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第三章 王都編

ステータスの儀

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ステータスの儀



「「「え、えぇ~!!??」」」

「よしわかった!アル君娘を頼むよ!」

なんで了承してんだこのヤロー!!
俺は嬉しいからいいけどさ!
さっきから思ってたけどこの国王軽すぎんだよっ!

「了解です!一生守ります!」

「では俺とシルビアは仕事があるからまた今度な。森の件頼むよ。じゃ」

「アル君娘のことよろしくね。たまに会いにきてちょうだい。」

「アル様ばいばい!ステータスの儀の時に見かけたら声かけてね!」

「うん!わかった!」

俺は王城を出たあと今日泊まる予定の貴族専用宿に向かった。
宿に入るとお父様が待っていて詳しい話が聞きたいと言われたので夕食のときに話すと言った。

「はい、それでメアと婚約することになりました。お父様、お母様と離れ離れになるのは寂しいですがたまに会いに行ったりしますので大丈夫です。」

俺は馬車のことから騎士団長のこと、爵位や屋敷のこと、メアとの婚約のことを話した。

「そんなことがあったのか。大変だったな。これからは独立貴族として頑張るんだぞ。クロノ、お前はアルについていてくれ。」

「もとからそのつもりだ。アル、俺を護衛として雇ってくれ。」

「わかりました。」

「明日は早いからもう寝なさい。」

「はい、失礼します。」

そしてとうとうステータスの儀の日になった。国中から5歳の子供が集まるのでとても時間がかかるそうだ。

「おはようございます。お父様お母様」

「おはようアルちゃん。忘れ物はない?」

「はい、ありません。」

「よし!じゃあいくぞ!」

俺たちは大聖堂に向かって歩いた。
町中で大聖堂に向かって歩いてる人は結構いる。

大聖堂に着くと、多くの人が集まっていて子供だけでも6000人くらいいる。

「みなさん本日はお集まりいただきありがとうございます。では早速平民の方から並んでください。」

大司教様と思われる方が台の上に立って大きな声で言った。
ステータスの儀は位の低い人順らしい。
ぞろぞろと移動していって並び終えた頃声をかけられた。

「アル様!会いたかったです!」

「メアじゃないか!俺も会いたかったよ!」

「アル様はお強いから絶対すごいステータスです!!」

「そうかな?ハハハッ」

4時間程メアとしゃべっていたらやっと順番が来た。

「創造神様、この子に神の祝福をください。」

教官がそういったので俺はひざまずいて目を閉じた。
目を開けるとそこは見覚えのある場所に来ていた。

そう俺が前世で死んだ後にきた神界とかいう場所だ!
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