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【シナリオ】赤の残像……
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○BARの中 (夜)
照明が落とされたバーのカウンター。
パッとマッチを擦り、煙草に火を移す。
加藤琴子(30)は、ゆっくりと紫煙を吐き出す。
襟には秋霜烈日デザインの検事のバッジ。
もう一本マッチを取り出し右隣に座るの小林敬一(35)に訊ねる。
琴子「小林さんって、この炎で何か見える?」
小林「何見えるて... 」
琴子クスリと笑い煙草を灰皿に置くと持っていたマッチを擦る。
琴子「私も... 、でも見える人もいるのよね」
小林「見える人?」
琴子「そ、マッチ売りの少女ってあるじゃない? あの女の子みたいにマッチの炎の中に、暖炉だの、暖かい家族との食卓だの... 」
小林「それって... 、今度の被疑者?琴子さんが珍しく拘留期間延ばした... 」
琴子「そ、精神鑑定の結果待ち... 」
小林「放火の現行犯逮捕だろ、気になる?」
琴子は短くなった煙草を灰皿に押しつけ、目の前のウィスキーで咽を潤す。
琴子「栗林さんが、被疑者ね、が云ったの。目の前で幸せそうに微笑んでいる被害者達を見て、マッチを擦れば自分も幸せになれる気がしたって... 」
小林「何で被疑者にそこまで拘るんだ?それは弁護士の仕事だろう?検事の仕事じゃ」
琴子「判ってるけどさ。あの日、クリスマスイブは私幸せだったの。仕事を辞めさせられて、奥さんと子供に逃げられ不幸のどん底で犯罪を犯した日に... 」
小林「幸せ?」
琴子「そう、私は別れた夫と息子とクリスマスパーティーをしていたの... 」
琴子は煙草を銜え、マッチを擦った。
○横浜地方検察庁の全景
人通りの疎らだがビル風にコートの襟を引き締め歩く人々。
○同・取調室
検事加藤琴子とプレートの置かれている机に琴子、その右脇の机に桐原兼(45)小林が座っている。
ドアが開き警察官に連れられノータイスーツ姿の栗林君典(45)が入り、琴子の正面の席に座る。
琴子「先日栗林さんがおっしゃていた事を伺いたいんですが、宜しいでしょうか... 」
一瞬琴子の顔を見るが無言の栗林。
琴子「平成十三年十二月二十四日二十時十分横浜市西区南幸町二丁目にて、家族でパーティーを見、腹を立て外に有った灯油タンクに火を放った... と有りますが... 」
琴子もう一度見るが栗林は無反応。
琴子「被害宅は全焼。その近くで警官の執務尋問を受け放火を自供、そうでしたよね?」
栗林小さく頷き、琴子一瞬言葉を飲み込むが目を閉じ、大きく息を吐く。
琴子「云ってましたよね。マッチを擦ったら別れた奥さんとお嬢さんとのパーティーが見え、気がついたら一面の炎だったって」
琴子、栗林を見るが視線が合わない。
琴子「炎の中で何故それが見えたんですか?」
桐原「加藤検事!」
渋い顔で桐原は琴子を睨む。
琴子「明日精神分析の結果が出ます。その結果を確認し送検するかを確認します」
席を立ち去る栗林と警官。
溜息を付く琴子席を立つと鞄を持ちコートを掴む。
琴子「御免なさいちょっと現場行って来ます」
慌てて部屋を琴子は飛び出して行く。
○焼け跡
ブルーのビニールカバーが掛かっている焼け跡。
塀の横にチョークで丸が書かれその中に焼け残ったマッチが何十本もある。
琴子はその前にしゃがみ見つめていると、それに影がかかり振り向くと毛塚華乃(43)が立っている。
華乃「あの... 」
華乃が栗原の元妻だと気づき、琴子は慌てて立ち上がり名刺を出す。
華乃「検事さん... 。本当になんと事を... 」
吐き捨てるような云い方をした華乃に、琴子は驚く。
華乃「迷惑な話... 、放火殺人なんて... 」
琴子「あの今日は何故こちらに?」
華乃「元妻って云うだけで、白い目で見られるのはたまらないので、一応詫びに... 」
琴子「栗林さんが、ここで幸せそうな様子を見て、暖まろうとマッチを擦ったら奥さんとお嬢さんと一緒のパーティー見えたって」
琴子華乃を見つめると迷惑そうな顔。
華乃「あの男の云いそうな事。小さな会社を潰す無能で、離婚して良かった。娘だってあの男と別れて良かった」
琴子「そんな... 」
華乃「検事さんあんな男死刑にして下さい!」
琴子何も応えられず会釈して立ち去る。
○街のレストラン全景 (夜)
様々な色のイルミネーションが華やかなレストラン、人通りは激しく、皆寒そうに通り過ぎて行く。
○同・中 (夜)
幾機のテーブルは満席で、カップル、同性同士の友達、家族と様々な客がいる。
そこに琴子が案内されて、木谷(きたに)一彦(30)と木谷克美(10)がデザートを食べている所へ現れる。
詫びながら琴子席に着き、オーダーを案内したギャルソンにする。ギャルソン立ち去る。
琴子「遅れて御免なさい。ちょっと今抱えてる件でごたごたしてて、ほらクリスマスイブにあった放火の... 」
木谷「相変わらず忙しそうだね... 」
琴子「まあね... 。克美は三学期始まったんだよね?冬休みパパとママに何処か連れて行って貰った?」
克美「うん、霧子ママとお父さんとスキーに行った。これその時のお土産」
克美袋を琴子に渡す。琴子開けると中から携帯ストラップが出てくる。
琴子「有り難う霧子さんと上手くやってる?離婚した甲斐あったかな。別れて四年か... 」
木谷「どうしたんだ?そんな事云うのなんて」
琴子「不思議だよね。離婚しても友達のようにこうやって逢えて、霧子さんにも迷惑掛けてるよね?克美とも逢わせて貰っちゃって... 」
木谷「どうしたんだ?今日の琴子は変だぞ? 霧子は判っていて結婚してくれたんだ。君が仕事を選ぶしかなかったの今なら判るし」
琴子「勝手なんだけど、今が一番幸せかもね、私。一彦も克美もいて、仕事も楽しくって」
木谷「で、どうしたの?」
話しつつ琴子は克美の頭を撫でる。
木谷「経営していた会社が潰れ、奥さんが子供連れて逃げられ、その幻を見て放火... 」
琴子「今日みたいに三人で食事してたでしょ、凄く幸せだったのよ私」
木谷「琴子... 」
琴子は居眠る克美に上着を掛ける。
琴子「私ももしかしたらマッチの炎だけのクリスマスパーティをしていたかも知れないって思えて... 」
木谷「そんな風に考えるの、琴子らしくない」
琴子「一彦... 」
木谷「俺、琴子が必死に家族も仕事も守ろうとしていたのを知っているから、もし仕事首になっても何とかするだろうし、俺も克美も琴子を嫌ったりも忘れたりもしない」
琴子「有り難う、一彦」
木谷「君はマッチ売りの少女じゃないだろ?琴子はきっとマッチが売れなきゃライターを作って売れる人だと思うよ」
琴子「うん、幻想じゃなく現実を手に入れる」
木谷「君は検事なんだから、仕事頑張れ」
琴子、頷くと克美を抱きしめる。
○横浜地方検察庁の全景 (朝)
足早に何にも通勤を急ぐ人。ビル風にコートの襟を引き締め歩く。
○同・取調室 (朝)
机に付きコーヒーを飲みながら書類を眺めている琴子。
ドアのノックの音と共に小林が入って来る。
小林「栗林の精神鑑定の結果が来たって?」
琴子不機嫌そうに読んでいた書類を渡すと、小林はそれを取り目を通す。
小林「異常なし... 、か... 」
琴子手元のコーヒーをクッと飲み、空のカップを机に置く。
小林「君の云っていたマッチ売りの少女の話も信じない訳じゃないけど、でもこれで思いっきり求刑出来るじゃないか」
琴子「そうね」
小林「まだ何かつっかかってるの?」
琴子「別に... 」
小林「琴子さんが気にしていたことは、被告人の弁護士のする事だろ?君は検事だろ?」
琴子「判ってる。放火し、その為に四人家族全員が焼死。栗原さんのした罪は償わなければいけない事だわ」
小林「じゃあ」
琴子「そうね、彼はその罪を償う事で、やった事に対しての責任を果たすんだもんね」
小林「だろ?俺達は被疑者の罪を指摘しないと栗林は自分がした事の自覚も出来なきゃ、それを償う事も出来ない」
琴子天井を仰いで頷く。
琴子「さ、担当してる被疑者は栗林だけじゃないしね。頑張ろうっと、私は家庭よりも仕事を選んだんだから... 」
小林手を振り部屋を出る。
○裁判所
晴れた日に鞄と携帯電話には克美から貰ったストラップ裁判所へ向かう琴子。
(完)
照明が落とされたバーのカウンター。
パッとマッチを擦り、煙草に火を移す。
加藤琴子(30)は、ゆっくりと紫煙を吐き出す。
襟には秋霜烈日デザインの検事のバッジ。
もう一本マッチを取り出し右隣に座るの小林敬一(35)に訊ねる。
琴子「小林さんって、この炎で何か見える?」
小林「何見えるて... 」
琴子クスリと笑い煙草を灰皿に置くと持っていたマッチを擦る。
琴子「私も... 、でも見える人もいるのよね」
小林「見える人?」
琴子「そ、マッチ売りの少女ってあるじゃない? あの女の子みたいにマッチの炎の中に、暖炉だの、暖かい家族との食卓だの... 」
小林「それって... 、今度の被疑者?琴子さんが珍しく拘留期間延ばした... 」
琴子「そ、精神鑑定の結果待ち... 」
小林「放火の現行犯逮捕だろ、気になる?」
琴子は短くなった煙草を灰皿に押しつけ、目の前のウィスキーで咽を潤す。
琴子「栗林さんが、被疑者ね、が云ったの。目の前で幸せそうに微笑んでいる被害者達を見て、マッチを擦れば自分も幸せになれる気がしたって... 」
小林「何で被疑者にそこまで拘るんだ?それは弁護士の仕事だろう?検事の仕事じゃ」
琴子「判ってるけどさ。あの日、クリスマスイブは私幸せだったの。仕事を辞めさせられて、奥さんと子供に逃げられ不幸のどん底で犯罪を犯した日に... 」
小林「幸せ?」
琴子「そう、私は別れた夫と息子とクリスマスパーティーをしていたの... 」
琴子は煙草を銜え、マッチを擦った。
○横浜地方検察庁の全景
人通りの疎らだがビル風にコートの襟を引き締め歩く人々。
○同・取調室
検事加藤琴子とプレートの置かれている机に琴子、その右脇の机に桐原兼(45)小林が座っている。
ドアが開き警察官に連れられノータイスーツ姿の栗林君典(45)が入り、琴子の正面の席に座る。
琴子「先日栗林さんがおっしゃていた事を伺いたいんですが、宜しいでしょうか... 」
一瞬琴子の顔を見るが無言の栗林。
琴子「平成十三年十二月二十四日二十時十分横浜市西区南幸町二丁目にて、家族でパーティーを見、腹を立て外に有った灯油タンクに火を放った... と有りますが... 」
琴子もう一度見るが栗林は無反応。
琴子「被害宅は全焼。その近くで警官の執務尋問を受け放火を自供、そうでしたよね?」
栗林小さく頷き、琴子一瞬言葉を飲み込むが目を閉じ、大きく息を吐く。
琴子「云ってましたよね。マッチを擦ったら別れた奥さんとお嬢さんとのパーティーが見え、気がついたら一面の炎だったって」
琴子、栗林を見るが視線が合わない。
琴子「炎の中で何故それが見えたんですか?」
桐原「加藤検事!」
渋い顔で桐原は琴子を睨む。
琴子「明日精神分析の結果が出ます。その結果を確認し送検するかを確認します」
席を立ち去る栗林と警官。
溜息を付く琴子席を立つと鞄を持ちコートを掴む。
琴子「御免なさいちょっと現場行って来ます」
慌てて部屋を琴子は飛び出して行く。
○焼け跡
ブルーのビニールカバーが掛かっている焼け跡。
塀の横にチョークで丸が書かれその中に焼け残ったマッチが何十本もある。
琴子はその前にしゃがみ見つめていると、それに影がかかり振り向くと毛塚華乃(43)が立っている。
華乃「あの... 」
華乃が栗原の元妻だと気づき、琴子は慌てて立ち上がり名刺を出す。
華乃「検事さん... 。本当になんと事を... 」
吐き捨てるような云い方をした華乃に、琴子は驚く。
華乃「迷惑な話... 、放火殺人なんて... 」
琴子「あの今日は何故こちらに?」
華乃「元妻って云うだけで、白い目で見られるのはたまらないので、一応詫びに... 」
琴子「栗林さんが、ここで幸せそうな様子を見て、暖まろうとマッチを擦ったら奥さんとお嬢さんと一緒のパーティー見えたって」
琴子華乃を見つめると迷惑そうな顔。
華乃「あの男の云いそうな事。小さな会社を潰す無能で、離婚して良かった。娘だってあの男と別れて良かった」
琴子「そんな... 」
華乃「検事さんあんな男死刑にして下さい!」
琴子何も応えられず会釈して立ち去る。
○街のレストラン全景 (夜)
様々な色のイルミネーションが華やかなレストラン、人通りは激しく、皆寒そうに通り過ぎて行く。
○同・中 (夜)
幾機のテーブルは満席で、カップル、同性同士の友達、家族と様々な客がいる。
そこに琴子が案内されて、木谷(きたに)一彦(30)と木谷克美(10)がデザートを食べている所へ現れる。
詫びながら琴子席に着き、オーダーを案内したギャルソンにする。ギャルソン立ち去る。
琴子「遅れて御免なさい。ちょっと今抱えてる件でごたごたしてて、ほらクリスマスイブにあった放火の... 」
木谷「相変わらず忙しそうだね... 」
琴子「まあね... 。克美は三学期始まったんだよね?冬休みパパとママに何処か連れて行って貰った?」
克美「うん、霧子ママとお父さんとスキーに行った。これその時のお土産」
克美袋を琴子に渡す。琴子開けると中から携帯ストラップが出てくる。
琴子「有り難う霧子さんと上手くやってる?離婚した甲斐あったかな。別れて四年か... 」
木谷「どうしたんだ?そんな事云うのなんて」
琴子「不思議だよね。離婚しても友達のようにこうやって逢えて、霧子さんにも迷惑掛けてるよね?克美とも逢わせて貰っちゃって... 」
木谷「どうしたんだ?今日の琴子は変だぞ? 霧子は判っていて結婚してくれたんだ。君が仕事を選ぶしかなかったの今なら判るし」
琴子「勝手なんだけど、今が一番幸せかもね、私。一彦も克美もいて、仕事も楽しくって」
木谷「で、どうしたの?」
話しつつ琴子は克美の頭を撫でる。
木谷「経営していた会社が潰れ、奥さんが子供連れて逃げられ、その幻を見て放火... 」
琴子「今日みたいに三人で食事してたでしょ、凄く幸せだったのよ私」
木谷「琴子... 」
琴子は居眠る克美に上着を掛ける。
琴子「私ももしかしたらマッチの炎だけのクリスマスパーティをしていたかも知れないって思えて... 」
木谷「そんな風に考えるの、琴子らしくない」
琴子「一彦... 」
木谷「俺、琴子が必死に家族も仕事も守ろうとしていたのを知っているから、もし仕事首になっても何とかするだろうし、俺も克美も琴子を嫌ったりも忘れたりもしない」
琴子「有り難う、一彦」
木谷「君はマッチ売りの少女じゃないだろ?琴子はきっとマッチが売れなきゃライターを作って売れる人だと思うよ」
琴子「うん、幻想じゃなく現実を手に入れる」
木谷「君は検事なんだから、仕事頑張れ」
琴子、頷くと克美を抱きしめる。
○横浜地方検察庁の全景 (朝)
足早に何にも通勤を急ぐ人。ビル風にコートの襟を引き締め歩く。
○同・取調室 (朝)
机に付きコーヒーを飲みながら書類を眺めている琴子。
ドアのノックの音と共に小林が入って来る。
小林「栗林の精神鑑定の結果が来たって?」
琴子不機嫌そうに読んでいた書類を渡すと、小林はそれを取り目を通す。
小林「異常なし... 、か... 」
琴子手元のコーヒーをクッと飲み、空のカップを机に置く。
小林「君の云っていたマッチ売りの少女の話も信じない訳じゃないけど、でもこれで思いっきり求刑出来るじゃないか」
琴子「そうね」
小林「まだ何かつっかかってるの?」
琴子「別に... 」
小林「琴子さんが気にしていたことは、被告人の弁護士のする事だろ?君は検事だろ?」
琴子「判ってる。放火し、その為に四人家族全員が焼死。栗原さんのした罪は償わなければいけない事だわ」
小林「じゃあ」
琴子「そうね、彼はその罪を償う事で、やった事に対しての責任を果たすんだもんね」
小林「だろ?俺達は被疑者の罪を指摘しないと栗林は自分がした事の自覚も出来なきゃ、それを償う事も出来ない」
琴子天井を仰いで頷く。
琴子「さ、担当してる被疑者は栗林だけじゃないしね。頑張ろうっと、私は家庭よりも仕事を選んだんだから... 」
小林手を振り部屋を出る。
○裁判所
晴れた日に鞄と携帯電話には克美から貰ったストラップ裁判所へ向かう琴子。
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