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第五章 魔族編
神の仕事
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神の仕事
フォヴァとカテリーナが冒険者登録をした次の日、定期テストの試験結果が貼り出されるので学園に転移した。正直あんな簡単なテストで間違える方が難しいと思う。最後の問題だけ教科書を読み込んでないと解けないレベルだったが俺としては余裕だった。
「おはようみんな」
「「おはよう!」」
「テスト結果ってどこに貼り出されるの?」
「え、校門くぐった所貼り出されてたぞ?転移で来るからわからなくなるんだよ」
「まじで?結果どうだった?」
「自分で見に行けって言いたいところだけどお前らは結果なんて見なくても分かってるもんな。アルとメアが満点で同率1位だったぞ。俺とカテリーナは最後の問題がわからなくて99点で同率2位だ」
「おおー!わかってたけど満点でよかったー!」
「だから勉強もある程度終わってるし、今日から集中して稽古できるぜ!」
「そうだな、私もSSランク冒険者になったからといって自惚れているようじゃまだまだだ。これからも稽古をつけてくれアル君」
「うん!でも今日は僕用事があるからまた今度ね!暇なら2人で依頼とか受ければ?小遣い稼ぎにもなるし!」
「用事があるなら仕方ないな。じゃあカテリーナ一緒に依頼受けようぜ!」
「わかった、報酬は2人で山分けだ」
そんな話をしていると教室の扉が開いた。通常クラスはこのまま授業があるがSクラスの俺達は試験結果の確認とホームルームで今日は終了だ。
「みんなおはよう!試験結果は見た?」
「「「「おはようございます!見ました!」」」」
「4人ともいい成績だったわよ!これからもその調子でよろしくね!このクラスの夏休み前の学園は今日が最後だから夏休みの宿題と夏休み中の過ごし方とか夏休み明けの予定とかが書いてある手紙を配っておくね!」
サリー先生から連絡事項が伝えられて家に帰ったら手紙に目を通しとこうと思った。学園が終わって屋敷に帰った後、ふと神達との約束を思い出した。そう、神の仕事についてだ。戦争とかあったから普通に忘れてた。怒ってないかな?
俺は神界に転移した。一年ほど前に転移してみようと思った時は出来なかったけど神になったことでできるようになった。
「主神様、忘れておられたのじゃ?」
「す、すみません。最近戦争とかあったんで忘れてました」
「主神様、敬語はやめていただきたいのじゃ。今はワシら神の頂点に立つお方じゃ。気安く話して欲しいのじゃ」
「わかった」
「それで今日は神の仕事についてでしたな。まあまずは座ってほしいのじゃ」
そこにはいつものテーブルとイスが並べられていていつも座ってるところに座った。
「神の仕事について簡単に説明すると世界を見守ることじゃ。何か異変が起こったら神託を下したり、魔剣聖剣を技巧神が作って地上に授けたりするのじゃ。神それぞれが起こった問題を対処して過ごすのじゃ。ここまではいいですか?」
「うん!他は何するの?」
「あとは気に入ったやつにステータスの儀の時に加護を与えたり、勇者召喚や転生、転移などじゃな」
「おおぉー!!面白そうだね!」
「勇者召喚や転生、転移は主神専用のスキルなのじゃ。あとで確認して欲しいのじゃ」
「わかった!」
「次に神のルールじゃ。神のルールは大きく分けて2つじゃ、一つは仕事を放棄しないこと、もう一つは主神に逆らわないことじゃ、これ以外は基本自由なのじゃ」
「なるほど!よくわかったよ!世界を見守るのって世界眼だよね?それって神界にいなくても大丈夫でしょ?俺はしばらく地上で暮らすからそのつもりでよろしくね!今日はありがとう!」
神の仕事についてわかったので屋敷に戻ることにした。
フォヴァとカテリーナが冒険者登録をした次の日、定期テストの試験結果が貼り出されるので学園に転移した。正直あんな簡単なテストで間違える方が難しいと思う。最後の問題だけ教科書を読み込んでないと解けないレベルだったが俺としては余裕だった。
「おはようみんな」
「「おはよう!」」
「テスト結果ってどこに貼り出されるの?」
「え、校門くぐった所貼り出されてたぞ?転移で来るからわからなくなるんだよ」
「まじで?結果どうだった?」
「自分で見に行けって言いたいところだけどお前らは結果なんて見なくても分かってるもんな。アルとメアが満点で同率1位だったぞ。俺とカテリーナは最後の問題がわからなくて99点で同率2位だ」
「おおー!わかってたけど満点でよかったー!」
「だから勉強もある程度終わってるし、今日から集中して稽古できるぜ!」
「そうだな、私もSSランク冒険者になったからといって自惚れているようじゃまだまだだ。これからも稽古をつけてくれアル君」
「うん!でも今日は僕用事があるからまた今度ね!暇なら2人で依頼とか受ければ?小遣い稼ぎにもなるし!」
「用事があるなら仕方ないな。じゃあカテリーナ一緒に依頼受けようぜ!」
「わかった、報酬は2人で山分けだ」
そんな話をしていると教室の扉が開いた。通常クラスはこのまま授業があるがSクラスの俺達は試験結果の確認とホームルームで今日は終了だ。
「みんなおはよう!試験結果は見た?」
「「「「おはようございます!見ました!」」」」
「4人ともいい成績だったわよ!これからもその調子でよろしくね!このクラスの夏休み前の学園は今日が最後だから夏休みの宿題と夏休み中の過ごし方とか夏休み明けの予定とかが書いてある手紙を配っておくね!」
サリー先生から連絡事項が伝えられて家に帰ったら手紙に目を通しとこうと思った。学園が終わって屋敷に帰った後、ふと神達との約束を思い出した。そう、神の仕事についてだ。戦争とかあったから普通に忘れてた。怒ってないかな?
俺は神界に転移した。一年ほど前に転移してみようと思った時は出来なかったけど神になったことでできるようになった。
「主神様、忘れておられたのじゃ?」
「す、すみません。最近戦争とかあったんで忘れてました」
「主神様、敬語はやめていただきたいのじゃ。今はワシら神の頂点に立つお方じゃ。気安く話して欲しいのじゃ」
「わかった」
「それで今日は神の仕事についてでしたな。まあまずは座ってほしいのじゃ」
そこにはいつものテーブルとイスが並べられていていつも座ってるところに座った。
「神の仕事について簡単に説明すると世界を見守ることじゃ。何か異変が起こったら神託を下したり、魔剣聖剣を技巧神が作って地上に授けたりするのじゃ。神それぞれが起こった問題を対処して過ごすのじゃ。ここまではいいですか?」
「うん!他は何するの?」
「あとは気に入ったやつにステータスの儀の時に加護を与えたり、勇者召喚や転生、転移などじゃな」
「おおぉー!!面白そうだね!」
「勇者召喚や転生、転移は主神専用のスキルなのじゃ。あとで確認して欲しいのじゃ」
「わかった!」
「次に神のルールじゃ。神のルールは大きく分けて2つじゃ、一つは仕事を放棄しないこと、もう一つは主神に逆らわないことじゃ、これ以外は基本自由なのじゃ」
「なるほど!よくわかったよ!世界を見守るのって世界眼だよね?それって神界にいなくても大丈夫でしょ?俺はしばらく地上で暮らすからそのつもりでよろしくね!今日はありがとう!」
神の仕事についてわかったので屋敷に戻ることにした。
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