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モデル
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今日から数日、美雨さんのデザインした下着のモデルのお仕事をいただいている。
都内のスタジオには、撮影スタッフと私と美雨さんが既に撮影の準備に取り掛かる。
今日は、撮影数が多いので仮眠室まで用意されている。
私も、傷にタトゥーシールを貼ったり撮影用の下着のチェックにと大忙しだ。
ふと、側を見ると…。
美雨さんが、長テーブルの上のおやつをチェックしている。
「私の好きなのが全部ある!!!
このグミのイチゴ味、なかなか買えないんだよね~!!!」
すっかりご機嫌の様子だ。
「那智さんは好きなおやつないの?
取り置きしとかないとなくなるよ!!!」
油性マーキーでお菓子の袋に「美雨専用」と、イラスト付きで描いている姿に思わず笑ってしまう。
私は、胃が膨らむと困るのでゼリー飲料をストックしていた。
「那智さ~ん!!!
ただでさえ細いのに、そんなもんばっかりだと撮影終わったらガイコツになっちゃうよ~」
私が冷蔵庫にゼリーを保管していると美雨さんに早速突っ込まれる。
「胃が出ちゃうので、夜はたくさんいただいてるから大丈夫ですよ。」
まわりの撮影クルーも笑っている。
いよいよ撮影が始まった。
白い背景のスタジオでポーズを取る。
それが、美雨さんのノート型パソコンの画面の中で、蝶々の舞っているキラキラした世界に合成される。
いろんなパターンをたくさん撮影して、休憩時間
希望さんが遊びに来てくれた。
研修生の方がまわりにいるあたり、撮影の見学も研修に含まれているようだ。
美雨さんの現場は、いつも明るくて笑いが溢れていて本当に楽しい。
美雨さんが、サプライズにと全員で記念撮影をしてくれた。
みんな服を来ているのに、私だけバスローブというなんとも不思議な写真になった。
キラキラの蝶々がたくさん舞っている世界観に見事に合成されている。
休憩後の撮影は…。
トラが歩いてスタジオに入って来た。
私がビックリ逃げ回っていると美雨さんが大爆笑している。
「機械だよ。
本物じゃないから安心して」
かなりリアルで、本物かと思ったけど
よく見たらやっぱり機械で操作されているようだ。
トラさんの背中に乗ってみたり、キノコや木のセットに乗ってみたり
普段の撮影とはスケールが違う。
美雨さんの撮影で、ここまで大道具を使うのも初めてで、美雨さんも企業にサポートしていただいているからこそできた企画だと喜んでいた。
私がトラに驚くシーンまで、バッチリ動画に撮られていた。
会社の動画配信で使われちゃうんだろうな。
しばらく、私は休憩時間になった。
セットの組み替えと美雨さんの編集待ちらしい。
私がバスローブ姿で廊下を歩いていると
希望さんが私を仮眠室に連れ込んだ。
ベッドと机と椅子くらいがある小さな部屋
鍵をかけると
後ろから抱きしめられた。
「希望さ…ん…。
どうしたの?」
私が休憩に入るのを狙っていたらしい。
「やっと2人っきりになれたね。」
と、耳にキスされた。
研修でお疲れ気味の希望さん。
絶対…。
この状況ならいろいろあり得る…のだが、希望さんは私がモデルで来ていてヘアメイクが崩れないように気を使っている様子だ。
私がバスローブの中に、何も身につけていないとわかると、バスローブを脱がして乳首を愛撫し始めた。
さらに、クリトリスを指で刺激する。
「あっ…」
希望さんの指が私の弱い部分を全部知っている
「大道具のセット組みは、いつも遅いからたっぷり楽しみましょ。」
いつもより控えめとはいえ、私も緊張から解けたばかりで余計に感じてしまう。
「退屈だと思って持って来ちゃった。」
希望さんの鞄の中に、バイブやローターがそのまま入っている。
「退屈…って…」
そう言っているうちにバイブを入れられる。
「あ、あっ…。」
私の感じる姿に目をキラキラさせて楽しんでいる希望さん。
ぶるるるるっ…
私のスマートフォンが震えている。
「那智さ~ん!!!
どこ~?
もうすぐ撮影再開するから帰っておいで~❤️」
美雨さんからのLINE
「もうすぐ戻ります。」
お楽しみの時間は、あっけなく終わった。
スタジオに戻るとアスレチックかと思うくらいのセットが組まれていた。
次の撮影用の下着に急いで着替えてヘアメイクを済ませる。
撮影ブースの前に、研修生の皆様と希望さんが座っている。
今日は終日いらっしゃるようだ。
ブランコを漕いだり、吊り橋を渡ってみたり
完全にアスレチックでの遊び状態だった。
これを、あの短時間に組んでしまうなんて
やっぱりプロのチームは違うと改めて思う。
途中に、協賛企業の方がご挨拶にいらっしゃったり、おやつ休憩があったり
撮影の取材が入ったりもして、賑やかな1日
研修生の皆様と希望さんを送り出してからも
プラネタリウムのセットで撮影をしたりして
夜中まで撮影していた。
結局、明け方に撮影が終わって始発で帰ることになった。
希望さんが、まだ眠っているかもしれない…
そーっと起こさないようにダイニングを抜けて部屋に向かおうとすると、希望さんはソファーでテレビをつけっぱなしで眠っていた。
なんだか微笑ましく思う。
そっと毛布を掛けようとすると、ガシッと手首を掴まれた。
「お帰りなさい。」
と、にっこりしてくれた。
「じゃあ朝まで撮影してたの?」
「美雨さんのテンションが上がっちゃって、本当は明日までスタジオ使えたみたいですが、全部撮影しちゃいました。」
ということで、私は突然お休みをいただいたような感じになった。
一日中やることがないなんて、どうやって過ごせばいいんだろう?
寝るくらいしか思いつかなかった。
都内のスタジオには、撮影スタッフと私と美雨さんが既に撮影の準備に取り掛かる。
今日は、撮影数が多いので仮眠室まで用意されている。
私も、傷にタトゥーシールを貼ったり撮影用の下着のチェックにと大忙しだ。
ふと、側を見ると…。
美雨さんが、長テーブルの上のおやつをチェックしている。
「私の好きなのが全部ある!!!
このグミのイチゴ味、なかなか買えないんだよね~!!!」
すっかりご機嫌の様子だ。
「那智さんは好きなおやつないの?
取り置きしとかないとなくなるよ!!!」
油性マーキーでお菓子の袋に「美雨専用」と、イラスト付きで描いている姿に思わず笑ってしまう。
私は、胃が膨らむと困るのでゼリー飲料をストックしていた。
「那智さ~ん!!!
ただでさえ細いのに、そんなもんばっかりだと撮影終わったらガイコツになっちゃうよ~」
私が冷蔵庫にゼリーを保管していると美雨さんに早速突っ込まれる。
「胃が出ちゃうので、夜はたくさんいただいてるから大丈夫ですよ。」
まわりの撮影クルーも笑っている。
いよいよ撮影が始まった。
白い背景のスタジオでポーズを取る。
それが、美雨さんのノート型パソコンの画面の中で、蝶々の舞っているキラキラした世界に合成される。
いろんなパターンをたくさん撮影して、休憩時間
希望さんが遊びに来てくれた。
研修生の方がまわりにいるあたり、撮影の見学も研修に含まれているようだ。
美雨さんの現場は、いつも明るくて笑いが溢れていて本当に楽しい。
美雨さんが、サプライズにと全員で記念撮影をしてくれた。
みんな服を来ているのに、私だけバスローブというなんとも不思議な写真になった。
キラキラの蝶々がたくさん舞っている世界観に見事に合成されている。
休憩後の撮影は…。
トラが歩いてスタジオに入って来た。
私がビックリ逃げ回っていると美雨さんが大爆笑している。
「機械だよ。
本物じゃないから安心して」
かなりリアルで、本物かと思ったけど
よく見たらやっぱり機械で操作されているようだ。
トラさんの背中に乗ってみたり、キノコや木のセットに乗ってみたり
普段の撮影とはスケールが違う。
美雨さんの撮影で、ここまで大道具を使うのも初めてで、美雨さんも企業にサポートしていただいているからこそできた企画だと喜んでいた。
私がトラに驚くシーンまで、バッチリ動画に撮られていた。
会社の動画配信で使われちゃうんだろうな。
しばらく、私は休憩時間になった。
セットの組み替えと美雨さんの編集待ちらしい。
私がバスローブ姿で廊下を歩いていると
希望さんが私を仮眠室に連れ込んだ。
ベッドと机と椅子くらいがある小さな部屋
鍵をかけると
後ろから抱きしめられた。
「希望さ…ん…。
どうしたの?」
私が休憩に入るのを狙っていたらしい。
「やっと2人っきりになれたね。」
と、耳にキスされた。
研修でお疲れ気味の希望さん。
絶対…。
この状況ならいろいろあり得る…のだが、希望さんは私がモデルで来ていてヘアメイクが崩れないように気を使っている様子だ。
私がバスローブの中に、何も身につけていないとわかると、バスローブを脱がして乳首を愛撫し始めた。
さらに、クリトリスを指で刺激する。
「あっ…」
希望さんの指が私の弱い部分を全部知っている
「大道具のセット組みは、いつも遅いからたっぷり楽しみましょ。」
いつもより控えめとはいえ、私も緊張から解けたばかりで余計に感じてしまう。
「退屈だと思って持って来ちゃった。」
希望さんの鞄の中に、バイブやローターがそのまま入っている。
「退屈…って…」
そう言っているうちにバイブを入れられる。
「あ、あっ…。」
私の感じる姿に目をキラキラさせて楽しんでいる希望さん。
ぶるるるるっ…
私のスマートフォンが震えている。
「那智さ~ん!!!
どこ~?
もうすぐ撮影再開するから帰っておいで~❤️」
美雨さんからのLINE
「もうすぐ戻ります。」
お楽しみの時間は、あっけなく終わった。
スタジオに戻るとアスレチックかと思うくらいのセットが組まれていた。
次の撮影用の下着に急いで着替えてヘアメイクを済ませる。
撮影ブースの前に、研修生の皆様と希望さんが座っている。
今日は終日いらっしゃるようだ。
ブランコを漕いだり、吊り橋を渡ってみたり
完全にアスレチックでの遊び状態だった。
これを、あの短時間に組んでしまうなんて
やっぱりプロのチームは違うと改めて思う。
途中に、協賛企業の方がご挨拶にいらっしゃったり、おやつ休憩があったり
撮影の取材が入ったりもして、賑やかな1日
研修生の皆様と希望さんを送り出してからも
プラネタリウムのセットで撮影をしたりして
夜中まで撮影していた。
結局、明け方に撮影が終わって始発で帰ることになった。
希望さんが、まだ眠っているかもしれない…
そーっと起こさないようにダイニングを抜けて部屋に向かおうとすると、希望さんはソファーでテレビをつけっぱなしで眠っていた。
なんだか微笑ましく思う。
そっと毛布を掛けようとすると、ガシッと手首を掴まれた。
「お帰りなさい。」
と、にっこりしてくれた。
「じゃあ朝まで撮影してたの?」
「美雨さんのテンションが上がっちゃって、本当は明日までスタジオ使えたみたいですが、全部撮影しちゃいました。」
ということで、私は突然お休みをいただいたような感じになった。
一日中やることがないなんて、どうやって過ごせばいいんだろう?
寝るくらいしか思いつかなかった。
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