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第四章 学園入学編
道場破りじゃなくてギルド破り?
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道場破りじゃなくてギルド破り?
「たのもー!俺の名はガジ!このギルドで1番強い奴を出せ!」
王城に転移しようと思ったらガジとかいう奴がギルドの入り口で大声で叫んだ。ほんっとにタイミングわりー奴だな!マジでちょっとイラつく。
これはお仕置きが必要だな。
俺とギルドマスターのガイルは何事かと急いで一階に降りてった。
「あんたがここのギルドマスターか?俺はガジ!1番強い奴を出してもらおう。」
銀髪のそこそこイケメンな青年、こいつがガジか。まじで舐めてんな。
「それはわかったからなんでそんな道場破りみたいなことするんだ?」
「俺は田舎の村から出てきた。俺はその村でずば抜けて強く自分がどのくらいなのか試したくなったんだ!だから村を出て一気にこの王都のギルドまで来たってわけだ!そんなことより1番強い奴を出せ!」
まあその気持ちわからなくもないけど、そんな煽るようなことしなくても大丈夫だと思う。ガイルさんにも敬語も使ってないし。こいつ礼儀がなってないな。お仕置きだ。
そんなことを思ってると、この状況に気を悪くしたのかゴルゴがこっちに来た。相当不機嫌な顔つきだ。
「おいてめー!俺らのギルドマスターに舐めた態度とってんじゃねえぞ!痛い目見たくなかったらさっさと帰りな!」
いいぞゴルゴ!こういう時はなんだかんだ頼れるな。
「は?ってお前オーガかよ!じゃあ最初の相手はお前で決まりだな!オーガ討伐をしなくては!」
「余程痛い目に会いたいようだな?お前腕には自信あるようだがここじゃそう簡単にはいかねーぜ?」
うわー、ガジとかいう奴にもオーガって言われてんじゃん。俺の仲間に舐めた口聞いてんな。もういいよ。ちょっくら脅すか。
そういって俺は魔力半分程度で威圧を放ちながら近づいていった。
「やあやあ、うちのギルドでよくも舐めた口聞いてんな?お前の相手は俺がしてやるよ。ゴルゴ、この野郎の相手かわってくんねーか?」
ガジは俺の魔力に当てられて跪く体勢になっている。
「なんだこの魔力は!!貴様!何の小細工を使ったか知らねーがやめとけ!今なら痛い目見ないですむぜ?」
「わかりやした兄貴!おいお前!兄貴に向かって頭が高いぞ!この中で1番強いのは兄貴だ!」
みんな地面にひれ伏して苦しそうにしてたり、中には気絶してる人までいたのでとりあえず威圧と魔力放出をやめた。
「は?こんなガキが強いわけねえだろ!このガジ様を舐めてんのか!」
「君さ、今俺の魔力に当てられてなにもできなかったよね?って言っても伝わらないよね。よし!それじゃあギルドマスター公認のもと決闘だ!みんなそれでいいかい?」
「ちっ!しょうがねーな。ガキを痛ぶるのは好きじゃないんだがこうまで舐められちゃ黙って引き下がるわけにも行かねーな。」
「わかった。俺の公認で決闘を認める!審判は俺がする。準備出来たら訓練所に来い。」
それから俺達は訓練所に移動し、とうとう決闘の時を迎えた。観客席はほとんど満員で「アルさんやっちゃってください!」とか「痛い目みしてやれー!」とか色々聞こえる。
ガジはロングソードで戦うらしい。普通決闘は木剣で行われるが、俺がいつも使ってる武器でいいと言ったらギルドマスターは認めてくれた。
正直俺は木剣でも真剣でも変わらないんたよね。
「ではこれからアル君とガジ君の決闘を始める!開始!」
「先手はあげるよ。どこからでもどうぞ。」
「ずいぶんと舐められたものだ。では本気でいくぞ!あとで謝られても困るからな!身体強化、風魔法付与、瞬発!いくぜオラァァあ!」
力と素早さ任せだな。全然技術がなってない。力と素早さに関してはAランク冒険者も狙えそうなくらいだから申し分ない。村で1番だったってのも納得だな。だが、お仕置きはお仕置きだ。この程度でギルドに喧嘩売ったんだからな。
「時間停止!火神流魔闘術 関節曲げ!」
ゴルゴと対戦したときのように時間を止めて体の至る所の関節をねじ曲げた。時間を止めているので一気に痛みが襲いかかるだろう。
そして時間を動かした。
「ウギャアァァア!」
ガジは痛みに耐えきれずに気絶した。ギルドに喧嘩売ったんだからこれくらいはしないとな!ざまぁみやがれ!
「流石アルさんだぜ!」
「相手が悪かったな!」
「アルさんがいる時にきたのがバカだったな!」
周りから見たらアルが消えたと思ったらガジが叫んでいたのでなにがどうなったらこうなるのか分からないだろう。
俺はパーフェクトヒールを使ってガジを気絶から覚まさせた。
「これで力の差が分かったか?次からいきなり喧嘩売ったりすんなよ?」
「は、はい!すすすすすみませんでしたー!」
「この勝負アル君の勝ち!まさかここまでとは思わなかったよ。俺でもなにをしたのかさえわからなかった。」
「ありがとうございます!それじゃ王城に行ってくるので!」
そう言って俺はギルドを後にして路地裏で王城の応接室に転移した。
第四章はこれで終了となります!前回と今回は予告?みたいな感じなんで明日からの更新を楽しみにしていてください!
「たのもー!俺の名はガジ!このギルドで1番強い奴を出せ!」
王城に転移しようと思ったらガジとかいう奴がギルドの入り口で大声で叫んだ。ほんっとにタイミングわりー奴だな!マジでちょっとイラつく。
これはお仕置きが必要だな。
俺とギルドマスターのガイルは何事かと急いで一階に降りてった。
「あんたがここのギルドマスターか?俺はガジ!1番強い奴を出してもらおう。」
銀髪のそこそこイケメンな青年、こいつがガジか。まじで舐めてんな。
「それはわかったからなんでそんな道場破りみたいなことするんだ?」
「俺は田舎の村から出てきた。俺はその村でずば抜けて強く自分がどのくらいなのか試したくなったんだ!だから村を出て一気にこの王都のギルドまで来たってわけだ!そんなことより1番強い奴を出せ!」
まあその気持ちわからなくもないけど、そんな煽るようなことしなくても大丈夫だと思う。ガイルさんにも敬語も使ってないし。こいつ礼儀がなってないな。お仕置きだ。
そんなことを思ってると、この状況に気を悪くしたのかゴルゴがこっちに来た。相当不機嫌な顔つきだ。
「おいてめー!俺らのギルドマスターに舐めた態度とってんじゃねえぞ!痛い目見たくなかったらさっさと帰りな!」
いいぞゴルゴ!こういう時はなんだかんだ頼れるな。
「は?ってお前オーガかよ!じゃあ最初の相手はお前で決まりだな!オーガ討伐をしなくては!」
「余程痛い目に会いたいようだな?お前腕には自信あるようだがここじゃそう簡単にはいかねーぜ?」
うわー、ガジとかいう奴にもオーガって言われてんじゃん。俺の仲間に舐めた口聞いてんな。もういいよ。ちょっくら脅すか。
そういって俺は魔力半分程度で威圧を放ちながら近づいていった。
「やあやあ、うちのギルドでよくも舐めた口聞いてんな?お前の相手は俺がしてやるよ。ゴルゴ、この野郎の相手かわってくんねーか?」
ガジは俺の魔力に当てられて跪く体勢になっている。
「なんだこの魔力は!!貴様!何の小細工を使ったか知らねーがやめとけ!今なら痛い目見ないですむぜ?」
「わかりやした兄貴!おいお前!兄貴に向かって頭が高いぞ!この中で1番強いのは兄貴だ!」
みんな地面にひれ伏して苦しそうにしてたり、中には気絶してる人までいたのでとりあえず威圧と魔力放出をやめた。
「は?こんなガキが強いわけねえだろ!このガジ様を舐めてんのか!」
「君さ、今俺の魔力に当てられてなにもできなかったよね?って言っても伝わらないよね。よし!それじゃあギルドマスター公認のもと決闘だ!みんなそれでいいかい?」
「ちっ!しょうがねーな。ガキを痛ぶるのは好きじゃないんだがこうまで舐められちゃ黙って引き下がるわけにも行かねーな。」
「わかった。俺の公認で決闘を認める!審判は俺がする。準備出来たら訓練所に来い。」
それから俺達は訓練所に移動し、とうとう決闘の時を迎えた。観客席はほとんど満員で「アルさんやっちゃってください!」とか「痛い目みしてやれー!」とか色々聞こえる。
ガジはロングソードで戦うらしい。普通決闘は木剣で行われるが、俺がいつも使ってる武器でいいと言ったらギルドマスターは認めてくれた。
正直俺は木剣でも真剣でも変わらないんたよね。
「ではこれからアル君とガジ君の決闘を始める!開始!」
「先手はあげるよ。どこからでもどうぞ。」
「ずいぶんと舐められたものだ。では本気でいくぞ!あとで謝られても困るからな!身体強化、風魔法付与、瞬発!いくぜオラァァあ!」
力と素早さ任せだな。全然技術がなってない。力と素早さに関してはAランク冒険者も狙えそうなくらいだから申し分ない。村で1番だったってのも納得だな。だが、お仕置きはお仕置きだ。この程度でギルドに喧嘩売ったんだからな。
「時間停止!火神流魔闘術 関節曲げ!」
ゴルゴと対戦したときのように時間を止めて体の至る所の関節をねじ曲げた。時間を止めているので一気に痛みが襲いかかるだろう。
そして時間を動かした。
「ウギャアァァア!」
ガジは痛みに耐えきれずに気絶した。ギルドに喧嘩売ったんだからこれくらいはしないとな!ざまぁみやがれ!
「流石アルさんだぜ!」
「相手が悪かったな!」
「アルさんがいる時にきたのがバカだったな!」
周りから見たらアルが消えたと思ったらガジが叫んでいたのでなにがどうなったらこうなるのか分からないだろう。
俺はパーフェクトヒールを使ってガジを気絶から覚まさせた。
「これで力の差が分かったか?次からいきなり喧嘩売ったりすんなよ?」
「は、はい!すすすすすみませんでしたー!」
「この勝負アル君の勝ち!まさかここまでとは思わなかったよ。俺でもなにをしたのかさえわからなかった。」
「ありがとうございます!それじゃ王城に行ってくるので!」
そう言って俺はギルドを後にして路地裏で王城の応接室に転移した。
第四章はこれで終了となります!前回と今回は予告?みたいな感じなんで明日からの更新を楽しみにしていてください!
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