俺TUEEEがしたい男の転生無双!〜自重?何それ美味しいの?〜

せんてん

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第三章 王都編

ノヴァの本気

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ノヴァの本気


俺のバキバキにぶち折れた指は音速再生ですぐに治った。それにしてもとんでもない硬度だ。まだスキルを何も使ってないのにこの硬度だ。スキル使ったらどんだけ防御力高いんだよっ!てかなんでこんなに筋肉が硬いんだよ!


「どうだい?俺の筋肉硬ぇだろ。不意をつかれたが今ので右手はいかれちまったはずだぜ。」

「ん?何のことかな?右手?」

俺は完全に治った右手をノヴァに見せた。

「なっ!なんともねえだと!俺の筋肉の硬さを凌いだのはお前が初めてだぜ。久しぶりに本気でやれそうだ。」

「それはよかった。僕も次は手加減しませんので気をつけてくださいね!」

「今のが手加減か、面白い!気合、筋肉強化、筋肉硬化、筋肉倍増!さあ今の俺にダメージをあたえられるかな、打ってこい!」

ノヴァさんの体が一回り大きくなり筋肉が浮き出ている。しょうがないな。俺のとっておきを出しちゃおうかな!

「いきます!縮地!火神流魔闘術 柔拳!」

俺は縮地で目の前まで行きとっておきの技を放った。この柔拳は敵の体の中を刺激して内臓をかき揺らす技だ。どんなに外が硬くても中が脆ければ意味がないということだ。

「ぐっ!ガハッ!!な、何をした…俺にダメージを与えるなんて」

えー!この人ヤバ!普通今ので気絶すると思ったんだけどこの人、外だけじゃなく中まで硬いのか。

「簡単な話ですよ。外が硬くても中が脆ければそこをつけばいいってことです。」

「なんだそりゃ。お前すげーな!次はこちっから行くぜ!渾身の一撃!!これを止められた奴はいねえ!止めてみやがれ!」

ノヴァさんの拳が俺にせまってきている。こんなの攻撃無効アンチアタックで簡単だっての。それにしてもこの一撃、俺の破壊拳と同じぐらいの威力だと思う。当たったら跡形もなく弾け飛ぶだろうな。まあ俺には関係ないけど。

攻撃無効アンチアタック!」

ゴンッバキボキボキボキ

「今の…を止め…るか、完敗だ。この…全身…治してもらっても…いい…か?」

俺にノヴァさんの拳が当たった途端、ノヴァさんの全身の骨がバキバキに折れた。それほどの衝撃だったのだろう。

「分かりました。光超級回復魔法 パーフェクトヒール」

「おお!あんなに粉々になってた骨が完全に治りやがった!完全に俺の負けだな。1色ファーストの座はお前にやる。これからも頑張れよ。俺は今日の仕事探してくっからじゃーな!」

「はい!対戦ありがとうございました!」

「この勝負、アル選手の勝ち!」

「「「うおぉーぉお!」」」

「あいつ《拳王》に勝ちやがった!」

「小さいのにすんげーな!」

「二つ名なんだろうな?」

見物人から歓声が湧き色々となんか言っている。俺の番は終わったから次はメアの番だ!

「メア!次はメアの番だよ!がんばれ!!」

「ありがとうアル君!絶対に勝って見せるから!」

こうしてメアの番が始まった。
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