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第一章
間違った転生魔法
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「で、サタンちゃんはこの後どうしたいの?」
「話が早いな。俺はもう一度世界征服をしたいのだ。今度こそ魔族がのびのびと生きていける国を作ってみせる。だから、さっさとお前の力で転生させろ。」
俺は、左手を腰に当て、右腕を持ち上げ人差し指をびしっと女神の方に伸ばし指示した。
「んー、んー、んー。。。。それは無理ねぇ。」
「なんだと!?死ぬ前にちゃんと転生魔法を使ったんだぞ!!この世界の理では転生魔法を使えば、死してなお新たに生を受けることができるはずだ!!」
「ブーブーよ、サタンちゃん。同じ世界に生まれ変わりたかったら、同・転生魔法を使わないといけなかったのよ。サタンちゃんが使ったのは、異・転生魔法よん。」
な、なんだとーーーー!!??
「ということで、別の世界へ転生することになるわねん。本当に残念よ。サタンちゃんはこの世界でとてもカリスマ性が高くて、イケメンで魅力的だったのに。。。私の一番のお気に入りだったのよ!最高傑作なのよ!なのに手放さないといけなくなるなんてん。。。」
女神はまたもや涙を流す。
俺はショックすぎて言葉が出ない。世界征服ができないなんて、このまま死ぬしかないのか。。。
「だから違うわよ。違う世界へ転生しないといけないのよ。」
って、俺の心を読むな!エロ女神!
「あららん、サタンちゃん大丈夫?顔色が悪いわよん。」
女神は、一つ咳払いをして話を切り替えた。
「じゃあ、今後の話をしましょうか。私の女神友達の世界に行く気はないかしら?今、イケメン作りにチャレンジしているらしいんだけど、あの子イケメン作るの下手なのよね。そこで、私の世界から何人か転生させようかと思っているの。サタンちゃんはちょうど死んじゃったし、行く気ないかしらん?」
俺は、放心してしまい二つ返事でOKした。
「友達はね、私もよくわからないんだけれど、すーぱーあいどるっていうのを作りたいらしいのよ。私も初めて聞く言葉だから、それが何なのかよくわからないのよ。詳しくは、転生後に確認してね。」
なんなんだそれは。。。いやそんなものどうでもいいか。
「ちなみに、友達の世界は人間と動物しかいないわよ。基本的には”物理的な”争いと無関係の土地に転生させるって言っているわ。あと、こっちで使っていた魔法はほとんど使えなくしないといけないし。」
なんだその世界は、戦争がないとはやりがいも何もない世界ではないか。俺は生きる屍になるしかないのか。魔族のみんなすまない。何百年、何千年かけても必ず魔族が幸せになれる世界を作ると誓ったのに。
「んっもう!!サタンちゃんっ!!私の話聞いてるの??」
。。。
「はぁ、らちあかんわ。さっさと転送しちゃうわよ。」
女神の右手が光ると同時にiPhoneが現れる。
ぴぽぱ♪
「もしもーし、地球の女神ちゃん?私よ。例の彼、今から転送するわね。かなりの放心状態だから、もしかしたら彼らの方が先に到着しちゃうかもしれないけれど、体の準備、先にお願いねん♡」
しゃららん♪
「地球の道具って本当に便利よね。私の世界にも取り入れましょ♡」
と、満足そうにi○honeをしまう。女神が両手を挙げると、次は俺の体が光りだした。
「じゃあ、サタンちゃん、あっちの世界で元気に生きるのよ。私もすーぱーあいどるの勉強して、たまに会いに行くわねん♡」
女神は満面の笑みで両手を振っている。
もう好きにしてくれ。。。涙
そう思った瞬間、俺はマノスの世界から消滅した。
「話が早いな。俺はもう一度世界征服をしたいのだ。今度こそ魔族がのびのびと生きていける国を作ってみせる。だから、さっさとお前の力で転生させろ。」
俺は、左手を腰に当て、右腕を持ち上げ人差し指をびしっと女神の方に伸ばし指示した。
「んー、んー、んー。。。。それは無理ねぇ。」
「なんだと!?死ぬ前にちゃんと転生魔法を使ったんだぞ!!この世界の理では転生魔法を使えば、死してなお新たに生を受けることができるはずだ!!」
「ブーブーよ、サタンちゃん。同じ世界に生まれ変わりたかったら、同・転生魔法を使わないといけなかったのよ。サタンちゃんが使ったのは、異・転生魔法よん。」
な、なんだとーーーー!!??
「ということで、別の世界へ転生することになるわねん。本当に残念よ。サタンちゃんはこの世界でとてもカリスマ性が高くて、イケメンで魅力的だったのに。。。私の一番のお気に入りだったのよ!最高傑作なのよ!なのに手放さないといけなくなるなんてん。。。」
女神はまたもや涙を流す。
俺はショックすぎて言葉が出ない。世界征服ができないなんて、このまま死ぬしかないのか。。。
「だから違うわよ。違う世界へ転生しないといけないのよ。」
って、俺の心を読むな!エロ女神!
「あららん、サタンちゃん大丈夫?顔色が悪いわよん。」
女神は、一つ咳払いをして話を切り替えた。
「じゃあ、今後の話をしましょうか。私の女神友達の世界に行く気はないかしら?今、イケメン作りにチャレンジしているらしいんだけど、あの子イケメン作るの下手なのよね。そこで、私の世界から何人か転生させようかと思っているの。サタンちゃんはちょうど死んじゃったし、行く気ないかしらん?」
俺は、放心してしまい二つ返事でOKした。
「友達はね、私もよくわからないんだけれど、すーぱーあいどるっていうのを作りたいらしいのよ。私も初めて聞く言葉だから、それが何なのかよくわからないのよ。詳しくは、転生後に確認してね。」
なんなんだそれは。。。いやそんなものどうでもいいか。
「ちなみに、友達の世界は人間と動物しかいないわよ。基本的には”物理的な”争いと無関係の土地に転生させるって言っているわ。あと、こっちで使っていた魔法はほとんど使えなくしないといけないし。」
なんだその世界は、戦争がないとはやりがいも何もない世界ではないか。俺は生きる屍になるしかないのか。魔族のみんなすまない。何百年、何千年かけても必ず魔族が幸せになれる世界を作ると誓ったのに。
「んっもう!!サタンちゃんっ!!私の話聞いてるの??」
。。。
「はぁ、らちあかんわ。さっさと転送しちゃうわよ。」
女神の右手が光ると同時にiPhoneが現れる。
ぴぽぱ♪
「もしもーし、地球の女神ちゃん?私よ。例の彼、今から転送するわね。かなりの放心状態だから、もしかしたら彼らの方が先に到着しちゃうかもしれないけれど、体の準備、先にお願いねん♡」
しゃららん♪
「地球の道具って本当に便利よね。私の世界にも取り入れましょ♡」
と、満足そうにi○honeをしまう。女神が両手を挙げると、次は俺の体が光りだした。
「じゃあ、サタンちゃん、あっちの世界で元気に生きるのよ。私もすーぱーあいどるの勉強して、たまに会いに行くわねん♡」
女神は満面の笑みで両手を振っている。
もう好きにしてくれ。。。涙
そう思った瞬間、俺はマノスの世界から消滅した。
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