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第三章 日本近海大海戦
第三十九話 真珠湾超海戦①
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「空母龍鳳より入電『我、コレヨリ航空戦ノ指揮ヲ執ル』」
「そうか。山口のお手並み拝見と行こうではないか」
山口多聞は、空母飛龍から、新型装甲空母の『龍鳳』の指揮を頼まれており、多聞と、龍鳳の初陣であった。
空母『龍鳳』艦橋
「あぁ。飛龍が恋しい」
山口が落ち込む。
「仕方ないですよ。飛龍は、あの、高山航空機動艦隊として、赤城などの主力空母を、指揮したこともある、高山さんが、着任したんですから、飛龍のことは任せて、私たちは龍鳳で頑張りましょう」
「彩雲四号機より入電!ハワイ島南東430海里にて、亜米利加の、別機動艦隊を補足したとのことです!」
「機動部隊⁉」
くそ!今の状態じゃ、対処できない!
「続けて入電!『我、最後ノ時マデ、任務ヲ遂行ス』」
最後の時まで?まさか、ずっと、あそこにいるつもりか。そんなことは、絶対にさせない。
「意地でも、彩雲四号機を救助するぞ!第二次攻撃隊発艦始め。続いて、直掩機残して、発艦用意!」
「了解!」
この時、山口の熱意が伝わったのか、格納庫は、いつもより、光速で動いていた。そのため、準備には、7分かからなかった。
「第二次攻撃隊発艦始め!」
そのころ、第一次攻撃隊は、
「あれが、アメリカ太平洋艦隊....」
「大丈夫。俺たちがいるから」
「魚雷射角よし!てぇー!」
バシャン!
「敵艦載機襲来!」
「うって、うって撃ちまくれ!!」
ダン!ダン!
「何で当たらない⁉くそ!くそ!」
「命中コース!」
ダーン!
ちなみにこの、空母『メリーランド』には、生存者がいなかったらしい。
「そうか。山口のお手並み拝見と行こうではないか」
山口多聞は、空母飛龍から、新型装甲空母の『龍鳳』の指揮を頼まれており、多聞と、龍鳳の初陣であった。
空母『龍鳳』艦橋
「あぁ。飛龍が恋しい」
山口が落ち込む。
「仕方ないですよ。飛龍は、あの、高山航空機動艦隊として、赤城などの主力空母を、指揮したこともある、高山さんが、着任したんですから、飛龍のことは任せて、私たちは龍鳳で頑張りましょう」
「彩雲四号機より入電!ハワイ島南東430海里にて、亜米利加の、別機動艦隊を補足したとのことです!」
「機動部隊⁉」
くそ!今の状態じゃ、対処できない!
「続けて入電!『我、最後ノ時マデ、任務ヲ遂行ス』」
最後の時まで?まさか、ずっと、あそこにいるつもりか。そんなことは、絶対にさせない。
「意地でも、彩雲四号機を救助するぞ!第二次攻撃隊発艦始め。続いて、直掩機残して、発艦用意!」
「了解!」
この時、山口の熱意が伝わったのか、格納庫は、いつもより、光速で動いていた。そのため、準備には、7分かからなかった。
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バシャン!
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「うって、うって撃ちまくれ!!」
ダン!ダン!
「何で当たらない⁉くそ!くそ!」
「命中コース!」
ダーン!
ちなみにこの、空母『メリーランド』には、生存者がいなかったらしい。
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