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初めてのお茶会と王子様
⑥
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「私はルーチェと殿下の婚約に賛成です。
もしかするとご存じかも知れませんがフレッドとジョージも賛成です。
殿下はルーチェのどこにひかれたのですか?」
オリビア様の質問に僕は自分の気持ちを素直に答えた。
「ルーチェ嬢と一緒にいると私自身がこの国の王子と言うことを忘れて素直な気持ちになれるんだ、けしてそれが感情的な物ではなく、私のつまらない話しも真剣に聞いてくれていることや、美味しい物を美味しいと表現出来るルーチェ嬢を見ていると、人と接するのは楽しいことなんだなと教えてくれるし、私自身笑顔が自然とこぼれることにびっくりしていたんだ」
みんなが僕の話しを真剣に聞いてくれている。
「それにルーチェ嬢のことを大切にしたいという気持ちが凄く大きいだ」
僕が気持ちを伝えると母上は嬉しそうに微笑みオリビア様は
「わかりました。殿下がそんな風にうちのルーチェを思って頂きありがとうございます。
母としてとても嬉しい言葉です」
僕の気持ちがオリビア様に伝わったと思い僕は嬉しくなった。
「ありが…」
お礼を言ってる最中に、
「ですが、私から殿下にお約束してほしいことがございます」
僕は驚いてしまい、思わず息を飲んだ
「お約束してほしいことは……」
僕は思わず目を覚ました。
どうやら椅子でうたた寝をしてしまったらしい
そしてルーと婚約したいと公爵夫妻と話していたころの夢を見ていたらしい。
懐かしいな、あの時オリビア様の出した約束はとても僕には厳しい物だったら、
「殿下、お約束してほしいことはミーシャ嬢との婚約解消が終わるまで金輪際ルーチェに会いに来ないで下さい」
「?!」
「それはどいうことですか?」
「今の段階では婚約者のいらっしゃる殿下がルーチェに良く会いに来られたらお互い良くない噂が立ちます。そしてパブロ家のミーシャ嬢にも良くない噂が立ちます。
それはお互いに今後の事を考えると障害になる可能性があります。
そうでなくてもフレッドとジョージの側近候補がいるのですから貴族の不平不満が飛び交います。」
「ですので、全てが片付いたらこちらも誠心誠意殿下のお気持ちに答えます。
旦那様よろしいですね?」
公爵も納得した感じで頷いた。
「そして新たに新しい婚約者を決める時には盛大にお茶会を開いて下さいね?
その時は必ずルーチェを連れて来ます」
やはりオリビア様は手強いな
そのあとミーシャ嬢との婚約解消を悩んでいた僕たちの元にミーシャ嬢から隣国に旅行に行きたいと申し出があった。
僕は何も考えずに許可を出したけど、
まさか隣国の王子と婚約してくるなんて思っても見なかった、もしかしたら始めから計画された旅行だったのか?
今となってはなんとも言えないが、もしかしたら…と、思ってしまうこともある。
約束通りお茶会を開いたけど久しぶりに見たルーはとても可愛かったな。
初めて会った時のルーの面影を少し残しつつ成長したルーはとても可愛らしかった。
ルーは僕のことを覚えてないみたいだけどいつかこの話しをしたいと思う
そしたらどんな顔をするかなぁ?
トントン
「アイリッシュ、何かあったのか?」
「あっ、ジョージ呼び出してごめんね」
「いや、大丈夫だ、それで何か至急のことでもあったのか?」
ジョージが何事かと聞いてくる
「そう大事な用事、ルーにこのお菓子を届けてくれる、絶対渡してね?よろしく!」
「アイリッシュ!それだけか!」
ジョージ何おこってるの?
「そうだよ、とって大切な用事だし至急の案件だけど?」
ジョージは呆れている
「まだ、候補だからな、あんまりルーの事を追い詰めるなよ」
「何言ってるの?追い詰めないよ、すんごく大切にするよ」
「だからそれが…」
「いや、ちゃんとルーに渡します。」
ジョージは何か諦めたらしいく渋々部屋を出て行った。
僕はルーが喜ぶ顔を思い浮かべながら椅子に座り窓の外をみつめた。
もしかするとご存じかも知れませんがフレッドとジョージも賛成です。
殿下はルーチェのどこにひかれたのですか?」
オリビア様の質問に僕は自分の気持ちを素直に答えた。
「ルーチェ嬢と一緒にいると私自身がこの国の王子と言うことを忘れて素直な気持ちになれるんだ、けしてそれが感情的な物ではなく、私のつまらない話しも真剣に聞いてくれていることや、美味しい物を美味しいと表現出来るルーチェ嬢を見ていると、人と接するのは楽しいことなんだなと教えてくれるし、私自身笑顔が自然とこぼれることにびっくりしていたんだ」
みんなが僕の話しを真剣に聞いてくれている。
「それにルーチェ嬢のことを大切にしたいという気持ちが凄く大きいだ」
僕が気持ちを伝えると母上は嬉しそうに微笑みオリビア様は
「わかりました。殿下がそんな風にうちのルーチェを思って頂きありがとうございます。
母としてとても嬉しい言葉です」
僕の気持ちがオリビア様に伝わったと思い僕は嬉しくなった。
「ありが…」
お礼を言ってる最中に、
「ですが、私から殿下にお約束してほしいことがございます」
僕は驚いてしまい、思わず息を飲んだ
「お約束してほしいことは……」
僕は思わず目を覚ました。
どうやら椅子でうたた寝をしてしまったらしい
そしてルーと婚約したいと公爵夫妻と話していたころの夢を見ていたらしい。
懐かしいな、あの時オリビア様の出した約束はとても僕には厳しい物だったら、
「殿下、お約束してほしいことはミーシャ嬢との婚約解消が終わるまで金輪際ルーチェに会いに来ないで下さい」
「?!」
「それはどいうことですか?」
「今の段階では婚約者のいらっしゃる殿下がルーチェに良く会いに来られたらお互い良くない噂が立ちます。そしてパブロ家のミーシャ嬢にも良くない噂が立ちます。
それはお互いに今後の事を考えると障害になる可能性があります。
そうでなくてもフレッドとジョージの側近候補がいるのですから貴族の不平不満が飛び交います。」
「ですので、全てが片付いたらこちらも誠心誠意殿下のお気持ちに答えます。
旦那様よろしいですね?」
公爵も納得した感じで頷いた。
「そして新たに新しい婚約者を決める時には盛大にお茶会を開いて下さいね?
その時は必ずルーチェを連れて来ます」
やはりオリビア様は手強いな
そのあとミーシャ嬢との婚約解消を悩んでいた僕たちの元にミーシャ嬢から隣国に旅行に行きたいと申し出があった。
僕は何も考えずに許可を出したけど、
まさか隣国の王子と婚約してくるなんて思っても見なかった、もしかしたら始めから計画された旅行だったのか?
今となってはなんとも言えないが、もしかしたら…と、思ってしまうこともある。
約束通りお茶会を開いたけど久しぶりに見たルーはとても可愛かったな。
初めて会った時のルーの面影を少し残しつつ成長したルーはとても可愛らしかった。
ルーは僕のことを覚えてないみたいだけどいつかこの話しをしたいと思う
そしたらどんな顔をするかなぁ?
トントン
「アイリッシュ、何かあったのか?」
「あっ、ジョージ呼び出してごめんね」
「いや、大丈夫だ、それで何か至急のことでもあったのか?」
ジョージが何事かと聞いてくる
「そう大事な用事、ルーにこのお菓子を届けてくれる、絶対渡してね?よろしく!」
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ジョージは呆れている
「まだ、候補だからな、あんまりルーの事を追い詰めるなよ」
「何言ってるの?追い詰めないよ、すんごく大切にするよ」
「だからそれが…」
「いや、ちゃんとルーに渡します。」
ジョージは何か諦めたらしいく渋々部屋を出て行った。
僕はルーが喜ぶ顔を思い浮かべながら椅子に座り窓の外をみつめた。
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