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第六章 勇者編
勇者の町巡り (1)
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勇者の町巡り (1)
僕達4人が召喚されてから3ヶ月が経った。相変わらず僕達は訓練に励んでいる。レベルは変わらないがスキルを何個か獲得した。どうやらレベルとは関係なしに獲得できるようだ。
湊と葵はその努力の証なのか、多くのスキルを獲得していた。どれもこれも強力なものばかりで、すでに2人がかりなら騎士団長のべヘルさんを圧倒できるほどだった。
渚はスキルは1個しか獲得してないが魔法の上達速度が異常なほど速い。すでに上級魔法が使えるようになっていて、ステータスの差がなければアクさんと同じぐらいの強さだろう。
僕はというと最初の2ヶ月で魔法の基礎を習得して、後の1ヶ月は剣の訓練に励んだ。魔法に関しては中級を使えるようになったぐらいだ。
この世界の知識や常識のことについてはここ3ヶ月で全部教え終わったようだった。どうやらこの世界は比較的平和なようで魔王と呼ばれている者は魔族は統べているから魔王と呼ばれているだけで悪ではないらしい。正式名称は魔族の王だそうだ。
僕達は、じゃあなぜ召喚した?と疑問に思ったが宰相にすぐに教えてもらった。
宰相曰く、この世界に魔王と呼ばれる存在が2つあって、1つは先程も言ってた魔族の王。比較的平和で悪ではない。
そしてもう1つが魔物の王、すなわち理性がない。前例として400年前に魔王が出現した際には、一つの大陸から人類が滅ぶほどだったが、この国が勇者召喚を行い討伐されたそうだ。こちらの魔王は完全なる悪だ。人々に危害を加える存在だ。今のところ被害報告はないが、宰相曰く力を蓄えてるそうだ。
早く討伐して被害を出さないようにしないと!
他にもこの世界の硬貨のこと、平均ステータスや冒険者ギルドのことも教えてもらった。いかに僕達が規格外か分かった。
この世界は楽しい。僕の刺激のない退屈な生活を変えてくれたから。だから僕はこの世界に貢献したい。
とまあそんなわけで訓練も知識も充分になったので町に出る許可が降りた。もちろん護衛としてアクさんがついてくる。だがすごい楽しみだ!なんたって異世界だからね!
「初めてみる異世界の町!どんなところかな??」
「そうだな!すごい楽しみだぜ!」
「ん」
「では行きましょう皆様、今日は皆様の行きたいところに行っていただいて結構です!ですが厳則として4人同時に行動すること、護衛の私から離れないことを守ってくださいね!」
「「「「はい!」」」」
そうして僕達は王城の門をくぐって町に出た。そこに広がる光景に感動してしまった。漫画やアニメで見た光景が目の前にある!改めて異世界って感じがするなー!
「どうですか?ここがフリーデン王国の王都です」
「すげ~!まさに中世ヨーロッパって感じだな!」
「そうね!なんか感動!」
「すごい」
「それで皆様の行きたいところはどこでしょうか?」
「「冒険者ギルド!」」
「料理屋さん」
「僕はみんなに合わせるよ」
湊と葵が冒険者ギルドに行きたいらしい。陛下からは登録はしないでくれとのことだが、それでも日本で生きてきたなら普通は行きたくなるよなー。
渚は料理屋に行きたいと言った。正直僕もすごい興味がある。王城で出されるのはどれも高級そうな食べ物ばかりだったから普段はどんな物を食べるのか気になってしょうがない。
「では冒険者ギルドに行った後、料理屋で何か食べましょうか」
「「「「賛成!」」」」
そんなわけで冒険者ギルドに着いた。町の中を歩いてる感じでは、治安は悪くなさそうだ。人もたくさんいて屋台なんかもあった。初めてみる獣人やエルフには驚いたものだ。途中で『アルベルトの英勇譚』という本がものすごい数売れていたが気にしないでおこう。
さて冒険者ギルドに入ったんだがこちらを見る視線が痛い。なぜだろうか?
そう思っていると1人の男が近づいてきた。
「よぉ坊ちゃん達!どこの貴族のボンボンか知らねえが痛い目にあいたくなかったらちょっと金貸してくれねえかな?」
なんだこの人!態度悪!こういうのなんて言うんだっけ?えーと、テンプレだったかな?僕達の服装がちょっと豪華だったから貴族と思ったのだろう。
アクさんが「私に任せてください」と言って僕達の前に出た。
「あぁ?なんだ?俺と遊びてぇのか?俺は歓迎するぜ?ガハハッ!」
「はぁ、あなた私を誰だと思ってるんですか?このバッチが見えませんか?」
そう言ってアクさんはバッチを見せた。
「あ?そのバッチがなんだってーーーーーーんなッ!」
男の顔がバッチを見てどんどん青くなっていく。
「すみませんッ!宮廷魔術師団長様とは知らずに無礼を!どうかお許しください!」
「次からこのようなことがないように。見つけた場合は厳罰に処すので」
「ヒィッ!」
男は慌ててギルドを出て行った。バッチの効果すごいな。アクさんってやっぱりすごい人なんだなー。冒険者を追い払った後、この騒ぎを見ていた受付の人がギルドマスターを呼んできた。
「何事だ!ってアク様じゃないですか!なんの御用でしょうか?」
二階から強面のおっさんが出てきた。アクさんと知り合いらしい。
「いや今日は見学に来ただけです」
「そうですか、そちらの方々は?」
「今は言えません。なのでギルドマスターの部屋に案内してくれませんか?」
「はい、分かりました」
それから二階に上がってギルドマスターの執務室に入った。
「この4人は3ヶ月前に召喚された勇者一行です。このことは他言無用にしてください。今日はギルドの見学がてらどのような活動なのかを説明していただきたい」
「なるほど、そうでしたか!私はフリーデン王国冒険者ギルド統括のケビンと申します。よろしくお願いします」
「「「「よろしくお願いします!」」」」
その後ケビンさんに冒険者ギルドの事を色々教えてもらった。その制度やランクなどの説明を聞いて、僕達はとても感心した。この制度ならいざこざが起こらないと思う。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
いつも読んでくださってありがとうございます!今日はもう1話更新しようとおもいます!これからも応援よろしくお願いします!
僕達4人が召喚されてから3ヶ月が経った。相変わらず僕達は訓練に励んでいる。レベルは変わらないがスキルを何個か獲得した。どうやらレベルとは関係なしに獲得できるようだ。
湊と葵はその努力の証なのか、多くのスキルを獲得していた。どれもこれも強力なものばかりで、すでに2人がかりなら騎士団長のべヘルさんを圧倒できるほどだった。
渚はスキルは1個しか獲得してないが魔法の上達速度が異常なほど速い。すでに上級魔法が使えるようになっていて、ステータスの差がなければアクさんと同じぐらいの強さだろう。
僕はというと最初の2ヶ月で魔法の基礎を習得して、後の1ヶ月は剣の訓練に励んだ。魔法に関しては中級を使えるようになったぐらいだ。
この世界の知識や常識のことについてはここ3ヶ月で全部教え終わったようだった。どうやらこの世界は比較的平和なようで魔王と呼ばれている者は魔族は統べているから魔王と呼ばれているだけで悪ではないらしい。正式名称は魔族の王だそうだ。
僕達は、じゃあなぜ召喚した?と疑問に思ったが宰相にすぐに教えてもらった。
宰相曰く、この世界に魔王と呼ばれる存在が2つあって、1つは先程も言ってた魔族の王。比較的平和で悪ではない。
そしてもう1つが魔物の王、すなわち理性がない。前例として400年前に魔王が出現した際には、一つの大陸から人類が滅ぶほどだったが、この国が勇者召喚を行い討伐されたそうだ。こちらの魔王は完全なる悪だ。人々に危害を加える存在だ。今のところ被害報告はないが、宰相曰く力を蓄えてるそうだ。
早く討伐して被害を出さないようにしないと!
他にもこの世界の硬貨のこと、平均ステータスや冒険者ギルドのことも教えてもらった。いかに僕達が規格外か分かった。
この世界は楽しい。僕の刺激のない退屈な生活を変えてくれたから。だから僕はこの世界に貢献したい。
とまあそんなわけで訓練も知識も充分になったので町に出る許可が降りた。もちろん護衛としてアクさんがついてくる。だがすごい楽しみだ!なんたって異世界だからね!
「初めてみる異世界の町!どんなところかな??」
「そうだな!すごい楽しみだぜ!」
「ん」
「では行きましょう皆様、今日は皆様の行きたいところに行っていただいて結構です!ですが厳則として4人同時に行動すること、護衛の私から離れないことを守ってくださいね!」
「「「「はい!」」」」
そうして僕達は王城の門をくぐって町に出た。そこに広がる光景に感動してしまった。漫画やアニメで見た光景が目の前にある!改めて異世界って感じがするなー!
「どうですか?ここがフリーデン王国の王都です」
「すげ~!まさに中世ヨーロッパって感じだな!」
「そうね!なんか感動!」
「すごい」
「それで皆様の行きたいところはどこでしょうか?」
「「冒険者ギルド!」」
「料理屋さん」
「僕はみんなに合わせるよ」
湊と葵が冒険者ギルドに行きたいらしい。陛下からは登録はしないでくれとのことだが、それでも日本で生きてきたなら普通は行きたくなるよなー。
渚は料理屋に行きたいと言った。正直僕もすごい興味がある。王城で出されるのはどれも高級そうな食べ物ばかりだったから普段はどんな物を食べるのか気になってしょうがない。
「では冒険者ギルドに行った後、料理屋で何か食べましょうか」
「「「「賛成!」」」」
そんなわけで冒険者ギルドに着いた。町の中を歩いてる感じでは、治安は悪くなさそうだ。人もたくさんいて屋台なんかもあった。初めてみる獣人やエルフには驚いたものだ。途中で『アルベルトの英勇譚』という本がものすごい数売れていたが気にしないでおこう。
さて冒険者ギルドに入ったんだがこちらを見る視線が痛い。なぜだろうか?
そう思っていると1人の男が近づいてきた。
「よぉ坊ちゃん達!どこの貴族のボンボンか知らねえが痛い目にあいたくなかったらちょっと金貸してくれねえかな?」
なんだこの人!態度悪!こういうのなんて言うんだっけ?えーと、テンプレだったかな?僕達の服装がちょっと豪華だったから貴族と思ったのだろう。
アクさんが「私に任せてください」と言って僕達の前に出た。
「あぁ?なんだ?俺と遊びてぇのか?俺は歓迎するぜ?ガハハッ!」
「はぁ、あなた私を誰だと思ってるんですか?このバッチが見えませんか?」
そう言ってアクさんはバッチを見せた。
「あ?そのバッチがなんだってーーーーーーんなッ!」
男の顔がバッチを見てどんどん青くなっていく。
「すみませんッ!宮廷魔術師団長様とは知らずに無礼を!どうかお許しください!」
「次からこのようなことがないように。見つけた場合は厳罰に処すので」
「ヒィッ!」
男は慌ててギルドを出て行った。バッチの効果すごいな。アクさんってやっぱりすごい人なんだなー。冒険者を追い払った後、この騒ぎを見ていた受付の人がギルドマスターを呼んできた。
「何事だ!ってアク様じゃないですか!なんの御用でしょうか?」
二階から強面のおっさんが出てきた。アクさんと知り合いらしい。
「いや今日は見学に来ただけです」
「そうですか、そちらの方々は?」
「今は言えません。なのでギルドマスターの部屋に案内してくれませんか?」
「はい、分かりました」
それから二階に上がってギルドマスターの執務室に入った。
「この4人は3ヶ月前に召喚された勇者一行です。このことは他言無用にしてください。今日はギルドの見学がてらどのような活動なのかを説明していただきたい」
「なるほど、そうでしたか!私はフリーデン王国冒険者ギルド統括のケビンと申します。よろしくお願いします」
「「「「よろしくお願いします!」」」」
その後ケビンさんに冒険者ギルドの事を色々教えてもらった。その制度やランクなどの説明を聞いて、僕達はとても感心した。この制度ならいざこざが起こらないと思う。
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