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幼少期編
ありがとう!!
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アリアの両親との説得が終わり今、アリアに報告しに走っている。アリアは今何処に居るんだ?探しても見つからない。
「ここにも居ない......」
アリアが行きそうな場所を徹底に向かったが居なかった。早く報告してやりたい。そんな気持ちで一杯になっていた俺。他に行きそうな場所とは.....彼処があるじゃないか!急いでそこに向かうことにする。
その場所とは、俺とアリアの友情が芽生えたあの樹だ。落ちそうになったアリアを助けて凄く泣いてたな。俺もビックリしたけど今となっては懐かしい。あの樹にはもう随分と立ち入って無い。俺達子どもには危険だからと言う理由もあっての配慮だ。
「居てくれたら嬉んだけど」
汗をかきながら走っている。今は夏だからこそ暑い。段々と樹かま見えてきたところ。丁度そこには人影がいた。アリアだ。
「アリアちゃん!捜したよ」
顔を下に向いて泣いているのか?座り込んでいる。俺が優しく声を掛け視線を俺に向けてくる。
「ソフィア......ちゃん?どうしたの」
先程まで泣いていた様子のアリアは俺が現れたことに笑顔になるが。
「もしかしてずっとここで泣いてたの?」
「何でそうだと思ったの?」
嘘が丸分かりだ。それに顔が目元が赤く腫れているから。後、何時もより声のトーンが違うから。
「アリアちゃん、嘘をつかないで。私達友達じゃ無かったの?それとも私の事、信用できない?」
俺はちょっとだけ意地悪に問う。
「ち、違う.....ごめんなさい。ソフィアちゃん言うとおりです」
再び彼女は泣き出してしまう。それで良い。強がらず素直に感情を出してくれると助かる。今、俺はアリアを慰めるしかない。
「泣いて良いんだ。友達の前で恥ずかしいと思わないで。よしよし」
「うぇーんソフィアちゃん!」
アリアが盛大に泣き出してから三分が経過した。俺は頭を撫でながら良く今まで一人で頑張ったねと言ってあげる。何事も一人で抱え込まないで俺に早く言って欲しかったそんな気持ち。ようやく泣き止んでから嬉しい報告をする。
「アリアちゃん、許可をもらえたよ」
「本当に!どうやってママとパパに説得できたの?私には振り向いてもくれなかったのに」
アリアちゃんにその真意と二人が語っていたことをそのまま返して説明した。アリアは「パパが最初からそんな事を...」と驚いていたらしい。喜ぶ姿を見て俺も嬉しくなってしまう。
「ソフィアちゃん!ありがとう‼」
お礼を言われる。
「別に私は大したこともしてないしアリアちゃんの頑張りが親に伝わったんだよきっと」
大したことなんてしてはいない。俺は自分自身のやりたいことをやったまで。
「ありがとー‼大好き大好き」
こんなやり取りをしてから三十分も経過した。長いなと思ったがそれだけ嬉しかったんだろう。俺もにやけてくる。楽しいよな今の日々。ミルディに感謝しよう。ありがとう‼と。
「これで私もソフィアちゃんと同じ学院に行けるね」
「そうだね。私も楽しみ」
実際は楽しみとかそういう訳では無いんだけどなあ~大事な親友にそんな事を決して言えない。
「でも私...あんまり強くないよ。武器だって遠距離の弓だし」
「大丈夫です。私に任せなさい。アリアちゃんも私のお父様に習ってもらう?」
父は全種類の武器をコンプリートしている。流石は元騎士団長さんです。尊敬は.....したくないですけども。
「良いの。やったぁー!」
嬉しそうに足を跳ねているアリア。我ながら可愛い一面ですね。私も女としてまだまだってところか...じゃなくて俺はまだ女と言う理性や感情を良く理解してない。何れは精神的にも女らしくなる日が来るのだろう。そこは受け入れてはいる。
お父様に報告でもしよう。俺はアリアと別れ屋敷に戻る。お父様ガレスの仕事部屋に足を運ぶ。最近、アイツは家に居ない日が減ってきてる。それはつまり今の仕事が安定してきたと言う。
扉の前まで来てトントンとノックして「誰だ?」と言われたので「私です。ソフィアです」と答えて扉を開く。
「どうしたんだ急にソフィアから来るとは。ゴメンが俺は今、書類を整理していて忙しい」
仕事中だったようだ。あちゃータイミング悪かったかな。邪魔をしても悪いから退出しようとするが止められる。
「ちょっと小一時間ぐらい待ってくれ。それなら良い。そこに座っといてくれ」
「わかりましたお父様」
近くにあるソファーに腰を掛ける。一時間待つのか、これと言ってすることがない。暇なので父の部屋を辺り見渡した。入るのはこれで二回目だが本棚で一杯。多分資料とか報告書とか、そう言えば竜神の資料とかライザート村のその後とか置かれていたような。流石にもう捨てられたと思う。
仕事に熱心な父。昔はめんどくさがりで何時も資料を纏めるのは俺だった。懐かしい思い出。良く飲みあったり愚痴を吐いたりしてた。戦場を二人で掛け走ってたりもしてた。他に馬鹿なことも一杯した。本当にそんなお前が変わったと思える。
昔を回想していたらいつの間にか一時間経っていた。
「そんでソフィアどうしたんだ」
「単刀直入に言います。アリアちゃんを私の友達を鍛え上げてください!お願いしますお父様」
頭を下げ頼み込む俺。もう何度目何だろう。父に頭を下げたのは。
「別に構わないけど一つだけお願いがある」
「それは何ですか?」
「俺の事、お父様じゃなくてパパって一回行ってくれるのなら良いぞ」
パ、パパ!?父は図ったからのようにニヤリと笑う。コ・イ・ツぅ~図りやがったな。これが狙いでしたか。
「あれぇ?どうしたのかなソフィア。パパって言ってみなさい。ほら」
ぐぬぬぬ、と怒りと悔しさが込み上がる。怒りを抑えろ。俺がしてやられたのが悪い。俺も男だ。(今は女だけど)恥ずかしがらずやり遂げよう。
ようやく決心がつき口を開いて。
「ぱ、パパ?」
父の顔を見上げて上目遣いで言う。
「ああ~サイコーだ。俺はもう死ねる」
あっ!倒れた。父はあまりに破壊力により萌え死(嘘)したらしい。自業自得、御愁傷様です。
変態なところは昔から変わらないんだな。呆れてその場を後にした俺。その後はリアーナが来て「ガレス様!?」と驚かれた後、事の真相を知ったら冷めてしまったらしい。こうして長い一日は終わりを迎えた。
「ここにも居ない......」
アリアが行きそうな場所を徹底に向かったが居なかった。早く報告してやりたい。そんな気持ちで一杯になっていた俺。他に行きそうな場所とは.....彼処があるじゃないか!急いでそこに向かうことにする。
その場所とは、俺とアリアの友情が芽生えたあの樹だ。落ちそうになったアリアを助けて凄く泣いてたな。俺もビックリしたけど今となっては懐かしい。あの樹にはもう随分と立ち入って無い。俺達子どもには危険だからと言う理由もあっての配慮だ。
「居てくれたら嬉んだけど」
汗をかきながら走っている。今は夏だからこそ暑い。段々と樹かま見えてきたところ。丁度そこには人影がいた。アリアだ。
「アリアちゃん!捜したよ」
顔を下に向いて泣いているのか?座り込んでいる。俺が優しく声を掛け視線を俺に向けてくる。
「ソフィア......ちゃん?どうしたの」
先程まで泣いていた様子のアリアは俺が現れたことに笑顔になるが。
「もしかしてずっとここで泣いてたの?」
「何でそうだと思ったの?」
嘘が丸分かりだ。それに顔が目元が赤く腫れているから。後、何時もより声のトーンが違うから。
「アリアちゃん、嘘をつかないで。私達友達じゃ無かったの?それとも私の事、信用できない?」
俺はちょっとだけ意地悪に問う。
「ち、違う.....ごめんなさい。ソフィアちゃん言うとおりです」
再び彼女は泣き出してしまう。それで良い。強がらず素直に感情を出してくれると助かる。今、俺はアリアを慰めるしかない。
「泣いて良いんだ。友達の前で恥ずかしいと思わないで。よしよし」
「うぇーんソフィアちゃん!」
アリアが盛大に泣き出してから三分が経過した。俺は頭を撫でながら良く今まで一人で頑張ったねと言ってあげる。何事も一人で抱え込まないで俺に早く言って欲しかったそんな気持ち。ようやく泣き止んでから嬉しい報告をする。
「アリアちゃん、許可をもらえたよ」
「本当に!どうやってママとパパに説得できたの?私には振り向いてもくれなかったのに」
アリアちゃんにその真意と二人が語っていたことをそのまま返して説明した。アリアは「パパが最初からそんな事を...」と驚いていたらしい。喜ぶ姿を見て俺も嬉しくなってしまう。
「ソフィアちゃん!ありがとう‼」
お礼を言われる。
「別に私は大したこともしてないしアリアちゃんの頑張りが親に伝わったんだよきっと」
大したことなんてしてはいない。俺は自分自身のやりたいことをやったまで。
「ありがとー‼大好き大好き」
こんなやり取りをしてから三十分も経過した。長いなと思ったがそれだけ嬉しかったんだろう。俺もにやけてくる。楽しいよな今の日々。ミルディに感謝しよう。ありがとう‼と。
「これで私もソフィアちゃんと同じ学院に行けるね」
「そうだね。私も楽しみ」
実際は楽しみとかそういう訳では無いんだけどなあ~大事な親友にそんな事を決して言えない。
「でも私...あんまり強くないよ。武器だって遠距離の弓だし」
「大丈夫です。私に任せなさい。アリアちゃんも私のお父様に習ってもらう?」
父は全種類の武器をコンプリートしている。流石は元騎士団長さんです。尊敬は.....したくないですけども。
「良いの。やったぁー!」
嬉しそうに足を跳ねているアリア。我ながら可愛い一面ですね。私も女としてまだまだってところか...じゃなくて俺はまだ女と言う理性や感情を良く理解してない。何れは精神的にも女らしくなる日が来るのだろう。そこは受け入れてはいる。
お父様に報告でもしよう。俺はアリアと別れ屋敷に戻る。お父様ガレスの仕事部屋に足を運ぶ。最近、アイツは家に居ない日が減ってきてる。それはつまり今の仕事が安定してきたと言う。
扉の前まで来てトントンとノックして「誰だ?」と言われたので「私です。ソフィアです」と答えて扉を開く。
「どうしたんだ急にソフィアから来るとは。ゴメンが俺は今、書類を整理していて忙しい」
仕事中だったようだ。あちゃータイミング悪かったかな。邪魔をしても悪いから退出しようとするが止められる。
「ちょっと小一時間ぐらい待ってくれ。それなら良い。そこに座っといてくれ」
「わかりましたお父様」
近くにあるソファーに腰を掛ける。一時間待つのか、これと言ってすることがない。暇なので父の部屋を辺り見渡した。入るのはこれで二回目だが本棚で一杯。多分資料とか報告書とか、そう言えば竜神の資料とかライザート村のその後とか置かれていたような。流石にもう捨てられたと思う。
仕事に熱心な父。昔はめんどくさがりで何時も資料を纏めるのは俺だった。懐かしい思い出。良く飲みあったり愚痴を吐いたりしてた。戦場を二人で掛け走ってたりもしてた。他に馬鹿なことも一杯した。本当にそんなお前が変わったと思える。
昔を回想していたらいつの間にか一時間経っていた。
「そんでソフィアどうしたんだ」
「単刀直入に言います。アリアちゃんを私の友達を鍛え上げてください!お願いしますお父様」
頭を下げ頼み込む俺。もう何度目何だろう。父に頭を下げたのは。
「別に構わないけど一つだけお願いがある」
「それは何ですか?」
「俺の事、お父様じゃなくてパパって一回行ってくれるのなら良いぞ」
パ、パパ!?父は図ったからのようにニヤリと笑う。コ・イ・ツぅ~図りやがったな。これが狙いでしたか。
「あれぇ?どうしたのかなソフィア。パパって言ってみなさい。ほら」
ぐぬぬぬ、と怒りと悔しさが込み上がる。怒りを抑えろ。俺がしてやられたのが悪い。俺も男だ。(今は女だけど)恥ずかしがらずやり遂げよう。
ようやく決心がつき口を開いて。
「ぱ、パパ?」
父の顔を見上げて上目遣いで言う。
「ああ~サイコーだ。俺はもう死ねる」
あっ!倒れた。父はあまりに破壊力により萌え死(嘘)したらしい。自業自得、御愁傷様です。
変態なところは昔から変わらないんだな。呆れてその場を後にした俺。その後はリアーナが来て「ガレス様!?」と驚かれた後、事の真相を知ったら冷めてしまったらしい。こうして長い一日は終わりを迎えた。
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