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最終章 対米戦終了 そして、

第七十二話 東太平洋海戦③ 「いままで、ありがとう....」

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第二次攻撃隊が発艦したとき、第一次攻撃隊は、攻撃を始めていた。しかし、先の攻撃で攻撃可能機は、100機と53機も撃墜された。しかし、次は50㎜機関砲が待ち構えていた。
「ちっ、次は機関砲か...」
これでまた、10機撃墜される。だが、のこりの90機が攻撃態勢にはいれた。
「てぇー!」
各機から九四式航空魚雷が放たれる。運よくこれが、アリウム級航空母艦 二番艦『マーベリック』に命中。マーベリックは、大爆発を起こし船体が三つにおれて沈没した。
次に零爆が、ハワイ級戦艦 三番艦『フリッカ』に急降下爆撃を実施。フリッカの第一・四砲塔に命中。使用不能となった。
「よし!大戦果だ!!撤退する!」
村田が指示する
「了解!!」

その頃聯合艦隊は二回目の砲撃を開始した。
「大和型三隻、金剛型六隻、肥前型三隻、高雄型三隻、妙高型五隻、武佐型二隻による第二次砲撃を開始する!発射用意!てぇー!」
大和型の46㎝砲、金剛型の41㎝砲、肥前型の38㎝砲、高雄型、妙高型の20.3㎝砲、武佐型の28.8㎝が火を噴く。
これがフリッカ艦橋に二発、機関部に6発命中。運悪く命中したのは艦橋付近に羽黒の榴弾と機関部に秋葉の徹甲弾が命中。これにより、フリッカは、機関停止。統率も取れなくなった。

これに対し、ニミッツは、ハワイ級、レキシントン級、アイオワ級、サウスダコタ級計18隻による、砲撃を開始した。この砲撃により岩湧の格納庫部に砲撃が命中。大爆発を起こし東太平洋の海に沈んでいった。また、ハワイ級の砲撃により、空母古見に砲撃が命中。格納庫に引火した。
これでは、大爆発を起こす。 そう考えた古見艦長は、総員離艦の命を出した。
そして、1944年6月1日4:32、空母古見は沈没した。古見は陰ながらも、真珠湾超海戦、そして、本海戦の反撃に多く協力した。そのため、悲しむ人も多かった。
最後に古見の艦長は今すぐに泣きそうな声でこう言ったという。
「いままで、ありがとう.....」
                                    と。

古見沈没の直後第二次攻撃隊がアメリカ艦隊に襲い掛かった。
隊長の淵田大尉は、違和感を感じた。そして、よく見てみると、給油中らしき空母『ユナイテッド・ステーツ』が見えた。だが、淵田は気のせいだと、無視していた。まさか、これが後の戦いの勝敗を分けるとは思いもしなかっただろう...
そんなことがありながらも第二次攻撃隊は、アリウム級航空母艦 一番艦『アリウム』に攻撃隊が接近した。運よく零爆の600㎏爆弾がアリウムの飛行甲板に命中。アリウムは発艦不能となった。

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みんなの感想(1件)

ypaaaaaaa
2024.03.13 ypaaaaaaa

情景が読み取りやすくストレスなく読ませていただいています!いつかコラボできたらなぁ…と思う今日この頃です!

山本 双六
2024.08.09 山本 双六

ありがとうございます!!全然大丈夫ですよ!というか、お願いしますってぐらいです!!

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