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初めてのデビュタントと隣国の王女様
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さてさてもうすぐお茶会の時間です。
今日屋敷からこちらに向かう前家族の皆からはとても心配さらた顔されましたがそんな事を気にせずにこちらにやって来ました。
お母様とフレッドお兄さまの黒い笑顔はとても気になりましたけど…
さてそろそろ時間になりますが王女様がやって来る気配がありませんね。
これは多分遅れてやって来るだと思います。
ですが、回りの侍女の方やトムはピリピリしていますね。
そんな事を思っているとざわざわと回りがうるさくなってきました。
王女様がいらしたと思うので私は立ち上がり王女様を待つことにしました。
やはりあのざわつきは王女様がいらした事へのざわつきであり、王女様はそのままこちらにやって来ました。
「ルーチェ様ご招待ありがとう
けど私の記憶では昨日お茶会を開く予定でしたよね?」
王女様からの質問に私は
「申し訳ありません。
昨日の時点では王女様に満足して頂ける準備が出来なかったもので。」
「ふーん」
「ですから、本日改めて準備をさせて頂き王女様に素敵なお茶会を用意しました。
お忙しい中時間とって頂きありがとございます」
私がそのようにお礼の言葉と礼を取ると王女様はとても満足したらしく嬉しそうに、
「ルーチェ様がそこまで思っていてくれてたなんてとても嬉しいわ。
本当はこのあとも予定があったのだけれどもルーチェ様のお誘いを優先したのですよ」
王女様からのお誘いのお茶会はいつの間にか私から招待をしたお茶会に変わっていました。
「本当ですか?それはとてもありがとうございます」
そういうと王女様は席座りました。
私も王女様に促されて席に着きます。
私の後ろに控えているメイやトムは昨日の事を知っているので女王の発言に怒りと呆れが混ざった顔しています。
「王女様何をお飲みになりますか?」
本日のお茶では事前王女様が何の好まれて飲んでいるのかを把握はしているので何を言われても用意できることになっています。
「あっ!ルーチェ様私のことを王女様と呼ばないでラージグアと名前で呼んでほしいですわ」
王女様からそんなこと言われるとは思わなかったので
「流石にそれは失礼ですので…」
私が辞退をしようとすると
「まあ!私のお願いを聞いてくれなの?
酷いですわ」
王女様がそんな事をいうので王女付きの侍女の方々が私をキィと睨んできます。
そんなに睨む事でもないの、私は回りにバレないようにため息を吐き
「わかりました。ラージグア様
お茶はハーブティーでよろしでしょか?」
「まあ、ルーチェ様良く私の好みをご存知でいつものを頂くわ」
ええ事前に調べましたからわかりますよ。
まずここまでは大丈夫ですね。
次はお菓子と軽食ですね。
ラージグア様の好みをは小さく一口で口に入るお菓子です。
ケーキなんどのクリーム系より焼き菓子を好みます。
ですが軽食のサンドイッチなどの具はガッツリ系が好きらしです。
これは厨房のシェフの話でお肉が好きらしです。
見た目の華奢の感じからは想像出来ませんね。
ラージグア様を観察しているとなかなかお菓子に手を延ばしません。
私はどうしたのかと思い訊ねてみると
「お菓子はお口に合いませんでしたか?」
するとラージグア様からまたもやとんでもない発言がでました。
「わたくしマダムのケーキが食べたかったですわ」
今日屋敷からこちらに向かう前家族の皆からはとても心配さらた顔されましたがそんな事を気にせずにこちらにやって来ました。
お母様とフレッドお兄さまの黒い笑顔はとても気になりましたけど…
さてそろそろ時間になりますが王女様がやって来る気配がありませんね。
これは多分遅れてやって来るだと思います。
ですが、回りの侍女の方やトムはピリピリしていますね。
そんな事を思っているとざわざわと回りがうるさくなってきました。
王女様がいらしたと思うので私は立ち上がり王女様を待つことにしました。
やはりあのざわつきは王女様がいらした事へのざわつきであり、王女様はそのままこちらにやって来ました。
「ルーチェ様ご招待ありがとう
けど私の記憶では昨日お茶会を開く予定でしたよね?」
王女様からの質問に私は
「申し訳ありません。
昨日の時点では王女様に満足して頂ける準備が出来なかったもので。」
「ふーん」
「ですから、本日改めて準備をさせて頂き王女様に素敵なお茶会を用意しました。
お忙しい中時間とって頂きありがとございます」
私がそのようにお礼の言葉と礼を取ると王女様はとても満足したらしく嬉しそうに、
「ルーチェ様がそこまで思っていてくれてたなんてとても嬉しいわ。
本当はこのあとも予定があったのだけれどもルーチェ様のお誘いを優先したのですよ」
王女様からのお誘いのお茶会はいつの間にか私から招待をしたお茶会に変わっていました。
「本当ですか?それはとてもありがとうございます」
そういうと王女様は席座りました。
私も王女様に促されて席に着きます。
私の後ろに控えているメイやトムは昨日の事を知っているので女王の発言に怒りと呆れが混ざった顔しています。
「王女様何をお飲みになりますか?」
本日のお茶では事前王女様が何の好まれて飲んでいるのかを把握はしているので何を言われても用意できることになっています。
「あっ!ルーチェ様私のことを王女様と呼ばないでラージグアと名前で呼んでほしいですわ」
王女様からそんなこと言われるとは思わなかったので
「流石にそれは失礼ですので…」
私が辞退をしようとすると
「まあ!私のお願いを聞いてくれなの?
酷いですわ」
王女様がそんな事をいうので王女付きの侍女の方々が私をキィと睨んできます。
そんなに睨む事でもないの、私は回りにバレないようにため息を吐き
「わかりました。ラージグア様
お茶はハーブティーでよろしでしょか?」
「まあ、ルーチェ様良く私の好みをご存知でいつものを頂くわ」
ええ事前に調べましたからわかりますよ。
まずここまでは大丈夫ですね。
次はお菓子と軽食ですね。
ラージグア様の好みをは小さく一口で口に入るお菓子です。
ケーキなんどのクリーム系より焼き菓子を好みます。
ですが軽食のサンドイッチなどの具はガッツリ系が好きらしです。
これは厨房のシェフの話でお肉が好きらしです。
見た目の華奢の感じからは想像出来ませんね。
ラージグア様を観察しているとなかなかお菓子に手を延ばしません。
私はどうしたのかと思い訊ねてみると
「お菓子はお口に合いませんでしたか?」
するとラージグア様からまたもやとんでもない発言がでました。
「わたくしマダムのケーキが食べたかったですわ」
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