私の彼女は元上司

にゃる子

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はじめてのデート

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別れる間際にしたキスの余韻が今も残っている。

今日は、お昼の時間にデリバリーの仕事をしてから夕方にダンス配信をする。
ハロウィンのこの時期ピッタリな魔女のコスチュームをこの日のために事務所から借りて来た。

今日は別のオフィス街で待機してみた。
ここも、かなりお客様が多かった。
途中、会社員のお姉さん達から「配信見てるよ!」と声もかけて記念撮影までした。

「今日、何かやるの?」
「ダンス配信やりますよ!」
「また見るからね。」

会社の入り口まで送っていただいたり、ハロウィンのお菓子をいただいたり
ちょっと嬉しい瞬間だった。

自宅に急いで帰ってから、撮影の準備をする。
自宅配信なので、目隠しのためのボードを立てたり自分のヘアメイクやらいろいろ大忙しだ。
今日はハロウィン配信なので、カラフルでちょっと派手なメイクにした。

メイクをしながら事務所からのメールをチェックすると、ハロウィンに因んでホラー配信もあるらしい。

時間が近くなり、配信用のカメラの電源を入れる。

ダンス中は、コメントが見れないのだけど
視聴者様からギフトをいただいたり、今日会った会社員のお姉さん達も見てくれている。

ダンスの後は雑談をしたり、ホラー配信の告知をしたりした。
他の配信中の方の配信も見に行くと、みんなハロウィン関連の配信が多かった。

メイクを落としながら、寛いでいると
希望さんから着信があった。

「那智さん。
ダンス見たわよ!
仕事しながらだったからコメントもギフトも出来なくてごめんなさい。」
「いえ、見てくださっただけで嬉しいです。」
「ギフトの代わりと言ってはあれだけど、今残業しててもう少しであがりだから
パフェでも食べに行かない?」

希望さんからLINEで豪華なハロウィン仕様のパフェの写真とお店の案内が送られて来た。

「じゃあすぐに、希望さんの会社に向かいます!」と返信すると
「今日は、車通勤だからおうちまで迎えに行くね。」

とのことだった。

写真を見ると、かなりオシャレなお店だから黒の大人っぽいワンピに、ラメ入りのストッキングを合わせた。

いきなりにしても、誘ってくれた希望さんに恥をかかせられない。
何故なら、本当は私だって出会った時から憧れていたから

去年の夏に希望さんが面接官でオンラインで面接を受けた。
見た目の美しさだけではない、溢れるような優しさだったり、ちょっとした気遣いが私をとてもドキドキさせた。

私が身支度を終えたあたりに、希望さんが迎えに来てくれた。

もちろん!
お約束通りにえっちな下着も身につけている。
今日は、別タイプのものにした。

「那智さん。
急にごめんね!
行こう!」

黒のスーツ姿の希望さんが、ワクワクしている気持ちがとても伝わって来た。
聞くと、このレストランのご招待券をペアでいただいたそうで、私を誘ってくれた。
「パフェだけでなくて、ご飯も食べていいのよ。」
実は食べ放題もあるそうで、食べ放題のプランにした。

「ずっと行きたかったんだよね?
でも、今のご時世会社の人も誘いにくいし
部下なんか誘えばなんちゃらハラセメントだし。」
「希望さんに誘われてハラセメントって…」
「本人の解釈だからね。」

入り口から、黒服のギャルソンさんが立っている。
なんだか緊張してしまった。

希望さんが、招待券を見せると窓際の見晴らしのいい席に案内してくれた。

「食べ放題プランと、ハロウィンスペシャルパフェでございますね。
食べ放題はあちらになっていますので、ごゆっくりお過ごしください。」
一流のレストラン…
はじめて過ぎて固まっていると

「何固まってるの?
取りに行こ!」
私の手を引いてドリンクコーナーに向かった。

アルコールの種類も豊富だけど、ミネラルウォーターだけでもすごい数。
私が、自分用のルイボスティーを入れていると
希望さんは、サラダバーでオリジナルのサラダを作っている。

ランタンの形のかぼちゃとか、チーズがコウモリの形をしている。
私達の席を見ると、もう自分のドリンクをストックされている様子だった。

私も、オムレツを目の前で焼いてくれるコーナーがあったので、列に並んでみる。
隣にあるパンも多めに持って席に戻る。

「美味しい!」
オムレツ、こんな味した?と思うくらいに美味しかった。
サラダを食べ終えた希望さんから
「ハンバーガー頼みに行くけど、欲しい?」
と、言われたので
「お願いします!」
と伝えておいた。

すぐに席に戻って来た希望さん

しばらくすると、ハンバーガーを2皿持ったドラキュラさんが来て、目の前で手品までしてくれた。
その後も、ポテトやらデザートやらいろいろ食べた。

我ながらに「お互いによく食べるなぁ…」と思ってしまう。

食べ放題の時間が終わってから、ハロウィンスペシャルパフェが到着した。

「これを待ってたのよね!」
「私のがプリンパフェで、希望さんのがケーキ入ってますよ?」

ハロウィン仕様のかわいいパフェなのだけど、味もさすが一流レストランだった。

「あれだけ食べたのに、お金もお支払いせずに帰るの不思議な感覚。」
帰りの車の中で希望さんが運転している。
「食べ放題なんてかなり久しぶり過ぎました。」

この後、何故か私の家に行く!
ということになり、私の家に向かった。

築年数は、数年でワンルーム
入り口のセキュリティーがしっかりしているのと、防音設備もしっかりしているので
配信にピッタリだと思って数ヶ月前から住んでいる。

「狭いですが、どうぞ。」
ベッドが1台と、その下が収納であちこちに撮影で使うものに溢れている。

「ここで撮影してるんだ~」
「ホワイトボードで背景は隠せるので」

希望さんは、自分の身長くらいの大きなホワイトボードや撮影の道具、事務所から借りてる衣装を興味深々の目で見つめていた。

「あれ?
引き出しからなんか出てるわよ?」

(やばいっ!!!)

大人用のアイテムが入った巾着の紐が引き出しからチラッと見えていた。
慌てて阻止しようとしたら、勝手に開けられていた。

「へぇ…。
やっぱりえっちだねぇ…」

中に入っているピンクローターやら細めのバイブを手に取って楽しそうだ。

私が完全に諦めていると
「使ってるでしょ?」
と、なんだか嬉しそうだ。

「使って見せて。」
と、にこやかに言われた。

「流石に恥ずかしいですよ~!!!」
「その割には、濡らしちゃってるじゃない?」

スカートに手を入れられて、下着の上から確認される。

「ちゃんと、えっちなの付けてるみたいだね。
最後は満足させてあげるから。」

結局、希望さんの目の前でベッドの上で下着姿のままローターを乳首に当ててみたり、クリに当ててみる
「ひとりでする時は、どんなこと想像してるの?」

希望さんの質問が意地悪だ

「何も考えてないですよ~。」
まさか、オンラインで希望さんに会った時の夜にはひとりで…なんて絶対に口が裂けても言えない。

「私とオンラインで会うと、いつもドキドキしてたよね?」
「そりゃそうですよ。
希望さんは綺麗だし、なんでも兼ね備えてるし」

「日に日に色っぽくなってるなぁ…って思ってたよ。」
と、私の手を取りローターを強くされる。

「手加減してるのはバレてるから。」
と、さらに私の弱い部分を見つけられる。

「あっ…」

「本当のとこどうなのか言わないと、こうしゃうよ!」

と、ブラを外されて乳首を吸われながらクリにさっきよりもローターを強く当てられた。

「あああ…。そこ、だめっ…。
ほんとのこというからゆるして…」

結局、希望さんにずっと憧れていたことも
仕事の後の秘め事も全部白状させられてしまった。

「まぁ、わかってたけどね。
だんだん会うたびに色っぽくなるし
オンラインとはいえ、服も派手になったなぁと」

希望さんは、最初から完全にお見通しだったらしい。

「あ…イクッ!!!」

ローターと希望さんのキスで、最後はイッてしまった。

私がイッた後も、希望さんは私の頭を撫でてくるていた。

頭を撫でられながら、希望さんの服の上から胸に触れてみた。
「柔らかい…」

そうやって、揉んで遊んでいるとブラウスのボタンを希望さんが外している。
私も希望さんのブラウスのボタンを外す。

白いブラが見えて、ブラの中に手を入れて乳首を刺激する。
「あっ…」

私とえっちなことをたくさんしていたからか、すごく固くなっていた。
さらにブラをずらして、露わになった乳首を吸ってみたり、指で摘んでみたり

希望さんが私の左手の手首を掴んで、ショーツの下に手を入れられた。
ふわっとした毛の感触の下に、クリトリスが自己主張している。

指で撫でてみたり左右に動かしてみたり

「那智さん…上手…」

直接舐めて、と言わんばかりに自分でスーツを脱ぎ出してしまった。
希望さんのショーツに大きなシミができている。

ショーツを脱がせてみると、愛液でキラキラした希望さんのおまんこが丸見えになっている。
舌先でクリトリスを刺激しながら中に指を入れた動かしてみる。

「あっ…」
希望さんのえっちな声がもっと聞きたくて
全体を舐めてみたり、花弁を吸ってみたり
舌を這わせてみたり

中に舌を入れると

「あああっ…」
さらに感じてくれているようだった。

中で何度もストロークさせる。
「ダメっ…
い…イクッ…!!!」

中ですごく痙攣する感覚と、ドロっとした愛液がさらに出て来た。
希望さんが、少し息を切らしている。

お互いにベッドで横になりながら、希望さんが抱きついて来た。
私も希望さんの背中を撫でる。

ハロウィン前夜ということもあり、外はなんだか賑やかだった。
いつの間にか、ふたりでそのまま眠りについていた。
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