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夏の、始まり
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「ちょっ…と!?」
教卓を背にした凛奈を、島谷の大きな身体が正面からがっしりと抱き抱える。
凛奈は教卓に寄り掛かり、必死に抵抗した。
「ダメ、いくらなんでもそういうのは…っ」
「…本当、すいません…けど、聞かなかったことになんて、されたくない」
凛奈の身体から力が抜ける。そうか、私は何てことを言ってしまったんだろう。確かに正しいことを言った、けど彼はきっとそれを口に出すために、相当な想いと決意を掛けたのだろうーそれなのに、私は。
想像していた以上に柔らかい身体。薄手のシャツワンピから伝わる温もり。しっとりと汗ばんだ身体からは、石鹸とは言わないが確かに女の匂いがする。胸の下あたりに一層柔らかな、そう幾度も想像の中で揉み解したバストがギュッと潰れていた。
まずい。
島谷はこうなれば、当然の反応するであろう自身の身体のことを考える。先生にバレてないだろうか。察知されないようほんの少し腰を引く。ここからどうしようか、なんて一切考えていなかった彼は、そのまま凛奈の身体を捕らえて離さずにいた。
島谷くんー。
また、謝りたいことができてしまった。でも今ここで自分が謝れば、その先はどうなるのだろう。変な期待を抱かせてしまうのでは?凛奈は教え子の腕の中で葛藤した。
腹の辺りに硬いものが当たる。それが何かなんてこと、当然凛奈には分かっているのだが今は分かりたくなかった。気付かないふりをするしかない。
ふっと身体が解放される。凛奈は安堵し、口を開こうとするもすぐに塞がれる。
「んっ…」
不器用な、でも気持ちのこもったキスだった。
「…ダメだよ…ね、私はー」
「教師と生徒っすもんね」
ちゃんと、わかっている。彼も馬鹿じゃないのだ。
「…すんませんした」
彼は決まりの悪そうな顔で頭を下げ、後退りした。
「待って」
「えっ」
「ありがとう」
細い指が島谷のほんのり日焼けした手首を掴む。
瞬間、凛奈の身体が僅かに浮かびー教卓に乗り上げた。
「本当…こんなこと、許されないかもしれないっすけど」
バスケで鍛え上げた腕は凛奈を捕らえ、教卓に押し倒す形を取っていた。
茫然とする凛奈を置いてけぼりにするように、欲望の塊と化した彼がその身体を貪り始める。
シャツワンピのボタンを丁寧に、しかし迅速に外しー薄いピンクのキャミソールと夏用のパンスト、そしてそこに透けるショーツがあらわになる。
キャミソールからは純白のブラジャーのレースがはみ出ており、また下半身にはショーツがパンストに張り付いて陰部の形をくっきりと見せていた。
これが女の、凛奈先生の身体ー。
島谷は息を呑む。今にも暴発しそうな自身を、何とか気持ちで押し留める。
「島谷く…ダメだよ?誰にも言わないから、ここでやめよー」
「無理っすよ。こんなん見ちゃったら、もう無理」
言い終わると同時か、それより早いか。彼は上品な白いブラジャーを慣れない手つきで押し上げ、大きな胸をあらわにする。
「ダメだってば!!」
凛奈は彼の腕を掴み、剥がそうとするも力では到底敵わない。その大きな手は乳房をしっかりと捕らえギュッと掴んだ。
「…」
本物だ。妄想の中で弄んだそれより、ずっとみっちりと、しかし柔らかい。
「そんな強く掴んだら…痛いよ…」
ハッとする。そうか、欲望に任せて思い切り掴んでしまったが妄想ではないのだから相手にも痛覚がある。
「あ…すいません…」
「…」
「優しくなら、いいんすね?」
我ながら調子に乗ったな、と彼は思う。しかしここまで来たからにはもっともっと、彼女の身体を知りたい。そちらの感情が先に立った。
そっと乳首を摘んでみる。
「あっ…」
彼女が小さく声を上げ、咄嗟に小さな手で口を覆った。可愛いー先生のこんな顔を知っているのは、全校生徒で俺だけだ。優越感が彼の行動を加速させた。
パンストを下ろし、ショーツに指をかける。
「ねぇ、それ以上は…」
「ここまで来て我慢とか、できなくないっすか」
クラッチ部分に目をやると、ほんのりと舟形が浮かんでいた。
これが、そういう映像で見る液体…彼は知識を総動員する。ということは、先生も満更でもないんだな。彼はひとり納得して、されるがままの彼女から下着を剥ぎ取った。
ない。そう、あると思っていた陰毛がないのだ。島谷は面食らう。と同時にさらに彼の興奮を掻き立てた。
「み…見てもいい、ですか」
凛奈は一瞬考えて、しかしコクリと首を縦に振った。
太腿をかき分ける。とても一般的には美しいとは言い難いものの、それも彼女の一部なのだと思うと彼にとっては最高に美しいものだった。
しっとりと濡れ、艶々と光の粒を帯びている。そこに並んだ花弁の一枚一枚を指先でなぞっていく。俄かに粘り気を含んだ液体が彼の指にとろりと絡んだ。
「…っ」
凛奈が声を押し殺しているのを察知する。
「どっか痛い…っすか?」
「…ううん、あのね、すごく、恥ずかしい」
見れば、凛奈の顔が紅潮し息遣いが荒くなっている。島谷は自分がどうするかで手一杯で、凛奈の反応にほとんど気付けていなかった。
ー恥ずかしい。
情事の中で、そんな感情を抱くのは久しぶりだった。
確かに婚約者との交わりでは強烈な辱めを受け、それを快感としているがそれとはまた違う。
まだ女の身体を(おそらく)知らない、自分よりずっと年下の男性に己の身体を開くーそれは新鮮で、むずがゆくて、それでいて正直なところ悦びすら感じ始めていた。
「島谷くん…あの、答えたくなかったらいいんだけど」
「何?」
「初めて、かな?」
彼はビクッとして、そして俯く。
「…そうですけど」
ますます興味が湧いてしまった。こういった営みに慣れきった男としか情を交わしたことのない凛奈の、好奇心と期待が膨らんでいく。
「ね、2人だけの秘密にしよう」
凛奈が切り出す。
覚悟を決めていたはずの島谷の方が、驚いて目を見開いた。
「いいんすか」
「うん、最初で最後。教室の鍵、閉めちゃおっか」
いけないことをしている。
これは、ダメ。
凛奈の理性はそう囁いた。
しかし本能が、このときばかりはそれをかき消す。
教室の明かりを消し、窓から溢れる夕陽を頼りに2人は交わった。
凛奈は彼を教室の椅子に座らせ、そっと制服のズボンを下ろす。
「あ、う…」
恥ずかしそうに身動ぎする彼を一瞥し、下着を下すよう催促した。
比べてはいけないがー婚約者のそれより太く、長いそれに凛奈はドキッとする。
充血しそそり立つそれに細い指を添わせ、まるで自分も処女に戻ったかのように恥ずかしげに先端に触れた。
「わっ、…うっ」
島谷は低く小さな声を上げる。
掌に力を込め、彼自身を扱き上げると彼は声を殺して身を捩った。
「あ…っ」
腰のあたりに甘い衝撃を感じる。見れば、自身のそれを彼女が口に含んでいた。
「せんせ…」
喉の奥から声を絞り出す。まさかこんなことまで。予想もしていなかった展開に彼は混乱していた。
チロチロ、ぺちゃ、ぺちゃ…この広い教室の、どこまで響いているだろうか。
「どう、かな…?」
凛奈が顔を上げると、快楽に歪んだ彼の表情が瞳に飛び込んできた。
「いや…その…我慢、キツいっす…」
弱々しく呟く。
「いいんだよ、果てちゃってー」
言い終わる前に、彼の体が動いた。机に凛奈を座らせると、彼女の下腹部に彼自身を押し当て耳元で囁く。
「挿れても、いいっすか」
待って、今は避妊具がー言葉が遅かった。彼はすでに彼自身で、入り口を探し始めていた。
腰をかがめ、ここか、ここかと彼女の陰部を探る。
「…ここ、だよ」
凛奈は手で誘導し、自らの性器に彼の先端をにゅるりと含めた。
「…っ」
「来て、奥まで…」
ぐっ、ぐっと捻り込む。彼女はもう我慢することもなく、あっ、あっと声を上げた。
太い、熱い、これが彼のー。
「…全部入った」
「うん…そのまま、私を抱えて椅子に座って」
彼は凛奈の言う通り、彼女の体を持ち上げ椅子に腰掛ける。対面座位、っていうんだよな。初めてにしてはなんかすげー体位だけど大丈夫かな、などという思いが頭の中を駆け巡る。
「あぁ、あぁ…!奥まで来てる…っ」
泣きそうな、か細い声が彼の耳元に響いた。
目の前には豊満な胸が、ピンと立った乳首が。本能の赴くままにそれを口に含み先端を舌で刺激する。彼女はピクピクとそれに反応し、そして腰を上下した。
ズブッ、クチュッー凄まじいまでの自身への刺激と、官能的な音、体温、匂いー。
彼が果てるのに、そう時間は要らなかった。
「あぁぁ!イく…先生…もう…いいっすか…っ」
「うん、うん…あっ、あ…」
互いに最後の力を振り絞るように、口づけを交わしたー。
すっかり果てた彼を真正面に捉え、彼女はふと我に返り戦慄する。ここは、教室…彼は、生徒…すっかり濡れてふやけたそこからは、大量の白い液体が溢れ出し太腿を伝っていた。
「あ…どう、しよ…」
白く濁った彼の体液を手で掬い上げまじまじと見つめる。
「先生…ごめ…」
凛奈は首を横に振り、
「私こそ、何してるんだろ…だ、大丈夫だよ、私は…帰ろ、ね」
これが始まりの夏だった。
やがて来る終わりを、ふたりは知らない。
このときふたりはこれで終わりだと思っていたのだから。
教卓を背にした凛奈を、島谷の大きな身体が正面からがっしりと抱き抱える。
凛奈は教卓に寄り掛かり、必死に抵抗した。
「ダメ、いくらなんでもそういうのは…っ」
「…本当、すいません…けど、聞かなかったことになんて、されたくない」
凛奈の身体から力が抜ける。そうか、私は何てことを言ってしまったんだろう。確かに正しいことを言った、けど彼はきっとそれを口に出すために、相当な想いと決意を掛けたのだろうーそれなのに、私は。
想像していた以上に柔らかい身体。薄手のシャツワンピから伝わる温もり。しっとりと汗ばんだ身体からは、石鹸とは言わないが確かに女の匂いがする。胸の下あたりに一層柔らかな、そう幾度も想像の中で揉み解したバストがギュッと潰れていた。
まずい。
島谷はこうなれば、当然の反応するであろう自身の身体のことを考える。先生にバレてないだろうか。察知されないようほんの少し腰を引く。ここからどうしようか、なんて一切考えていなかった彼は、そのまま凛奈の身体を捕らえて離さずにいた。
島谷くんー。
また、謝りたいことができてしまった。でも今ここで自分が謝れば、その先はどうなるのだろう。変な期待を抱かせてしまうのでは?凛奈は教え子の腕の中で葛藤した。
腹の辺りに硬いものが当たる。それが何かなんてこと、当然凛奈には分かっているのだが今は分かりたくなかった。気付かないふりをするしかない。
ふっと身体が解放される。凛奈は安堵し、口を開こうとするもすぐに塞がれる。
「んっ…」
不器用な、でも気持ちのこもったキスだった。
「…ダメだよ…ね、私はー」
「教師と生徒っすもんね」
ちゃんと、わかっている。彼も馬鹿じゃないのだ。
「…すんませんした」
彼は決まりの悪そうな顔で頭を下げ、後退りした。
「待って」
「えっ」
「ありがとう」
細い指が島谷のほんのり日焼けした手首を掴む。
瞬間、凛奈の身体が僅かに浮かびー教卓に乗り上げた。
「本当…こんなこと、許されないかもしれないっすけど」
バスケで鍛え上げた腕は凛奈を捕らえ、教卓に押し倒す形を取っていた。
茫然とする凛奈を置いてけぼりにするように、欲望の塊と化した彼がその身体を貪り始める。
シャツワンピのボタンを丁寧に、しかし迅速に外しー薄いピンクのキャミソールと夏用のパンスト、そしてそこに透けるショーツがあらわになる。
キャミソールからは純白のブラジャーのレースがはみ出ており、また下半身にはショーツがパンストに張り付いて陰部の形をくっきりと見せていた。
これが女の、凛奈先生の身体ー。
島谷は息を呑む。今にも暴発しそうな自身を、何とか気持ちで押し留める。
「島谷く…ダメだよ?誰にも言わないから、ここでやめよー」
「無理っすよ。こんなん見ちゃったら、もう無理」
言い終わると同時か、それより早いか。彼は上品な白いブラジャーを慣れない手つきで押し上げ、大きな胸をあらわにする。
「ダメだってば!!」
凛奈は彼の腕を掴み、剥がそうとするも力では到底敵わない。その大きな手は乳房をしっかりと捕らえギュッと掴んだ。
「…」
本物だ。妄想の中で弄んだそれより、ずっとみっちりと、しかし柔らかい。
「そんな強く掴んだら…痛いよ…」
ハッとする。そうか、欲望に任せて思い切り掴んでしまったが妄想ではないのだから相手にも痛覚がある。
「あ…すいません…」
「…」
「優しくなら、いいんすね?」
我ながら調子に乗ったな、と彼は思う。しかしここまで来たからにはもっともっと、彼女の身体を知りたい。そちらの感情が先に立った。
そっと乳首を摘んでみる。
「あっ…」
彼女が小さく声を上げ、咄嗟に小さな手で口を覆った。可愛いー先生のこんな顔を知っているのは、全校生徒で俺だけだ。優越感が彼の行動を加速させた。
パンストを下ろし、ショーツに指をかける。
「ねぇ、それ以上は…」
「ここまで来て我慢とか、できなくないっすか」
クラッチ部分に目をやると、ほんのりと舟形が浮かんでいた。
これが、そういう映像で見る液体…彼は知識を総動員する。ということは、先生も満更でもないんだな。彼はひとり納得して、されるがままの彼女から下着を剥ぎ取った。
ない。そう、あると思っていた陰毛がないのだ。島谷は面食らう。と同時にさらに彼の興奮を掻き立てた。
「み…見てもいい、ですか」
凛奈は一瞬考えて、しかしコクリと首を縦に振った。
太腿をかき分ける。とても一般的には美しいとは言い難いものの、それも彼女の一部なのだと思うと彼にとっては最高に美しいものだった。
しっとりと濡れ、艶々と光の粒を帯びている。そこに並んだ花弁の一枚一枚を指先でなぞっていく。俄かに粘り気を含んだ液体が彼の指にとろりと絡んだ。
「…っ」
凛奈が声を押し殺しているのを察知する。
「どっか痛い…っすか?」
「…ううん、あのね、すごく、恥ずかしい」
見れば、凛奈の顔が紅潮し息遣いが荒くなっている。島谷は自分がどうするかで手一杯で、凛奈の反応にほとんど気付けていなかった。
ー恥ずかしい。
情事の中で、そんな感情を抱くのは久しぶりだった。
確かに婚約者との交わりでは強烈な辱めを受け、それを快感としているがそれとはまた違う。
まだ女の身体を(おそらく)知らない、自分よりずっと年下の男性に己の身体を開くーそれは新鮮で、むずがゆくて、それでいて正直なところ悦びすら感じ始めていた。
「島谷くん…あの、答えたくなかったらいいんだけど」
「何?」
「初めて、かな?」
彼はビクッとして、そして俯く。
「…そうですけど」
ますます興味が湧いてしまった。こういった営みに慣れきった男としか情を交わしたことのない凛奈の、好奇心と期待が膨らんでいく。
「ね、2人だけの秘密にしよう」
凛奈が切り出す。
覚悟を決めていたはずの島谷の方が、驚いて目を見開いた。
「いいんすか」
「うん、最初で最後。教室の鍵、閉めちゃおっか」
いけないことをしている。
これは、ダメ。
凛奈の理性はそう囁いた。
しかし本能が、このときばかりはそれをかき消す。
教室の明かりを消し、窓から溢れる夕陽を頼りに2人は交わった。
凛奈は彼を教室の椅子に座らせ、そっと制服のズボンを下ろす。
「あ、う…」
恥ずかしそうに身動ぎする彼を一瞥し、下着を下すよう催促した。
比べてはいけないがー婚約者のそれより太く、長いそれに凛奈はドキッとする。
充血しそそり立つそれに細い指を添わせ、まるで自分も処女に戻ったかのように恥ずかしげに先端に触れた。
「わっ、…うっ」
島谷は低く小さな声を上げる。
掌に力を込め、彼自身を扱き上げると彼は声を殺して身を捩った。
「あ…っ」
腰のあたりに甘い衝撃を感じる。見れば、自身のそれを彼女が口に含んでいた。
「せんせ…」
喉の奥から声を絞り出す。まさかこんなことまで。予想もしていなかった展開に彼は混乱していた。
チロチロ、ぺちゃ、ぺちゃ…この広い教室の、どこまで響いているだろうか。
「どう、かな…?」
凛奈が顔を上げると、快楽に歪んだ彼の表情が瞳に飛び込んできた。
「いや…その…我慢、キツいっす…」
弱々しく呟く。
「いいんだよ、果てちゃってー」
言い終わる前に、彼の体が動いた。机に凛奈を座らせると、彼女の下腹部に彼自身を押し当て耳元で囁く。
「挿れても、いいっすか」
待って、今は避妊具がー言葉が遅かった。彼はすでに彼自身で、入り口を探し始めていた。
腰をかがめ、ここか、ここかと彼女の陰部を探る。
「…ここ、だよ」
凛奈は手で誘導し、自らの性器に彼の先端をにゅるりと含めた。
「…っ」
「来て、奥まで…」
ぐっ、ぐっと捻り込む。彼女はもう我慢することもなく、あっ、あっと声を上げた。
太い、熱い、これが彼のー。
「…全部入った」
「うん…そのまま、私を抱えて椅子に座って」
彼は凛奈の言う通り、彼女の体を持ち上げ椅子に腰掛ける。対面座位、っていうんだよな。初めてにしてはなんかすげー体位だけど大丈夫かな、などという思いが頭の中を駆け巡る。
「あぁ、あぁ…!奥まで来てる…っ」
泣きそうな、か細い声が彼の耳元に響いた。
目の前には豊満な胸が、ピンと立った乳首が。本能の赴くままにそれを口に含み先端を舌で刺激する。彼女はピクピクとそれに反応し、そして腰を上下した。
ズブッ、クチュッー凄まじいまでの自身への刺激と、官能的な音、体温、匂いー。
彼が果てるのに、そう時間は要らなかった。
「あぁぁ!イく…先生…もう…いいっすか…っ」
「うん、うん…あっ、あ…」
互いに最後の力を振り絞るように、口づけを交わしたー。
すっかり果てた彼を真正面に捉え、彼女はふと我に返り戦慄する。ここは、教室…彼は、生徒…すっかり濡れてふやけたそこからは、大量の白い液体が溢れ出し太腿を伝っていた。
「あ…どう、しよ…」
白く濁った彼の体液を手で掬い上げまじまじと見つめる。
「先生…ごめ…」
凛奈は首を横に振り、
「私こそ、何してるんだろ…だ、大丈夫だよ、私は…帰ろ、ね」
これが始まりの夏だった。
やがて来る終わりを、ふたりは知らない。
このときふたりはこれで終わりだと思っていたのだから。
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