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「お祖母様、その、お祖母様もお元気そうで何よりです。…わざわざこの様な、薄汚れた人間どもの巣窟などへご足労をさせてしまい、申し訳ありません。お呼びたてしてくだされば、喜んで馳せ参じましたのに」
「良い良い。わたくしがいても立っても居られず赴いたまでのこと。お前の顔を見たかった、というのもあるしね」
美女の口調が、何事も無かったかのように標準語へ切り替わった。おお、しっくり。常に仏頂面だったリヒャルトも、彼女相手にはしおらしく照れている。別人と言われてもおかしくないほどの変貌ぶりだ。
「お祖母様…わ、私もお会いしたかったです」
「ウウッ……!ま、孫がカワイイ…!!」
照れて歯切れ悪くなりながらも、リヒャルトが思わずといった風にそう話すと、キラキラ美女は力強い叫びと共に彼の頭をヨシヨシした。口調のギャップが取り払われたと思いきや、突然のご乱心である。
「ああ、わたくしも歳をとったこと。若い頃は子供などなんとも思っていなかったのに。あの子たちはあちこちでこさえまくった上、今やすっかり育ち切って可愛げのカケラも無いけれど……孫は別格ねぇ」
ペリドットのような瞳に感涙を浮かべ、リヒャルトの頬を愛しげに撫でる美女。
それを受けてか、俺の隣から「……わかるッ」と小さくも熱のこもった同意の声が上がった。そんな場合か、爺さん。
そんなイアニス爺さんは、ソファのそばで手持ち無沙汰気味に立っている眼鏡おじさんと美人職員さんへ頷いてみせる。
二人は顔を見合わせると、イアニスへ会釈を返して部屋を出て行った。リヒャルトが来るまで、あの二人が彼女の対応をしていたようだ。
「ところでお祖母様。私はグウィストン家から離れた身として家訓に乗っ取り、今はリヒャルトと名乗っております。どうかこの場では、お祖母様もそうお呼びください」
「はて…家訓とな?」
リヒャルトの言葉に、美女は首を傾げた。そのまま二人でヒソヒソ…まぁまぁそれで…と家族の団欒が続いている。
俺はそっとイアニスに近寄り、気になっていた事を尋ねた。
「なぁ、魔族の国ってここから近いのか?どうしてギルドから出した手紙が、こんなに速く着くんだ?」
「ああ。あれは転移便で送ったからね。ドルトナのギルドには、転移の魔道具があるんだ」
イアニスは何故か少しだけ誇らしげに説明してくれた。
この世界で言う速達は、転移の魔道具によってワープで運ばれる。つまり国を跨ぐような距離であっても、物や書面がeメールのごとく一瞬でお届けできるのだ。ただし大きさの制限がある上、大変高額だと。
そうだったのか…手紙を届けるのも難儀な世界かと思いきや、そんな裏技があるとは。格差えぐいな。
「貴重で大掛かりなものだから、普通はこんな小さな街のギルドにはないんだけどね。ここはグリフォンの群生地や魔境べラトリアから最も近い支部だ。有事の際、即座に報告ができるよう置かれてるのだよ」
「ギルドから直接、あの人の家に送られたってこと?」
「いやいや、対応した魔道具のある場所にしか転移はできない。ドルトナのギルドから彼の国のギルドへ転送されてから、家へ届けられたはずだ」
「ふーん。…なら、それで手紙を受け取って、今日ここに到着したって、おかしくないか?」
「僕はよく知らないけど…グウィストン家はかつて高名な貴族だったというから、同じ経由の転移でやって来たのかもね」
「……人も転移できるの?」
「できなくはないよ。少々非常識だけど」
「この無礼者が!!口を慎めっ!」
「あら、わたくしはここに飛竜できたのよ。人間共のお手紙や荷物と一緒に運ばれるのはちょっとねぇ…」
烈火のごとく怒ってイアニスへ叫ぶリヒャルトに対し、美女は気分を害した様子もなく美しい微笑みを浮かべてこちらを見上げた。
「ウフフ!リル…じゃなかった、リヒャルトがこれっぽっちしか怒らぬとは……。随分と我が孫に気に入られているようでないか」
「なっ…!?」
「気を楽にするが良い。名は?」
微笑みの上にわずかな圧をのせて、リヒャルトの祖母はイアニスと俺に話しかけた。風貌も相まって、思わず傅きたくなる。
「はい。私はこの地を治めるルーシェン・レダート子爵が次男、イアニス・レダートと申します。隣りの人間は遥々異世界より転移してきた者で、名をシマヤと」
「ほぉ…?」
「は、初めまして」
「リヒャルトとは王立学院で知り合い、以来6年程でしょうか。親しくさせて貰っています」
「あ、お、俺は昨日知り合ったばかりです。はい」
「これは面白い。人間の貴族となった魔族に、異世界人とはな。わたくしの名はヴァレリア・グウィストン。この国ではそうだな、ただの孫想いのおばあちゃんよ。これからも、リヒャルトと仲良くしておくれ」
勿論です、と穏やかに返すイアニスに対し、俺は曖昧に頷いた。それをぐぐぐ…と何か言いたげにして睨みつけるリヒャルトだが、祖母の言葉に盾突く気はないようだ。
「さて。お前たちには聞きたいことがあってな。その前に、ガムドラド?」
「はい」「うーっす」
扉の前へ姿勢よくお座りしていたオルトロスーーガムドラドさんが、突如ぐにゃりと歪んで姿を消した。驚いて目を剥いたとたん、廊下の向こうからくぐもった声が聞こえてくる。
「おおっとぉ~?こいつは何だい、おっさんよぉ」
「わが主は、家族とそのお友達との水入らずなひと時をお望みです」
「そうそう。あ、因みにおれ様は男の背肉みたいなサッパリした部位がお望みだぜ?!ここんとこ脂っこいもん続きでよぉ…」
「次は無い。いいですね?」
「クククク…」「きひひひひっ」
どう考えても脅してる…大丈夫かこれ。
「ああ、しまった…きちんと警告しておくべきだった」
「何の前触れもなく飛竜でやってきて、オルトロスを使役する見ず知らずの魔族。当然の警戒だ。わたくしへの無礼には目をつぶろう」
「それはどうも」
どうやら、ギルド職員がここでの会話を盗み聞きしようとしていたらしい。心配だったのだろう。
イアニスが慌てたが、ヴァレリアさんはそれを自分への配慮だと思ったのか、「かまへんがな」と言って嗤った。彼女曰く、人間の貴族の口調だ。
絶対ギルド側に対しての配慮の方が大きい発言だと思うが、イアニスはただ苦笑するのみで何も言わなかった。
ああ。リヒャルトの血縁だ、こりゃ。
「良い良い。わたくしがいても立っても居られず赴いたまでのこと。お前の顔を見たかった、というのもあるしね」
美女の口調が、何事も無かったかのように標準語へ切り替わった。おお、しっくり。常に仏頂面だったリヒャルトも、彼女相手にはしおらしく照れている。別人と言われてもおかしくないほどの変貌ぶりだ。
「お祖母様…わ、私もお会いしたかったです」
「ウウッ……!ま、孫がカワイイ…!!」
照れて歯切れ悪くなりながらも、リヒャルトが思わずといった風にそう話すと、キラキラ美女は力強い叫びと共に彼の頭をヨシヨシした。口調のギャップが取り払われたと思いきや、突然のご乱心である。
「ああ、わたくしも歳をとったこと。若い頃は子供などなんとも思っていなかったのに。あの子たちはあちこちでこさえまくった上、今やすっかり育ち切って可愛げのカケラも無いけれど……孫は別格ねぇ」
ペリドットのような瞳に感涙を浮かべ、リヒャルトの頬を愛しげに撫でる美女。
それを受けてか、俺の隣から「……わかるッ」と小さくも熱のこもった同意の声が上がった。そんな場合か、爺さん。
そんなイアニス爺さんは、ソファのそばで手持ち無沙汰気味に立っている眼鏡おじさんと美人職員さんへ頷いてみせる。
二人は顔を見合わせると、イアニスへ会釈を返して部屋を出て行った。リヒャルトが来るまで、あの二人が彼女の対応をしていたようだ。
「ところでお祖母様。私はグウィストン家から離れた身として家訓に乗っ取り、今はリヒャルトと名乗っております。どうかこの場では、お祖母様もそうお呼びください」
「はて…家訓とな?」
リヒャルトの言葉に、美女は首を傾げた。そのまま二人でヒソヒソ…まぁまぁそれで…と家族の団欒が続いている。
俺はそっとイアニスに近寄り、気になっていた事を尋ねた。
「なぁ、魔族の国ってここから近いのか?どうしてギルドから出した手紙が、こんなに速く着くんだ?」
「ああ。あれは転移便で送ったからね。ドルトナのギルドには、転移の魔道具があるんだ」
イアニスは何故か少しだけ誇らしげに説明してくれた。
この世界で言う速達は、転移の魔道具によってワープで運ばれる。つまり国を跨ぐような距離であっても、物や書面がeメールのごとく一瞬でお届けできるのだ。ただし大きさの制限がある上、大変高額だと。
そうだったのか…手紙を届けるのも難儀な世界かと思いきや、そんな裏技があるとは。格差えぐいな。
「貴重で大掛かりなものだから、普通はこんな小さな街のギルドにはないんだけどね。ここはグリフォンの群生地や魔境べラトリアから最も近い支部だ。有事の際、即座に報告ができるよう置かれてるのだよ」
「ギルドから直接、あの人の家に送られたってこと?」
「いやいや、対応した魔道具のある場所にしか転移はできない。ドルトナのギルドから彼の国のギルドへ転送されてから、家へ届けられたはずだ」
「ふーん。…なら、それで手紙を受け取って、今日ここに到着したって、おかしくないか?」
「僕はよく知らないけど…グウィストン家はかつて高名な貴族だったというから、同じ経由の転移でやって来たのかもね」
「……人も転移できるの?」
「できなくはないよ。少々非常識だけど」
「この無礼者が!!口を慎めっ!」
「あら、わたくしはここに飛竜できたのよ。人間共のお手紙や荷物と一緒に運ばれるのはちょっとねぇ…」
烈火のごとく怒ってイアニスへ叫ぶリヒャルトに対し、美女は気分を害した様子もなく美しい微笑みを浮かべてこちらを見上げた。
「ウフフ!リル…じゃなかった、リヒャルトがこれっぽっちしか怒らぬとは……。随分と我が孫に気に入られているようでないか」
「なっ…!?」
「気を楽にするが良い。名は?」
微笑みの上にわずかな圧をのせて、リヒャルトの祖母はイアニスと俺に話しかけた。風貌も相まって、思わず傅きたくなる。
「はい。私はこの地を治めるルーシェン・レダート子爵が次男、イアニス・レダートと申します。隣りの人間は遥々異世界より転移してきた者で、名をシマヤと」
「ほぉ…?」
「は、初めまして」
「リヒャルトとは王立学院で知り合い、以来6年程でしょうか。親しくさせて貰っています」
「あ、お、俺は昨日知り合ったばかりです。はい」
「これは面白い。人間の貴族となった魔族に、異世界人とはな。わたくしの名はヴァレリア・グウィストン。この国ではそうだな、ただの孫想いのおばあちゃんよ。これからも、リヒャルトと仲良くしておくれ」
勿論です、と穏やかに返すイアニスに対し、俺は曖昧に頷いた。それをぐぐぐ…と何か言いたげにして睨みつけるリヒャルトだが、祖母の言葉に盾突く気はないようだ。
「さて。お前たちには聞きたいことがあってな。その前に、ガムドラド?」
「はい」「うーっす」
扉の前へ姿勢よくお座りしていたオルトロスーーガムドラドさんが、突如ぐにゃりと歪んで姿を消した。驚いて目を剥いたとたん、廊下の向こうからくぐもった声が聞こえてくる。
「おおっとぉ~?こいつは何だい、おっさんよぉ」
「わが主は、家族とそのお友達との水入らずなひと時をお望みです」
「そうそう。あ、因みにおれ様は男の背肉みたいなサッパリした部位がお望みだぜ?!ここんとこ脂っこいもん続きでよぉ…」
「次は無い。いいですね?」
「クククク…」「きひひひひっ」
どう考えても脅してる…大丈夫かこれ。
「ああ、しまった…きちんと警告しておくべきだった」
「何の前触れもなく飛竜でやってきて、オルトロスを使役する見ず知らずの魔族。当然の警戒だ。わたくしへの無礼には目をつぶろう」
「それはどうも」
どうやら、ギルド職員がここでの会話を盗み聞きしようとしていたらしい。心配だったのだろう。
イアニスが慌てたが、ヴァレリアさんはそれを自分への配慮だと思ったのか、「かまへんがな」と言って嗤った。彼女曰く、人間の貴族の口調だ。
絶対ギルド側に対しての配慮の方が大きい発言だと思うが、イアニスはただ苦笑するのみで何も言わなかった。
ああ。リヒャルトの血縁だ、こりゃ。
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