86 / 231
お茶会編。
86話『降りかかるポア害』
しおりを挟む
※ヒロイン、ナナリー視点です。
ベリアル王子と2人きりで食事なんてラッキー!!
やっぱり、私は選ばれし者なのね!
だけど、この横に居るベリアル王子の下僕がちょっと邪魔ね。
ベリアル王子の下僕だから、私が命令できないのがシャクだけど。
下がるように言ってくれないかなー?
ベリアル王子も、私と食事したい。だなんて、
思っててくれてたんなら、もっと早く言ってくれればいいのに!
なんでいつもエミリアと一緒にいるの?
きっと、エミリアに騙されてるんだわ。
かわいそうなベリアル王子。
エミリアも、エド様のこと好きじゃないなんて嘘ついちゃって。
ちゃっかり2人きりで食事してるじゃない。
きっと、エド様の気を引くために考えた作戦だったのね。
※2人きりで食事する事になったのは、ナナリーが来たせいです。
あー、エド様もかわいそう。
エミリアのせいで辛い幼少時代を過ごされて。
絶対に私が救ってあげるんだから!
ベリアル王子の下僕が食事を次々に運んでくる。
ちょっと量多くない?
「どうしたナナリー嬢。たくさん食べてくれ。
さっき言っていただろう?
庶民だったときは食べる物も少なかったと。
貴族になってからも残す事はしないと」
そうは言ったけど……これはちょっと多すぎるわ。
ベリアル王子は大食いなのかしら?
「そ、そうですね……」
私は、次々に運ばれてくる料理を全部平らげた。
くるしい。 お腹が苦しい。
先に食べ終わっていたベリアル王子にデザートが運ばれてきた。
デザートのパンケーキがタワーを作っている。
それにベリアル王子がシロップをたっぷりかけている。
む、むりむり……さ、30枚以上ある……!?
あんなの食べたら胸焼けしちゃう!
ベリアル王子との食事はうれしいけれど、これはさすがに辛いわ。
ベリアル王子と一緒に居るエミリアって、いつもこんなに食べてるの!?
こんなに食べて、あの体型っておかしくない?!
神様って理不尽すぎよ!!
紅茶を用意するベリアル王子の下僕に向かって手招きする。
私のパンケーキの量を減らすようにこっそりと伝える。
ニヤリと笑った猫顔の下僕は、パンケーキが3枚乗ったお皿をもってきた。
3枚でも多いっつうの!!
しかも、パンケーキの間にはクリームがたっぷり詰まっている。
私は、変わった色の紅茶で流し込みながら、パンケーキを平らげた。
それにしても、ベリアル王子ってすごいわね。
ゲームではご飯を食べるシーンなんてなかったし。
やっぱり、リアルになるとキャラそれぞれの特徴があるのね!
私がヒロインだから気づけることよね。
やっぱり私は選ばれし者なのよ!
ぐるるるるるる……
私のお腹が怪獣の様な悲鳴をあげた。
恥ずかしさのあまり、顔が真っ赤になった。
ベリアル王子と下僕はキョロキョロしている。
気づかれなかった!?
私は、2人に席をはずす旨を伝えてトイレに駆け込んだのだった。
※
変わった色の紅茶は、ポアソン特製の下剤入り紅茶です。
たっぷりのクリームもポアソンが詰めました。
ベリアル王子と2人きりで食事なんてラッキー!!
やっぱり、私は選ばれし者なのね!
だけど、この横に居るベリアル王子の下僕がちょっと邪魔ね。
ベリアル王子の下僕だから、私が命令できないのがシャクだけど。
下がるように言ってくれないかなー?
ベリアル王子も、私と食事したい。だなんて、
思っててくれてたんなら、もっと早く言ってくれればいいのに!
なんでいつもエミリアと一緒にいるの?
きっと、エミリアに騙されてるんだわ。
かわいそうなベリアル王子。
エミリアも、エド様のこと好きじゃないなんて嘘ついちゃって。
ちゃっかり2人きりで食事してるじゃない。
きっと、エド様の気を引くために考えた作戦だったのね。
※2人きりで食事する事になったのは、ナナリーが来たせいです。
あー、エド様もかわいそう。
エミリアのせいで辛い幼少時代を過ごされて。
絶対に私が救ってあげるんだから!
ベリアル王子の下僕が食事を次々に運んでくる。
ちょっと量多くない?
「どうしたナナリー嬢。たくさん食べてくれ。
さっき言っていただろう?
庶民だったときは食べる物も少なかったと。
貴族になってからも残す事はしないと」
そうは言ったけど……これはちょっと多すぎるわ。
ベリアル王子は大食いなのかしら?
「そ、そうですね……」
私は、次々に運ばれてくる料理を全部平らげた。
くるしい。 お腹が苦しい。
先に食べ終わっていたベリアル王子にデザートが運ばれてきた。
デザートのパンケーキがタワーを作っている。
それにベリアル王子がシロップをたっぷりかけている。
む、むりむり……さ、30枚以上ある……!?
あんなの食べたら胸焼けしちゃう!
ベリアル王子との食事はうれしいけれど、これはさすがに辛いわ。
ベリアル王子と一緒に居るエミリアって、いつもこんなに食べてるの!?
こんなに食べて、あの体型っておかしくない?!
神様って理不尽すぎよ!!
紅茶を用意するベリアル王子の下僕に向かって手招きする。
私のパンケーキの量を減らすようにこっそりと伝える。
ニヤリと笑った猫顔の下僕は、パンケーキが3枚乗ったお皿をもってきた。
3枚でも多いっつうの!!
しかも、パンケーキの間にはクリームがたっぷり詰まっている。
私は、変わった色の紅茶で流し込みながら、パンケーキを平らげた。
それにしても、ベリアル王子ってすごいわね。
ゲームではご飯を食べるシーンなんてなかったし。
やっぱり、リアルになるとキャラそれぞれの特徴があるのね!
私がヒロインだから気づけることよね。
やっぱり私は選ばれし者なのよ!
ぐるるるるるる……
私のお腹が怪獣の様な悲鳴をあげた。
恥ずかしさのあまり、顔が真っ赤になった。
ベリアル王子と下僕はキョロキョロしている。
気づかれなかった!?
私は、2人に席をはずす旨を伝えてトイレに駆け込んだのだった。
※
変わった色の紅茶は、ポアソン特製の下剤入り紅茶です。
たっぷりのクリームもポアソンが詰めました。
0
お気に入りに追加
866
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる