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第二章 アメリカ本土爆撃

第二十三話 パラオ沖海戦③

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攻撃隊が、一次攻撃を成功させた頃。戦艦竜王。

「敵機影補足!」

「嘘だろ⁉聯合艦隊が引き付けてるはず...そういうことか...」

「数十機の機影を新たに、でました!...味方航空隊です!」

「なんだって⁉」


??????航空隊

「間に合ったか...岩本、勘が鋭いな」

実は...

  岩本機と坂井機が分かれる時

「なぜかというと、空母の数にしては、敵攻撃隊が少なすぎる。多分、竜王、尾鈴の輸送艦隊を狙ったるんだと思う。尾鈴が仕留められると、いろいろとやっかいだ。だから迎撃というか、行ってきてくれないか?」

「いいけど、いなかったら?」

「全責任は俺がとる」

「分かった。ただし条件がある。俺にも、責任を取られせろ。戦闘機隊を指揮するんだ、俺にも責任がある」

「分かった。頼んだぞ」

「おう!」



「さぁ、暴れるぞ!」

ヒューン

ダダダダダダダダ!

「一機目!」

ダダダダダダ!
「二機目!」



「なにが起こっている!二番機、四番機が落ちていくぞ!俺らの行動がばれたとでもいうのか⁉」


ダダダダダ!

「両翼に被弾火災消化不能!」

「嘘だろ....」

バーン!

攻撃隊指令の、ジョンジー司令は自分に何が起きたか分からないまま、自分の機体と運命を共にした。

「なんとか、阻止したか」

「竜王より入電!『迎撃感謝スル。迎撃感謝スル』」

「よし!これより、空母に帰投する!」


敵を追撃した、岩本隊はというと...

「うん。九八式対空気化弾と一緒にやったら、余裕だったわ」


こうしてパラオ沖海戦は日本の勝利で終わった。日本は、駆逐艦『子日』、小型艦艇が10隻が沈没、空母『尾鈴』戦艦『竜王』が大破航空機10機を失い、2機の行方不明機に対し、連合国側は、空母2隻、戦艦4隻、巡洋艦8隻、駆逐17隻が沈没、その他艦艇諸々が大中破した。そして、最も連合軍に痛手だったのは、航空機120機以上を失ったことである。とにかく、日本はFS作戦を成功させ、オーストラリアとアメリカを遮断。1943年1月には、オーストラリアは日本に降伏。日本は、オーストラリアの脱落を成功させたのであった。
そして、次に日本が狙ったのは、アンカレジのダッチハーバーである。
ここを取れば、アメリカ太平洋艦隊の行動範囲をかなり狭めることが出来る。

1943年2月7日択捉島単冠湾

「アリーシャン諸島、ダッチハーバー攻撃はもう少しか」

「ですね」

「艦載機などの、最終点検は済んだか?」

「はい。準備万端、いつでも出港可能です!」

「そうか」
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