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第六章 勇者編
古代竜
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古代竜
依頼を受けた冒険者全員がそれぞれのダンジョンから帰ってきた。とても良いビデオが撮れたから結果は大満足だ!
それにしても1つだけ誤算があった。Sランクパーティー《剣魔一体》が戦った古代竜が人化していたことだ。人語を理解し、フォースさえも持ってなかった人化スキルを持っている。それにやつは『こんなところに呼びおって』とも言っていた。
呼ぶ?魔物ガチャは召喚なのか?
そこら辺も詳しく聞きたい。なので後で会いに行く事にした。
その前に冒険者達を送んないと!報酬はギルドに預けてるから訓練所に転移でいいかな?
このダンジョンは結構考えて作ったし、見た感じルイの采配は完璧だ。感想聞いとくか。
「ダンジョンはどうでした?」
「「「楽しかったです!」」」
「僕達《ウルフ狩り》はすごくいい経験になったと思います。連携や相手が大勢の場合など色々な戦闘を経験出来て、尚且つレベルも上がったので大満足です!」
「私達《ダブルプリズン》もとてもいい経験でした。特に相手が自分達よりも格上の場合の連携練習が出来たので良かったです!」
「そうですか!そう言ってもらえて嬉しいです!《剣魔一体》はどうでしたか?」
「俺達は自分達の実力がどの程度なのか分かったので良かったです。正直Sランクだからって自惚れていました。上には上がいるという事を改めて感じました」
「まだあの古代竜のことを思い出すと震えが止まらないわ…」
「私の全力が全く通じなかった…」
あちゃー、こりゃトラウマになっちゃったか?励ましてやるか。
「落ち込まないでくださいよ!僕もあなた達を見てましたがあれは勝てなくてもしょうがない相手です。それに皆さんの実力は間違いなくSSランク上位に匹敵します。レイさんの風刃一閃もザクさんの一撃もリアさんの魔法技術も、どれもこれもが素晴らしい技術だと思いますよ!」
これは実際本当のことだ。特にザクさんの一撃は下位のドラゴンなら一撃で粉砕できるレベルだ。
「英雄様にそう言ってもらえるとありがたいです」
「それはよかったです!」
「私の魔法が全く通じなかったのに褒められても嬉しくないわよ!何が英雄よ!ならあなたはあの化け物を倒せるっていうの?」
「ちょ、ちょっとリア!言い過ぎだよ!でも、私はリアの言ってることは間違ってるとは思いません。正直あの恐怖を味わってもないのに言わないで欲しいと思ってます」
「すみません、そちらの気も考えずに。ですが舐めてもらっては困ります。あの程度の雑魚なら瞬殺出来ますよ。なんならこちらもあの古代竜に用があるので一緒に来ますか?僕の強さを証明します」
俺が言った言葉に反応して、カチンときてしまったようだ。
そんなつもりは無かったんだが…
まあいいか。俺の実力を示すいい機会だ。
「ならやってみせなさいよ!」
「いくら英雄様とはいえその言葉は納得出来ませんね」
「い、いいんですか?俺たちがついて行っても」
「全然大丈夫ですよ!他の皆さんはどうしますか?」
「い、いえ、僕達は大丈夫です…」
「わ、私達も…」
「Sランクが恐怖する魔物なんて見たくもないです…」
「では先に冒険者ギルドに転移しましょうか!捕まってください」
冒険者ギルドに2つのパーティーを送った後、ダンジョンに戻ってきた。
「それじゃ行きましょうか、転移」
ボス部屋の前に転移した。気温は変わってないはずなのにここからでも分かるほど空気が冷たい。肌に刺さるような感覚がある。俺は扉を開けた。中には少女姿の古代竜がいた。
うん、強いな。魔力が多すぎる。
「む?また来たのか?」
「彼らは付き添いですよ。用があるのは僕です」
「何の用じゃ?ワシはこれからマスターとナービと晩ご飯を食べるのじゃ。早く言うのじゃ」
「じゃあ単刀直入に聞きます。なぜ人化のスキルを持ってるんですか?」
「そんなことか?いいじゃろう。ワシを楽しませてくれたら教えてやろう。それと其方からは竜王様の匂いがするから気になるのじゃ」
「なら僕を楽しませてくれたら教えて上げますよ!」
「戯け!小僧が!」
とりあえず鑑定。
【レベル】615
【名前】無し
【種族】風竜
【称号】古代竜
【体力】3800000/3800000
【魔力】4500000/4500000
【スキル】
風護膜
風拳
風剛璧
風刃
風の息吹
魔法特防竜化
人化
強えぇぇ、マジか。
フォースにも負けず劣らずの能力値にスキル、風に特化してるな。
さて、どう倒してやろっかな?
「見たところお主は弱すぎるのじゃ。全然魔力を感じないのじゃ。これじゃ瞬殺じゃ」
そりゃ魔力の放出を常人並にしてるからなぁ!完全に舐めてやがる!
決めた、ワンパンで殺す!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
いつも読んでくださってありがとうございます!
次回!
古代竜死す
デゥエルスタンバイ!
依頼を受けた冒険者全員がそれぞれのダンジョンから帰ってきた。とても良いビデオが撮れたから結果は大満足だ!
それにしても1つだけ誤算があった。Sランクパーティー《剣魔一体》が戦った古代竜が人化していたことだ。人語を理解し、フォースさえも持ってなかった人化スキルを持っている。それにやつは『こんなところに呼びおって』とも言っていた。
呼ぶ?魔物ガチャは召喚なのか?
そこら辺も詳しく聞きたい。なので後で会いに行く事にした。
その前に冒険者達を送んないと!報酬はギルドに預けてるから訓練所に転移でいいかな?
このダンジョンは結構考えて作ったし、見た感じルイの采配は完璧だ。感想聞いとくか。
「ダンジョンはどうでした?」
「「「楽しかったです!」」」
「僕達《ウルフ狩り》はすごくいい経験になったと思います。連携や相手が大勢の場合など色々な戦闘を経験出来て、尚且つレベルも上がったので大満足です!」
「私達《ダブルプリズン》もとてもいい経験でした。特に相手が自分達よりも格上の場合の連携練習が出来たので良かったです!」
「そうですか!そう言ってもらえて嬉しいです!《剣魔一体》はどうでしたか?」
「俺達は自分達の実力がどの程度なのか分かったので良かったです。正直Sランクだからって自惚れていました。上には上がいるという事を改めて感じました」
「まだあの古代竜のことを思い出すと震えが止まらないわ…」
「私の全力が全く通じなかった…」
あちゃー、こりゃトラウマになっちゃったか?励ましてやるか。
「落ち込まないでくださいよ!僕もあなた達を見てましたがあれは勝てなくてもしょうがない相手です。それに皆さんの実力は間違いなくSSランク上位に匹敵します。レイさんの風刃一閃もザクさんの一撃もリアさんの魔法技術も、どれもこれもが素晴らしい技術だと思いますよ!」
これは実際本当のことだ。特にザクさんの一撃は下位のドラゴンなら一撃で粉砕できるレベルだ。
「英雄様にそう言ってもらえるとありがたいです」
「それはよかったです!」
「私の魔法が全く通じなかったのに褒められても嬉しくないわよ!何が英雄よ!ならあなたはあの化け物を倒せるっていうの?」
「ちょ、ちょっとリア!言い過ぎだよ!でも、私はリアの言ってることは間違ってるとは思いません。正直あの恐怖を味わってもないのに言わないで欲しいと思ってます」
「すみません、そちらの気も考えずに。ですが舐めてもらっては困ります。あの程度の雑魚なら瞬殺出来ますよ。なんならこちらもあの古代竜に用があるので一緒に来ますか?僕の強さを証明します」
俺が言った言葉に反応して、カチンときてしまったようだ。
そんなつもりは無かったんだが…
まあいいか。俺の実力を示すいい機会だ。
「ならやってみせなさいよ!」
「いくら英雄様とはいえその言葉は納得出来ませんね」
「い、いいんですか?俺たちがついて行っても」
「全然大丈夫ですよ!他の皆さんはどうしますか?」
「い、いえ、僕達は大丈夫です…」
「わ、私達も…」
「Sランクが恐怖する魔物なんて見たくもないです…」
「では先に冒険者ギルドに転移しましょうか!捕まってください」
冒険者ギルドに2つのパーティーを送った後、ダンジョンに戻ってきた。
「それじゃ行きましょうか、転移」
ボス部屋の前に転移した。気温は変わってないはずなのにここからでも分かるほど空気が冷たい。肌に刺さるような感覚がある。俺は扉を開けた。中には少女姿の古代竜がいた。
うん、強いな。魔力が多すぎる。
「む?また来たのか?」
「彼らは付き添いですよ。用があるのは僕です」
「何の用じゃ?ワシはこれからマスターとナービと晩ご飯を食べるのじゃ。早く言うのじゃ」
「じゃあ単刀直入に聞きます。なぜ人化のスキルを持ってるんですか?」
「そんなことか?いいじゃろう。ワシを楽しませてくれたら教えてやろう。それと其方からは竜王様の匂いがするから気になるのじゃ」
「なら僕を楽しませてくれたら教えて上げますよ!」
「戯け!小僧が!」
とりあえず鑑定。
【レベル】615
【名前】無し
【種族】風竜
【称号】古代竜
【体力】3800000/3800000
【魔力】4500000/4500000
【スキル】
風護膜
風拳
風剛璧
風刃
風の息吹
魔法特防竜化
人化
強えぇぇ、マジか。
フォースにも負けず劣らずの能力値にスキル、風に特化してるな。
さて、どう倒してやろっかな?
「見たところお主は弱すぎるのじゃ。全然魔力を感じないのじゃ。これじゃ瞬殺じゃ」
そりゃ魔力の放出を常人並にしてるからなぁ!完全に舐めてやがる!
決めた、ワンパンで殺す!
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いつも読んでくださってありがとうございます!
次回!
古代竜死す
デゥエルスタンバイ!
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