45 / 114
第四章 学園入学編
勉学
しおりを挟む
勉学
「こんにちは。お名前と身分を教えてください。」
やっと俺の番が来た。
「アルベルト・フォン・エルフォードです。身分は侯爵です。」
「了解しました。このカードを持って広場に行ってください。次の方どうぞ。」
「メア・ナイト・ウォーカーです。身分は王族です。」
「了解しました。このカードを持って広場に行ってください。」
メアの番が終わったので早速広場に向かう。広場にはたくさんの受験者がいてみんな緊張した面持ちだ。まあみんなにとっちゃ難しいんだろうけど俺には関係ない。
それから数分経って1人の老人が台のような場所に上がって時間を確認している。
「えー皆さん今日はお集まりいただきありがとうございます。私はこの学園の校長をしているキースと申します。早速なんですがカードに番号が書かれていると思います。」
あっほんとだ。見んの忘れてたわ。えーと俺の番号は782番だ。メアのは1240番だ。どうやらランダムで配っているようだ。
「その番号で1から500番の方は右の方へ、501番から1000番の方は中央へ、1001番から1500番号の方は左の方へ、それ以上の方は台の方へお集まりください。」
どうやら4組にわかれて試験をおこなうようだ。ここでメアとはお別れか。
「アル君試験がんばってね!」
「メアこそ!どっちが首席か勝負だ!」
「うん!」
まあ絶対俺がとるけどなw
それは置いといて移動しよ。俺は782番だから中央か。おおー結構人数多いな。
「みんな聞こえるか!俺がこの組を担当するウォンズだ。この組は最初に勉学の試験を受ける。とりあえずついてこい!」
三十代くらいの青髪でゴツい人が担当らしい。最初は勉学かよ、でも昨日徹夜で復習したから大丈夫だよな?
ウォンズ先生についていくとでっかい体育館に着いた。ここで全員試験を受けるらしい。
「よーしここで試験を受ける。適当な席につけ!ただし不正行為をした場合は即刻退場してもらうからそのつもりで。教科は数学、歴史、魔法知識の3つだ。試験時間は3時間。それまでに3つ終わらせとくんだぞ。」
なるほどなるほど。3ついっぺんに試験を行うのか。
「それでは試験を始める。開始!!」
よし!がんばるぞ!最初は数学からいくか。
っておいおい!なんだこれ簡単すぎじゃねーか!んーとなになに、5×9はって小学生かよー!!徹夜した意味ねーじゃねーか!ふざけんなよ!
それから20分で全部の問題を終わらせた。結果どの教科も簡単すぎて話にならなかった。ただ魔法知識のテストの最後に気になる問題があった。それは転移魔法についてだ。問題を要約すると、伝説の転移魔法はまだ原理が分かってないがどのような原理だと思うか書きなさいという問題だ。
なかなかに興味が湧いたが俺にとっては分かってることなので答えを書いといてあげた。それ以外は特に何もなく見直しも終わったので寝ることにした。
「君!まだ諦めるんじゃないよ。あと2時間30分もあるんだからテストを続けなさい。」
寝ているとウォンズ先生に声をかけられた。簡単すぎて終わったから寝てるんだっつーの!!
「いえ、テストはもう終わったので寝ていました。」
「はー、何を言ってるんだね。現実をちゃんと見なさい。」
は!?なんだこいつ!ムカつくなー。終わったっつってんだろーが!
「現実を見てます。もう寝るんで邪魔しないでください。」
「分かった分かった。どうなっても知らないからな。」
やっとどっか行ったよ。これでゆっくり寝れる。
「試験終了!!筆記用具を置いて後ろから集めてこい!」
おっもう3時間経ったのか。寝たらあっという間だな。
「じゃあ次は剣術の試験に移る!ついてこい!」
「こんにちは。お名前と身分を教えてください。」
やっと俺の番が来た。
「アルベルト・フォン・エルフォードです。身分は侯爵です。」
「了解しました。このカードを持って広場に行ってください。次の方どうぞ。」
「メア・ナイト・ウォーカーです。身分は王族です。」
「了解しました。このカードを持って広場に行ってください。」
メアの番が終わったので早速広場に向かう。広場にはたくさんの受験者がいてみんな緊張した面持ちだ。まあみんなにとっちゃ難しいんだろうけど俺には関係ない。
それから数分経って1人の老人が台のような場所に上がって時間を確認している。
「えー皆さん今日はお集まりいただきありがとうございます。私はこの学園の校長をしているキースと申します。早速なんですがカードに番号が書かれていると思います。」
あっほんとだ。見んの忘れてたわ。えーと俺の番号は782番だ。メアのは1240番だ。どうやらランダムで配っているようだ。
「その番号で1から500番の方は右の方へ、501番から1000番の方は中央へ、1001番から1500番号の方は左の方へ、それ以上の方は台の方へお集まりください。」
どうやら4組にわかれて試験をおこなうようだ。ここでメアとはお別れか。
「アル君試験がんばってね!」
「メアこそ!どっちが首席か勝負だ!」
「うん!」
まあ絶対俺がとるけどなw
それは置いといて移動しよ。俺は782番だから中央か。おおー結構人数多いな。
「みんな聞こえるか!俺がこの組を担当するウォンズだ。この組は最初に勉学の試験を受ける。とりあえずついてこい!」
三十代くらいの青髪でゴツい人が担当らしい。最初は勉学かよ、でも昨日徹夜で復習したから大丈夫だよな?
ウォンズ先生についていくとでっかい体育館に着いた。ここで全員試験を受けるらしい。
「よーしここで試験を受ける。適当な席につけ!ただし不正行為をした場合は即刻退場してもらうからそのつもりで。教科は数学、歴史、魔法知識の3つだ。試験時間は3時間。それまでに3つ終わらせとくんだぞ。」
なるほどなるほど。3ついっぺんに試験を行うのか。
「それでは試験を始める。開始!!」
よし!がんばるぞ!最初は数学からいくか。
っておいおい!なんだこれ簡単すぎじゃねーか!んーとなになに、5×9はって小学生かよー!!徹夜した意味ねーじゃねーか!ふざけんなよ!
それから20分で全部の問題を終わらせた。結果どの教科も簡単すぎて話にならなかった。ただ魔法知識のテストの最後に気になる問題があった。それは転移魔法についてだ。問題を要約すると、伝説の転移魔法はまだ原理が分かってないがどのような原理だと思うか書きなさいという問題だ。
なかなかに興味が湧いたが俺にとっては分かってることなので答えを書いといてあげた。それ以外は特に何もなく見直しも終わったので寝ることにした。
「君!まだ諦めるんじゃないよ。あと2時間30分もあるんだからテストを続けなさい。」
寝ているとウォンズ先生に声をかけられた。簡単すぎて終わったから寝てるんだっつーの!!
「いえ、テストはもう終わったので寝ていました。」
「はー、何を言ってるんだね。現実をちゃんと見なさい。」
は!?なんだこいつ!ムカつくなー。終わったっつってんだろーが!
「現実を見てます。もう寝るんで邪魔しないでください。」
「分かった分かった。どうなっても知らないからな。」
やっとどっか行ったよ。これでゆっくり寝れる。
「試験終了!!筆記用具を置いて後ろから集めてこい!」
おっもう3時間経ったのか。寝たらあっという間だな。
「じゃあ次は剣術の試験に移る!ついてこい!」
0
お気に入りに追加
891
あなたにおすすめの小説
異世界悪霊譚 ~無能な兄に殺され悪霊になってしまったけど、『吸収』で魔力とスキルを集めていたら世界が畏怖しているようです~
テツみン
ファンタジー
『鑑定——』
エリオット・ラングレー
種族 悪霊
HP 測定不能
MP 測定不能
スキル 「鑑定」、「無限収納」、「全属性魔法」、「思念伝達」、「幻影」、「念動力」……他、多数
アビリティ 「吸収」、「咆哮」、「誘眠」、「脱兎」、「猪突」、「貪食」……他、多数
次々と襲ってくる悪霊を『吸収』し、魔力とスキルを獲得した結果、エリオットは各国が恐れるほどの強大なチカラを持つ存在となっていた!
だけど、ステータス表をよーーーーっく見てほしい! そう、種族のところを!
彼も悪霊――つまり「死んでいた」のだ!
これは、無念の死を遂げたエリオット少年が悪霊となり、復讐を果たす――つもりが、なぜか王国の大惨事に巻き込まれ、救国の英雄となる話………悪霊なんだけどね。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
破滅する悪役五人兄弟の末っ子に転生した俺、無能と見下されるがゲームの知識で最強となり、悪役一家と幸せエンディングを目指します。
大田明
ファンタジー
『サークラルファンタズム』というゲームの、ダンカン・エルグレイヴというキャラクターに転生した主人公。
ダンカンは悪役で性格が悪く、さらに無能という人気が無いキャラクター。
主人公はそんなダンカンに転生するも、家族愛に溢れる兄弟たちのことが大好きであった。
マグヌス、アングス、ニール、イナ。破滅する運命にある兄弟たち。
しかし主人公はゲームの知識があるため、そんな彼らを救うことができると確信していた。
主人公は兄弟たちにゲーム中に辿り着けなかった最高の幸せを与えるため、奮闘することを決意する。
これは無能と呼ばれた悪役が最強となり、兄弟を幸せに導く物語だ。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
魔神として転生した~身にかかる火の粉は容赦なく叩き潰す~
あめり
ファンタジー
ある日、相沢智司(アイザワサトシ)は自らに秘められていた力を開放し、魔神として異世界へ転生を果たすことになった。強大な力で大抵の願望は成就させることが可能だ。
彼が望んだものは……順風満帆な学園生活を送りたいというもの。15歳であり、これから高校に入る予定であった彼にとっては至極自然な願望だった。平凡過ぎるが。
だが、彼の考えとは裏腹に異世界の各組織は魔神討伐としての牙を剥き出しにしていた。身にかかる火の粉は、自分自身で払わなければならない。智司の望む、楽しい学園生活を脅かす存在はどんな者であろうと容赦はしない!
強大過ぎる力の使い方をある意味で間違えている転生魔神、相沢智司。その能力に魅了された女性陣や仲間たちとの交流を大切にし、また、住処を襲う輩は排除しつつ、人間世界へ繰り出します!
※番外編の「地球帰還の魔神~地球へと帰った智司くんはそこでも自由に楽しみます~」というのも書いています。よろしければそちらもお楽しみください。本編60話くらいまでのネタバレがあるかも。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
身体強化って、何気にチートじゃないですか!?
ルーグイウル
ファンタジー
病弱で寝たきりの少年「立原隆人」はある日他界する。そんな彼の意志に残ったのは『もっと強い体が欲しい』。
そんな彼の意志と強靭な魂は世界の壁を越え異世界へとたどり着く。でも目覚めたのは真っ暗なダンジョンの奥地で…?
これは異世界で新たな肉体を得た立原隆人-リュートがパワーレベリングして得たぶっ飛んだレベルとチートっぽいスキルをひっさげアヴァロンを王道ルートまっしぐら、テンプレート通りに謳歌する物語。
初投稿作品です。つたない文章だと思いますが温かい目で見ていただけたらと思います。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
成長チートと全能神
ハーフ
ファンタジー
居眠り運転の車から20人の命を救った主人公,神代弘樹は実は全能神と魂が一緒だった。人々の命を救った彼は全能神の弟の全智神に成長チートをもらって伯爵の3男として転生する。成長チートと努力と知識と加護で最速で進化し無双する。
戦い、商業、政治、全てで彼は無双する!!
____________________________
質問、誤字脱字など感想で教えてくださると嬉しいです。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる