください」

俺たちは言葉に従って壇上に上がる。8人いるからちょっと狭いが、これくらいが丁度いい。

「まずはおめでとうと言っておこう!今年度の学校対抗戦を盛り上げてくれてありがとう!準優勝のヘントリーゼ学院には賞状とトロフィーを。優勝の王立カノン学院には賞状、トロフィー、そしてフリーデン王国で行われる闘技場の参加枠を授ける!」

「うぉぉ!英雄が闘技大会に出るのか!?」

「マジか!俺は見にいくぞ!」

「私もカテリーナ様の活躍をもっと見たいわー!」

「俺も!」

「「「「「俺も俺も!」」」」」

よし、計画は順調に進んでる!とりあえずは闘技大会の参加枠をゲットした!あとは優勝するだけだ!
どんな強い奴がいるのか楽しみだ!この世界には冒険者じゃなくても強い奴が五万といるからな。

「続きまして、英雄アルベルト様のお言葉をいただいて閉会式を終了とします。アルベルト様お願いします」

「はい!」

これは俺があらかじめ陛下にお願いしたことだ。

「みなさん、学校対抗戦は楽しめたでしょうか?今回、僕の出番は無かったわけですが、フリーデン王国で開催される闘技大会は本気で挑もうと思っています。よければ見に来ていただけると嬉しいです。
さて、もう一つ発表することがあります。それは、僕が持つことになった領地のことです!闘技大会が終わり次第運営を開始するつもりなので色々とよろしくお願いします!王立カノン学園アルベルト・フォン・エルフォード」

「「「「「おぉぉぉおぉ!」」」」」

そう、ここで領地の宣伝をすることでより多くの人が興味を持ち移住してくる。すなわち、領地が豊かになる!闘技大会でも宣伝をしようと思っている。

「以上で閉会式を終了します。選手、観客各員すみやかに解散してください」

ひとまず計画の第一段階は終了っと。

「みんな早く行くわよ!」

「「「「…え?」」」」

「サリー先生何言って──」

「もうフリーデン王国に行かないと間に合わないわよ?あと1週間と5日しかないもの」

「「「「え、えーー!」」」」

「おいおい早すぎるだろ!」

「ちょっとは休みたいなぁ」

「いや疲れたのは私だけだろ」

「私たちも待ち時間とか立ってるのとか疲れたんだよぉ」

「とにかく早く馬車に乗るわよ!」

「「「「はーい…」」」」

本当に予想外だった。まさかすぐに出発だなんて。いくらなんでも早すぎる。少しは疲れを取る時間が欲しい。

そもそもフリーデン王国王都までは1週間で着くはずだが?なんで5日も余裕もっていくのさ。

「先生、フリーデン王国までは1週間じゃないんですか?」

「馬車が今日しかないから仕方ないのよ」

「マジか」

それから馬車に乗車し、みんなで昼食を食べた。
とりあえず馬車で休憩するか。これからのことは寝たあとに考えよう。
そうして俺は眠りについたのだった。


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学校から課題や、オンライン授業が始まったので更新遅れます!

次回
勇者視点になります!
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