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初めてのお友達とお妃教育と…
⑦
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マダムが、
「まぁ!」
と、声を上げて私はカツラが取れてしまったのに気づきました。
アイリッシュ様とお兄さま方もこちらを見てやって来ました。
「まぁなんて素敵な銀髪なんでしょうか。まさに天使ですわ」
なぜかマダムはうっとりしていますね。
「ルー取れちゃったの?今着けるから」
お兄さまはイソイソとまたカツラを着けてくれました。
そんなに慌てることではないと思うのですが…マダムは
「もっと見ていたかった」
と、残念そうにボソボソ言ってます。
するとアイリッシュ様から
「マダム、ルーの髪は他言無用だから」
強く念を押されていました。
「ルーもあんまり人には見せてはいけないよ」
そう、アイリッシュ様に言われたので
「えっ?はい」
私は一応返事をしました。
「わかったなら良かったよ。ルーもこっちで一緒で新作を食べようか」
と、アイリッシュ様が誘ってくれました。
けど私は全然自分の髪の毛の凄さを分かってなかったのでこの後痛い目に合うことになるとは思いませんでした。
アイリッシュ様とお兄さまが今食べているのはふわふわしているスポンジとフルーツのサンドイッチです。
コレが今回の新作らしいです。
「お兄さまこのフルーツサンドは見た目で分かりますが、このふわふわスポンジはなんですか?」
「このスポンジはシフォンケーキていうだんだよ」
「シフォンケーキ?」
初めて聞くケーキですね。
「シフォンケーキはこのふわふわしたのが特徴で絹の織物みたいなふんわりした感じて言う意味があるんだよ」
そうなのですね。お兄さまは物知りですね。
私はそのシフォンケーキを一口食べて見ました。
確かにとてもふわふわした食感でとても柔らかいです。
けどなんか物足りない感じもしますね。
「ルー食べてみてどう?」
「とっても美味しいですよ」
「それはもちろんは良かった。
このお菓子は流行するかなぁ?」
アイリッシュ様は真剣に聞いてきました。
「ルーの意見は?」
ジョージお兄さまにも言われて私は
「とっても美味しいですけどなんか物足りない感じもします。」
「やっぱりそうか」
皆さんもそう思っているみたいです。
「やっぱりトッピングを付ける?」
「いいよね」
「じゃあトッピングは何する?」
ここでもトッピングと言っています。
トッピングてなんですか?
「ルーはどのトッピングがいい?」
アイリッシュ様が聞いてくれましたが
「トッピングてなんですか?」
皆さんこちらをバッと勢い良く見た瞬間にあっ!と言う顔しています。
「そうだよ、このトピックスは貴族は知らないだ」
「忘れていた」
「ごめんよ。ルーちゃんと説明しなくて」
どうやらこのトピックスは今国民の間で人気らしく、貴族は知らないらしいです。
好きな具などを追加料金を払って付け加えるシステムだそうです。
そうすることにより自分の好きな味になるみたいです。
とても素敵なシステムですね。
ぜひとも私達もやりたいです。
「貴族のお茶会で流行らせたいです」
全員が頷いてくれてます。
「まぁ!」
と、声を上げて私はカツラが取れてしまったのに気づきました。
アイリッシュ様とお兄さま方もこちらを見てやって来ました。
「まぁなんて素敵な銀髪なんでしょうか。まさに天使ですわ」
なぜかマダムはうっとりしていますね。
「ルー取れちゃったの?今着けるから」
お兄さまはイソイソとまたカツラを着けてくれました。
そんなに慌てることではないと思うのですが…マダムは
「もっと見ていたかった」
と、残念そうにボソボソ言ってます。
するとアイリッシュ様から
「マダム、ルーの髪は他言無用だから」
強く念を押されていました。
「ルーもあんまり人には見せてはいけないよ」
そう、アイリッシュ様に言われたので
「えっ?はい」
私は一応返事をしました。
「わかったなら良かったよ。ルーもこっちで一緒で新作を食べようか」
と、アイリッシュ様が誘ってくれました。
けど私は全然自分の髪の毛の凄さを分かってなかったのでこの後痛い目に合うことになるとは思いませんでした。
アイリッシュ様とお兄さまが今食べているのはふわふわしているスポンジとフルーツのサンドイッチです。
コレが今回の新作らしいです。
「お兄さまこのフルーツサンドは見た目で分かりますが、このふわふわスポンジはなんですか?」
「このスポンジはシフォンケーキていうだんだよ」
「シフォンケーキ?」
初めて聞くケーキですね。
「シフォンケーキはこのふわふわしたのが特徴で絹の織物みたいなふんわりした感じて言う意味があるんだよ」
そうなのですね。お兄さまは物知りですね。
私はそのシフォンケーキを一口食べて見ました。
確かにとてもふわふわした食感でとても柔らかいです。
けどなんか物足りない感じもしますね。
「ルー食べてみてどう?」
「とっても美味しいですよ」
「それはもちろんは良かった。
このお菓子は流行するかなぁ?」
アイリッシュ様は真剣に聞いてきました。
「ルーの意見は?」
ジョージお兄さまにも言われて私は
「とっても美味しいですけどなんか物足りない感じもします。」
「やっぱりそうか」
皆さんもそう思っているみたいです。
「やっぱりトッピングを付ける?」
「いいよね」
「じゃあトッピングは何する?」
ここでもトッピングと言っています。
トッピングてなんですか?
「ルーはどのトッピングがいい?」
アイリッシュ様が聞いてくれましたが
「トッピングてなんですか?」
皆さんこちらをバッと勢い良く見た瞬間にあっ!と言う顔しています。
「そうだよ、このトピックスは貴族は知らないだ」
「忘れていた」
「ごめんよ。ルーちゃんと説明しなくて」
どうやらこのトピックスは今国民の間で人気らしく、貴族は知らないらしいです。
好きな具などを追加料金を払って付け加えるシステムだそうです。
そうすることにより自分の好きな味になるみたいです。
とても素敵なシステムですね。
ぜひとも私達もやりたいです。
「貴族のお茶会で流行らせたいです」
全員が頷いてくれてます。
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