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1話 ファンタジーも慣れれば普通
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夕暮れの帰り道。
いつものように幼馴染の水雪と防波堤を並んで歩く。
足元の石ころを海に落とせば、波紋が広がり、海の中に沈んだ都市が歪んで見える。
「真人、私……冒渉者になる」
隣を歩く水雪が突然呟いた。
いつものように平坦な口調だが、その言葉は潮風にかき消されることのない意思を含んでいた。
俺は振り返り、水雪の透き通るような青い瞳を見つめる。
潮風が水雪の青い髪を優しく撫でるたびに、ほのかなミントと、潮の香り。
こんなとき普通は理由やら動機やらを聞くものだとはおもうが、俺は何故かそれを聞くのをためらった。
ためらって……そして、結局聞かないことにした……。
この時無理矢理にでも理由を聞いていれば、何かが変わったのだろうか?
水雪と水平線に沈む夕日はなんだか少し儚げに見えた――。
「世界は衰退しました!」
わざわざ、学校の課外授業を使いダンジョンの入り口まで来た俺達の前で担任の先生が説明をしている。
世界は衰退している。
正しくは、人類は衰退しているといったとこだろう。
偉い人達が数年前から、「世界は後何年持つのか?」という議論を繰り返しているが公式に結論は出ていない。
実はもう結論が出ていたとしても、俺達みたいな一般人には知らされることはないのかもしれない。
そんなことを考えながら、興奮気味に教鞭をとっている先生の話を聞き続ける。
「そんな中、世界各地で、謎の空間”ダンジョン”が発見されるようになりました!」
その背景には、世界各地で行方不明者が多発した事件があった。
紛争地帯や著しく治安の悪い地域ならまだしも、ところかまわず急増したのだ。
それも世界中で。
あまりの規模の大きさに世界は震撼した。
同一犯ではありえないし、軍などの大規模な組織が動いても不可能な所業だ。
それは神隠しとしか言いようがない出来事だった。
その調査の結果ダンジョンの存在が確認されたというわけだ。
「ゲームをしてる人ならダンジョンといえば洞窟のようなものをイメージするかもしれませんが、どちらかというと遺跡といったほうが私はしっくりくると思っています! 誰がダンジョンなんて名前をつけたんでしょうねぇ、私なら古代遺跡ルーンリメインという名前にしますね、そっちの方がかっこよくないですか?」
先生は返事を期待していた訳ではなかったようで話を続けている。
先生の言った通り、ダンジョン内部は明らかに何者かの手によって意図して作られたとしか思えない遺跡のような空間が広がっている。
ダンジョンの目的、意味、内容は一切わからず、曰く神の試練だとか、最後の審判だとかノアの方舟だとか、世間では色々な憶測が囁かれた。
度重なる調査の結果わかったことは、ダンジョンは未知の資源と技術の宝庫だということ。
ダンジョンで採掘された鉱石やそれを研究することで生み出された技術は人々に、世界中に大きな恩恵をもたらした。
「『我々人類の未来は、ダンジョンの先にある!』などのフレーズは聞いたことがあると思いますが、ダンジョンを攻略するにつれて私たちの知恵や技術は豊かになり、生活は潤っていきましたよね? ふふふ、なんと、今日は、そんなダンジョンで活躍している冒渉者の方々に来てもらっています~! あなた達には今から自分の能力適正を見てもらいます~! ワクワクですね~!」
先生は何がそんなに嬉しいのか、ピョンピョン跳ねている。
得体のしれない存在ではあるが、恩恵を得られるなら、危険があってもダンジョンの謎を解き明かし、人類の衰退に待ったをかけようとする人たちが現れる。
ピンチに現れる英雄気取りな者や、一攫千金で成り上がり狙う者、研究者など多種多様の人達。
そんな人達のことを、いつからか冒渉者と呼んだ――。
俺はダンジョンの入り口を潜り、少し進んだ先に立っている冒渉者の前まで進んだ。
冒渉者はカルテなようなものを見て、
「式条真人、身長182、体重68、今まで能力が現れたことない……で間違いないな?」
と、たずねてきた。
「はい」
俺は素直に頷く。
「よし、では集中して……自分の中に何か力を感じないか?」
言われたとおりにするが特に何も感じない。
「いえ……」
「これは個々でイメージが違うから説明しにくいのだが、自分の中に馴染みのあるというかしっくりくる何かが現れないか?」」
優しく説明してくれるが、まったくイメージできない。
「いえ……」
応えるべき言葉も見つからないので俺は小さく首を振った。
5分程ねばってみたが、何も変わらなかったので、
「……よし、もういいぞ」
と、冒渉者は少し肩の力を抜き、続けた。
「能力の出現もダンジョンと同じく突然だ。たまにはこうやって確認してみてもいいかもしれないな」
「はい」
「では、すまないが次の生徒を呼んできてくれないか?」
小さく礼をしてその場を離れようとする俺に、冒渉者はため息混じりに言葉を投げかけた。
「まあ。そう面倒臭そうな顔をするな少年?」
そんな顔をしていたんだろうか。
「生まれつきですよ」
俺がそう言うと検査官はそいつは悪かったなと言って続けた。
「まぁ、確かに面倒だよなぁ……遺跡なんてもんが出てきたせいで高二になると強制的にこの能力測定を受けさせられる、定期試験かよ全く……」
「テストと違って事前に準備する必要がないだけまだ楽ですけどね」
「ははは、そう考えると授業よりはマシだな」
「まさか、授業なら寝ればいいけど、この測定だと寝ることもサボることもできません」
「お前、筋金入りの面倒くさがりだな……」
「お褒めに預かり光栄です」
いくらか砕けた調子で言葉をかわす冒渉者に答えながら背を向けると遺跡の出口へと向かった。
「……なんもないとかある意味レアだな」
歩きながら思う。
別に悲しくはない。
能力なんかなくても生きていける。
能力なんて所詮はダンジョン内部でしか使えない曲芸であって、日々人間的に怠惰な生活を営むのに何の必要性もない。
しかし何も出ないってのは劣等生みたいで少し癪だ……。
「ま、ヤカンとか提灯が出るよりゃマシか」
――俺は今日を振り返りながら、ベットの上でだらりと仰向けになる。
どこを見るでもなく天井を眺めながら呟いた。
「水雪も攻略に混ざろうってワケか……ネゴシエイターか……」
ダンジョン攻略に向かう理由は様々ある。
カネ、名誉、好奇心、あるいは人類のため。
理由は人によるだろうが、いつ死んでも全くおかしくない、危険なダンジョンに人類の代表として自ら足を踏み入れる。
ダンジョンは神の用意したもので、攻略していくたびに世界が豊かになる。
まるで人類の存続を神様と交渉しているようなものだ。
「私達はまだ生きていたいんです」と……。
そういった意味合いを持って、ダンジョン攻略者は神との交渉人、ネゴシエイターと呼ばれるようになった一面もある。
俺は寝返りをうち、壁の向こうに居る人物を考えた。
「水雪……」
ぼーっとしているようで、しっかりしているような、表情が余り顔に出ない長年共に過ごした少女のことを。
しかし考えたところで理由なんてわかるはずもない。
どれだけ一緒に過ごそうが、頭の中身まで覗くなんて出来ない。
「水雪はなんで……あーくっそ、わっかんねーなぁ!」
珍しく頭を使ったせいで疲れたのか、あるいは単なる逃避なのか、俺はそのまま眠りに落ちていった――。
いつものように幼馴染の水雪と防波堤を並んで歩く。
足元の石ころを海に落とせば、波紋が広がり、海の中に沈んだ都市が歪んで見える。
「真人、私……冒渉者になる」
隣を歩く水雪が突然呟いた。
いつものように平坦な口調だが、その言葉は潮風にかき消されることのない意思を含んでいた。
俺は振り返り、水雪の透き通るような青い瞳を見つめる。
潮風が水雪の青い髪を優しく撫でるたびに、ほのかなミントと、潮の香り。
こんなとき普通は理由やら動機やらを聞くものだとはおもうが、俺は何故かそれを聞くのをためらった。
ためらって……そして、結局聞かないことにした……。
この時無理矢理にでも理由を聞いていれば、何かが変わったのだろうか?
水雪と水平線に沈む夕日はなんだか少し儚げに見えた――。
「世界は衰退しました!」
わざわざ、学校の課外授業を使いダンジョンの入り口まで来た俺達の前で担任の先生が説明をしている。
世界は衰退している。
正しくは、人類は衰退しているといったとこだろう。
偉い人達が数年前から、「世界は後何年持つのか?」という議論を繰り返しているが公式に結論は出ていない。
実はもう結論が出ていたとしても、俺達みたいな一般人には知らされることはないのかもしれない。
そんなことを考えながら、興奮気味に教鞭をとっている先生の話を聞き続ける。
「そんな中、世界各地で、謎の空間”ダンジョン”が発見されるようになりました!」
その背景には、世界各地で行方不明者が多発した事件があった。
紛争地帯や著しく治安の悪い地域ならまだしも、ところかまわず急増したのだ。
それも世界中で。
あまりの規模の大きさに世界は震撼した。
同一犯ではありえないし、軍などの大規模な組織が動いても不可能な所業だ。
それは神隠しとしか言いようがない出来事だった。
その調査の結果ダンジョンの存在が確認されたというわけだ。
「ゲームをしてる人ならダンジョンといえば洞窟のようなものをイメージするかもしれませんが、どちらかというと遺跡といったほうが私はしっくりくると思っています! 誰がダンジョンなんて名前をつけたんでしょうねぇ、私なら古代遺跡ルーンリメインという名前にしますね、そっちの方がかっこよくないですか?」
先生は返事を期待していた訳ではなかったようで話を続けている。
先生の言った通り、ダンジョン内部は明らかに何者かの手によって意図して作られたとしか思えない遺跡のような空間が広がっている。
ダンジョンの目的、意味、内容は一切わからず、曰く神の試練だとか、最後の審判だとかノアの方舟だとか、世間では色々な憶測が囁かれた。
度重なる調査の結果わかったことは、ダンジョンは未知の資源と技術の宝庫だということ。
ダンジョンで採掘された鉱石やそれを研究することで生み出された技術は人々に、世界中に大きな恩恵をもたらした。
「『我々人類の未来は、ダンジョンの先にある!』などのフレーズは聞いたことがあると思いますが、ダンジョンを攻略するにつれて私たちの知恵や技術は豊かになり、生活は潤っていきましたよね? ふふふ、なんと、今日は、そんなダンジョンで活躍している冒渉者の方々に来てもらっています~! あなた達には今から自分の能力適正を見てもらいます~! ワクワクですね~!」
先生は何がそんなに嬉しいのか、ピョンピョン跳ねている。
得体のしれない存在ではあるが、恩恵を得られるなら、危険があってもダンジョンの謎を解き明かし、人類の衰退に待ったをかけようとする人たちが現れる。
ピンチに現れる英雄気取りな者や、一攫千金で成り上がり狙う者、研究者など多種多様の人達。
そんな人達のことを、いつからか冒渉者と呼んだ――。
俺はダンジョンの入り口を潜り、少し進んだ先に立っている冒渉者の前まで進んだ。
冒渉者はカルテなようなものを見て、
「式条真人、身長182、体重68、今まで能力が現れたことない……で間違いないな?」
と、たずねてきた。
「はい」
俺は素直に頷く。
「よし、では集中して……自分の中に何か力を感じないか?」
言われたとおりにするが特に何も感じない。
「いえ……」
「これは個々でイメージが違うから説明しにくいのだが、自分の中に馴染みのあるというかしっくりくる何かが現れないか?」」
優しく説明してくれるが、まったくイメージできない。
「いえ……」
応えるべき言葉も見つからないので俺は小さく首を振った。
5分程ねばってみたが、何も変わらなかったので、
「……よし、もういいぞ」
と、冒渉者は少し肩の力を抜き、続けた。
「能力の出現もダンジョンと同じく突然だ。たまにはこうやって確認してみてもいいかもしれないな」
「はい」
「では、すまないが次の生徒を呼んできてくれないか?」
小さく礼をしてその場を離れようとする俺に、冒渉者はため息混じりに言葉を投げかけた。
「まあ。そう面倒臭そうな顔をするな少年?」
そんな顔をしていたんだろうか。
「生まれつきですよ」
俺がそう言うと検査官はそいつは悪かったなと言って続けた。
「まぁ、確かに面倒だよなぁ……遺跡なんてもんが出てきたせいで高二になると強制的にこの能力測定を受けさせられる、定期試験かよ全く……」
「テストと違って事前に準備する必要がないだけまだ楽ですけどね」
「ははは、そう考えると授業よりはマシだな」
「まさか、授業なら寝ればいいけど、この測定だと寝ることもサボることもできません」
「お前、筋金入りの面倒くさがりだな……」
「お褒めに預かり光栄です」
いくらか砕けた調子で言葉をかわす冒渉者に答えながら背を向けると遺跡の出口へと向かった。
「……なんもないとかある意味レアだな」
歩きながら思う。
別に悲しくはない。
能力なんかなくても生きていける。
能力なんて所詮はダンジョン内部でしか使えない曲芸であって、日々人間的に怠惰な生活を営むのに何の必要性もない。
しかし何も出ないってのは劣等生みたいで少し癪だ……。
「ま、ヤカンとか提灯が出るよりゃマシか」
――俺は今日を振り返りながら、ベットの上でだらりと仰向けになる。
どこを見るでもなく天井を眺めながら呟いた。
「水雪も攻略に混ざろうってワケか……ネゴシエイターか……」
ダンジョン攻略に向かう理由は様々ある。
カネ、名誉、好奇心、あるいは人類のため。
理由は人によるだろうが、いつ死んでも全くおかしくない、危険なダンジョンに人類の代表として自ら足を踏み入れる。
ダンジョンは神の用意したもので、攻略していくたびに世界が豊かになる。
まるで人類の存続を神様と交渉しているようなものだ。
「私達はまだ生きていたいんです」と……。
そういった意味合いを持って、ダンジョン攻略者は神との交渉人、ネゴシエイターと呼ばれるようになった一面もある。
俺は寝返りをうち、壁の向こうに居る人物を考えた。
「水雪……」
ぼーっとしているようで、しっかりしているような、表情が余り顔に出ない長年共に過ごした少女のことを。
しかし考えたところで理由なんてわかるはずもない。
どれだけ一緒に過ごそうが、頭の中身まで覗くなんて出来ない。
「水雪はなんで……あーくっそ、わっかんねーなぁ!」
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