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初めてのデビュタントと隣国の王女様
アイリッシュとルーチェのデビュタント⑤
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一足先に会場た着いた私はとりあえずルーがやって来るまで挨拶回りをしなくてはいけない。
一応この国の王太子としての義務は果たさなければ、今ルー達は父上いや、陛下からお祝いの言葉を頂いているだろう。
私が貴族の方々と談笑をしていると隣の部屋から拍手の音が聞こえて来た。
それと同時に扉が開き今年デビューの子息令嬢が続々とこの会場に入って来た。
私もルーを探そうと眺めていたらルーは直ぐに見っかった。
どうやら彼女は家族を探しているらしく回りをキョロキョロしている。
そんな可愛らしい彼女を微笑みながら見ていたいけど直ぐにダンスも始まってしまうので私はルーに向かって歩き始めた。
途中で"殿下私と…"などと声が聞こえたり悲鳴じみた声も聞こえたがそんなを無視して私はルーの元に向かい彼女の前で膝間着いた。
「ルーチェ嬢今宵貴女のファーストダンス踊って頂けますか?」
私が膝間付いてダンスの誘いをするとルーはとても驚いていた。
まぁ会場からもどよめきはあったけどね。
ルーがえーとと悩んでいるので私は
「ルー私の婚約者なのに私とは踊ってくれないのかい?」
ルーに訊ねてみる。
「そんな事はありませんよ」
少し意地悪な質問だったかもしれない。
「だったら私の手を取ってくれるね」
私がそう言えばルーは
「よろしくお願いいたします」
と、言い礼をして私の手を取ってくれた。
私の手を取ってくれたルーに対してニッコリとしながらダンスホームの中央までエスコートして行く。
ルーは真ん中で踊る事に驚いていたけど当たり前だよね。
この国の王子と婚約者が踊るのだから自然と真ん中になってしまう。
私達が踊り初めると回りの目は私達に向けられる。
ルーには回りの目を気にして踊って欲しくなかった為に声をかけてみた。
「ルー驚いたかい?」
「私は今日ルーのファーストダンスを踊る気でいたから目的が達成出来て良かったよ。
これで断られたらとても悲しかったね」
「アイリッシュ様とても驚きましてよ。
私はお父様と踊る予定だったのに、それに今まで踊られる事がなかったのになぜ?今回はお誘いしたのですか?」
ルーの質問には驚いた。
私が滅多に踊らない事を知っていたらしい。
けどそんな当たり前の事を聞くルーもまた可愛らしい
「なぜ?そんなの簡単だよ。
私の婚約者はルーなんだからルーと踊る意外意味ないしね。
それにちゃん今日のダンスの事は公爵にも頼んでいたからルーのダンスの相手は始めたらから私だと決まっていたんだよ」
「!」
「それにルーのファーストダンスは家族相手でも私は嫌だったけどね」
自分で言った言葉に私自身心のせまい王子と思われたくなく、思わずルーの腰をぐぐっと惹き付けてターンを決めるた。
ルーは私の言葉とその行動で顔を真っ赤にさせていている。
この可愛らしいルーがこれ以上他の人と踊って欲しくないという願望がそのまま言葉として出でしまった。
「さぁルー本当はもっと君と踊っていたいけどもうすぐで曲が終ってしまうね。
今日は私はこのあと誰とも踊らないけどルーも踊らないでくれるかなぁ?」
私の言葉にルーはウンウンと首を縦降ってくれたのを見れて私は安堵しとた。
「良かったよ。
この後ルーがまだ踊ると言われたら私はとても悲しかったしこのままずーとルーと踊り続ける事になると思っていたからさ」
我ながら包容力が足りないと思う。
ルーがどんどん綺麗になるにつれてどんどん甘やかしたい気持ちと独占したいので気持ちが強くなってきているのが大変心苦しい。
私は曲が終わり礼をするとお互いに離れて行った。
私の回りには踊ってもらおうと令嬢達が集まって来ている。
やっぱり踊るとこうなるよね……
ルーは無事に家族の元に戻ったみたいだ。
そんな令嬢をやんわりかわしたりフレッドとジョージに譲ってあげて私とルーチェのデビュタントを終える事が出来た。
一応この国の王太子としての義務は果たさなければ、今ルー達は父上いや、陛下からお祝いの言葉を頂いているだろう。
私が貴族の方々と談笑をしていると隣の部屋から拍手の音が聞こえて来た。
それと同時に扉が開き今年デビューの子息令嬢が続々とこの会場に入って来た。
私もルーを探そうと眺めていたらルーは直ぐに見っかった。
どうやら彼女は家族を探しているらしく回りをキョロキョロしている。
そんな可愛らしい彼女を微笑みながら見ていたいけど直ぐにダンスも始まってしまうので私はルーに向かって歩き始めた。
途中で"殿下私と…"などと声が聞こえたり悲鳴じみた声も聞こえたがそんなを無視して私はルーの元に向かい彼女の前で膝間着いた。
「ルーチェ嬢今宵貴女のファーストダンス踊って頂けますか?」
私が膝間付いてダンスの誘いをするとルーはとても驚いていた。
まぁ会場からもどよめきはあったけどね。
ルーがえーとと悩んでいるので私は
「ルー私の婚約者なのに私とは踊ってくれないのかい?」
ルーに訊ねてみる。
「そんな事はありませんよ」
少し意地悪な質問だったかもしれない。
「だったら私の手を取ってくれるね」
私がそう言えばルーは
「よろしくお願いいたします」
と、言い礼をして私の手を取ってくれた。
私の手を取ってくれたルーに対してニッコリとしながらダンスホームの中央までエスコートして行く。
ルーは真ん中で踊る事に驚いていたけど当たり前だよね。
この国の王子と婚約者が踊るのだから自然と真ん中になってしまう。
私達が踊り初めると回りの目は私達に向けられる。
ルーには回りの目を気にして踊って欲しくなかった為に声をかけてみた。
「ルー驚いたかい?」
「私は今日ルーのファーストダンスを踊る気でいたから目的が達成出来て良かったよ。
これで断られたらとても悲しかったね」
「アイリッシュ様とても驚きましてよ。
私はお父様と踊る予定だったのに、それに今まで踊られる事がなかったのになぜ?今回はお誘いしたのですか?」
ルーの質問には驚いた。
私が滅多に踊らない事を知っていたらしい。
けどそんな当たり前の事を聞くルーもまた可愛らしい
「なぜ?そんなの簡単だよ。
私の婚約者はルーなんだからルーと踊る意外意味ないしね。
それにちゃん今日のダンスの事は公爵にも頼んでいたからルーのダンスの相手は始めたらから私だと決まっていたんだよ」
「!」
「それにルーのファーストダンスは家族相手でも私は嫌だったけどね」
自分で言った言葉に私自身心のせまい王子と思われたくなく、思わずルーの腰をぐぐっと惹き付けてターンを決めるた。
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この可愛らしいルーがこれ以上他の人と踊って欲しくないという願望がそのまま言葉として出でしまった。
「さぁルー本当はもっと君と踊っていたいけどもうすぐで曲が終ってしまうね。
今日は私はこのあと誰とも踊らないけどルーも踊らないでくれるかなぁ?」
私の言葉にルーはウンウンと首を縦降ってくれたのを見れて私は安堵しとた。
「良かったよ。
この後ルーがまだ踊ると言われたら私はとても悲しかったしこのままずーとルーと踊り続ける事になると思っていたからさ」
我ながら包容力が足りないと思う。
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私の回りには踊ってもらおうと令嬢達が集まって来ている。
やっぱり踊るとこうなるよね……
ルーは無事に家族の元に戻ったみたいだ。
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