33 / 35
後日談
同じようで、全然違う②
しおりを挟む
「あっあっ、そこ、ばっか、やあっあっ」
「気持ちいい?」
「う、んっ!はあ、ああ、きもち、い!」
大きく両足を広げられ、その中心に悠馬が顔を埋めている。
膨れた突起を口に含んでちゅうちゅう吸ったり、舌で転がしたり、つついたり。その度に逃げるように腰が浮いて、逃がさないとばかりに悠馬に押さえつけられて、ひたすら快楽の波が押し寄せてくる。
舐められるのは、ちょっと苦手だ。
自分でもあまり見たことのない部位を至近距離で見られるのとか、排泄場所だとか、においとか諸々。どうしても抵抗があるし、それをされなくても十分に気持ちいいから、以前付き合っていた時にやんわり断って以降、悠馬がそれをしてくることはなかった。なのに、
「あっ!あ、はっああ!も、」
愛撫されているのは表面の部分なのに、ちょうどその裏側の内壁がムズムズして、ぎゅうぎゅうと勝手に収縮を始めている。すぐ目の前にいる悠馬に、はしたなくもパクパクと強請っているみたいで、すごく恥ずかしい。
ううん、みたいじゃなく本当に強請っているんだ。
外側だけじゃなくて、中も触ってほしいって。もっともっと気持ちよくなりたいんだって。
セフレの関係になってすぐ、悠馬はこの行為を毎回するようになった。もちろん、断った。やんわりじゃなく、はっきりと嫌だって。
でも、悠馬はやめてくれなかった。
私の抵抗なんてお構いなしに毎回、ぴちゃぴちゃ、じゅくじゅくと卑猥な音を立ててそこを執拗に愛撫するのだ。
そんなところを舐められるのとか嫌以外何ものでもないのに、恥ずかしくて堪らないのに。それ以上に気持ち良くて、もっともっと気持ちよくなりたくて、羞恥心なんて早い段階で吹き飛んでしまった。
それでも毎回最初は抵抗を試みるんだけど、指では得られないまた別のタイプの快感を知ってしまった私は、いつもその誘惑に抗えず、この身を委ねて溺れてしまうのだった。
「イキそう?」
「い、く、っん」
「まだだめ」
そう言うと悠馬は目元を細め、ぺろぺろと突起を舐め始めた。
さっきまできつく吸引され痛い位の快感を与えられていたのに、急に緩やかでこそばゆいものに変わり、立てた膝がプルプル震える。
「ゆーま!あ、やあ」
もっと、欲しい。
もっともっと気持ちよくなりたい。イキたい。
悠馬を求めるように、腰を押し付ける。
そこだけじゃなくて、中も触ってほしい。ぐりぐりしたり、トントンって押したり。もっともっと直接的な快感が欲しい。
「かすみ、胸さわって」
「む、ね?」
「うん。自分の気持ちいいようにやってみてよ。そしたらイカせてあげる」
意地悪そうな、楽しそうな、情欲にまみれた悠馬の目。でも快楽に沸いた頭では反論する気力も起きず、言われるがままに自分の胸に手を当てる。
膨らみ全部を覆い隠す様に、そしてゆっくりとその手を回す。
「んっ、んん。はっ」
下腹部から向けられる真っ直ぐな視線に耐えられなくなって目を瞑る。
真っ暗な世界に、ぴちゃ、ぴちゃという控えめな水音。私の短い息。速い鼓動。
見えないけど、わかる。安易に想像できる。
悠馬が私の膨れたクリトリスを舐めている。舌を突き出して、アイスクリームを舐めるみたいに、美味しそうに。それでいて私をじっと見つめてる。私の微々たる表情の変化も見逃さない、とばかりに。
こんなの恥ずかしい。でも、泣きたくなるくらい気持ちいい。
自然と手の動きが大きくなる。
手で大きく揉みこみ、そして乳首を擦る。ビリリっと身体の中に快楽が走る。
もっと、もっと。
硬く、大きくなった乳首をつまんで、くりくりと動かしてみる。最初は恐る恐る。でもあっという間にその力は強くなり、自分で快楽を追求し始める。ぎゅっと根元を絞ってみる。カリカリと先端を爪でかいてみる。
気持ちい。気持ちい気持ちいい気持ちいい。
「かすみ、どう?気持ちいい?」
「う、ん。きもちー、よお」
「いやらし」
ふっと悠馬が笑ったと同時に、待ち望んでいた場所にぬぽりと指が突き入れられた。
「あっああ!」
「ほんとだ。うねうねしてる。ほら、もっと触って。どうやったら一番気持ちいいのか、探してみろよ」
挿入されたのはたった一本で、しかも私の望むようには全然動いてくれない。ぐるりと膣内を確認する様に動かされて、それで終わりだった。
「っゆーま、お願いっは、ああん」
「かすみ」
中の良い所をもっとついてほしくて、腰が揺れる。もどかしくって焦ったくて、たまらない。
悠馬はそんな私を叱咤するように腰を押さえ、促す様にもう一度「かすみ」と呼んだ。
「ああ、っやあっ、は、ああ!」
何も考えらなくなって、一心不乱に自分の乳首を刺激する。
ぐりぐりと両乳首を摘まんで、ぴんと引っ張って。お腹の中がぎゅうぎゅうに締まって悠馬の指を催促する。お願い、触って。ここを触って、私をイカせてほしいーー!
って。
「かすみ、可愛い」
「あああ!あっ!ん、----!」
じゅうっとクリトリスを吸われ、ぐりりっと内壁を擦られ、期待していた以上の快感が全身を支配して。
絶頂の大波が私を呑み込む。弾けて、飛び散って、いっぱいに満たされる。
ビクンビクンと、私の意思とは無関係に膣内が収縮を繰り返している。立てていた膝を横に寝かし、はあはあと荒くなった呼吸を整えていると、いつの間にか準備を終えた悠馬がのしかかってきた。
そして、休む暇もなく一気に奥まで挿入される。
「っはあ!んんん!」
「っく」
二人横になったまま、ピタリと身体を重ね、動きが止まる。
さっきまでの行為の激しさと打って変わって、とても静かだ。いつも寝るときと同じ体勢。同じ方向を向いて、抱き枕みたいにぎゅっとされる。
悠馬の腕枕が心地よい。全身疲労もあって、このまま寝ちゃいそうなくらいだーー
「!?っは、ああん!」
「っ、きもち」
と思ったけど、悠馬がゆっくり抽送を始め、やっぱり寝られるわけがない。
差し込まれたものは、無視できないほど大きくて硬い。悠馬の動きはいつも以上にスローなのに、すごく気持ちいい。いつも以上に中が擦れてるのかな。
ちゅっと悠馬が首筋にキスをする。
もう一度付き合い始めてから、悠馬が噛んできたことはない。痕が残るかも、とその時は心配していた歯型もすっかり綺麗になってしまった。
「ゆ、ま」
「ん?」
そのことにホッとしていたはずなのに、今はちょっと物足りないと感じている自分もいて。
あの時の、怖くて痛い、突き刺さるような快感が、忘れられない。
「かまないの?」
抽送がピタリと止む。
そろりと後ろを振り返ると、じっと私を見つめる悠馬と目が合った。
「あん時は、ごめん。ちょっと、カッとなって。自分を抑えられなかった」
「そ、なの?」
「もう、かすみに痛いことは絶対しないから」
そう言って悠馬が眉をひそめる。後悔してる顔だ。
違うの。責めてるんじゃないの。そうじゃくて。
「今は?」
「え?」
「もう、余裕なの?」
「……んなわけ、あるか。笑えねえくらい必死だよ」
今度はぎゅっと眉根を寄せる。本当に笑えない位必死そうな顔だった。そんな悠馬が愛おしくて、胸が温かくなる。もっとそういう顔が見たい。
「かんでほしいな。悠馬のものなんだって、いっぱい痕つけてほしい」
悠馬の独占欲をもっともっと感じたい。自分を抑えられない位、必死になってカッとなっちゃうくらい、悠馬に独占されたい。心も身体も全部、悠馬のモノになりたい。
「……っくそ、せっかく我慢してたのに。知らねーからな!」
「きゃ!」
そういうや否や、悠馬にうつ伏せにされがっちりと腰を掴まれた。そして揺さぶる位に激しく抽送を始める。
「あ!ああっ、ああ!!ゆーま!」
「っかすみ」
ガンガンと乱暴に奥を突かれ、その度に快楽が全身を突き抜ける。切羽詰まった声で悠馬が私の名前を何度も呼ぶ。好きだとごめんを何度も繰り返して、そして、肩に甘く鋭い痛みが走った。
「っつ!ゆーま、すき!あっ、ああん、きもち、い!すき、すきっ!」
痛みが麻薬成分のように脳内を駆け巡り、支配する。
バックの体勢だというのにどうしてもキスがしたくて身体を捩る。それを察した悠馬が私の身体を支えてくれ、挿入したまま乱暴に唇を重ね合わせた。
好き、好き。悠馬が好き。
悠馬のことが大好きだから、気持ちいい。
少しして、悠馬の動きが止まった。でも私の中から出て行くことなく、キスを続ける。
さっきまでのキスとは違う、穏やかでお互いを慈しむようなキス。しばらくそうやってセックスの余韻に浸ってから、唇をそっと離して目を合わせる。
「……っぷ」
「っく、はは」
「あはははは!なにこれ、すっごい変な体勢。身体イタイ」
「すっげえ動き辛かったし」
体勢的に辛いのに無理やりキスをしようとしたのが、今になって笑えてきた。
悠馬がそっと出て行き、後処理をする。一気に現実に帰ってきたみたいで、さっきまでの二人が必死過ぎて、イタ面白くて。
照れ隠しをするみたいに、また二人で声を上げて笑った。
気持ち良くて、恥ずかしくて、頭ん中悠馬でいっぱいになって、それでもって楽しい。
そんな悠馬とのセックスが、大好きだ。
「気持ちいい?」
「う、んっ!はあ、ああ、きもち、い!」
大きく両足を広げられ、その中心に悠馬が顔を埋めている。
膨れた突起を口に含んでちゅうちゅう吸ったり、舌で転がしたり、つついたり。その度に逃げるように腰が浮いて、逃がさないとばかりに悠馬に押さえつけられて、ひたすら快楽の波が押し寄せてくる。
舐められるのは、ちょっと苦手だ。
自分でもあまり見たことのない部位を至近距離で見られるのとか、排泄場所だとか、においとか諸々。どうしても抵抗があるし、それをされなくても十分に気持ちいいから、以前付き合っていた時にやんわり断って以降、悠馬がそれをしてくることはなかった。なのに、
「あっ!あ、はっああ!も、」
愛撫されているのは表面の部分なのに、ちょうどその裏側の内壁がムズムズして、ぎゅうぎゅうと勝手に収縮を始めている。すぐ目の前にいる悠馬に、はしたなくもパクパクと強請っているみたいで、すごく恥ずかしい。
ううん、みたいじゃなく本当に強請っているんだ。
外側だけじゃなくて、中も触ってほしいって。もっともっと気持ちよくなりたいんだって。
セフレの関係になってすぐ、悠馬はこの行為を毎回するようになった。もちろん、断った。やんわりじゃなく、はっきりと嫌だって。
でも、悠馬はやめてくれなかった。
私の抵抗なんてお構いなしに毎回、ぴちゃぴちゃ、じゅくじゅくと卑猥な音を立ててそこを執拗に愛撫するのだ。
そんなところを舐められるのとか嫌以外何ものでもないのに、恥ずかしくて堪らないのに。それ以上に気持ち良くて、もっともっと気持ちよくなりたくて、羞恥心なんて早い段階で吹き飛んでしまった。
それでも毎回最初は抵抗を試みるんだけど、指では得られないまた別のタイプの快感を知ってしまった私は、いつもその誘惑に抗えず、この身を委ねて溺れてしまうのだった。
「イキそう?」
「い、く、っん」
「まだだめ」
そう言うと悠馬は目元を細め、ぺろぺろと突起を舐め始めた。
さっきまできつく吸引され痛い位の快感を与えられていたのに、急に緩やかでこそばゆいものに変わり、立てた膝がプルプル震える。
「ゆーま!あ、やあ」
もっと、欲しい。
もっともっと気持ちよくなりたい。イキたい。
悠馬を求めるように、腰を押し付ける。
そこだけじゃなくて、中も触ってほしい。ぐりぐりしたり、トントンって押したり。もっともっと直接的な快感が欲しい。
「かすみ、胸さわって」
「む、ね?」
「うん。自分の気持ちいいようにやってみてよ。そしたらイカせてあげる」
意地悪そうな、楽しそうな、情欲にまみれた悠馬の目。でも快楽に沸いた頭では反論する気力も起きず、言われるがままに自分の胸に手を当てる。
膨らみ全部を覆い隠す様に、そしてゆっくりとその手を回す。
「んっ、んん。はっ」
下腹部から向けられる真っ直ぐな視線に耐えられなくなって目を瞑る。
真っ暗な世界に、ぴちゃ、ぴちゃという控えめな水音。私の短い息。速い鼓動。
見えないけど、わかる。安易に想像できる。
悠馬が私の膨れたクリトリスを舐めている。舌を突き出して、アイスクリームを舐めるみたいに、美味しそうに。それでいて私をじっと見つめてる。私の微々たる表情の変化も見逃さない、とばかりに。
こんなの恥ずかしい。でも、泣きたくなるくらい気持ちいい。
自然と手の動きが大きくなる。
手で大きく揉みこみ、そして乳首を擦る。ビリリっと身体の中に快楽が走る。
もっと、もっと。
硬く、大きくなった乳首をつまんで、くりくりと動かしてみる。最初は恐る恐る。でもあっという間にその力は強くなり、自分で快楽を追求し始める。ぎゅっと根元を絞ってみる。カリカリと先端を爪でかいてみる。
気持ちい。気持ちい気持ちいい気持ちいい。
「かすみ、どう?気持ちいい?」
「う、ん。きもちー、よお」
「いやらし」
ふっと悠馬が笑ったと同時に、待ち望んでいた場所にぬぽりと指が突き入れられた。
「あっああ!」
「ほんとだ。うねうねしてる。ほら、もっと触って。どうやったら一番気持ちいいのか、探してみろよ」
挿入されたのはたった一本で、しかも私の望むようには全然動いてくれない。ぐるりと膣内を確認する様に動かされて、それで終わりだった。
「っゆーま、お願いっは、ああん」
「かすみ」
中の良い所をもっとついてほしくて、腰が揺れる。もどかしくって焦ったくて、たまらない。
悠馬はそんな私を叱咤するように腰を押さえ、促す様にもう一度「かすみ」と呼んだ。
「ああ、っやあっ、は、ああ!」
何も考えらなくなって、一心不乱に自分の乳首を刺激する。
ぐりぐりと両乳首を摘まんで、ぴんと引っ張って。お腹の中がぎゅうぎゅうに締まって悠馬の指を催促する。お願い、触って。ここを触って、私をイカせてほしいーー!
って。
「かすみ、可愛い」
「あああ!あっ!ん、----!」
じゅうっとクリトリスを吸われ、ぐりりっと内壁を擦られ、期待していた以上の快感が全身を支配して。
絶頂の大波が私を呑み込む。弾けて、飛び散って、いっぱいに満たされる。
ビクンビクンと、私の意思とは無関係に膣内が収縮を繰り返している。立てていた膝を横に寝かし、はあはあと荒くなった呼吸を整えていると、いつの間にか準備を終えた悠馬がのしかかってきた。
そして、休む暇もなく一気に奥まで挿入される。
「っはあ!んんん!」
「っく」
二人横になったまま、ピタリと身体を重ね、動きが止まる。
さっきまでの行為の激しさと打って変わって、とても静かだ。いつも寝るときと同じ体勢。同じ方向を向いて、抱き枕みたいにぎゅっとされる。
悠馬の腕枕が心地よい。全身疲労もあって、このまま寝ちゃいそうなくらいだーー
「!?っは、ああん!」
「っ、きもち」
と思ったけど、悠馬がゆっくり抽送を始め、やっぱり寝られるわけがない。
差し込まれたものは、無視できないほど大きくて硬い。悠馬の動きはいつも以上にスローなのに、すごく気持ちいい。いつも以上に中が擦れてるのかな。
ちゅっと悠馬が首筋にキスをする。
もう一度付き合い始めてから、悠馬が噛んできたことはない。痕が残るかも、とその時は心配していた歯型もすっかり綺麗になってしまった。
「ゆ、ま」
「ん?」
そのことにホッとしていたはずなのに、今はちょっと物足りないと感じている自分もいて。
あの時の、怖くて痛い、突き刺さるような快感が、忘れられない。
「かまないの?」
抽送がピタリと止む。
そろりと後ろを振り返ると、じっと私を見つめる悠馬と目が合った。
「あん時は、ごめん。ちょっと、カッとなって。自分を抑えられなかった」
「そ、なの?」
「もう、かすみに痛いことは絶対しないから」
そう言って悠馬が眉をひそめる。後悔してる顔だ。
違うの。責めてるんじゃないの。そうじゃくて。
「今は?」
「え?」
「もう、余裕なの?」
「……んなわけ、あるか。笑えねえくらい必死だよ」
今度はぎゅっと眉根を寄せる。本当に笑えない位必死そうな顔だった。そんな悠馬が愛おしくて、胸が温かくなる。もっとそういう顔が見たい。
「かんでほしいな。悠馬のものなんだって、いっぱい痕つけてほしい」
悠馬の独占欲をもっともっと感じたい。自分を抑えられない位、必死になってカッとなっちゃうくらい、悠馬に独占されたい。心も身体も全部、悠馬のモノになりたい。
「……っくそ、せっかく我慢してたのに。知らねーからな!」
「きゃ!」
そういうや否や、悠馬にうつ伏せにされがっちりと腰を掴まれた。そして揺さぶる位に激しく抽送を始める。
「あ!ああっ、ああ!!ゆーま!」
「っかすみ」
ガンガンと乱暴に奥を突かれ、その度に快楽が全身を突き抜ける。切羽詰まった声で悠馬が私の名前を何度も呼ぶ。好きだとごめんを何度も繰り返して、そして、肩に甘く鋭い痛みが走った。
「っつ!ゆーま、すき!あっ、ああん、きもち、い!すき、すきっ!」
痛みが麻薬成分のように脳内を駆け巡り、支配する。
バックの体勢だというのにどうしてもキスがしたくて身体を捩る。それを察した悠馬が私の身体を支えてくれ、挿入したまま乱暴に唇を重ね合わせた。
好き、好き。悠馬が好き。
悠馬のことが大好きだから、気持ちいい。
少しして、悠馬の動きが止まった。でも私の中から出て行くことなく、キスを続ける。
さっきまでのキスとは違う、穏やかでお互いを慈しむようなキス。しばらくそうやってセックスの余韻に浸ってから、唇をそっと離して目を合わせる。
「……っぷ」
「っく、はは」
「あはははは!なにこれ、すっごい変な体勢。身体イタイ」
「すっげえ動き辛かったし」
体勢的に辛いのに無理やりキスをしようとしたのが、今になって笑えてきた。
悠馬がそっと出て行き、後処理をする。一気に現実に帰ってきたみたいで、さっきまでの二人が必死過ぎて、イタ面白くて。
照れ隠しをするみたいに、また二人で声を上げて笑った。
気持ち良くて、恥ずかしくて、頭ん中悠馬でいっぱいになって、それでもって楽しい。
そんな悠馬とのセックスが、大好きだ。
10
お気に入りに追加
193
あなたにおすすめの小説
ヤンデレエリートの執愛婚で懐妊させられます
沖田弥子
恋愛
職場の後輩に恋人を略奪された澪。終業後に堪えきれず泣いていたところを、営業部のエリート社員、天王寺明夜に見つかってしまう。彼に優しく慰められながら居酒屋で事の顛末を話していたが、なぜか明夜と一夜を過ごすことに――!? 明夜は傷心した自分を慰めてくれただけだ、と考える澪だったが、翌朝「責任をとってほしい」と明夜に迫られ、婚姻届にサインしてしまった。突如始まった新婚生活。明夜は澪の心と身体を幸せで満たしてくれていたが、徐々に明夜のヤンデレな一面が見えてきて――執着強めな旦那様との極上溺愛ラブストーリー!
隠れドS上司をうっかり襲ったら、独占愛で縛られました
加地アヤメ
恋愛
商品企画部で働く三十歳の春陽は、周囲の怒涛の結婚ラッシュに財布と心を痛める日々。結婚相手どころか何年も恋人すらいない自分は、このまま一生独り身かも――と盛大に凹んでいたある日、酔った勢いでクールな上司・千木良を押し倒してしまった!? 幸か不幸か何も覚えていない春陽に、全てなかったことにしてくれた千木良。だけど、不意打ちのように甘やかしてくる彼の思わせぶりな言動に、どうしようもなく心と体が疼いてしまい……。「どうやら私は、かなり独占欲が強い、嫉妬深い男のようだよ」クールな隠れドS上司をうっかりその気にさせてしまったアラサー女子の、甘すぎる受難!

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる
ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。
幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。
幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。
関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。
ウブな政略妻は、ケダモノ御曹司の執愛に堕とされる
Adria
恋愛
旧題:紳士だと思っていた初恋の人は私への恋心を拗らせた執着系ドSなケダモノでした
ある日、父から持ちかけられた政略結婚の相手は、学生時代からずっと好きだった初恋の人だった。
でも彼は来る縁談の全てを断っている。初恋を実らせたい私は副社長である彼の秘書として働くことを決めた。けれど、何の進展もない日々が過ぎていく。だが、ある日会社に忘れ物をして、それを取りに会社に戻ったことから私たちの関係は急速に変わっていった。
彼を知れば知るほどに、彼が私への恋心を拗らせていることを知って戸惑う反面嬉しさもあり、私への執着を隠さない彼のペースに翻弄されていく……。


【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる