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第五章 魔族編
神の力
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神の力
教会から帰った日の夜、みんなに主神になったことを伝えるか迷っていたが、結局仲間達には伝えることにした。
「みんな大事な話がある、聞いてくれ。突然なんだが今日教会に行ってお祈りをしたら神様達に主神になってくれって言われちゃいました、はい」
「「「は!?主神!?」」」
エディとフォースとシロは俺が言ったことを理解したようで驚いている。メアやライ達は何のことかわかっていないようで首をかしげてる。
「うん、僕もビックリしちゃってね。でもこの世界の頂点に君臨する者が強制的に主神になるらしいから拒否権はなかったんだよね」
「ちょっと待ってください!何でいきなり主神なんですか?もっとこう段階というかなんかそんな感じのはなかったんですか?」
「段階って言えるかわからないけど、僕元々神の使徒だし」
「し、使徒様!?道理であんなに強かったんですね」
「うん!メア達に分かりやすく言うと、この世界で1番偉くなったんだ!神様よりも!」
「ご主人様すごいなの!」
「アル君が主神様…この世界で1番偉い人の妻…それってすごいね!」
「主殿はすごいのー」
「全くアルには驚かされてばっかだぜ!」
「でしょでしょ!とまあそれで僕も神になったから神専用の魔法とかスキル使えるんだよ!ちょっと使ってみるね!世界眼!」
その瞬間俺の頭にはものすごい量の情報が入ってきた。パンクすると思ったが神になった影響で全然大丈夫だった。神様すげー!!
まず入ってきた情報はみんなのステータスだ。うん、みんなチートだ。この際だからエディのステータスもちゃんと見ておく。
【レベル】198
【名前】エディ
【種族】魔族
【称号】魔王軍幹部 テレポーター 魔法に愛される者 氷魔法が使える者
【体力】10000/10000
【魔力】160000/160000
【魔法】
火魔法
風魔法
土魔法
氷魔法
闇魔法
生活魔法
【スキル】
魔法の才
隠密
気配隠蔽
気配察知
魔力隠蔽
完全抵抗
【加護】
魔法神の加護
商業神の加護
おー!氷魔法!水魔法から派生したやつだ!本来固有魔法は100万人に1人の確率で持っていると言われていて、その強さは他の属性魔法より強力だとか。それを持ってるエディは100万人に1人の天才ということだ!
基本ステータスにしても能力値が高いし、何より《賢者》と同じで完全抵抗を持ってる!これは強力だ。
うん、チート確定だな!
そして次に入ってきた情報は、まるで世界を上から見渡した感じのような全てが鮮明に分かる。遠くで離れている場所でもまだ行ったことがない場所でもどこになにがあってどんな会話をしてるかまで分かる!すんげー!
最後に入ってきた情報は相手がなにを考えているかだ!これには驚いた!だって相手がこの後なにをしようとしてるかなにを思ってるかまで完璧に分かってしまうのだ!
これらの情報が入ってきて改めて神になったことを実感させられた。
この能力【世界眼】は情報を限定することもできるみたいなのでとても便利だ!
あれから3週間が経った。こちらの兵は1万5000ほど集まったが相手の総数を聞いてみんな絶望していた。だが俺の作戦を聞いてみんなはとても明るい顔になった。
俺の作戦はまず初めに兵士全員に俺の強化魔法をかけて全能力を100倍にする。とてつもない量の魔力を消費するがすでに俺の魔力は測定不能。使ってみても全然減った気がしなかった。兵達はみんな力が溢れてくるとか言ってジャンプしたり模擬戦をしたりしていた。もちろんジャンプは軽く15メートルは跳べるし模擬戦のスピードも半端ない。
その後俺が作った時空間魔法 【ゲート】で王都から一気に平原まで移動し、世界眼でタイミングを見極めて爆裂魔法を開戦の合図として奇襲をかけるという戦法だ。魔法を使う魔族もいるのであらかじめ結界を張って使えなくしておく。
ちなみに【ゲート】とは空間と空間をつなぐ通り道を作って固定し、転移と同じように距離を一瞬で移動する魔法だ。
戦術としては相手を囲い込むように周りから攻めて、逃げ場をなくして戦力を減らしていく感じだ。この戦術を俺は籠目の陣と名付けた。我ながら結構いい戦術だと思う。
そしてとうとう魔王軍が平原を進軍し始めて開戦の合図をする時がきた。
教会から帰った日の夜、みんなに主神になったことを伝えるか迷っていたが、結局仲間達には伝えることにした。
「みんな大事な話がある、聞いてくれ。突然なんだが今日教会に行ってお祈りをしたら神様達に主神になってくれって言われちゃいました、はい」
「「「は!?主神!?」」」
エディとフォースとシロは俺が言ったことを理解したようで驚いている。メアやライ達は何のことかわかっていないようで首をかしげてる。
「うん、僕もビックリしちゃってね。でもこの世界の頂点に君臨する者が強制的に主神になるらしいから拒否権はなかったんだよね」
「ちょっと待ってください!何でいきなり主神なんですか?もっとこう段階というかなんかそんな感じのはなかったんですか?」
「段階って言えるかわからないけど、僕元々神の使徒だし」
「し、使徒様!?道理であんなに強かったんですね」
「うん!メア達に分かりやすく言うと、この世界で1番偉くなったんだ!神様よりも!」
「ご主人様すごいなの!」
「アル君が主神様…この世界で1番偉い人の妻…それってすごいね!」
「主殿はすごいのー」
「全くアルには驚かされてばっかだぜ!」
「でしょでしょ!とまあそれで僕も神になったから神専用の魔法とかスキル使えるんだよ!ちょっと使ってみるね!世界眼!」
その瞬間俺の頭にはものすごい量の情報が入ってきた。パンクすると思ったが神になった影響で全然大丈夫だった。神様すげー!!
まず入ってきた情報はみんなのステータスだ。うん、みんなチートだ。この際だからエディのステータスもちゃんと見ておく。
【レベル】198
【名前】エディ
【種族】魔族
【称号】魔王軍幹部 テレポーター 魔法に愛される者 氷魔法が使える者
【体力】10000/10000
【魔力】160000/160000
【魔法】
火魔法
風魔法
土魔法
氷魔法
闇魔法
生活魔法
【スキル】
魔法の才
隠密
気配隠蔽
気配察知
魔力隠蔽
完全抵抗
【加護】
魔法神の加護
商業神の加護
おー!氷魔法!水魔法から派生したやつだ!本来固有魔法は100万人に1人の確率で持っていると言われていて、その強さは他の属性魔法より強力だとか。それを持ってるエディは100万人に1人の天才ということだ!
基本ステータスにしても能力値が高いし、何より《賢者》と同じで完全抵抗を持ってる!これは強力だ。
うん、チート確定だな!
そして次に入ってきた情報は、まるで世界を上から見渡した感じのような全てが鮮明に分かる。遠くで離れている場所でもまだ行ったことがない場所でもどこになにがあってどんな会話をしてるかまで分かる!すんげー!
最後に入ってきた情報は相手がなにを考えているかだ!これには驚いた!だって相手がこの後なにをしようとしてるかなにを思ってるかまで完璧に分かってしまうのだ!
これらの情報が入ってきて改めて神になったことを実感させられた。
この能力【世界眼】は情報を限定することもできるみたいなのでとても便利だ!
あれから3週間が経った。こちらの兵は1万5000ほど集まったが相手の総数を聞いてみんな絶望していた。だが俺の作戦を聞いてみんなはとても明るい顔になった。
俺の作戦はまず初めに兵士全員に俺の強化魔法をかけて全能力を100倍にする。とてつもない量の魔力を消費するがすでに俺の魔力は測定不能。使ってみても全然減った気がしなかった。兵達はみんな力が溢れてくるとか言ってジャンプしたり模擬戦をしたりしていた。もちろんジャンプは軽く15メートルは跳べるし模擬戦のスピードも半端ない。
その後俺が作った時空間魔法 【ゲート】で王都から一気に平原まで移動し、世界眼でタイミングを見極めて爆裂魔法を開戦の合図として奇襲をかけるという戦法だ。魔法を使う魔族もいるのであらかじめ結界を張って使えなくしておく。
ちなみに【ゲート】とは空間と空間をつなぐ通り道を作って固定し、転移と同じように距離を一瞬で移動する魔法だ。
戦術としては相手を囲い込むように周りから攻めて、逃げ場をなくして戦力を減らしていく感じだ。この戦術を俺は籠目の陣と名付けた。我ながら結構いい戦術だと思う。
そしてとうとう魔王軍が平原を進軍し始めて開戦の合図をする時がきた。
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