12 / 95
3
しおりを挟む
へとへとになった俺は、2人と共に門から引き上げることにした。車に乗り込み、エンジンをかける。
「どうじゃ?ダイコウとやらは」
「ええと……」
ナビを操作して代行操縦モードを確認してみる。選択画面のリストに「スカルウォリアー」と「キラーバット」が追加されていた。
キラーバットの文字をポチリ。
条件「相手からの視認」:達成
条件「運転手レベル5以上」:未
固有タスク「20匹同時討伐」:達成
車体「キラーバット」を取得しました。
「あっ、やった!なんか使えるようになってる…」
「本当か」
「おお。わしの指導のおかげではないか?」
うん?そういやこの固有タスクって何だ。
それに、レベルが足りてない。俺は今2のはずだけど、必要条件には5とあるぞ。なのに解禁されている。
この固有タスクをこなしたからだろうか。
「おそらくそうだ………。うん。モンスターによってタスクの内容が決まっているらしい。他のも確認してみよう。物によっては、レベル上げせずに済むんじゃないか?」
そう言われ喜んだのも束の間、期待はすぐに裏切られた。
ダスターウルフの固有タスクは「一群れを全滅させる」。リビングメイルは「剣士・弓師・魔術師・ライダー種をそれぞれ討伐する」。ジズは「討伐後に羽根を入手する」。…つまり、レベル上げよりはるかに物騒で難易度が高かった。ダメや。
キラーバットのはかなりラッキーな内容だったのだな。強くない魔物だと、タスクも相応だったりするのだろうか。
俺はガソリンメーターを確認する。身も心もへとへとだが、MPは減っていない。メンタル関係ないんだな。
キラーバットを選択して、初めての代行モードに切り替えた。
「代行操縦運転モードへ移行します。車体のHPに注意し、安全を確認して走行してください」
ぐにゃ、と窓の外の景色が歪む。
全ての窓ガラスが、まるですりガラスになったかのようだ。
それと同時に、運転席のメーター表示があちこち変化していく。時速の最大が140キロから50キロへ下がってしまった。おっそ!ギアのPの上によく分からんAという謎ギアが現れ、ガソリンメーターの上にHPバーが表示された。
そうこうしている内にグニャグニャがおさまり、視界が戻る。その途端、ひどい違和感を覚えた。
目線が低い。それに石壁や道路、石畳の一つ一つさえもが大きくなっているのだった。
「コレは……もしや、わしらは縮んでおるのか?」
「も、もう俺の知ってる車じゃなさすぎる…」
ラスタさんの鑑定タイム。お頼み申す。
時速が下がったのは、キラーバットの出せる速度に準じた為。
謎ギアは「あくしょん」の意味で(Actionってことだろう)、キラーバットの場合は飛行する時…つまり上昇するのに使うギア。
HPバーは、これもキラーバットに準じたHPで0になると代行モードが自動解除される。状況によってはめちゃくちゃ危険だ。空中で自動解除なんてされたら、そのまま地面に激突だもんな…。うん。それにしても…
「ほんとに飛ぶんだな…車が…」
「キラーバットだからな。ちょっと外に出てみていいか」
代行中は、ドアロックがかかり出られないようだ。1度モードを解除し、ラスタさんと少女ボスが降りてから再びキラーバットへ車体を変える。外へ出た2人は、数歩離れてこちらを眺めていた。
「キラーバットだの」
「キラーバットだ」
窓の外には、風景と同じく巨大になった2人がこちらを見下ろしている。どうやら俺や車の姿は見えなくなっているようだが、違う何かーー口ぶりからキラーバットに見えているようだ。俺の方からは、ボンネットもワイパーもいつも通り見えているのに。
「では早速、HPを0にしたらどうなるか試してみようか?」
ニヤリと物騒な笑顔を浮かべて、少女ボスが歩み寄る。俺は大慌てで抗議したが、ステルスモード同様こちらの声が外に出ていないのか、聞こえている様子はなかった。
このままでは、サッカーボールの様に蹴り飛ばされてしまう。
一瞬迷った後、ギアをAに入れてアクセルを踏んだ。
ぐん、と軽く体が持ち上がる感覚。フロントガラスの向こうの視界が、一息に上がっていく。
「うわっ浮いた!飛んだ!」
道も坂もない空中を、ぐんぐんと浮かび上がっていく。流石に大はしゃぎである。
魔法学校がテーマの某有名映画で観たことある光景を実際に体験しているのだ。少女ボスやラスタさんの事も忘れて、夢中でハンドルを回した。
方向転換は通常通りだが、アクセルを踏むと急上昇する。ひたすら上に登るばかりで、前進は殆どしない。そうこうしている内に、建物の屋根と目線が合う所まで上がってしまう。どうしよう。
恐る恐るDに入れてみる。
AからDへ変えた車は、前進しながらゆるゆると高度を下げていく。こうやって降りるのか。
長い下り坂は確か、このD2ってやつ使うんじゃなかったっけ。D3か?もう覚えてないよ。
「おーい、シマヤバット。今のお前はキラーバットと同じ強さだ。危険だから、1人で遠くに行くな」
「シマヤバット?!」
下からの呼びかけに思わずツッコむも、当然誰も聞いていない。俺のことかよ?
気を取り直し、こちらがキラーバットに見えているらしいラスタさんたちの元へ着地を試みる。峠道のように右へ左へを繰り返し、旋回しながら何とか元の場所へ戻った。
「ふうー、本当に飛べましたよ、ラスタさん。ありがとうございます!あ、ボスさんもありがとうございます」
俺はモードを解除してドアを開ける。代行モード中の車の様子を確認したくて声をかけたら、2人はそそくさと車に乗り込んできた。
「早く早く!わしも飛んでみたいぞ、さっさと始めんか!」
「駄目だ。周りの魔物に見つかったら反撃しようがない。魔物が湧かない拠点に戻ってからにしよう。大体お前は自力で飛べるだろ」
「うるせーわい!わしは今乗りたいのだ。お主が外に出てわしらを守れば良かろう」
「嫌だ。俺も乗りたい」
俺はしばらく2人の言い合いを聞いていたが、早く帰りたかったので放置してナビをぽちぽちと設定した。ステルスで安全に帰りましょう。
あー、疲れた……。
「どうじゃ?ダイコウとやらは」
「ええと……」
ナビを操作して代行操縦モードを確認してみる。選択画面のリストに「スカルウォリアー」と「キラーバット」が追加されていた。
キラーバットの文字をポチリ。
条件「相手からの視認」:達成
条件「運転手レベル5以上」:未
固有タスク「20匹同時討伐」:達成
車体「キラーバット」を取得しました。
「あっ、やった!なんか使えるようになってる…」
「本当か」
「おお。わしの指導のおかげではないか?」
うん?そういやこの固有タスクって何だ。
それに、レベルが足りてない。俺は今2のはずだけど、必要条件には5とあるぞ。なのに解禁されている。
この固有タスクをこなしたからだろうか。
「おそらくそうだ………。うん。モンスターによってタスクの内容が決まっているらしい。他のも確認してみよう。物によっては、レベル上げせずに済むんじゃないか?」
そう言われ喜んだのも束の間、期待はすぐに裏切られた。
ダスターウルフの固有タスクは「一群れを全滅させる」。リビングメイルは「剣士・弓師・魔術師・ライダー種をそれぞれ討伐する」。ジズは「討伐後に羽根を入手する」。…つまり、レベル上げよりはるかに物騒で難易度が高かった。ダメや。
キラーバットのはかなりラッキーな内容だったのだな。強くない魔物だと、タスクも相応だったりするのだろうか。
俺はガソリンメーターを確認する。身も心もへとへとだが、MPは減っていない。メンタル関係ないんだな。
キラーバットを選択して、初めての代行モードに切り替えた。
「代行操縦運転モードへ移行します。車体のHPに注意し、安全を確認して走行してください」
ぐにゃ、と窓の外の景色が歪む。
全ての窓ガラスが、まるですりガラスになったかのようだ。
それと同時に、運転席のメーター表示があちこち変化していく。時速の最大が140キロから50キロへ下がってしまった。おっそ!ギアのPの上によく分からんAという謎ギアが現れ、ガソリンメーターの上にHPバーが表示された。
そうこうしている内にグニャグニャがおさまり、視界が戻る。その途端、ひどい違和感を覚えた。
目線が低い。それに石壁や道路、石畳の一つ一つさえもが大きくなっているのだった。
「コレは……もしや、わしらは縮んでおるのか?」
「も、もう俺の知ってる車じゃなさすぎる…」
ラスタさんの鑑定タイム。お頼み申す。
時速が下がったのは、キラーバットの出せる速度に準じた為。
謎ギアは「あくしょん」の意味で(Actionってことだろう)、キラーバットの場合は飛行する時…つまり上昇するのに使うギア。
HPバーは、これもキラーバットに準じたHPで0になると代行モードが自動解除される。状況によってはめちゃくちゃ危険だ。空中で自動解除なんてされたら、そのまま地面に激突だもんな…。うん。それにしても…
「ほんとに飛ぶんだな…車が…」
「キラーバットだからな。ちょっと外に出てみていいか」
代行中は、ドアロックがかかり出られないようだ。1度モードを解除し、ラスタさんと少女ボスが降りてから再びキラーバットへ車体を変える。外へ出た2人は、数歩離れてこちらを眺めていた。
「キラーバットだの」
「キラーバットだ」
窓の外には、風景と同じく巨大になった2人がこちらを見下ろしている。どうやら俺や車の姿は見えなくなっているようだが、違う何かーー口ぶりからキラーバットに見えているようだ。俺の方からは、ボンネットもワイパーもいつも通り見えているのに。
「では早速、HPを0にしたらどうなるか試してみようか?」
ニヤリと物騒な笑顔を浮かべて、少女ボスが歩み寄る。俺は大慌てで抗議したが、ステルスモード同様こちらの声が外に出ていないのか、聞こえている様子はなかった。
このままでは、サッカーボールの様に蹴り飛ばされてしまう。
一瞬迷った後、ギアをAに入れてアクセルを踏んだ。
ぐん、と軽く体が持ち上がる感覚。フロントガラスの向こうの視界が、一息に上がっていく。
「うわっ浮いた!飛んだ!」
道も坂もない空中を、ぐんぐんと浮かび上がっていく。流石に大はしゃぎである。
魔法学校がテーマの某有名映画で観たことある光景を実際に体験しているのだ。少女ボスやラスタさんの事も忘れて、夢中でハンドルを回した。
方向転換は通常通りだが、アクセルを踏むと急上昇する。ひたすら上に登るばかりで、前進は殆どしない。そうこうしている内に、建物の屋根と目線が合う所まで上がってしまう。どうしよう。
恐る恐るDに入れてみる。
AからDへ変えた車は、前進しながらゆるゆると高度を下げていく。こうやって降りるのか。
長い下り坂は確か、このD2ってやつ使うんじゃなかったっけ。D3か?もう覚えてないよ。
「おーい、シマヤバット。今のお前はキラーバットと同じ強さだ。危険だから、1人で遠くに行くな」
「シマヤバット?!」
下からの呼びかけに思わずツッコむも、当然誰も聞いていない。俺のことかよ?
気を取り直し、こちらがキラーバットに見えているらしいラスタさんたちの元へ着地を試みる。峠道のように右へ左へを繰り返し、旋回しながら何とか元の場所へ戻った。
「ふうー、本当に飛べましたよ、ラスタさん。ありがとうございます!あ、ボスさんもありがとうございます」
俺はモードを解除してドアを開ける。代行モード中の車の様子を確認したくて声をかけたら、2人はそそくさと車に乗り込んできた。
「早く早く!わしも飛んでみたいぞ、さっさと始めんか!」
「駄目だ。周りの魔物に見つかったら反撃しようがない。魔物が湧かない拠点に戻ってからにしよう。大体お前は自力で飛べるだろ」
「うるせーわい!わしは今乗りたいのだ。お主が外に出てわしらを守れば良かろう」
「嫌だ。俺も乗りたい」
俺はしばらく2人の言い合いを聞いていたが、早く帰りたかったので放置してナビをぽちぽちと設定した。ステルスで安全に帰りましょう。
あー、疲れた……。
1
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
W職業持ちの異世界スローライフ
Nowel
ファンタジー
仕事の帰り道、トラックに轢かれた鈴木健一。
目が覚めるとそこは魂の世界だった。
橋の神様に異世界に転生か転移することを選ばせてもらい、転移することに。
転移先は森の中、神様に貰った力を使いこの森の中でスローライフを目指す。
異端の紅赤マギ
みどりのたぬき
ファンタジー
【なろう83000PV超え】
---------------------------------------------
その日、瀧田暖はいつもの様にコンビニへ夕食の調達に出掛けた。
いつもの街並みは、何故か真上から視線を感じて見上げた天上で暖を見る巨大な『眼』と視線を交わした瞬間激変した。
それまで見ていたいた街並みは巨大な『眼』を見た瞬間、全くの別物へと変貌を遂げていた。
「ここは異世界だ!!」
退屈な日常から解き放たれ、悠々自適の冒険者生活を期待した暖に襲いかかる絶望。
「冒険者なんて職業は存在しない!?」
「俺には魔力が無い!?」
これは自身の『能力』を使えばイージーモードなのに何故か超絶ヘルモードへと突き進む一人の人ならざる者の物語・・・
---------------------------------------------------------------------------
「初投稿作品」で色々と至らない点、文章も稚拙だったりするかもしれませんが、一生懸命書いていきます。
また、時間があれば表現等見直しを行っていきたいと思っています。※特に1章辺りは大幅に表現等変更予定です、時間があれば・・・
★次章執筆大幅に遅れています。
★なんやかんやありまして...
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる