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王都・モストルデン
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翌日は早朝に出発。ニッカニカのハニワへ再び魔石を食わせ、40分ほどステルス車を走らせる。そこから先は、徒歩での短い旅に切り替わった。目的地までもう目と鼻の先だ。
「でっか!」
遠目でもわかる王都の門の大きさに驚く。よく平された街道は緩く登り降りを繰り返して、まっすぐに検問の列へと続いている。その大きな門でさえ越すような高さの建物がいくつも、広大に伸びる門壁からはみ出ていた。とんがり屋根の先端だ。
「当然だろうが。国の中枢だぞ」
「いやぁ、着いた着いた。嘘みたいにあっという間だったや」
「魔物に出くわさないのも考えものだな。ちっとも腕鳴らしが出来んかったではないか」
「危険地帯は殆ど飛び越えてしまったからね」
当てが外れた、とリヒャルトは不満気に物申すが、そんな文句は知らん。安全第一だ。
「大都会だな…。街もでかけりゃ列も長い」
門の入り口から伸びたカラフルな人の列を眺めながら、思わずそうこぼす。ドルトナではイアニスの領主家権限で横入りできたが、流石にここでは無理だ。
列に並びながら、交代で用を済ませたり屋台を物色したりする。ここも検問待ちの人々目当ての屋台が軒を連ねていた。盾や籠手、矢といった装備品からヘンテコなお土産まで様々だ。変わった色の焼き魚やクリームケーキらしきものまである。
「さっすが王都、相変わらずトイレが清潔だ。うちも見習いたいんだけどね」
「あっちで生きた子ヤギが売られてた!なんで?!」
「知るか。はしゃぎやがって」
順番待ちタイムを満喫するイアニスと俺に、リヒャルトが仏頂面で返す。
長い長い行列を進んでやっと門へと辿り着く。門は馬車が3台は並べるほどの巨大な幅で、門兵や冒険者などが行き交っている。凄くでかい。ベラトリアの入り組んだ街壁より遥かに規模が大きかった。
俺の番が来た。ギルドカードを提示して、門兵さんに従魔がいることを申告する。「キ!」(よっ!)と挨拶するおはぎを見て、門兵さんは謎の半笑いをしながらも通してくれた。なに笑とんねん。
「レダート家のご子息でしたか、ご協力感謝します。使いの者をご用意しますか?」
「ああ。よろしく」
イアニスのギルドカードとレダート家の書き付け的なものを合わせて門兵さんに見せると、彼はそう言葉遣いを正した。
本来貴族なら貴族用の出入り口を使用できるが、手続きや先ぶれが面倒で用意しなかったという。イアニス曰くそういうのは「きちんとそれっぽい格好をして、偉そうに共をつけて入るもの」らしい。へぇー。
「王都邸の者には夜に着くと伝えていたから助かったよ。迎えが来るまでそこらを見て回るかい?」
貴族というのは領地にある実家とは別に、王都に別邸を構えているらしい。そのお屋敷が、ここでの俺たちの拠点となる。
ただ報告していた時間よりだいぶ早く到着したため、お迎えの馬車は来ていない。門兵さんは気を利かせて、別邸にイアニスの到着を知らせる使いの人を出してくれたのだった。
「俺らみたいな平民が泊まって本当に大丈夫なのか?」
「おい、私を貴様と同列にするな!」
「ああ、勿論。使用人もそんなにいないから、気楽に使ってね。ああでも、義兄上が帰ってくる際は勉強の邪魔にならないでほしいかな」
リヒャルトがキーキー怒るのを無視して、イアニスはそう言った。あの孫のように可愛がってる、16歳の義兄上か。なんでも、彼が通う学院には寮があり滅多に王都邸へは戻らないそうだ。
馬車止めに迎えが来るまで、近場を少し歩いて回る事にした。
王都はとにかく道が広い。数多くの露店が並んでもまだ余裕のある路地に、色んな身なりの人々がワイワイと行き来していた。花壇や看板で賑やかに彩られた建物がずっと続いて、開放感のある街並みを作り出している。
おはぎ用のブラシ、ないかな?ドルトナでは手頃な物が見つけられなかったが、こんなに大きな街ならどこかにありそうだぞ。
ウロウロと数十分辺りを散策してみたが、結局お目当てのものは発見できなかった。残念ながら、この辺りには無いようだ。
やって来たのは幌屋根の子綺麗な馬車。御者さんが帽子をとってお辞儀をしてくれる。お貴族様気分で少々浮かれたのも束の間、ドタガタと風を切る2頭の馬が迫力満点でおっかなかった。隣の二人は何ともない顔をしているので、これが普通なのだろう。
そういえば俺、馬車なんて初めて乗ったや。強いて言えば沖縄旅行で水牛車には乗ったことあるけど……いやあれは牛だ。
馬車が歩みを止めたのは、静かな街並みの一角だった。露店などは出ていなく、あれほどいた通行人もまばらだ。貴族街という地区らしい。
といっても到着した建物は貴族の御屋敷…というより綺麗なアパートの一棟といった感じだ。敷居が高すぎずにホッとした反面、そういうお屋敷も見てみたかったような気もした。もちろんそんな失礼なことは口にしないが。
「フンッ。相変わらずのしみったれた佇まいだ。これで貴族とは聞いて呆れる」
うん…そういうのはあんたの専売特許。もはや持ち芸だな。微塵も笑えないけど。
「そうか、リヒャルトは学生の頃来たっけ?何にせよ、長旅…でもないけど長旅ご苦労様。今日はここでゆっくりして行ってよ」
入り口前には黒い上品な制服姿の男性が一人、頭を下げて待っている。そんな彼へイアニスは親しげに声をかけた。
「ダムザ、出迎えご苦労。暫く厄介になるよ」
「お帰りなさいませ、イアニス様。お久しゅうございます」
ダムザさんは頭を上げて、さっと脇によける。玄関のドアを開けてくれるので、イアニスを先頭に中へ入った。
お邪魔します、と邸内を見回す。奥に長い造りの明るいエントランスに、ピカピカに磨かれた手すりが目を引く階段。立派なお家だ。これは貴族やってますわ…リヒャルトの暴言なんか気にしなくていいよ。
「ご無事で何よりです。ご同伴のお客様も、ようこそいらっしゃいました」
「ああ、紹介するね。今回冒険者チームを組む事になった、リヒャルトとシマヤさんだ。リヒャルトはこんなだけど腕が立つし、シマヤさんはこう見えて今回のダンジョンアタックの要だ。よろしくね」
「かしこまりました」
「あ、でもクレイグはそろそろ試験だったろう?勉強の妨げになるようだったら、僕も含めて適時放り出していいから」
「え?」「は?」
「かしこまりました」
「二人とも、彼はダムザ。義兄上の執事で、現在この邸宅を取り仕切っている。何かあったら僕か彼に言ってね」
あれ…なんか聞き間違いか?突然「放り出す」とか辛辣なこと言い出したんだけど。
「…はあ。もう何でもいいから休ませろ」
リヒャルトが面倒臭そうに呟く。
もしかしなくても、こいつのさっきの暴言のせいじゃねーの!?おい何してくれてんだ!
「でっか!」
遠目でもわかる王都の門の大きさに驚く。よく平された街道は緩く登り降りを繰り返して、まっすぐに検問の列へと続いている。その大きな門でさえ越すような高さの建物がいくつも、広大に伸びる門壁からはみ出ていた。とんがり屋根の先端だ。
「当然だろうが。国の中枢だぞ」
「いやぁ、着いた着いた。嘘みたいにあっという間だったや」
「魔物に出くわさないのも考えものだな。ちっとも腕鳴らしが出来んかったではないか」
「危険地帯は殆ど飛び越えてしまったからね」
当てが外れた、とリヒャルトは不満気に物申すが、そんな文句は知らん。安全第一だ。
「大都会だな…。街もでかけりゃ列も長い」
門の入り口から伸びたカラフルな人の列を眺めながら、思わずそうこぼす。ドルトナではイアニスの領主家権限で横入りできたが、流石にここでは無理だ。
列に並びながら、交代で用を済ませたり屋台を物色したりする。ここも検問待ちの人々目当ての屋台が軒を連ねていた。盾や籠手、矢といった装備品からヘンテコなお土産まで様々だ。変わった色の焼き魚やクリームケーキらしきものまである。
「さっすが王都、相変わらずトイレが清潔だ。うちも見習いたいんだけどね」
「あっちで生きた子ヤギが売られてた!なんで?!」
「知るか。はしゃぎやがって」
順番待ちタイムを満喫するイアニスと俺に、リヒャルトが仏頂面で返す。
長い長い行列を進んでやっと門へと辿り着く。門は馬車が3台は並べるほどの巨大な幅で、門兵や冒険者などが行き交っている。凄くでかい。ベラトリアの入り組んだ街壁より遥かに規模が大きかった。
俺の番が来た。ギルドカードを提示して、門兵さんに従魔がいることを申告する。「キ!」(よっ!)と挨拶するおはぎを見て、門兵さんは謎の半笑いをしながらも通してくれた。なに笑とんねん。
「レダート家のご子息でしたか、ご協力感謝します。使いの者をご用意しますか?」
「ああ。よろしく」
イアニスのギルドカードとレダート家の書き付け的なものを合わせて門兵さんに見せると、彼はそう言葉遣いを正した。
本来貴族なら貴族用の出入り口を使用できるが、手続きや先ぶれが面倒で用意しなかったという。イアニス曰くそういうのは「きちんとそれっぽい格好をして、偉そうに共をつけて入るもの」らしい。へぇー。
「王都邸の者には夜に着くと伝えていたから助かったよ。迎えが来るまでそこらを見て回るかい?」
貴族というのは領地にある実家とは別に、王都に別邸を構えているらしい。そのお屋敷が、ここでの俺たちの拠点となる。
ただ報告していた時間よりだいぶ早く到着したため、お迎えの馬車は来ていない。門兵さんは気を利かせて、別邸にイアニスの到着を知らせる使いの人を出してくれたのだった。
「俺らみたいな平民が泊まって本当に大丈夫なのか?」
「おい、私を貴様と同列にするな!」
「ああ、勿論。使用人もそんなにいないから、気楽に使ってね。ああでも、義兄上が帰ってくる際は勉強の邪魔にならないでほしいかな」
リヒャルトがキーキー怒るのを無視して、イアニスはそう言った。あの孫のように可愛がってる、16歳の義兄上か。なんでも、彼が通う学院には寮があり滅多に王都邸へは戻らないそうだ。
馬車止めに迎えが来るまで、近場を少し歩いて回る事にした。
王都はとにかく道が広い。数多くの露店が並んでもまだ余裕のある路地に、色んな身なりの人々がワイワイと行き来していた。花壇や看板で賑やかに彩られた建物がずっと続いて、開放感のある街並みを作り出している。
おはぎ用のブラシ、ないかな?ドルトナでは手頃な物が見つけられなかったが、こんなに大きな街ならどこかにありそうだぞ。
ウロウロと数十分辺りを散策してみたが、結局お目当てのものは発見できなかった。残念ながら、この辺りには無いようだ。
やって来たのは幌屋根の子綺麗な馬車。御者さんが帽子をとってお辞儀をしてくれる。お貴族様気分で少々浮かれたのも束の間、ドタガタと風を切る2頭の馬が迫力満点でおっかなかった。隣の二人は何ともない顔をしているので、これが普通なのだろう。
そういえば俺、馬車なんて初めて乗ったや。強いて言えば沖縄旅行で水牛車には乗ったことあるけど……いやあれは牛だ。
馬車が歩みを止めたのは、静かな街並みの一角だった。露店などは出ていなく、あれほどいた通行人もまばらだ。貴族街という地区らしい。
といっても到着した建物は貴族の御屋敷…というより綺麗なアパートの一棟といった感じだ。敷居が高すぎずにホッとした反面、そういうお屋敷も見てみたかったような気もした。もちろんそんな失礼なことは口にしないが。
「フンッ。相変わらずのしみったれた佇まいだ。これで貴族とは聞いて呆れる」
うん…そういうのはあんたの専売特許。もはや持ち芸だな。微塵も笑えないけど。
「そうか、リヒャルトは学生の頃来たっけ?何にせよ、長旅…でもないけど長旅ご苦労様。今日はここでゆっくりして行ってよ」
入り口前には黒い上品な制服姿の男性が一人、頭を下げて待っている。そんな彼へイアニスは親しげに声をかけた。
「ダムザ、出迎えご苦労。暫く厄介になるよ」
「お帰りなさいませ、イアニス様。お久しゅうございます」
ダムザさんは頭を上げて、さっと脇によける。玄関のドアを開けてくれるので、イアニスを先頭に中へ入った。
お邪魔します、と邸内を見回す。奥に長い造りの明るいエントランスに、ピカピカに磨かれた手すりが目を引く階段。立派なお家だ。これは貴族やってますわ…リヒャルトの暴言なんか気にしなくていいよ。
「ご無事で何よりです。ご同伴のお客様も、ようこそいらっしゃいました」
「ああ、紹介するね。今回冒険者チームを組む事になった、リヒャルトとシマヤさんだ。リヒャルトはこんなだけど腕が立つし、シマヤさんはこう見えて今回のダンジョンアタックの要だ。よろしくね」
「かしこまりました」
「あ、でもクレイグはそろそろ試験だったろう?勉強の妨げになるようだったら、僕も含めて適時放り出していいから」
「え?」「は?」
「かしこまりました」
「二人とも、彼はダムザ。義兄上の執事で、現在この邸宅を取り仕切っている。何かあったら僕か彼に言ってね」
あれ…なんか聞き間違いか?突然「放り出す」とか辛辣なこと言い出したんだけど。
「…はあ。もう何でもいいから休ませろ」
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