【新訳】帝国の海~大日本帝国海軍よ、世界に平和をもたらせ!第一部

山本 双六

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第三章 日本近海大海戦

第五十話 八丈島沖海戦②

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一機戦が戦果を挙げているころ、本土艦隊は新たな敵艦隊の出現の電を受ける。編成は、
エセックス級空母、エセックス、ヨークタウン、ホーネット、ワスプ、レキシントンの計五隻
護衛空母12隻
戦艦5隻
重巡洋艦23隻
軽巡洋艦12隻
駆逐艦30隻

それに対し、日本の本土防衛艦の稼働可能艦は(堺、呉、横須賀鎮守府)
赤龍型装甲空母、赤龍、青龍、黒龍、白龍
蒼鶴型空母(多少の装甲はありますが、装甲空母ではない)、蒼鶴、日鶴、
龍驤型重砲撃空母、龍驤
隼鷹型改造空母、隼鷹、飛鷹
大鷹型空母、大鷹、雲鷹、沖鷹
雲龍型空母、雲龍
扶桑型空母、扶桑、山城
筑前型戦艦、筑前、筑後
出雲型潜水戦艦、出雲
肥前型巡洋戦艦、肥後
重巡7隻
軽巡15隻
駆逐40隻
伊号潜水艦、第600~620号
ト号潜水艦第400~430号
知号砲撃潜水艦(雷撃も)第1~150号
計325隻だが、使用可能なのは六分の一である。とはいえ空母がすべて使えるのはよかった。それに出雲型もあるし..............

角田は龍驤でただじっと座っていた。来る戦いに備えて。
3月3日14:00、赤龍艦載機、彩雲から電報が届く。
『八丈島西750海里ニテ、敵大艦隊ヲ補足セリ。陣容は、
エセックス級空母、エセックス、ヨークタウン、ホーネット、ワスプ、レキシントンの計五隻
護衛空母12隻
戦艦5隻
重巡洋艦23隻
軽巡洋艦12隻
駆逐艦30隻
ナリ』
「そうか。来たか」
角田が帽子をかぶる。
「ふぅ」
同時に、航空・砲撃参謀長の佐藤が立ち上がる
「錨を上げ~!両舷微速前進!龍驤出港!」
[フォーン]汽笛が鳴り響く。
15:34、両空母は同時に攻撃機を出した。日本側計700機(基地航空機)米側計690機の大攻撃機である。中には新型戦闘機、五式戦闘機『総手』や高速戦闘機震電などもあった。
15:46、衝突。
一機落とされると、一機が墜とされる。そんな混戦であった......
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