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初めてのデビュタントと隣国の王女様
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馬車はそのまま王宮に向かい門前で止まりました。
今日はこのまままず王族のかた陛下と王妃様にご挨拶をして、そのあと本日のデビュタントを向かえる貴族の令嬢と子息だけで集まり陛下からお祝いの祝辞を頂き、そのあと舞踏会に場所を移して私達のファーストダンスを踊るのです。
私のファーストダンスはジョージお兄さまが勤めてくれるはずだったのですが、この前
「ルーごめんよ。僕はルーとファーストダンスを踊るこが出来なくなってしまったんだ。
けしてイヤだとかではなく逆鱗に触れてしまってね、まだ僕は生きていたいからさ。
本当にごめんね」
と、何故か涙ながらに訴えてきてました。
それをフレッドお兄さまはお腹を抱えて笑っていらっしゃる状況でフレッドお兄さまは何にも教えてくれませんでした。
ジョージお兄さまは何を言っているんですかね。
うーん何か悪いもんでも食べたのでしょうか。
なのでお父様にお願いする事とになったのですがなぜがお父様も困った顔をされてしまいその横でなぜかお母様とメイがニコニコながら笑っていました。
可笑しいですね。
基本的にファーストダンスの相手は家族なんですけど…
「バロッサ家の皆様どうぞ陛下がお待ちです。」
私達は案内されて陛下がいらっしゃる謁見の間に通されました。
お兄さま方は控室で待っています。
「本日はお招き頂きありがとうございます。
バロッサ家のルーチェは本日無事に社交界デビューする事が出来ました。
その事を心より御礼申し上げます」
お父様が陛下にご挨拶ををします。
「ルーチェ嬢本日はおめでとう」
「ありがとうございます」
私は挨拶をして顔を上げます。
あとは花束を王妃様にお渡しして挨拶は終了です。
王妃からも
「ルーちゃんおめでとう
とっても素敵だわ」
王妃様からもお祝いのお言葉をもらって私は
「ありがとうございます」
と、言い花束を渡そうとした時に
「アイリッシュもそう思うでしょ」
と、王妃様が言われて私はアイリッシュ様がいらっしゃる事を知りました。
本来この場所にはいらっしゃる事のない方です。
えっ?どこいるのですか?
「ごめんねルーちゃん
折角だからねアイリッシュにあなたの姿を見せたくて呼んで置いたのよ。
ルーちゃんから見えない所でね。
隠れていたの」
そんな可愛らし笑顔で言われても王妃様困ります。
えっ?どうしましょ。花束を渡すどころではありません。
「ほら、アイリッシュ出で来て」
王妃様に言われてアイリッシュ様がそっと出できました。
アイリッシュ様の正装姿は素敵過ぎます。
私は全く見る事が出来ずにいると
「ルーとても素敵だよ
君をこのまま社交の場に出すのが勿体無いぐらいだよ」
と、言われてしまい、私は全身赤くなってしまい
「あ、あ、ありがとうございます」
良く分からずお礼言っています。
クスッと笑うアイリッシュ様から
「ルーに渡したい物があってね
この場に居ることの許可をもらったんだよ」
と、言ってトムが持って来てくれた箱を手渡し中を開けてくれました。
中に入っていたのは小さいサファイアが付いているネックレスです。
箱からアイリッシュ様は取り出し私の首にかけてくれました。
ちょっと待って下さい。
今日は白の物意外の身につけはダメなはず私がアイリッシュ様を見ると
「特別に陛下に許可をもらったから身に付けね。
今日だけでなくていつもだよ」
そんなに事を言って私の髪にチュと口を落としました。
みんながいる前なのに私は口をパクパクして花束に力をいれてしまいました。
今日はこのまままず王族のかた陛下と王妃様にご挨拶をして、そのあと本日のデビュタントを向かえる貴族の令嬢と子息だけで集まり陛下からお祝いの祝辞を頂き、そのあと舞踏会に場所を移して私達のファーストダンスを踊るのです。
私のファーストダンスはジョージお兄さまが勤めてくれるはずだったのですが、この前
「ルーごめんよ。僕はルーとファーストダンスを踊るこが出来なくなってしまったんだ。
けしてイヤだとかではなく逆鱗に触れてしまってね、まだ僕は生きていたいからさ。
本当にごめんね」
と、何故か涙ながらに訴えてきてました。
それをフレッドお兄さまはお腹を抱えて笑っていらっしゃる状況でフレッドお兄さまは何にも教えてくれませんでした。
ジョージお兄さまは何を言っているんですかね。
うーん何か悪いもんでも食べたのでしょうか。
なのでお父様にお願いする事とになったのですがなぜがお父様も困った顔をされてしまいその横でなぜかお母様とメイがニコニコながら笑っていました。
可笑しいですね。
基本的にファーストダンスの相手は家族なんですけど…
「バロッサ家の皆様どうぞ陛下がお待ちです。」
私達は案内されて陛下がいらっしゃる謁見の間に通されました。
お兄さま方は控室で待っています。
「本日はお招き頂きありがとうございます。
バロッサ家のルーチェは本日無事に社交界デビューする事が出来ました。
その事を心より御礼申し上げます」
お父様が陛下にご挨拶ををします。
「ルーチェ嬢本日はおめでとう」
「ありがとうございます」
私は挨拶をして顔を上げます。
あとは花束を王妃様にお渡しして挨拶は終了です。
王妃からも
「ルーちゃんおめでとう
とっても素敵だわ」
王妃様からもお祝いのお言葉をもらって私は
「ありがとうございます」
と、言い花束を渡そうとした時に
「アイリッシュもそう思うでしょ」
と、王妃様が言われて私はアイリッシュ様がいらっしゃる事を知りました。
本来この場所にはいらっしゃる事のない方です。
えっ?どこいるのですか?
「ごめんねルーちゃん
折角だからねアイリッシュにあなたの姿を見せたくて呼んで置いたのよ。
ルーちゃんから見えない所でね。
隠れていたの」
そんな可愛らし笑顔で言われても王妃様困ります。
えっ?どうしましょ。花束を渡すどころではありません。
「ほら、アイリッシュ出で来て」
王妃様に言われてアイリッシュ様がそっと出できました。
アイリッシュ様の正装姿は素敵過ぎます。
私は全く見る事が出来ずにいると
「ルーとても素敵だよ
君をこのまま社交の場に出すのが勿体無いぐらいだよ」
と、言われてしまい、私は全身赤くなってしまい
「あ、あ、ありがとうございます」
良く分からずお礼言っています。
クスッと笑うアイリッシュ様から
「ルーに渡したい物があってね
この場に居ることの許可をもらったんだよ」
と、言ってトムが持って来てくれた箱を手渡し中を開けてくれました。
中に入っていたのは小さいサファイアが付いているネックレスです。
箱からアイリッシュ様は取り出し私の首にかけてくれました。
ちょっと待って下さい。
今日は白の物意外の身につけはダメなはず私がアイリッシュ様を見ると
「特別に陛下に許可をもらったから身に付けね。
今日だけでなくていつもだよ」
そんなに事を言って私の髪にチュと口を落としました。
みんながいる前なのに私は口をパクパクして花束に力をいれてしまいました。
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