【新訳】帝国の海~大日本帝国海軍よ、世界に平和をもたらせ!第一部

山本 双六

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第三章 日本近海大海戦

第三十一話前半 マリアナ近海海戦①

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ロサンゼルス爆撃を受け、亜米利加は、つい先日修復した、パナマ超運河Ⅱを通じて、大西洋から艦隊を派遣。本格的な反撃に出た。まず、真珠湾は無理だと考え、全艦の航続距離を増やし、日本艦隊が少ない、マリアナ諸島 サイパン島、グアム島を急襲。占領。ここを、基地とし、新型の、B30の整備、飛行場の建造を急いだ。日本艦隊も、主力が、東南アジア、石狩海軍基地、真珠湾海軍基地におり、本国には、最低限の艦隊しかいなかった。どこからも、出撃すれば基地が攻撃されるのは、分かり切っていた。
とはいえ、最低限として、東南アジアから、『角田 覚治』中将率いる、第三艦隊(空母『龍驤』を旗艦とした、空母『竜城』・『隼鷹』・『祥鷹』・『瑞鳳』の軽空母四隻、正規空母一隻と甲巡洋艦『九重』、重雷装巡洋艦『北上』、試作防空巡洋艦改め、国見型防空巡洋艦六隻を主力とする艦隊)が出撃。まさか、日本が出てくると予想していなかったため、混乱、せめてと、B30を離陸させ、艦隊は決戦を開始した。そして、空母『瑞鳳』から、新型の艦上超電子偵察機『彩雲』が、五機発艦。敵艦隊を探し始めた。そして、数時間後、グアム島西430マイルにて、敵大艦隊を補足、それ以降、全彩雲からの通信が途絶えた。これにより、艦隊は攻撃を決意。全空母から、攻撃隊が発艦。第一次攻撃隊計140機が敵艦へ飛び立った。

『敵艦見ユ!!!』
この信号がもとに、全攻撃隊が敵艦隊に襲い掛かった。ただ、亜米利加の新型迎撃砲弾の近接信管が攻撃隊に、襲い掛かった。新人は撃墜されるが、歴戦の猛者は、当たらない。そして、敵艦隊に魚雷が襲い掛かり、次々と命中する。火柱が上がる。
「命中!」
そして、艦隊戦が始まる。
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