39 / 117
初めてのお友達とお妃教育と…
17
しおりを挟む
「………様…」
「……チェ様…」
「…ルーチェ様…」
誰かが私の体を揺さぶってます?
誰ですか?
そんな風に思っているけどまだ頭の中がぼっーとしていて目が覚めません。
しかし段々と私を呼ぶ声がはっきりと聞こえてくるようになりました。
「ルーチェ様起きて下さい」
私は目を醒ますと目の前にはリリー様ががいらっしゃいます。
「あれ?リリー様?」
なんでリリー様がいるんですか?
そういえばここはどこですか?
確か私は孤児医院に行く予定で…
私ははっきりと目が覚めて慌てて
「リリー様大丈夫ですか?ここはどこですか?」
思わず大きい声で質問してしまいました。
「ルーチェ様お静かに落ち着いて下さい」
「あっ、申し訳ありません」
私は慌てて手で口を押さえました。
ここはどこですか?
ふ
私はキョロキョロと回りを見ながら自分の手と足が縛られているのに気づきました。
「ルーチェ様今縄を切りますから動かないで下さいね」
そういうとリリー様は髪留めに使っていた物で私の縄を切っていきます。
「リリー様いつもそういうと物を持ち歩いているのですか?」
私が不思議と思ったので聞いて見ると
「淑女の嗜みですよ」
と、笑顔で答えてくれました。
私はここがどこなのか分からないためリリー様に訊ねました。
「リリー様ここはどこですかね」
縄で縛られていたので手首が赤くなってしまい、痛いですがそんなことよりここはどこ?
「ルーチェ様申し訳ありません。
ここがどこなのか私にも分からないのです」
やっぱりそうですよね。
部屋に2人で閉じ込められいますが、窓もありません。
しかもここがどこだかリリー様が知っていたらびっくりですよね?
「しかし、ここに長いは出来ません
もしこのことがあの方にばれたらヤバい…」
リリー様はなにやら独り言をブツフヅ言っています。
「ルーチェ様こここら脱出しましょう
ふたてに別れて逃げるのは危険なのでまずは外を目指して逃げます。
そのあと馬か何か見つけ脱出していきます」
リリー様が私に脱出の算段を付けて説明してけれます。
しかし大きな問題があります。
目の前にある扉は鍵が…
「リリー様この扉の鍵はどうしますか?」
私が困っていると
リリー様は先ほどの髪留めを取り
「これで開きます」
と、言って慎重に鍵を開け始めました。
ガチャと、言う音と共に扉が開き2人で顔を見合わせた時、扉の外が騒がしくなってきました。
足音はこちらに向かっています。
「ルーチェ様扉から離れて下さい」
リリー様から言われて私は扉から離れました。
そうすると扉がガチャと開く音が聞こえて…
「……チェ様…」
「…ルーチェ様…」
誰かが私の体を揺さぶってます?
誰ですか?
そんな風に思っているけどまだ頭の中がぼっーとしていて目が覚めません。
しかし段々と私を呼ぶ声がはっきりと聞こえてくるようになりました。
「ルーチェ様起きて下さい」
私は目を醒ますと目の前にはリリー様ががいらっしゃいます。
「あれ?リリー様?」
なんでリリー様がいるんですか?
そういえばここはどこですか?
確か私は孤児医院に行く予定で…
私ははっきりと目が覚めて慌てて
「リリー様大丈夫ですか?ここはどこですか?」
思わず大きい声で質問してしまいました。
「ルーチェ様お静かに落ち着いて下さい」
「あっ、申し訳ありません」
私は慌てて手で口を押さえました。
ここはどこですか?
ふ
私はキョロキョロと回りを見ながら自分の手と足が縛られているのに気づきました。
「ルーチェ様今縄を切りますから動かないで下さいね」
そういうとリリー様は髪留めに使っていた物で私の縄を切っていきます。
「リリー様いつもそういうと物を持ち歩いているのですか?」
私が不思議と思ったので聞いて見ると
「淑女の嗜みですよ」
と、笑顔で答えてくれました。
私はここがどこなのか分からないためリリー様に訊ねました。
「リリー様ここはどこですかね」
縄で縛られていたので手首が赤くなってしまい、痛いですがそんなことよりここはどこ?
「ルーチェ様申し訳ありません。
ここがどこなのか私にも分からないのです」
やっぱりそうですよね。
部屋に2人で閉じ込められいますが、窓もありません。
しかもここがどこだかリリー様が知っていたらびっくりですよね?
「しかし、ここに長いは出来ません
もしこのことがあの方にばれたらヤバい…」
リリー様はなにやら独り言をブツフヅ言っています。
「ルーチェ様こここら脱出しましょう
ふたてに別れて逃げるのは危険なのでまずは外を目指して逃げます。
そのあと馬か何か見つけ脱出していきます」
リリー様が私に脱出の算段を付けて説明してけれます。
しかし大きな問題があります。
目の前にある扉は鍵が…
「リリー様この扉の鍵はどうしますか?」
私が困っていると
リリー様は先ほどの髪留めを取り
「これで開きます」
と、言って慎重に鍵を開け始めました。
ガチャと、言う音と共に扉が開き2人で顔を見合わせた時、扉の外が騒がしくなってきました。
足音はこちらに向かっています。
「ルーチェ様扉から離れて下さい」
リリー様から言われて私は扉から離れました。
そうすると扉がガチャと開く音が聞こえて…
5
お気に入りに追加
390
あなたにおすすめの小説
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。


美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛
らがまふぃん
恋愛
こちらは以前投稿いたしました、 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 の続編となっております。前作よりマイルドな作品に仕上がっておりますが、内面のダークさが前作よりはあるのではなかろうかと。こちらのみでも楽しめるとは思いますが、わかりづらいかもしれません。よろしかったら前作をお読みいただいた方が、より楽しんでいただけるかと思いますので、お時間の都合のつく方は、是非。時々予告なく残酷な表現が入りますので、苦手な方はお控えください。 *早速のお気に入り登録、しおり、エールをありがとうございます。とても励みになります。前作もお読みくださっている方々にも、多大なる感謝を! ※R5.7/23本編完結いたしました。たくさんの方々に支えられ、ここまで続けることが出来ました。本当にありがとうございます。ばんがいへんを数話投稿いたしますので、引き続きお付き合いくださるとありがたいです。この作品の前作が、お気に入り登録をしてくださった方が、ありがたいことに200を超えておりました。感謝を込めて、前作の方に一話、近日中にお届けいたします。よろしかったらお付き合いください。 ※R5.8/6ばんがいへん終了いたしました。長い間お付き合いくださり、また、たくさんのお気に入り登録、しおり、エールを、本当にありがとうございました。 ※R5.9/3お気に入り登録200になっていました。本当にありがとうございます(泣)。嬉しかったので、一話書いてみました。 ※R5.10/30らがまふぃん活動一周年記念として、一話お届けいたします。 ※R6.1/27美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛(前作) と、こちらの作品の間のお話し 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 始めました。お時間の都合のつく方は、是非ご一読くださると嬉しいです。※R6.5/18お気に入り登録300超に感謝!一話書いてみましたので是非是非!
*らがまふぃん活動二周年記念として、R6.11/4に一話お届けいたします。少しでも楽しんでいただけますように。 ※R7.2/22お気に入り登録500を超えておりましたことに感謝を込めて、一話お届けいたします。本当にありがとうございます。

【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。
五月ふう
恋愛
リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。
「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」
今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。
「そう……。」
マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。
明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。
リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。
「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」
ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。
「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」
「ちっ……」
ポールは顔をしかめて舌打ちをした。
「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」
ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。
だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。
二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。
「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」
【完結】お飾りの妻からの挑戦状
おのまとぺ
恋愛
公爵家から王家へと嫁いできたデイジー・シャトワーズ。待ちに待った旦那様との顔合わせ、王太子セオドア・ハミルトンが放った言葉に立ち会った使用人たちの顔は強張った。
「君はお飾りの妻だ。装飾品として慎ましく生きろ」
しかし、当のデイジーは不躾な挨拶を笑顔で受け止める。二人のドタバタ生活は心配する周囲を巻き込んで、やがて誰も予想しなかった展開へ……
◇表紙はノーコピーライトガール様より拝借しています
◇全18話で完結予定
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
廃妃の再婚
束原ミヤコ
恋愛
伯爵家の令嬢としてうまれたフィアナは、母を亡くしてからというもの
父にも第二夫人にも、そして腹違いの妹にも邪険に扱われていた。
ある日フィアナは、川で倒れている青年を助ける。
それから四年後、フィアナの元に国王から結婚の申し込みがくる。
身分差を気にしながらも断ることができず、フィアナは王妃となった。
あの時助けた青年は、国王になっていたのである。
「君を永遠に愛する」と約束をした国王カトル・エスタニアは
結婚してすぐに辺境にて部族の反乱が起こり、平定戦に向かう。
帰還したカトルは、族長の娘であり『精霊の愛し子』と呼ばれている美しい女性イルサナを連れていた。
カトルはイルサナを寵愛しはじめる。
王城にて居場所を失ったフィアナは、聖騎士ユリシアスに下賜されることになる。
ユリシアスは先の戦いで怪我を負い、顔の半分を包帯で覆っている寡黙な男だった。
引け目を感じながらフィアナはユリシアスと過ごすことになる。
ユリシアスと過ごすうち、フィアナは彼と惹かれ合っていく。
だがユリシアスは何かを隠しているようだ。
それはカトルの抱える、真実だった──。
子持ちの私は、夫に駆け落ちされました
月山 歩
恋愛
産まれたばかりの赤子を抱いた私は、砦に働きに行ったきり、帰って来ない夫を心配して、鍛錬場を訪れた。すると、夫の上司は夫が仕事中に駆け落ちしていなくなったことを教えてくれた。食べる物がなく、フラフラだった私は、その場で意識を失った。赤子を抱いた私を気の毒に思った公爵家でお世話になることに。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる