俺TUEEEがしたい男の転生無双！〜自重？何それ美味しいの？〜

第四章 学園入学編

召喚授業

召喚授業


「はい4人ともおはよう！今日は初授業だよ！」

「「「「サリー先生おはようございます！」」」」

昨日は放課後にフォヴァとカテリーナが弟子になったが当分は魔力操作の練習だ。修行時間は放課後で夕方の５時までとなった。昨日はとても濃い１日だったけれど今日は楽しみたいと思う！なぜなら今日は！初授業だから！

「それでは初授業の説明を行うよ！入学して初めての授業は、なんと！デレデレデレ、、デンッ！召喚魔法の実践授業でーす！！パチパチパチパチ」

うっわー、この人朝からテンション高すぎるよ。テンション高すぎサリすぎくんになっちゃってるよ。それにしても召喚魔法の授業か。召喚魔法があることは知ってたけどなんか魔法陣を紙に書いたりしないと出来ないから興味なかったんだよなー。それを学校でやれるなんて最高かよ！

「召喚魔法は魔法陣に魔力を流して召喚します！その人個人の性格や強さ、魔力の質によって何が召喚されるか決まります！魔法陣は学園が用意してるので早速訓練所に向かいましょう！」

「「「「はーい！」」」」

召喚魔法の授業を行うため少し広めの訓練所に移動した。そこにはAクラスの生徒が３０人ほどもうきていた。生徒たちはみんな召喚魔法の授業が行われるということにワクワクしているようですごく騒がしい。

「はいみんな静かに！Sクラス担任のサリーです。これから召喚魔法の実践授業を行います。」

「「「「「「お願いします！」」」」」」

「じゃあまずそこの君！見本になってくれる？」

「はい！」

どうやら最初に1人の生徒がみんなの前で実際にやってみせてからみんなが挑戦するようだ。先生をやってるだけあって生徒への教え方が非常にうまい。
そんなこんなでサリー先生が説明をし終わり、見本の生徒がみんなの前で召喚獣を呼び出した。
ボフンッて音を立てて煙が上がった。煙が晴れると中からウルフが出てきた。どうやら最初の見本の生徒はウルフを召喚したようだ。

「みんな今の見てた？これが召喚魔法です！呼び出した後、召喚獣に向かって《契約》と言ってね？そしたら召喚は無事に終わります。」

Aクラスが1人ずつ召喚魔法を行なっていくがみんなウルフやゴブリン、サーペントなどあまり強い奴は現れなかった。最後らへんにBランクのブラッドサーペントを召喚した人がいたがあまり興味ない。

そしていよいよSクラスの番が来たんだが、これがまたとんでもない結果になってしまった。

「「「「召喚！！」」」」

と言った瞬間、視界が光に包まれて目が慣れてくるとだんだん自分達が召喚した魔物が目に入ってきた。

まずフォヴァが召喚したのはSランクのミノタウロス。攻撃力と防御力に特化した魔物でとても強い。

カテリーナが召喚したのはSランクのシルバーユニコーン。その名の通り白銀の毛で頭につのが生えている。強靭な足腰をしており速度がとても速い。

メアが召喚したのは普通は見ることさえできなくどこに住んでいるかもわからない不死鳥フェニックスだ。見たものがいないためランクは測定不能。赤色の炎を纏っている。

そして俺が召喚したのも普通は見ることさえできず、どこに住んでいるかもわからない神狼フェンリルだ。こちらも測定不能。白銀の毛で他の狼の３倍くらい大きい。

「「「「契約！」」」」

「なっ！なんですかこの召喚獣たちは！」

「ミノタウロスにシルバーユニコーン、不死鳥フェニックスに神狼フェンリルです！」

「ミノタウロスにシルバーユニコーンってどちらもSランクの魔物じゃないですか！それに不死鳥フェニックスに神狼フェンリルなんて見たものがいないほどの魔物なんですよ！ほんとなんなんですか！」

まあそうなるよね！だってSランク以上の魔物が４匹もいるしね！他の生徒も固まっていたり、流石だとか言っていたり様々だ。

「もう今日は疲れたので早退します。みなさんこれで授業は終わりなので各教室に戻ってください。」

サリー先生はやつれた顔をしてそう言い残すと、職員室の方へ言ってしまった。とりあえず召喚獣達を鑑定しとくか。