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第三章 日本近海大海戦
第五十二話 八丈島沖海戦④攻撃隊全力攻撃、敵航空隊の猛攻
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その頃アメリカ攻撃隊は、日本艦隊の直上にいた。重巡、護衛戦艦などの艦で対空戦闘、風翔も発艦し、迎撃をするが、撃墜できたのは4分の1。残りが、攻撃を始めた。
「This is it!」
雷撃部隊が空母白龍に向かい突撃する。白龍には一発のみ魚雷が命中する。しかし、装甲空母。並大抵のことでは沈まない。応急処置を施しすぐに戦線に復帰した。
爆撃隊は、護衛戦艦『米』に800㎏爆弾を投下。誘爆が起き、米は八丈島に沈んでいった。艦隊の防空戦もあり、アメリカ攻撃隊の戦闘可能機は計90機という有様であった。これでは日本の勝利は確実になってきたが、ここである問題が発生する。白龍が突如爆発、爆沈したのだ。実は数時前、魚雷被雷後のことであった。
「魚雷一発命中!」
一人の下士官が叫ぶ。
「応急処置を急げ!」
艦長が的確に指示を出す。
応急処置はすぐに終わった。この時航空機燃料タンクが破損。ガスが充満した。しかし、何らかの原因で引火。爆発したというわけだ。これが、のちに装甲空母改装の役に立つのである。
「救助を急げ!!」
角田が指示を下すと、
「失礼します!敵艦隊空母と戦艦を分離。敵戦艦部隊依然として八丈島に接近!」
これを聴いた高官たちは一瞬凍ったように口を閉じた。しかし、すぐに角田が、
「こちらも行くぞ!出雲、信濃、鹿野、秋葉を向かわせろ!近藤が乗ってたはずだ」
そう指示を下した。直掩機隊の準備が整い、発艦。エースパイロットの登場に攻撃部隊は敗走した。
その頃日本の政治・外交は新たなる進展を迎えていた。
まず、川崎飛行機改め川崎重工が愛知、中島そしてメッサーシュミット社を買収。四大財閥がなくなった今では、日本最大の企業になった。日本の飛行機技術は進展するだろう。それに、日英同盟復活に伴い、ドイツとの関係が悪化。亜米利加との戦いもアメリカ政府に不満を持つ、マッカーサー、ニミッツ、アイゼンハワーとともにクーデーターを起こしアメリカでの革命を発生させる計画を立てていた。あとは、イタリアも英伊同盟が結ばれ、ドイツに宣戦布告。しかし、ドイツはフランス・ポーランド・ウクライナなどの各地を占領・併合していたため一大軍事国になりあっていた。それを見放す日本ではない。日本国内ではドイツに宣戦布告するか否か、そして宣戦布告した場合どのようなルートでどのような戦術で攻撃するかなど議論され続けているのであった........
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「魚雷一発命中!」
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「応急処置を急げ!」
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応急処置はすぐに終わった。この時航空機燃料タンクが破損。ガスが充満した。しかし、何らかの原因で引火。爆発したというわけだ。これが、のちに装甲空母改装の役に立つのである。
「救助を急げ!!」
角田が指示を下すと、
「失礼します!敵艦隊空母と戦艦を分離。敵戦艦部隊依然として八丈島に接近!」
これを聴いた高官たちは一瞬凍ったように口を閉じた。しかし、すぐに角田が、
「こちらも行くぞ!出雲、信濃、鹿野、秋葉を向かわせろ!近藤が乗ってたはずだ」
そう指示を下した。直掩機隊の準備が整い、発艦。エースパイロットの登場に攻撃部隊は敗走した。
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