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第七章 闘技大会編
学園内対抗戦開始
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学園内対抗戦開始
翌日、今日から学園内対抗戦だ。という訳で教室に来ている。
「みなさんおはよう!いよいよ今日から学園内対抗戦です!」
「「「「おぉー!」」」」
「今から流れを説明します!まず最初に今日は10時から試合が始まります。最初はクラス内対抗戦なので私たちはシードです。なので今日は1試合しかありません。最初の1週間で学年の代表チームを決めます。そして次にルールですが殺傷する魔法は禁止で、場外にでたら負けです。それ以外はなんでもありです。いいですか?」
「「「「はい!」」」」
「とにかく勝てばいいってことだな!」
「そうだね!負けるはずないし」
「でも油断は禁物だぞ」
「だね!」
「とりあえず10時前までは自由時間です。時間になったら訓練所に来てくださいね!」
「よっしゃー!」
「じゃあさ、みんなで体温めない?」
「それって模擬戦をするってこと?」
「おう!」
俺たちは試合が始まるまで模擬戦をして体を温めることにした。訓練所に移動して早速2体2を始めた。カテリーナとメア対俺とフォヴァだ。
まずフォヴァが仕掛ける。単純な身体能力でカテリーナの懐に潜り込みしたから攻撃を仕掛ける。フォヴァには火神流魔闘術と魔力の使い方、拳闘士としての戦い方なんかを教えてるから立ち回りも完璧だ。
「遅い!」
「カテリーナちゃん避けて!風中級魔法 エアバレット!」
「くっ!」
「風上級魔法 エアウォール」
カテリーナが避けたところにメアがフォヴァに向けて魔法を放つ。メアの魔法はどんどん成長していて今じゃ超級魔法を使いこなしている。メアの魔法は抵抗無効なので相殺しないとくらってしまう。まあくらっても問題無いけど。
「ハァ!」
「甘いよカテリーナ。不意打ちを狙うなら声は抑えないと」
カテリーナも火神流真剣術を教えたり、魔力の流し方を教えたりしてるからとんでもない強さになっている。
だが俺にとってはその程度相手にもならない。
「闇初級魔法 スリープ×2」
「抵抗出来ない!?」
「効果範囲が広すぎる!」
俺の魔法でメアとカテリーナは眠ってしまった。初級魔法といっても魔力の桁が違うからね。効果範囲も抵抗のしにくさも魔力を込める量でどうとでもなる。
それにしても3人の成長スピードは尋常じゃないな。元々の潜在能力がずば抜けている。親が強いってのもあると思うけど、それより本人の素質が大きいな。
「やっぱりアルは流石だなぁ。まるで勝てる気がしねぇ」
「そりゃ勝てないだろうさ。でも僕以外だったらそうそう負けることなんてないと思うよ?」
「まあ確かにな!夏休みに依頼受けたけど自分の強さが改めて分かったぜ!」
「おぉ!」
「さ、2人を起こすか」
2人を起こしたあと、模擬戦をやる気はもう無いので観戦をすることにした。訓練所に移動すると丁度試合をしているところだった。出場選手は…AクラスとCクラスか。装備を見たところAクラスは魔法使い3人に剣士1人、Cクラスは全員が剣士だ。
「『風よ、我が手に集い敵を吹き飛ばせ』風中級魔法 エアバレット!」
「ハァ!」
Aクラスの1人が風魔法を相手に向かって放ったが剣で切り裂かれてしまった。判断が悪いな。剣士相手に風魔法は相性が最悪だ。剣は風を切り裂くことができるからだ。
ここは火魔法か土魔法を使うべきだろう。
「今だ!詠唱してる途中に一気に攻めるぞ!」
「「「おぉ!」」」
こちらはいい判断だ。相手は魔法使い、距離を詰めれば勝ちだ。ならば詠唱途中に数でねじ伏せる。うん、いい判断だ。
結果はCクラスが勝った。予想通り数の暴力でねじ伏せた。魔法使い相手に剣士は相性抜群だ。
その後も色々な試合を見たが、レベルが低すぎる。魔法使いはほとんどが初級、稀に中級魔法を使う奴がいるくらいだ。
剣士にしても剣速は遅いし剣筋がなってない。そして型もない。ダメダメだ。学園はちゃんと指導をしているのか?
今度質問してみるか。
そして俺たちの出番が来た。観戦をしている時に、みんなで決めたことがある。それは相手が強くない限り実力をあまり見せないことだ。俺とメアは戦わないことにした。フォヴァとカテリーナに全て任せるつもりだ。もっとも負ける気はしないが。
「これからSクラスVSBクラスの試合を始める。両者準備はいいか?始め!」
俺たちの初戦はBクラスだ。剣士2人に魔法使い2人、いい組み合わせだ。だが…
「一瞬で決める」
カテリーナが単純な身体能力で相手の懐に潜り込み、一瞬で4人を倒した。まあカテリーナにとってこの程度が相手じゃ遅すぎるからね。魔法やスキルを使わなくても能力値が違うからな。
「し、勝者!Sクラス!」
「「「「「うぉおぉー!」」」」」
こうして無事初戦が終わった。
ーーーーーーーーーーーーー
昨日は更新出来なくてすみません!
今回から第七章 闘技大会編が始まります!
翌日、今日から学園内対抗戦だ。という訳で教室に来ている。
「みなさんおはよう!いよいよ今日から学園内対抗戦です!」
「「「「おぉー!」」」」
「今から流れを説明します!まず最初に今日は10時から試合が始まります。最初はクラス内対抗戦なので私たちはシードです。なので今日は1試合しかありません。最初の1週間で学年の代表チームを決めます。そして次にルールですが殺傷する魔法は禁止で、場外にでたら負けです。それ以外はなんでもありです。いいですか?」
「「「「はい!」」」」
「とにかく勝てばいいってことだな!」
「そうだね!負けるはずないし」
「でも油断は禁物だぞ」
「だね!」
「とりあえず10時前までは自由時間です。時間になったら訓練所に来てくださいね!」
「よっしゃー!」
「じゃあさ、みんなで体温めない?」
「それって模擬戦をするってこと?」
「おう!」
俺たちは試合が始まるまで模擬戦をして体を温めることにした。訓練所に移動して早速2体2を始めた。カテリーナとメア対俺とフォヴァだ。
まずフォヴァが仕掛ける。単純な身体能力でカテリーナの懐に潜り込みしたから攻撃を仕掛ける。フォヴァには火神流魔闘術と魔力の使い方、拳闘士としての戦い方なんかを教えてるから立ち回りも完璧だ。
「遅い!」
「カテリーナちゃん避けて!風中級魔法 エアバレット!」
「くっ!」
「風上級魔法 エアウォール」
カテリーナが避けたところにメアがフォヴァに向けて魔法を放つ。メアの魔法はどんどん成長していて今じゃ超級魔法を使いこなしている。メアの魔法は抵抗無効なので相殺しないとくらってしまう。まあくらっても問題無いけど。
「ハァ!」
「甘いよカテリーナ。不意打ちを狙うなら声は抑えないと」
カテリーナも火神流真剣術を教えたり、魔力の流し方を教えたりしてるからとんでもない強さになっている。
だが俺にとってはその程度相手にもならない。
「闇初級魔法 スリープ×2」
「抵抗出来ない!?」
「効果範囲が広すぎる!」
俺の魔法でメアとカテリーナは眠ってしまった。初級魔法といっても魔力の桁が違うからね。効果範囲も抵抗のしにくさも魔力を込める量でどうとでもなる。
それにしても3人の成長スピードは尋常じゃないな。元々の潜在能力がずば抜けている。親が強いってのもあると思うけど、それより本人の素質が大きいな。
「やっぱりアルは流石だなぁ。まるで勝てる気がしねぇ」
「そりゃ勝てないだろうさ。でも僕以外だったらそうそう負けることなんてないと思うよ?」
「まあ確かにな!夏休みに依頼受けたけど自分の強さが改めて分かったぜ!」
「おぉ!」
「さ、2人を起こすか」
2人を起こしたあと、模擬戦をやる気はもう無いので観戦をすることにした。訓練所に移動すると丁度試合をしているところだった。出場選手は…AクラスとCクラスか。装備を見たところAクラスは魔法使い3人に剣士1人、Cクラスは全員が剣士だ。
「『風よ、我が手に集い敵を吹き飛ばせ』風中級魔法 エアバレット!」
「ハァ!」
Aクラスの1人が風魔法を相手に向かって放ったが剣で切り裂かれてしまった。判断が悪いな。剣士相手に風魔法は相性が最悪だ。剣は風を切り裂くことができるからだ。
ここは火魔法か土魔法を使うべきだろう。
「今だ!詠唱してる途中に一気に攻めるぞ!」
「「「おぉ!」」」
こちらはいい判断だ。相手は魔法使い、距離を詰めれば勝ちだ。ならば詠唱途中に数でねじ伏せる。うん、いい判断だ。
結果はCクラスが勝った。予想通り数の暴力でねじ伏せた。魔法使い相手に剣士は相性抜群だ。
その後も色々な試合を見たが、レベルが低すぎる。魔法使いはほとんどが初級、稀に中級魔法を使う奴がいるくらいだ。
剣士にしても剣速は遅いし剣筋がなってない。そして型もない。ダメダメだ。学園はちゃんと指導をしているのか?
今度質問してみるか。
そして俺たちの出番が来た。観戦をしている時に、みんなで決めたことがある。それは相手が強くない限り実力をあまり見せないことだ。俺とメアは戦わないことにした。フォヴァとカテリーナに全て任せるつもりだ。もっとも負ける気はしないが。
「これからSクラスVSBクラスの試合を始める。両者準備はいいか?始め!」
俺たちの初戦はBクラスだ。剣士2人に魔法使い2人、いい組み合わせだ。だが…
「一瞬で決める」
カテリーナが単純な身体能力で相手の懐に潜り込み、一瞬で4人を倒した。まあカテリーナにとってこの程度が相手じゃ遅すぎるからね。魔法やスキルを使わなくても能力値が違うからな。
「し、勝者!Sクラス!」
「「「「「うぉおぉー!」」」」」
こうして無事初戦が終わった。
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昨日は更新出来なくてすみません!
今回から第七章 闘技大会編が始まります!
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