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エドワードのさんぱつ
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それは、ある晴れた日の出来事。エドワードの洗濯物を手伝っていたライリーの一言がきっかけだった。
「エドワード兄さん、髪伸びたよね。」
「・・・そうですか?」
「うん。ねえ、カイン兄さんもそう思うよね。」
「確かにそうだよなぁ。」
前髪は真ん中で分けているが、目にかかるぐらいの長さまであるし、後ろ髪をヘアゴムでまとめており、明らかに長いのがわかる。
「……兄さん、最後に美容院行ったのいつだ?」
「………そういえば1年以上行っていない気が……」
「よし、切ろう。」
「えっ!?」
「ライリー、たしか洗面台の下にケープとカット用の鋏があるからとってきて。」
「は~い!!」
「えっ、ちょっ…」
カイルに言われ、ライリーは元気よくそれらを取りに家の中へと入っていった。
「ちょっと待って下さい。誰が切るつもりなんですか?」
エドワードの問いにカインは 呆れ顔でこう言った。
「そんなの、オレ以外に誰がいるんだよ。」
「カイン兄さ~ん、鏡の位置ここでいいの~?」
「オ~、バッチリ!!」
庭の真ん中に椅子を置き、そこにエドワードを座らせてケープをかける。そんなエドワードの目の前に普段は家の玄関前にある全身鏡が置かれた。
「・・・やっぱり髪伸びたな。」
「そうですか?」
「そうだよ。まったく、自分のことには無頓着だよなぁ。」
ヘアゴムを外しブラシで梳かしてみると、エドワードの髪は肩につくくらいの長さまであった。
「オレ別に美容師みたいにうまくないけど、失敗しても文句言わないでくれよ。」
「そこは美容師カインにおまかせしますよ。」
「……じゃあ、切るぞ。」
コームで長さを整え、指で挟んだエドワードの髪に鋏が入れられた。
その後もコームで梳かし長さを調節していきながらエドワードの蜂蜜色の髪を少しずつ切っていく。
「フフフ・・・」
「?何だよ。」
「いえ、私達が子供だった頃はよく母さんが髪を切っていたなぁと思いましてね。」
「・・・そうだったなぁ。」
そう言い終えると、エドワードにかかっていたケープを取り外した。
「ホイッ、おしまい。」
「ありがとうございました。」
「エドワード兄さんスッキリしたねぇ~。」
肩まであった髪は項のあたりまで短くなり、前髪も眉の上あたりに整えられている。
「あれ~、エドワード兄さん髪切ったの~?」
友達の家に遊びに行っていたルカが帰ってきてすぐ、長兄の髪が短くなっているのに気づいた。
「カイン兄さんが切ってくれたんだよ。」
「へえ~、さすがお医者さん。ハサミの扱いに慣れてるね。」
片づけつつ、 弟と妹のやりとりを見ながら、今度2人の髪も切ってやろうと思うカインだった。
「エドワード兄さん、髪伸びたよね。」
「・・・そうですか?」
「うん。ねえ、カイン兄さんもそう思うよね。」
「確かにそうだよなぁ。」
前髪は真ん中で分けているが、目にかかるぐらいの長さまであるし、後ろ髪をヘアゴムでまとめており、明らかに長いのがわかる。
「……兄さん、最後に美容院行ったのいつだ?」
「………そういえば1年以上行っていない気が……」
「よし、切ろう。」
「えっ!?」
「ライリー、たしか洗面台の下にケープとカット用の鋏があるからとってきて。」
「は~い!!」
「えっ、ちょっ…」
カイルに言われ、ライリーは元気よくそれらを取りに家の中へと入っていった。
「ちょっと待って下さい。誰が切るつもりなんですか?」
エドワードの問いにカインは 呆れ顔でこう言った。
「そんなの、オレ以外に誰がいるんだよ。」
「カイン兄さ~ん、鏡の位置ここでいいの~?」
「オ~、バッチリ!!」
庭の真ん中に椅子を置き、そこにエドワードを座らせてケープをかける。そんなエドワードの目の前に普段は家の玄関前にある全身鏡が置かれた。
「・・・やっぱり髪伸びたな。」
「そうですか?」
「そうだよ。まったく、自分のことには無頓着だよなぁ。」
ヘアゴムを外しブラシで梳かしてみると、エドワードの髪は肩につくくらいの長さまであった。
「オレ別に美容師みたいにうまくないけど、失敗しても文句言わないでくれよ。」
「そこは美容師カインにおまかせしますよ。」
「……じゃあ、切るぞ。」
コームで長さを整え、指で挟んだエドワードの髪に鋏が入れられた。
その後もコームで梳かし長さを調節していきながらエドワードの蜂蜜色の髪を少しずつ切っていく。
「フフフ・・・」
「?何だよ。」
「いえ、私達が子供だった頃はよく母さんが髪を切っていたなぁと思いましてね。」
「・・・そうだったなぁ。」
そう言い終えると、エドワードにかかっていたケープを取り外した。
「ホイッ、おしまい。」
「ありがとうございました。」
「エドワード兄さんスッキリしたねぇ~。」
肩まであった髪は項のあたりまで短くなり、前髪も眉の上あたりに整えられている。
「あれ~、エドワード兄さん髪切ったの~?」
友達の家に遊びに行っていたルカが帰ってきてすぐ、長兄の髪が短くなっているのに気づいた。
「カイン兄さんが切ってくれたんだよ。」
「へえ~、さすがお医者さん。ハサミの扱いに慣れてるね。」
片づけつつ、 弟と妹のやりとりを見ながら、今度2人の髪も切ってやろうと思うカインだった。
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