甘い婚約~王子様は婚約者を甘やかしたい~

モモ

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初めてのお茶会と王子様

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そろそろお茶会も終わりみたいなので、
私はとぼとぼと自分の馬車がある方に向かいはじめると

「ルー」

お兄さまの声が聞こえます。

どうやら私のことを探していたみたいです。

「ルーどこにいたの?」

「エマに迷子になっちゃだめて言われたでしょ」

「フレッド、それよりルー泥だけだよ」

「何かあったの?ルー?誰に何かされたの?」
 
お二人のお兄さま方々から一斉に質問責めです。

ここで私がサーシャ様のことを言ったら…

「派手転びました。あと尻餅もつきました」

私は咄嗟に言い訳にを言いました。

「「ふぅんー」」

お兄さま方は疑ってますね。

けどウソではありませんわ。

ただ突き飛ばされたは言いません。

ここで言うことでもないと思うので

「わかったよ、さぁ、早く馬車に帰ろう」

「そうだね、母上も待ってるから」

お兄さま方は私の手を繋ぎ馬車まで歩きはじめました。

「お兄さまお父様は?」

「父上はまだ仕事があるから一緒に帰れないて」

「そうなのですか、残念です。」

話しながら歩いているとあっという間に、公爵家の馬車の所まで着きました 

「お嬢様!!その泥は!!」

あーやっぱりエマに怒られますね。

「転んだの」

「何をしたらそんなに泥を付けて転ぶですか?」

「お花を見たくて…」

「花を見て転びません。」

エマの鋭い一言がきました。

「お花を見てたら蝶々が飛んできて眺めて歩いていたら転んだの」

私すごいウソをついてますわ。

「お嬢様…」

「ルー、それはちょっと…」

エマはため息をついてしまい

お兄さまは…

「まぁまぁ、早く馬車に乗りなさい。
帰りが遅くなってしまうからね
聞きたいことは屋敷に帰ってからしましょうね


お母様が馬車の窓から顔を出してこちらに声をかけます。

「母上…」

「奥様…」 

やっぱりお母様はすごいです。

お母様の一声でみんな動き出しすぐに馬車に乗り出発しました。

私はお母様の隣に座りました。
馬車が動き出すとお母様が私の耳元に小さい声で
「ねぇ、ルーちゃんウソはダメよ。
これから先言いづらいことが、沢山あると思うのだから上手に誤魔化す方法も覚えなくてはいけないのよ!わかった?」

「お母様!!」

お母様はもしかして全てを知ってるのはないでしょうか?

「2人で何を話してるのですか?」

ジョージお兄さまが聞いてきましたが

「ウフフ、女の内緒話ですよ、割り込んでくるなんて無粋ね」

「ねぇールーちゃん」

「はい!お母様」

これで私の泥ドレスの件は終わりになりエマも

「全く、本当に…」

その一声で終わりました。

私はせっかくお母様が隣の席に座っているので今日のお茶会の意味を改めて聞いてみました。

「お母様、今日のお茶会は何か特別なお茶会だったのですか?」
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