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第三章 日本近海超決戦
第五十七話 日米最後の海戦へ...............
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八丈島海戦が終了した日の09:20、艦隊は横須賀に寄港していた。しかし、艦隊は一機戦、出雲を残してほとんどが大中破。それに新型の装甲空母『白龍』が沈んだのは痛かった。だが、熟練パイロットがほとんど出撃して、被害がなかったのは唯一の救いだろう。そんなことを思いながら角田は横須賀の地に降り立った。
「角田さん、お疲れさま」
いつからいたのだろうか。振り向くと杉田上飛曹がいた。上飛曹といっても、実力は少尉、いや中尉にも匹敵するほどであった。そして、角田とも仲が良かった。
「杉田さん!どうして?」
と、横から割り込んできたのはつい先ほど帰投した菅野上飛曹改め菅野少尉であった。
「まぁ。いろいろとあってな。それより、例の作戦は?」
「敵空母全隻中破・大破・撃沈にしてやったぜ」
「そうか」
と、角田・杉田は安心した顔を見せる。角田に関しては、出撃いらい初めて見せた笑顔であった。
「それを言うなら、おめぇらは?」
菅野が目を輝かせて聞いた。
「まぁ。白龍が撃沈され、ほとんどの艦が大中破したが敵空母も沈めた」
「そうか」
満面の笑みを見せる菅野。しかし、その笑みもつかの間。警報が鳴ったのだ。
「空襲警報?いや、これは......出撃警報だ!!!!」
角田が珍しく驚いた顔をしている。
「出撃警報?なんだそれ」
菅野・杉田が口をそろえて聞く。
「そうか、お前たちにはまだ知らされてないのか。最近追加されたらしいんだよ。ほら、最近は敵艦隊の出没がすごいだろ。だから、追加されたらしい。にしても、どこに出没したんだ?」
淡々と説明する角田に二人はただ角田を見つめることしかできなかった。
〔敵艦隊ビスマルク海ニテ出没セリ。各艦隊・航空隊ハ直チニ、配置ニツケ〕
「ビスマルク海⁉」
三人が口をそろえて驚く。
「横須賀からでも最低2450海里はある!!それに、航路も合わせれば........」
その場にいるものがごくりと息をのむ。
「...................................................................................................................」
その場が数分静まり返る。その場に最初に声を出したのは、菅野だ。
「風翔でも片道すらいけん。上層部は正直馬鹿なのか?」
あとの二人も同感と言わんばかりに顔を縦に振る。
「いっそのところ、上層部に一喝入れに行くか?」
と、角田。
「いや、俺らじゃ無理だろう」
と、杉田。
「いや、行けるって!」
菅野も続く。
「あぁもう、いい!行くぞ!!!」
杉田が言う。
「おう!」
こうして三人は大日本帝国海軍 第一防衛艦隊司令部へと向かった。
「角田さん、お疲れさま」
いつからいたのだろうか。振り向くと杉田上飛曹がいた。上飛曹といっても、実力は少尉、いや中尉にも匹敵するほどであった。そして、角田とも仲が良かった。
「杉田さん!どうして?」
と、横から割り込んできたのはつい先ほど帰投した菅野上飛曹改め菅野少尉であった。
「まぁ。いろいろとあってな。それより、例の作戦は?」
「敵空母全隻中破・大破・撃沈にしてやったぜ」
「そうか」
と、角田・杉田は安心した顔を見せる。角田に関しては、出撃いらい初めて見せた笑顔であった。
「それを言うなら、おめぇらは?」
菅野が目を輝かせて聞いた。
「まぁ。白龍が撃沈され、ほとんどの艦が大中破したが敵空母も沈めた」
「そうか」
満面の笑みを見せる菅野。しかし、その笑みもつかの間。警報が鳴ったのだ。
「空襲警報?いや、これは......出撃警報だ!!!!」
角田が珍しく驚いた顔をしている。
「出撃警報?なんだそれ」
菅野・杉田が口をそろえて聞く。
「そうか、お前たちにはまだ知らされてないのか。最近追加されたらしいんだよ。ほら、最近は敵艦隊の出没がすごいだろ。だから、追加されたらしい。にしても、どこに出没したんだ?」
淡々と説明する角田に二人はただ角田を見つめることしかできなかった。
〔敵艦隊ビスマルク海ニテ出没セリ。各艦隊・航空隊ハ直チニ、配置ニツケ〕
「ビスマルク海⁉」
三人が口をそろえて驚く。
「横須賀からでも最低2450海里はある!!それに、航路も合わせれば........」
その場にいるものがごくりと息をのむ。
「...................................................................................................................」
その場が数分静まり返る。その場に最初に声を出したのは、菅野だ。
「風翔でも片道すらいけん。上層部は正直馬鹿なのか?」
あとの二人も同感と言わんばかりに顔を縦に振る。
「いっそのところ、上層部に一喝入れに行くか?」
と、角田。
「いや、俺らじゃ無理だろう」
と、杉田。
「いや、行けるって!」
菅野も続く。
「あぁもう、いい!行くぞ!!!」
杉田が言う。
「おう!」
こうして三人は大日本帝国海軍 第一防衛艦隊司令部へと向かった。
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