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初めてのデビュタントと隣国の王女様
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使節団の方々が到着して陛下と王妃様に順番に挨拶をなさってます。
ここでの言葉は公用語になるのでそれほど緊張するものではありません。
隣国の母国語になってしまうとまだ上手に話せるか自信がなくて、
けど本来先頭で挨拶なさる王女様の姿がありませんね。
私も含め皆さんも不思議に思っていると急に扉がバタンと開きました。
開いた扉の前には少し派手目なドレスを来た女性がいらっしゃいました。
私は驚いていましたが王妃様とお母様が無表情で見ているので、もしかしてあの方が王女様ですね。
隣のアイリッシュ様やお兄さま方はなんとも言えない表情です。
ラージグア王女金髪の髪にお人形のような白い肌の方で濃い青のドレスを着ていますがそれがとても良く映えて似合っています。
少々胸元が開いているのが気になります。
私も本当は青のドレスを着ようと思ったのですがお母様から絶対にクリーム色にしなさいと言われた意味がわかりました。
流石にドレスが私より身分の上の方と被るほ失礼です。
お母さんのアドバイスにとても感謝です。
ラージグア王女様はそのまま陛下と王妃様の前に進み
「挨拶が遅れてしまって申し訳ありません。
長旅の為に身なりが崩れてしまった為に整えておりました。
どうかお許し下さい」
「長旅ご苦労様だってね。はるばる遠い国から来て頂いてありがとう」
「おば様お久しぶりです」
その言葉に回りは驚きましたが王妃様は気にもせずに
「お久しぶりです。
相変わらず元気ですね」
と、にこやかに挨拶をしています。
確かに王女様にとって王妃様と親戚に当たりますがさすがにこの場所では…
私がそんな事を考えていると、
陛下と王妃様と挨拶を終えるとアイリッシュ様と私の所に来て
「アイリッシュ殿下お久しぶりです。
お元気でしたか?
この度は色々と学ばせて頂きます。
わからない所がありましたら是非教えて下さい」
と、アイリッシュ様に挨拶をなさると
「あぁそうだね。
王女様も元気そうで良かったよ。
私の婚約者を紹介するね」
「そんなアイリッシュ様婚約者の方の前だからそんなに改まらないで下さい。
昔みたいにラーと愛称で読んで下さい。」
そんな事を王女様から言われて私はどうしていいのかわからず固まっていると、
「ルーチェ挨拶」
アイリッシュ様が私に耳打ちしてくれました。
私は慌ててしいましたが、そんな動揺を見せずに
「お初にお目にかかります。
私バロッサ・ラン・ルーチェと申します。
どうぞよろしくお願いいたします」
ど、私が挨拶をしたのですが王女様からは
「…………………」
ここでの言葉は公用語になるのでそれほど緊張するものではありません。
隣国の母国語になってしまうとまだ上手に話せるか自信がなくて、
けど本来先頭で挨拶なさる王女様の姿がありませんね。
私も含め皆さんも不思議に思っていると急に扉がバタンと開きました。
開いた扉の前には少し派手目なドレスを来た女性がいらっしゃいました。
私は驚いていましたが王妃様とお母様が無表情で見ているので、もしかしてあの方が王女様ですね。
隣のアイリッシュ様やお兄さま方はなんとも言えない表情です。
ラージグア王女金髪の髪にお人形のような白い肌の方で濃い青のドレスを着ていますがそれがとても良く映えて似合っています。
少々胸元が開いているのが気になります。
私も本当は青のドレスを着ようと思ったのですがお母様から絶対にクリーム色にしなさいと言われた意味がわかりました。
流石にドレスが私より身分の上の方と被るほ失礼です。
お母さんのアドバイスにとても感謝です。
ラージグア王女様はそのまま陛下と王妃様の前に進み
「挨拶が遅れてしまって申し訳ありません。
長旅の為に身なりが崩れてしまった為に整えておりました。
どうかお許し下さい」
「長旅ご苦労様だってね。はるばる遠い国から来て頂いてありがとう」
「おば様お久しぶりです」
その言葉に回りは驚きましたが王妃様は気にもせずに
「お久しぶりです。
相変わらず元気ですね」
と、にこやかに挨拶をしています。
確かに王女様にとって王妃様と親戚に当たりますがさすがにこの場所では…
私がそんな事を考えていると、
陛下と王妃様と挨拶を終えるとアイリッシュ様と私の所に来て
「アイリッシュ殿下お久しぶりです。
お元気でしたか?
この度は色々と学ばせて頂きます。
わからない所がありましたら是非教えて下さい」
と、アイリッシュ様に挨拶をなさると
「あぁそうだね。
王女様も元気そうで良かったよ。
私の婚約者を紹介するね」
「そんなアイリッシュ様婚約者の方の前だからそんなに改まらないで下さい。
昔みたいにラーと愛称で読んで下さい。」
そんな事を王女様から言われて私はどうしていいのかわからず固まっていると、
「ルーチェ挨拶」
アイリッシュ様が私に耳打ちしてくれました。
私は慌ててしいましたが、そんな動揺を見せずに
「お初にお目にかかります。
私バロッサ・ラン・ルーチェと申します。
どうぞよろしくお願いいたします」
ど、私が挨拶をしたのですが王女様からは
「…………………」
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