甘い婚約~王子様は婚約者を甘やかしたい~

モモ

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初めてのデビュタントと隣国の王女様

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そのまま公爵家に帰った私は熱が出たらしく意識が朦朧とするなかエマとメイに助けられながら自室に連れていかれました。

私はそのまま5日ほど寝込む事となりました。

外は暖かくなってきたとは言えはやり水を被って外にいたのが良くなかった見たいです。

アイリッシュ様からのお見舞いは移ってしまうと申し訳ないのでお断りをしていましたが毎日アイリッシュ様から花束が届けられています。

私のお部屋は今お花畑状態です。

私が風邪をひいてしまった為にあのあとどのようになったのかお兄さま方に聞くと色々と教えてくれました。

まずアイリッシュ様が何故いらしたのかと質問すると、トムが執務室に凄い勢いできて状況を説明してくれたそうです。

多分ラージグア様が皆を下がらした時ですね。

その報告を受けてすぐにアイリッシュ様がいらしたのです。

執務中にいらしたとは本当に申し訳ないです。

アイリッシュ様がいらした時にはすでに私はビショビショでラージグア様付きの侍女に責められていたのでそのままアイリッシュ様が私を庇う形になりました。

お兄さまが方とトムは後ろに控えていて何かあったらすぐにフォローする予定だったそうです。

("因みに家臣を全員下げされたつもりだったけどルーに何かあったら困るから公爵家の影と王家の影が見ていたのはルーには内緒にしないとね。
だからルーとあの王女様のやり取りは全て筒抜け出し、アイリッシュはもちろん陛下や王妃様、父上、母上もご存じだから後でちゃんとお仕置きをしないとね。
けどルーには内緒にしないとねbyフレッド談")

私が

「ラージグア様はそのあとどうなりましたか?」

私の質問がとても嫌だったのでしょうか。

お兄さまが方はため息を付きながら

「何も変わってない。」

「合えて言うなら私は被害者だと吠えているよ」

お兄さま一国の王女様に対してそのような発言は不敬にあたりますよ?

しかしあのように騒いでしまったので王妃様とアイリッシュ様にはちゃんと謝罪をしないといけないですね

「お兄さま私ちゃんと助けて頂いたアイリッシュ様にお礼と謝罪がしたいです。」

わたしの言葉にお兄さま方が優しい笑顔で

「それは良いことだと思う。
では時間を作るからアイリッシュとお茶をしてくれるかなぁ?」

「えっ!あっ!はいわかりました」

お兄さま方にそのまま促されるまま私はアイリッシュ様とお茶会を約束してしまいましたがアイリッシュ様のご予定は大丈夫なのでしょか?

後日アイリッシュ様よりお手紙が届き体調が良くなって良かったと言う事とお会いする日は3日後になりました。

あと婚約式のドレスと装飾品の最終打ち合わせが必要と書かれていました。

私は本当は熱を出して寝込んでいる場合ではありませんでしたね。

あまり時間が無いことに気付きちょっと焦り初めました。
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