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初めてのデビュタントと隣国の王女様
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皆様こんにちは私は今ドレスの試着中です。
私は15歳になりました。
この国では15歳からデビュタントにでれるようになります。
15歳から20歳までに年に1度王宮で開かれるデビュタントのための舞踏会があるのでそのためのドレス作りを今行っています。
あと3ヶ月後には舞踏会なるのです
「ルーチェ様どうですか」
「ちょっとゆるいかなぁ?」
今私に質問した侍女は私専属のメイです。
あの誘拐事件後に私専属を付けると言うことが決まりエマが信頼出来る子を連れて来てくれたのです。
年はお兄さま方と一緒なので私としてはお姉様が出来た気分だったのですがエマより凄い厳しいです。
そんなメイにただいまコルセットを引っ張られドレスの試着を行っています。
「メイそんなに引っ張らないで、凄く痛い」
「申し訳ありません。ですがあと少しですのね頑張って下さい」
うっ、うっ、この作業と言うか私にとってはこれは修行みたいです。
お母様も王妃様も毎回コルセットを着て舞踏会やお茶会に参加するのですから凄いです。
メイがテキパキとコルセットをセットしてドレスを着せてもらいお母様とお父様を呼んで今の出来上がりを見てもらいます。
「旦那様、奥様用意が出来ました」
メイに呼ばれてお父様とお母様がいらっしゃいました。
「どうですか?お父様、お母様」
私はそう言ってクルリと一回すると2人ウンウンと頷いてくれました。
「とっても似合っているわよルーチェちゃんやっぱり生地はシルクにして正解だったわね。本当はレースも沢山あしらいたかったけどちゃんと決まりがあるからそれでも十分だわ」
お母様はとっても喜んでくれてます。
ドレスの形はAラインかプリンセスラインと決まっているのです。
私はAラインのシンプルな形にしました。
ドレスの裾の部分と肩の部分にレースをあしらってます。
あとはオペラグローブ(白いロング手袋のこと)と花束を持てば完成です。
「デビュタントのドレスはこれで大丈夫ですね。
あとは婚約式のドレスはどうなってるの?」
そうなのです。
デビュタントが終ると私とアイリッシュ様は正式な婚約者になるのです。
私は15歳になりました。
この国では15歳からデビュタントにでれるようになります。
15歳から20歳までに年に1度王宮で開かれるデビュタントのための舞踏会があるのでそのためのドレス作りを今行っています。
あと3ヶ月後には舞踏会なるのです
「ルーチェ様どうですか」
「ちょっとゆるいかなぁ?」
今私に質問した侍女は私専属のメイです。
あの誘拐事件後に私専属を付けると言うことが決まりエマが信頼出来る子を連れて来てくれたのです。
年はお兄さま方と一緒なので私としてはお姉様が出来た気分だったのですがエマより凄い厳しいです。
そんなメイにただいまコルセットを引っ張られドレスの試着を行っています。
「メイそんなに引っ張らないで、凄く痛い」
「申し訳ありません。ですがあと少しですのね頑張って下さい」
うっ、うっ、この作業と言うか私にとってはこれは修行みたいです。
お母様も王妃様も毎回コルセットを着て舞踏会やお茶会に参加するのですから凄いです。
メイがテキパキとコルセットをセットしてドレスを着せてもらいお母様とお父様を呼んで今の出来上がりを見てもらいます。
「旦那様、奥様用意が出来ました」
メイに呼ばれてお父様とお母様がいらっしゃいました。
「どうですか?お父様、お母様」
私はそう言ってクルリと一回すると2人ウンウンと頷いてくれました。
「とっても似合っているわよルーチェちゃんやっぱり生地はシルクにして正解だったわね。本当はレースも沢山あしらいたかったけどちゃんと決まりがあるからそれでも十分だわ」
お母様はとっても喜んでくれてます。
ドレスの形はAラインかプリンセスラインと決まっているのです。
私はAラインのシンプルな形にしました。
ドレスの裾の部分と肩の部分にレースをあしらってます。
あとはオペラグローブ(白いロング手袋のこと)と花束を持てば完成です。
「デビュタントのドレスはこれで大丈夫ですね。
あとは婚約式のドレスはどうなってるの?」
そうなのです。
デビュタントが終ると私とアイリッシュ様は正式な婚約者になるのです。
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