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初めてのデビュタントと隣国の王女様
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ラージグア王女様無言です。
あら?もしかして聞こえなかったかしら?
私がもう一度挨拶をしようとした時に
「申し訳ありません。
ルーチェ様の公用語が少し聞き取りづらかったので考えてしまいました
もう少しお勉強した方がよろしいと思いますわ。」
あら!大変です。
ちゃんと話したつもりでしたが発音が変でしたでしょうか
これは王女の言うとおり恥ずかし失態です。
するとアイリッシュ様から
「ラージグア王女ルーチェ嬢はれっきとした公爵令嬢ですし私の婚約者です。
彼女はちゃんと公用語もマスターしてますので聞き取れないと言うのは言いすぎでは?」
王女様にアイリッシュ様が反論すると
「あら?まぁ、バロッサ公爵家の方だったですね。
ではルーチェ様はフレッド様とジョージ様とはご兄弟でいらっしゃるの?」
王女様からの質問に私は
「はい、私はお兄さま方の妹です。」
私の答えに王女様はクスッと笑い
「ホントに?髪色からして全く似ていらっしゃらないですけど、そんな不思議な事もあるんですね。
てっきり、養子…いえ、失礼。」
王女様は私の髪色を指摘していますが一応公爵家にも王族の血が流れているのでたまに白銀の髪の子供が生まれるのはご存知ないのかしら?
私が王女様の質問に不思議と思っていましたけど後ろのお兄さま方からは殺気が出ていたのは気づきませんでした。
そんな不穏な空気が流れて始めてますが私はまだ挨拶が終わってなかったので
「ラージグア王女様聞き取りづらい公用語で申し訳ありません。
今回アイリッシュ殿下との婚約式にご出席して頂きありがとうございます。
ぜひゆっくりとお過ごし下さい」
挨拶と一緒にカーテシーを行いました。
隣のアイリッシュ様からは何故かとても満面な笑みをされています。
王女様からは
「ふん!」
と、言われてしまいましたわ。
何か気にさわりましたかね?
その後公爵家の方々と挨拶を交わして行きますがお兄さま方が珍しくとってイヤな顔をしていますね。
「ルーフレッドとジョージの顔凄いね」
アイリッシュ様は笑いを堪えながら私に話しかけてきました。
あら?もしかして聞こえなかったかしら?
私がもう一度挨拶をしようとした時に
「申し訳ありません。
ルーチェ様の公用語が少し聞き取りづらかったので考えてしまいました
もう少しお勉強した方がよろしいと思いますわ。」
あら!大変です。
ちゃんと話したつもりでしたが発音が変でしたでしょうか
これは王女の言うとおり恥ずかし失態です。
するとアイリッシュ様から
「ラージグア王女ルーチェ嬢はれっきとした公爵令嬢ですし私の婚約者です。
彼女はちゃんと公用語もマスターしてますので聞き取れないと言うのは言いすぎでは?」
王女様にアイリッシュ様が反論すると
「あら?まぁ、バロッサ公爵家の方だったですね。
ではルーチェ様はフレッド様とジョージ様とはご兄弟でいらっしゃるの?」
王女様からの質問に私は
「はい、私はお兄さま方の妹です。」
私の答えに王女様はクスッと笑い
「ホントに?髪色からして全く似ていらっしゃらないですけど、そんな不思議な事もあるんですね。
てっきり、養子…いえ、失礼。」
王女様は私の髪色を指摘していますが一応公爵家にも王族の血が流れているのでたまに白銀の髪の子供が生まれるのはご存知ないのかしら?
私が王女様の質問に不思議と思っていましたけど後ろのお兄さま方からは殺気が出ていたのは気づきませんでした。
そんな不穏な空気が流れて始めてますが私はまだ挨拶が終わってなかったので
「ラージグア王女様聞き取りづらい公用語で申し訳ありません。
今回アイリッシュ殿下との婚約式にご出席して頂きありがとうございます。
ぜひゆっくりとお過ごし下さい」
挨拶と一緒にカーテシーを行いました。
隣のアイリッシュ様からは何故かとても満面な笑みをされています。
王女様からは
「ふん!」
と、言われてしまいましたわ。
何か気にさわりましたかね?
その後公爵家の方々と挨拶を交わして行きますがお兄さま方が珍しくとってイヤな顔をしていますね。
「ルーフレッドとジョージの顔凄いね」
アイリッシュ様は笑いを堪えながら私に話しかけてきました。
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