甘い婚約~王子様は婚約者を甘やかしたい~

モモ

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初めてのデビュタントと隣国の王女様

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婚約式はデビュタントが終わった3ヶ月後になります。

今から半年後になります。

ドレスの生地なのは既に決まり仮縫いは終っているのですが形が決まらないのです。

Aラインかプリンセスラインかスレンダーラインにするかで悩み中です。

これは王族の方の意見も聞かないといけないので凄く大変なのです。

私はアイリッシュ様の婚約者に正式に選ばれてただいま毎日お妃教育に励んでいます。

しかしあの誘拐事件の関係でアイリッシュ様が18歳の立太子になる時に国内外への発表をする予定だったのですが控えることになりました。

そのため貴族てば既に暗黙の了承になっていますが国民や他国はまだ私が婚約者とは知らないのです。

ですので私が15歳のデビュタントを終えて成人したと同時に発表となりました。

そのため今回の婚約式は盛大にかつ威厳のある感じにしたいと陛下よりご要望がありいつもよりもドレス選びも慎重になっているのです。

「ルーちゃんはどれがいい?」

「お母様私はデビュタントのドレスごAラインドレスなのでこのスレンダードレスが良いと思うのですがいかがですか?」

「そうね、少し大人ぽっく見せるのならスレンダードレスが1番良いかもしれないわ
プリンセスラインのドレスは少し派手になってしまうからね」

お父様はルーチェの好きな様に決めなさいと私の意見を尊重してくれました。

バロッサ家の意見はスレンダードレスにする事になりました。

あとはこの事を王家にお伝えして双方の意見が合ったら作ることになります。

因みに色は白となってます。

他の色の候補はアイボリーとアイリッシュ様の髪の色の青それと王家由来の銀色でしたがやっぱり白が良いということで白に決まりました。

婚約式のドレスの制作が始まりもうすぐで1年になります。

初めは色だけでも決めるのにとても時間がかかりそのあと生地の素材そして今はドレスの形となっています。

あとはドレスに合う装飾品も決めないといけませんし、間に合うのか心配になってしまいます。

「所でルーちゃんお妃教育はどう?」

「はい、お母様王妃様いわく順調に進んでいるみたいです」

「そう、それは良かったわ。
けど辛くない?」

「お母様大丈夫です」

本格的なお妃教育が始まってから家族と過ごす時間が大分少なくなってきてるのはとても寂しいのですが、それは私のわがままになってしまうので言わないことにしています。

お父様は今でも婚約の白紙はいつでも出来るから無理をしてはいけないよと、おっしゃるので良くお母様から注意を受けています。

明日はお妃教育の後にアイリッシュ様とのお茶会もあるので忙しくなりそうです。
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