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「白状しろ…!貴様の…スキルとは、なんだ…?なぜ貴様ごときが…あのダンジョンと…馴染みを持つなど」
「知らん知らん、無いよそんなの!ここに来たのだって初めてで……本当にデタラメだって、あの爺様の!」
「……詳しく、話す気は…無さそうだな……」
めらめらとリヒャルトの赤い目に怒りが燃えている。まだ言葉はもたついているが、手足の痙攣はもう治っていた。解毒薬が効いているのだ。
震えの消えた腕を伸ばし、俺にピタリと手のひらを向けてくる。
「おい!勘弁し…」
「ギィッ!ギィーー!」
魔法をぶっ放す気かと身構えたその時、まるで制止するようにおはぎコウモリが甲高い声を上げた。ぴょこぴょこと鞠のように飛び跳ねてリヒャルトの頭に乗っかると、怒ったようにギィギィ言ってる。
「ええい、邪魔だ…!」
「ギギギギ…ッ!」
「聞けない相談だ…貴様が、どっか行け…!」
「ギュィィーーッ!?」
どうやら、己の住処でまた性懲りも無く魔法を使おうとするリヒャルトに抗議しているみたいだ。魔物にすら迷惑がられるなんて、ある意味凄いなコイツ。
「お待たせー…結局誰も捕まらなくて……って、何を騒いでるんだ?往生際が悪いぞリヒー」
ギィギィワーワーとやっている所へ、イアニスが戻ってきた。村役とやらは、呼んで来れなかったようだ。
リヒャルトの様子に眉を寄せ、おはぎコウモリの文句に耳を傾けている。
「ごめんごめん、邪魔をしたね。もう行くから……あれ?爺さんは?」
「ギキィ…!」
「んん?今なんて?」
「奴なら帰った……少なくとも、人では、ない…」
「帰ったって、本当に?」
どういう事だと尋ねるイアニスへ、リヒャルトが今起きたことを説明した。おはぎコウモリも何かを伝えているが、二人と違って俺には何を言っているのか分からなかった。
「なんて事だ……あの爺さーーあの方は、本当にシャムドフ様だったのか…!」
「いやっ、理解早いな!納得する所あった?俺にはとても精霊だなんて思えないけど!」
話しを鵜呑みにして驚愕するイアニスへ、俺は慌ててツッコミを入れる。
だが、イアニスはそれに首を振った。
「いやね、おかしいなとは思っていたんだよ……あの騒ぎでも平然と寝ているし。まぁ…それだけなら、ただの豪胆な人で済むけど」
彼は思案顔で言葉を切り、老人の寝そべっていた床へ目を向ける。もちろん、そこにはもう何もない。
「今、村役のもとへ行ってきたら、少々ゴタついててね。祭祀を取り仕切っていた数人が、揃って体調を崩しているらしいんだ。……何でも、酔った勢いで精霊様の御神酒に手をつけたんだとか」
「………」
「リヒャルト、あの御仁は祭りの最中に見つけたんだったよね?」
「……そうだ…人間どもの輪に、混ざって…やかましく、呑んだくれてた…」
「そ、そうか。お怒りでいなければいいが」
こんな事もあるんだなぁ、とまるでツチノコでも見つけたみたいな感想をもらす。軽いな…。魔法だの魔物だのがいる世界じゃ、精霊ってそんな扱いなのか?
「それでいま…こいつを、問いただして……いた所だ!」
「シマヤさんを…何でまた」
「あの、呑んだくれ精霊が……いうには、私の見つけた、ダンジョンもどきと……こいつには…関わりがあるらしい……異世界人だとか、何とかで」
「は?」
「嘘だウソ!ダンジョンなんか知らないし、異世界とかも身に覚えありません。あんな訳のわからん精霊ジョークで人を振り回さないでくれ!」
まずいぞ。イアニスには俺のスキルやらを知られたくない。貴族で常識人だからこそ、なおさら厄介だ。
大慌てで口を挟む俺に、リヒャルトは嘲るように笑った。
「見ろ…あんなに、焦って……誤魔化しているのが、バレバレだ……この、マヌケめ」
「違うわ!謂れのない誤解で迷惑かけられりゃ、誰でも焦るわ!いいから早く荷物を返せよっ!」
「はぁ……リヒャルト、返してやれってば」
イアニスが溜め息混じりに指図すると、リヒャルトは顔面にありありと不満を浮かべながらも、素直にアイテムボックスから荷物を取り出した。イアニスのいう事はしっかり聞くんだな。
「そうだ。ついでに魔導のオーブも出してくれないか。ちょっと確認したい事があるんだ」
大事な荷物袋を取り返しホッとした矢先、イアニスが唐突に言い足した。リヒャルトはこれにも素直に従うと、彼へ手渡す。さっきのお騒がせ水晶玉だ。
「うーん…やっぱり、キズがついてるよ」
「…あぁ?」
しげしげと手の上で玉を回して眺めたイアニスは、重々しい声でそう言った。リヒャルトは訝しそうにしているが、俺は途端に嫌な汗をかきはじめる。
この詐欺男子め!すっかり忘れ去られていた(なんなら俺も忘れてた)と思いきや、ここで蒸し返してくるなんて。というかあの時、水晶のヒビに気づいてたのか。あんなほっそい目して、どんだけめざといんだよ!?
「これは困ったねぇ…。レダート家に代々伝わる、貴重なマジックアイテムが……」
「ええっ!?」
「は…?」
「幸いマジックアイテムと言っても、修理が可能なものだから良いけど。…修理費用がなぁ」
この流れ……絶対脅してくるやつだろ。「どう落とし前つけんのじゃゴラァ!?」って怒鳴られるやつだろ。勘弁してくれ、俺のせいじゃねーよ!
「冗談じゃないぞ、俺の責任にされても困る!元はと言えば、こいつが無理やり押し付けてきたせいだろ」
「けれど、こうして壊れてしまったことは事実。僕は養子だが…この地を代々治めてきたご先祖様から授かった物だ」
「おい、何を言ってる……それはーー」
「それに傷をつけられて、おいそれと泣き寝入りなどできないな。我が家の名にまで傷がついてしまうよ」
リヒャルトが何かを言いかけたのを遮って、イアニスはつらつらとのたまう。
「今シマヤさんが留意する点は、どちらが悪いかではないよ。僕がレダート子爵家の者なのに対し、シマヤさんが流れの冒険者でしかないという点だ。立場の差だね。……そこを踏まえて、僕の頼みを聞いてくれないだろうか?」
「……断らせる気ないだろ…その言い方…」
「ふん……回りくどい、真似を…しやがる……気に食わん…!」
「あんたが言うなや」
「いいからちょっと黙っとれ」
俺とイアニスがそれぞれの文句を飛ばすと、リヒャルトは不機嫌顔でそっぽを向いた。
「知らん知らん、無いよそんなの!ここに来たのだって初めてで……本当にデタラメだって、あの爺様の!」
「……詳しく、話す気は…無さそうだな……」
めらめらとリヒャルトの赤い目に怒りが燃えている。まだ言葉はもたついているが、手足の痙攣はもう治っていた。解毒薬が効いているのだ。
震えの消えた腕を伸ばし、俺にピタリと手のひらを向けてくる。
「おい!勘弁し…」
「ギィッ!ギィーー!」
魔法をぶっ放す気かと身構えたその時、まるで制止するようにおはぎコウモリが甲高い声を上げた。ぴょこぴょこと鞠のように飛び跳ねてリヒャルトの頭に乗っかると、怒ったようにギィギィ言ってる。
「ええい、邪魔だ…!」
「ギギギギ…ッ!」
「聞けない相談だ…貴様が、どっか行け…!」
「ギュィィーーッ!?」
どうやら、己の住処でまた性懲りも無く魔法を使おうとするリヒャルトに抗議しているみたいだ。魔物にすら迷惑がられるなんて、ある意味凄いなコイツ。
「お待たせー…結局誰も捕まらなくて……って、何を騒いでるんだ?往生際が悪いぞリヒー」
ギィギィワーワーとやっている所へ、イアニスが戻ってきた。村役とやらは、呼んで来れなかったようだ。
リヒャルトの様子に眉を寄せ、おはぎコウモリの文句に耳を傾けている。
「ごめんごめん、邪魔をしたね。もう行くから……あれ?爺さんは?」
「ギキィ…!」
「んん?今なんて?」
「奴なら帰った……少なくとも、人では、ない…」
「帰ったって、本当に?」
どういう事だと尋ねるイアニスへ、リヒャルトが今起きたことを説明した。おはぎコウモリも何かを伝えているが、二人と違って俺には何を言っているのか分からなかった。
「なんて事だ……あの爺さーーあの方は、本当にシャムドフ様だったのか…!」
「いやっ、理解早いな!納得する所あった?俺にはとても精霊だなんて思えないけど!」
話しを鵜呑みにして驚愕するイアニスへ、俺は慌ててツッコミを入れる。
だが、イアニスはそれに首を振った。
「いやね、おかしいなとは思っていたんだよ……あの騒ぎでも平然と寝ているし。まぁ…それだけなら、ただの豪胆な人で済むけど」
彼は思案顔で言葉を切り、老人の寝そべっていた床へ目を向ける。もちろん、そこにはもう何もない。
「今、村役のもとへ行ってきたら、少々ゴタついててね。祭祀を取り仕切っていた数人が、揃って体調を崩しているらしいんだ。……何でも、酔った勢いで精霊様の御神酒に手をつけたんだとか」
「………」
「リヒャルト、あの御仁は祭りの最中に見つけたんだったよね?」
「……そうだ…人間どもの輪に、混ざって…やかましく、呑んだくれてた…」
「そ、そうか。お怒りでいなければいいが」
こんな事もあるんだなぁ、とまるでツチノコでも見つけたみたいな感想をもらす。軽いな…。魔法だの魔物だのがいる世界じゃ、精霊ってそんな扱いなのか?
「それでいま…こいつを、問いただして……いた所だ!」
「シマヤさんを…何でまた」
「あの、呑んだくれ精霊が……いうには、私の見つけた、ダンジョンもどきと……こいつには…関わりがあるらしい……異世界人だとか、何とかで」
「は?」
「嘘だウソ!ダンジョンなんか知らないし、異世界とかも身に覚えありません。あんな訳のわからん精霊ジョークで人を振り回さないでくれ!」
まずいぞ。イアニスには俺のスキルやらを知られたくない。貴族で常識人だからこそ、なおさら厄介だ。
大慌てで口を挟む俺に、リヒャルトは嘲るように笑った。
「見ろ…あんなに、焦って……誤魔化しているのが、バレバレだ……この、マヌケめ」
「違うわ!謂れのない誤解で迷惑かけられりゃ、誰でも焦るわ!いいから早く荷物を返せよっ!」
「はぁ……リヒャルト、返してやれってば」
イアニスが溜め息混じりに指図すると、リヒャルトは顔面にありありと不満を浮かべながらも、素直にアイテムボックスから荷物を取り出した。イアニスのいう事はしっかり聞くんだな。
「そうだ。ついでに魔導のオーブも出してくれないか。ちょっと確認したい事があるんだ」
大事な荷物袋を取り返しホッとした矢先、イアニスが唐突に言い足した。リヒャルトはこれにも素直に従うと、彼へ手渡す。さっきのお騒がせ水晶玉だ。
「うーん…やっぱり、キズがついてるよ」
「…あぁ?」
しげしげと手の上で玉を回して眺めたイアニスは、重々しい声でそう言った。リヒャルトは訝しそうにしているが、俺は途端に嫌な汗をかきはじめる。
この詐欺男子め!すっかり忘れ去られていた(なんなら俺も忘れてた)と思いきや、ここで蒸し返してくるなんて。というかあの時、水晶のヒビに気づいてたのか。あんなほっそい目して、どんだけめざといんだよ!?
「これは困ったねぇ…。レダート家に代々伝わる、貴重なマジックアイテムが……」
「ええっ!?」
「は…?」
「幸いマジックアイテムと言っても、修理が可能なものだから良いけど。…修理費用がなぁ」
この流れ……絶対脅してくるやつだろ。「どう落とし前つけんのじゃゴラァ!?」って怒鳴られるやつだろ。勘弁してくれ、俺のせいじゃねーよ!
「冗談じゃないぞ、俺の責任にされても困る!元はと言えば、こいつが無理やり押し付けてきたせいだろ」
「けれど、こうして壊れてしまったことは事実。僕は養子だが…この地を代々治めてきたご先祖様から授かった物だ」
「おい、何を言ってる……それはーー」
「それに傷をつけられて、おいそれと泣き寝入りなどできないな。我が家の名にまで傷がついてしまうよ」
リヒャルトが何かを言いかけたのを遮って、イアニスはつらつらとのたまう。
「今シマヤさんが留意する点は、どちらが悪いかではないよ。僕がレダート子爵家の者なのに対し、シマヤさんが流れの冒険者でしかないという点だ。立場の差だね。……そこを踏まえて、僕の頼みを聞いてくれないだろうか?」
「……断らせる気ないだろ…その言い方…」
「ふん……回りくどい、真似を…しやがる……気に食わん…!」
「あんたが言うなや」
「いいからちょっと黙っとれ」
俺とイアニスがそれぞれの文句を飛ばすと、リヒャルトは不機嫌顔でそっぽを向いた。
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