ぬすみのモモ

keima

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ぬすみのモモ

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ワタシはいぬのモモ。ぬすみのプロなの。
いろんなモノをすばやくぬすみだすのがワタシのポリシーなの。

さーて、きょうはナニをぬすもうかな~。 

あっ、おおきなふくろはっけーん。これ、けっこういいモノはいっていることあるんだよね、さてさて、きょうはナニがあるかな。  

「……何してんのかな?」

あっ、ちょうどいいおタカラはっけん。

「モモちゃん。それ、ダメだよね。」

よし、だれもみてないし、にげろー。

「おね~ちゃん見てるよって……コラ~ッ、ソレ持って行くでない!!」

なんかうしろでおね~ちゃんがさけんでいるけど、きにしない。きにしない。



よし、きょうもいいおタカラがてにはいっ……「見つけたよ。」
 
うしろからおねぇちゃんのこえがしたなとおもったら、ワタシのからだが、ちゅうにういた。


「はい、モモちゃん確保。まったく、何で君はゴミ袋からゴミを漁るかな?」


あ~あ、つかまっちゃった。なんでここがわかったのかしら。


「さて、そのお口に入れたゴミを出してもらおうか。」

えっ?やだやだやだ。これはワタシのなの。ワタシのタカラモノとらないで。 

「ウ~、ヴアンワンワン!!」

「ワンじゃない!これバッチイから離しなさい!!」

「ワン!!(イヤだ)」

けっきょく、おタカラはおねぇちゃんにとられちゃったけど、こんどはぜったいに、おタカラをぬすんでやるんだからね。

「ワン!!」



おわり 
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