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35話 救出
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ダンジョンでは、広さも考慮して、8人くらいのPTが最適だと考えられている。
だが、俺達はたった3人でボスモンスターとやり合わなければならない。
普通に考えれば、死にに行くようなものだ。
それに、3人とも満身創痍の状態だ。
万が一にも勝ち目はないのかもしれない。
だが、なんだか負ける気がしないのも事実。
隣に夜音がいて、後ろに水雪がいる。
パーティってこんな感じなのかなと思いながら、オーガに向かって駆け出した。
「いくぞっ!」
右からゴブリンが俺に向かってとびかかってきたが、後ろから飛んできた矢がゴブリンを魔石に変える。
左からきたゴブリンは夜音のナイフで魔石へと変化した。
前からから現れたゴブリンはオーガに向けて蹴り飛ばす。
オーガは飛んできたゴブリンを手で払いのけると、金棒を振り下ろした。
俺と夜音は左右に分かれてそれぞれ回避。
その間にも、水雪の矢はゴブリンを退治していく。
だが、取り巻きのゴブリンは退治できているが、オーガにはそれほどダメージを与えられていない。
俺達三人はそれぞれ、隙を見てオーガに攻撃を仕掛けているが、どれも決定打にかけるのだ。
「はっ……!」
「おらぁ!」
「私もいるんだからねっ!」
俺の拳はオーガの太ももあたりに直撃するものの体勢を崩す程度だし、夜音が後ろから、オーガに駆け寄り、両手のナイフで連続攻撃をお見舞いするが、やはりオーガにその短い刃ではダメージが浅い。
水雪の矢も、俺達の援護とゴブリンでいっぱいいっぱいだ。
夜音は苦しそうに眉をゆがめ、荒い息を吐きながら、ナイフを振るっている。
このままじゃ、いづれ、体力が底を付き、あの大きな鉄棒の攻撃を受けるだろう。
最悪即死もありうる。
水雪もいつまでも、正確な援護射撃ができるかわからない。
その時、オーガが足を上げた。
「夜音、何かする気だ!」
夜音は、ゴブリンの攻撃を片手のナイフでふさぎ、もう片方のナイフで腹をえぐる。
ゴブリンが魔石へと姿を変えた。
その瞬間、夜音はオーガの動作に気が付いたが、もう遅い。
オーガの足が地面へと力強く踏みおろされる。
ダンジョンがゆれ、ゴブリン達は立つことが出来ずに、その場に転がる。
俺は必至に踏ん張り、なんとか持ちこたえたが、夜音は踏みとどまることが出来ず、その場に跪いている。
オーガの目がより一層光った気がした。
倒れてる夜音に、オーガのまさに死の一撃が振り下ろされようとしていた。
助けなくちゃ……。
なのに、まだ足が痺れていたのか、動かない。
「夜音ーーーっっ!!!」
ぐちゃ、っと肉がつぶれた音がした――。
う、うそだろ……夜音……。
俺の中で何かがはじけた。
何も考えられない。
オーガがにやりと口元を歪め、鉄棒を持ち上げる。
そこには――。
肉片となった。ゴブリンの死体があった。
すぅーと、灰になるように魔石へと変わった。
オーガが首をひねったかのよう見えた。
夜音、夜音はどこに……。
鉄棒が真上まで戻されたとき、
「ここだぁぁーーーーー!!」
鉄棒にしがみついていた、夜音が叫びならオーガに頭めがけて落ちてくる。
再度ナイフを召喚し、両手のナイフをオーガの額に突き刺す。
「グャ、グギャアアァ!!」
鉄棒を落とし、ハエを叩くかのように額の夜音を振り払う。
夜音はそれをくるりと空中で舞うように回避し、俺の目の前に着地した。
「サクッと終わらせたかったけど、無理だったみたいね……」
「お、おい、あまり無理す……」
無理するなよと言おうと思ったが、いや違う。
こいつ、無理しないと、全員死ぬとわかっていて……。
オーガは額から流れる黒い血を押さえ、怒り狂ったように夜音を睨みつけた。
短いナイフじゃ致命傷にまで至らなかったのだ。
肩で息をしてる夜音。
見れば、全身ボロボロだ。
ゴブリンの攻撃や、さっきのオーガの攻撃も完全によけてるわけではなかった。
肉を切らせて、骨を立つだろうか。
満身創痍の状態になりながらも、身体からは強い殺意がでてるのが俺にもわかる。
「真人っ!!」
「――っ!」
一瞬の油断。
夜音が無事だったことに少し気が抜けたのか、オーガの攻撃に気づくのが数舜遅れた。
夜音は避けようとするが、攻撃コースの後ろにいる俺に気がついたのか、ピクリと身体が止まる。
この攻撃コース。
夜音が避けると、俺に当たる?
そう予測したのか、夜音は立ち止まりナイフをクロスさせた。
それで防げるほど、オーガの攻撃は甘くない。
簡単にナイフを弾き飛ばし、夜音はボロ雑巾のように吹き飛ばされた。
俺は夜音が庇ってくれた時間で、金棒を回避することができたが、夜音は受身もとれず、壁に激突。
「がぁっ……ぅ……」
背中から強打して、夜音はそのまま地面に崩れ落ちた。
「お、おい、夜音!! 起きろよ!?」
必死に叫ぶが、ピクリとも動かない。
「くそっ!」
こっちは一撃で致命傷だ。
どう見ても立ち上がれるような状態じゃない。
ボロボロだ……。
俺が、俺がしっかりしないと!!
俺はポケットに忍ばせていた、ピルケースから薬をとりだすと、一気に飲み込む。
ドクンッと血液の流れが倍増したのがわかる。
身体の奥から力が沸き起こってくる。
体温が上昇して、五感が研ぎ澄まされていく。
「水雪、夜音を頼む! 俺はオーガをやる!」
オーガも目の前の俺をまず倒すことにしたのか、強い殺意が向けられる。
オーガは、鉄棒を片手で握りぴたりと俺に向けている。
薄暗い遺跡の奥でもわかる。
オーガの目が怒りに赤く輝いている。
「キマイラのように簡単にはいかなくても……」
「グオォ……」
どこからか冷たい風が吹き寄せてきて、壁の魔石の光を揺らす。
石畳がその光をちらりと反射させる。
「グッォグオオオオオーーーッッ!!」
凄まじい咆哮とともに、オーガが鉄棒を振り下ろしてくる。
「おおおおぉぉーーー!!」
俺も、叫びながら、駆けだす。
オーガの鉄棒が俺の肩を掠める。
「……っく!」
シャツが破れ、すっと皮膚に赤い線が入る。
それでも、足を止めない。
「おらっ!!」
オーガの懐にお礼の拳をぶつける。
「……はっ」
さらに、掛け声とともに、右脚を真横に払う。
オーガは吹き飛び遺跡の壁に激突する。
そのままオーガに向かって駆ける。
「グルォォッッ!!」
オーガも全身傷だらけだというのにのそりと起き上がり、俺に鉄棒を振り下ろしてきた。
鉄棒がすぐ目の前まで来たとき――。
「真人!!」
聞きなれた幼馴染の声とともに、矢がオーガの腕に刺さる。
オーガは大きくのけぞり、鼻先数センチの距離で鉄棒のスピードが止まる。
この好機を逃すわけにはいかない。
右足を払い、体勢を崩したところ、飛び上がり、顎にアッパーを入れてやる。
オーガは金棒から手を離し、俺を掴みに手を伸ばす。
「……っボヤっとしない!」
ナイフを交差して、夜音はオーガの手を切り払い、俺を庇ってくれた。
「別にしてねーよ! 無理すんな、休んでていいんだぜ?」
オーガの左足を掴み、そのままキマイラのように持ち上げ、背中から倒してやる。
そのままマウントポジションというか、首に跨るように乗り、顔面を連続で殴りつける。
倒れたままのオーガに、夜音は両手のナイフでめっちゃ切りにしていく。
ぐるりと体を回転させながら、八連撃がいっそう深くオーガの体を捉える。
「グルルウウアアッ!!」
オーガは、怒りかあるいは死の恐怖からの雄叫びを上げ、身体を起き上がらせようとするが、その度に、水雪の矢がオーガの足に深く刺さる。
「すまん、これで決めさせてもらうぜ!」
最後に夜音が突き刺した額に向けて、思い切り拳を打ち込む。
「グウルルルラアアアカカガッガアーーーー!!!!!!」
オーガはすさまじい声を上げて、その場で灰になるように消滅した。
カランと高い音をたて、魔石が床に転がったのを聞いて、俺はその場に崩れ落ちた。
「……っ! 疲れたあぁ~~~~~~~」
詰めていた息を大きく吐き出し、両眼をぎゅっと瞑ると、長時間の戦闘による疲労のせいかこめかみの奥が鈍く痛んだ。
何度か大きく頭を振り、痛みを追い出してから、再び瞼を開ける。
視界に幼女と幼馴染が座り込む俺を心配そうに見下ろしている。
「……帰るぞ?」
2人に向かって呟き、俺はゆっくり立ち上がった。
「うん」
「命令しないでよね」
と、いいながらも着いてくる二人を背に俺は出口に向かう。
遺跡攻略、ボス戦、水雪を無事に救出。
これが、冒渉者……。
今日はどうにか死を回避できたが、これは危険すぎるだろう……。
後ろの2人はいったい何を考えているのか……。
チラリと後ろを覗き見ると、2人ともすがすがしいほどの笑顔だった。
だが、俺達はたった3人でボスモンスターとやり合わなければならない。
普通に考えれば、死にに行くようなものだ。
それに、3人とも満身創痍の状態だ。
万が一にも勝ち目はないのかもしれない。
だが、なんだか負ける気がしないのも事実。
隣に夜音がいて、後ろに水雪がいる。
パーティってこんな感じなのかなと思いながら、オーガに向かって駆け出した。
「いくぞっ!」
右からゴブリンが俺に向かってとびかかってきたが、後ろから飛んできた矢がゴブリンを魔石に変える。
左からきたゴブリンは夜音のナイフで魔石へと変化した。
前からから現れたゴブリンはオーガに向けて蹴り飛ばす。
オーガは飛んできたゴブリンを手で払いのけると、金棒を振り下ろした。
俺と夜音は左右に分かれてそれぞれ回避。
その間にも、水雪の矢はゴブリンを退治していく。
だが、取り巻きのゴブリンは退治できているが、オーガにはそれほどダメージを与えられていない。
俺達三人はそれぞれ、隙を見てオーガに攻撃を仕掛けているが、どれも決定打にかけるのだ。
「はっ……!」
「おらぁ!」
「私もいるんだからねっ!」
俺の拳はオーガの太ももあたりに直撃するものの体勢を崩す程度だし、夜音が後ろから、オーガに駆け寄り、両手のナイフで連続攻撃をお見舞いするが、やはりオーガにその短い刃ではダメージが浅い。
水雪の矢も、俺達の援護とゴブリンでいっぱいいっぱいだ。
夜音は苦しそうに眉をゆがめ、荒い息を吐きながら、ナイフを振るっている。
このままじゃ、いづれ、体力が底を付き、あの大きな鉄棒の攻撃を受けるだろう。
最悪即死もありうる。
水雪もいつまでも、正確な援護射撃ができるかわからない。
その時、オーガが足を上げた。
「夜音、何かする気だ!」
夜音は、ゴブリンの攻撃を片手のナイフでふさぎ、もう片方のナイフで腹をえぐる。
ゴブリンが魔石へと姿を変えた。
その瞬間、夜音はオーガの動作に気が付いたが、もう遅い。
オーガの足が地面へと力強く踏みおろされる。
ダンジョンがゆれ、ゴブリン達は立つことが出来ずに、その場に転がる。
俺は必至に踏ん張り、なんとか持ちこたえたが、夜音は踏みとどまることが出来ず、その場に跪いている。
オーガの目がより一層光った気がした。
倒れてる夜音に、オーガのまさに死の一撃が振り下ろされようとしていた。
助けなくちゃ……。
なのに、まだ足が痺れていたのか、動かない。
「夜音ーーーっっ!!!」
ぐちゃ、っと肉がつぶれた音がした――。
う、うそだろ……夜音……。
俺の中で何かがはじけた。
何も考えられない。
オーガがにやりと口元を歪め、鉄棒を持ち上げる。
そこには――。
肉片となった。ゴブリンの死体があった。
すぅーと、灰になるように魔石へと変わった。
オーガが首をひねったかのよう見えた。
夜音、夜音はどこに……。
鉄棒が真上まで戻されたとき、
「ここだぁぁーーーーー!!」
鉄棒にしがみついていた、夜音が叫びならオーガに頭めがけて落ちてくる。
再度ナイフを召喚し、両手のナイフをオーガの額に突き刺す。
「グャ、グギャアアァ!!」
鉄棒を落とし、ハエを叩くかのように額の夜音を振り払う。
夜音はそれをくるりと空中で舞うように回避し、俺の目の前に着地した。
「サクッと終わらせたかったけど、無理だったみたいね……」
「お、おい、あまり無理す……」
無理するなよと言おうと思ったが、いや違う。
こいつ、無理しないと、全員死ぬとわかっていて……。
オーガは額から流れる黒い血を押さえ、怒り狂ったように夜音を睨みつけた。
短いナイフじゃ致命傷にまで至らなかったのだ。
肩で息をしてる夜音。
見れば、全身ボロボロだ。
ゴブリンの攻撃や、さっきのオーガの攻撃も完全によけてるわけではなかった。
肉を切らせて、骨を立つだろうか。
満身創痍の状態になりながらも、身体からは強い殺意がでてるのが俺にもわかる。
「真人っ!!」
「――っ!」
一瞬の油断。
夜音が無事だったことに少し気が抜けたのか、オーガの攻撃に気づくのが数舜遅れた。
夜音は避けようとするが、攻撃コースの後ろにいる俺に気がついたのか、ピクリと身体が止まる。
この攻撃コース。
夜音が避けると、俺に当たる?
そう予測したのか、夜音は立ち止まりナイフをクロスさせた。
それで防げるほど、オーガの攻撃は甘くない。
簡単にナイフを弾き飛ばし、夜音はボロ雑巾のように吹き飛ばされた。
俺は夜音が庇ってくれた時間で、金棒を回避することができたが、夜音は受身もとれず、壁に激突。
「がぁっ……ぅ……」
背中から強打して、夜音はそのまま地面に崩れ落ちた。
「お、おい、夜音!! 起きろよ!?」
必死に叫ぶが、ピクリとも動かない。
「くそっ!」
こっちは一撃で致命傷だ。
どう見ても立ち上がれるような状態じゃない。
ボロボロだ……。
俺が、俺がしっかりしないと!!
俺はポケットに忍ばせていた、ピルケースから薬をとりだすと、一気に飲み込む。
ドクンッと血液の流れが倍増したのがわかる。
身体の奥から力が沸き起こってくる。
体温が上昇して、五感が研ぎ澄まされていく。
「水雪、夜音を頼む! 俺はオーガをやる!」
オーガも目の前の俺をまず倒すことにしたのか、強い殺意が向けられる。
オーガは、鉄棒を片手で握りぴたりと俺に向けている。
薄暗い遺跡の奥でもわかる。
オーガの目が怒りに赤く輝いている。
「キマイラのように簡単にはいかなくても……」
「グオォ……」
どこからか冷たい風が吹き寄せてきて、壁の魔石の光を揺らす。
石畳がその光をちらりと反射させる。
「グッォグオオオオオーーーッッ!!」
凄まじい咆哮とともに、オーガが鉄棒を振り下ろしてくる。
「おおおおぉぉーーー!!」
俺も、叫びながら、駆けだす。
オーガの鉄棒が俺の肩を掠める。
「……っく!」
シャツが破れ、すっと皮膚に赤い線が入る。
それでも、足を止めない。
「おらっ!!」
オーガの懐にお礼の拳をぶつける。
「……はっ」
さらに、掛け声とともに、右脚を真横に払う。
オーガは吹き飛び遺跡の壁に激突する。
そのままオーガに向かって駆ける。
「グルォォッッ!!」
オーガも全身傷だらけだというのにのそりと起き上がり、俺に鉄棒を振り下ろしてきた。
鉄棒がすぐ目の前まで来たとき――。
「真人!!」
聞きなれた幼馴染の声とともに、矢がオーガの腕に刺さる。
オーガは大きくのけぞり、鼻先数センチの距離で鉄棒のスピードが止まる。
この好機を逃すわけにはいかない。
右足を払い、体勢を崩したところ、飛び上がり、顎にアッパーを入れてやる。
オーガは金棒から手を離し、俺を掴みに手を伸ばす。
「……っボヤっとしない!」
ナイフを交差して、夜音はオーガの手を切り払い、俺を庇ってくれた。
「別にしてねーよ! 無理すんな、休んでていいんだぜ?」
オーガの左足を掴み、そのままキマイラのように持ち上げ、背中から倒してやる。
そのままマウントポジションというか、首に跨るように乗り、顔面を連続で殴りつける。
倒れたままのオーガに、夜音は両手のナイフでめっちゃ切りにしていく。
ぐるりと体を回転させながら、八連撃がいっそう深くオーガの体を捉える。
「グルルウウアアッ!!」
オーガは、怒りかあるいは死の恐怖からの雄叫びを上げ、身体を起き上がらせようとするが、その度に、水雪の矢がオーガの足に深く刺さる。
「すまん、これで決めさせてもらうぜ!」
最後に夜音が突き刺した額に向けて、思い切り拳を打ち込む。
「グウルルルラアアアカカガッガアーーーー!!!!!!」
オーガはすさまじい声を上げて、その場で灰になるように消滅した。
カランと高い音をたて、魔石が床に転がったのを聞いて、俺はその場に崩れ落ちた。
「……っ! 疲れたあぁ~~~~~~~」
詰めていた息を大きく吐き出し、両眼をぎゅっと瞑ると、長時間の戦闘による疲労のせいかこめかみの奥が鈍く痛んだ。
何度か大きく頭を振り、痛みを追い出してから、再び瞼を開ける。
視界に幼女と幼馴染が座り込む俺を心配そうに見下ろしている。
「……帰るぞ?」
2人に向かって呟き、俺はゆっくり立ち上がった。
「うん」
「命令しないでよね」
と、いいながらも着いてくる二人を背に俺は出口に向かう。
遺跡攻略、ボス戦、水雪を無事に救出。
これが、冒渉者……。
今日はどうにか死を回避できたが、これは危険すぎるだろう……。
後ろの2人はいったい何を考えているのか……。
チラリと後ろを覗き見ると、2人ともすがすがしいほどの笑顔だった。
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