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神々に魅入られし淑女《タイムレス ラヴ》
神々の領域《ヨトゥンヘイム》13
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黒いミニドレス、黒いロンググローブ、黒いタイツ。
粉塵舞う瓦礫の雨から姿を現した人物へと俺は気さくに投げかける。
「…………」
「そんな、まさかずっとアタシの影の中に……」
初めてその能力を目の当たりにしたセイナが眦を決する。
彼女の影に隠れて隙を伺っていたのは、全身を黒いコーデであしらった一人の少女。
加藤彩芽。
元公安警察にして暗殺者である少女は、自身の策略を見破られたことへの憤りを静かな炎のように燃やしていた。
「……なぜ気づいた」
砂塵が晴れた先、パラパラと舞い散るレンガの破片が止むのを待って彼女は呟いた。
壁に叩きつけた衝撃からか、額から頬に掛けて紅い血が滴っており、身に着けた衣類との隙間から覗く透き通った肌は、まるでナイフが見え隠れするような凶悪さと艶めかしさを兼ね備えている。
「色々根拠はあるが、疑念を抱いたのはセイナに対しての拘束が杜撰だったからだ。脱出させて踊らせようという魂胆が見え見えだ」
牢に捕らえるまでは理に語っていたが、四肢に拘束されたような跡も、神器への対策も無い。おまけに鍵も鍵穴式ではなく電子式となれば、セイナにとっては『逃げて下さい』と言っているようなものだ。
「おまけに武器まで渡しちまうなんて、少しでも俺の疑念を煽ろうとしたのかもしれないが……墓穴を掘ったな。彩芽」
『死を織りなす者』が聞いて呆れるぜ。
視線だけでセイナをバックアップに位置づけ、五メートルほど離れた彩芽へと銃口突きつける。
必殺の距離。
もうどれだけ早く動こうとも、姑息な手段で攪乱しようとも、決して逃がすことはない。
「フフフフッ……ハッハッハッハッ────うっ!」
追い込まれたことで焼きが回ったらしい少女が、急に嗤い出す耳障りな音。
それを小さじ一杯分も躊躇うことなく肩口を撃つ。
銃弾はすり抜けることなく少女の肩を命中し、五月蠅い音を黙らせた。
「影を利用した魔術。それがお前の能力。他者に自分の位置を錯覚させることであたかも弾がすり抜けているように魅せているが、実際は魔術によって造られたお前の虚像を攻撃していることになっている。今もわざと大袈裟な演技で注意を引こうとしたが、流石にもうその魔術は見飽きたぜ」
彩芽が銃弾をすり抜ける時の条件、それは彼女が必ず距離に余裕をもって銃口へと正対していること。
過去に至近距離でショットガンを直撃させたロナ。
先日背後から肩口を狙撃したアイリス。
この二つからそれが理解できる。
それに加え認識阻害の魔術はベッキーが再現していたことから、この結論に行きつくことが出来た。
「意識が墜ちる前に一つ教える」
至近距離の.45ACPは貫通せずとも骨を砕くことはある。
激痛で肩口を抑えて片膝衝く彩芽を俺は見下ろした。
「なぜこんなバカげた真似をした?」
「……そんなもの……どうせ、小山から聞いたんだろ?」
「…………」
「やっぱり……そうでもなければあの地下牢から出ることなんて絶対に不可能だもの……」
弱みを見せず強がるように彩芽がそう突き返してくる。
「お前の言う通り確かに小山から聞いた。けど、それが本当にお前の本心なのか?」
俺にはそれを聞く義務がある。
『殺してくれ』
そう頼まれたからには、本当にその必要があるのかどうか、俺は彼女自身の言葉を問わなければならない。
「えぇ、見ての通りよ」
つぅ────と流れた血をペロリと舐めた口元が吊り上がる。
「この世界は汚い大人で構成されている。万国共通でね。そしてそれらクズどもを護るのはいつだってまともな正義の味方。私の父も母もそれで死んだ。でもおかしいでしょ?忠誠を誓っていた主達に殺されるなんて。だから思ったの。その人達が苦しむ最高の方法、それがこの『第三次魔術大戦』」
地の底の悪魔が呟くような憎悪
後ろに控えているセイナが、微かに喉を引き攣らせる。
「さっき宣言した通り。この船は中国とロシアに向けて攻撃する。日本とアメリカの戦艦として。叩くのは都市部と、そして……アメリカから密輸していた武器工場の一部。そしたらどうなると思う?けっこー楽しめそうじゃない?」
乾いた嗤いが街の静寂の中で木霊する。
もう既に自分がどうなろうとも、いや初めから彼女は自分の存在などどうでも思っていたのかもしれない。
そう、かつての俺のと全く同じように、目的さえ果たすことが出来るのなら命なんて惜しくないと、そう思っていたように。
「そうか……だからわざわざベトナムにあったのような密輸工場を各地に造らせ、それら証拠を残していたのか。『皆が戦争に対する準備をしている』という言い分を偽るために」
「ご名答。火の無いところに煙が立たないように。武器の無いところで戦争は起きない。じゃあ簡単、両方に持たせてあげればいいのよ。トップの腐った連中が得意な裏商売としてね。ロシアにあった人造人間研究所も、アメリカにあった神器の研究所も、お前達が潰したあの工場も、結局は氷山の一角。列強諸国はいま、誰も知らない水面下で互いに手を取り合い、その利益や技術を独り占めにしているの。それがぜーんぶ表に出たら、この地球は蒼から紅へと色を変える」
互いに武器を持っていれば被害者はいなくなり、加害者しか存在しなくなる。
そうすることで混沌を引き起こし、誰も収束できない戦争へと発展させる。
第二次世界大戦時は魔術という技術はほとんど関与していなかった。
しかしそれが際限なく加わるとすれば、彼女の思惑通り、人は、地球は、必ず滅びるだろう。
「……だからヨルムンガンドに加入したのか」
「そう、それこそが私の狙い。どう……満足?」
壊れている。
彼女の笑みを見てそう思った。
きっと、誰しもがそんな彼女を哀れだと、そう言って匙を投げたのだろう。
小山が言いたかったことがよく理解できた。
「させないさ。そんなこと」
だから、彼女のことを否定はしない。
否定されること自体を彼女自身が望んでいるのなら、その思惑全てをねじ伏せて、改めて俺が説教してやる。
それが俺にできる唯一の、彼女への救いだから。
「俺が、俺達が全て止めて見せるさ。お前の意志も、この組織の野望も」
「バカな男。まだそんなことが出来ると思っているなんて……」
拘束しようとして近づいた俺に、彼女はポツリと呟いた。
「私がどうしてここまで話したか、その理由が分かる?もう誰がどうしたって絶対に止めることができないからよ」
「あいにくと俺の辞書に『絶対』という言葉は存在しないんだ」
たとえ彩芽の言うことが本当だとしても、そこに可能性が存在しているのなら、諦めるつもりはない。
いつもそうやって、俺はセイナと共に幾つもの修羅場を潜り抜けてきたのだから。
「そ、言っても分からないのなら、身体で覚えさせてあげる」
パチンッ────
黒いグローブをした指が、小気味いい音を鳴らす。
「なにを言って────」
ドスンッ!!
背中から走った衝撃に、風船が萎むように全身から力が抜けていく。
空気が抜ける箇所、見下ろした腹部からは肉を焼く煙と白銀に輝く一刀が突き出ていた。
グングニルの刀身……?
煌めく刀身と切れ味は見間違うはずが無い、これはセイナの神器『グングニル』の切っ先だ。
「セイ……ナ……どう……して?」
何とか振り返った背後。
そこに居たのは虚ろな瞳をした相棒の姿だった。
混乱する脳内が、それを見てようやく起きた現象を理解する。
俺は突然セイナに背後から刺されたらしい。
「墓穴を掘ったのはそっちの方だったみたいわね」
いつの間にかよろよろと力なく立ち上がっていた彩芽がそう切り出した。
「どうせ、私が男しか操ることが出来ないとでも決めつけていたんでしょ?でも残念。それはあくまで普通の人間においての話し。男以外でも掛かる例外が存在するのよ」
限界まで吊り上げた頬と眦。
まるで手品師のように、無様な俺のことを嘲笑う少女はタネ明かしをする。
「私の本当の能力、それは神の加護を持つ者を操ることのできる『思考操作』よ」
男だけではなく、神の加護を持つ者ならば操ることのできる能力。
それが彼女の本当の能力であり、それに比べれば男も操れるというのはあくまで副産物に過ぎない。
「……だから、セイナに武器を持たせて……」
「えぇ、彼女がお前にとって支えであると同時に、心を赦している弱点でもあったから。どう?私のサプライズは。気に入ってくれたかしら?」
「がふっ……!」
答えの代わりに、真っ赤な血だまりが口から溢れ出した。
それがバチバチと電熱を持った刀身に触れ、じゅわっと鉄の煙を鼻腔へ送り返してくる。
「もうあまり長くないだろうから、最後に一つだけ教えてあげる」
少女はゆっくりとこちらに近づき、手を伸ばす。
「私はこの時をずっと待っていたわ。フォルテ、アンタを殺すためのこの瞬間をね」
その冷たい氷のような指先が俺の頬に触れる。
芸術品に触れるような滑らかさ。彩芽が心の底から歓喜していることに満身創痍ながらも理解できた。
「なぜならお前は────」
彩芽がまるでキスでもするように唇を近づける。
世界でたった一人、俺にだけ告白するように、彼女は最後の言葉を囀った。
「私の親愛なる弟の命を────アキラのことを利用したからよ」
粉塵舞う瓦礫の雨から姿を現した人物へと俺は気さくに投げかける。
「…………」
「そんな、まさかずっとアタシの影の中に……」
初めてその能力を目の当たりにしたセイナが眦を決する。
彼女の影に隠れて隙を伺っていたのは、全身を黒いコーデであしらった一人の少女。
加藤彩芽。
元公安警察にして暗殺者である少女は、自身の策略を見破られたことへの憤りを静かな炎のように燃やしていた。
「……なぜ気づいた」
砂塵が晴れた先、パラパラと舞い散るレンガの破片が止むのを待って彼女は呟いた。
壁に叩きつけた衝撃からか、額から頬に掛けて紅い血が滴っており、身に着けた衣類との隙間から覗く透き通った肌は、まるでナイフが見え隠れするような凶悪さと艶めかしさを兼ね備えている。
「色々根拠はあるが、疑念を抱いたのはセイナに対しての拘束が杜撰だったからだ。脱出させて踊らせようという魂胆が見え見えだ」
牢に捕らえるまでは理に語っていたが、四肢に拘束されたような跡も、神器への対策も無い。おまけに鍵も鍵穴式ではなく電子式となれば、セイナにとっては『逃げて下さい』と言っているようなものだ。
「おまけに武器まで渡しちまうなんて、少しでも俺の疑念を煽ろうとしたのかもしれないが……墓穴を掘ったな。彩芽」
『死を織りなす者』が聞いて呆れるぜ。
視線だけでセイナをバックアップに位置づけ、五メートルほど離れた彩芽へと銃口突きつける。
必殺の距離。
もうどれだけ早く動こうとも、姑息な手段で攪乱しようとも、決して逃がすことはない。
「フフフフッ……ハッハッハッハッ────うっ!」
追い込まれたことで焼きが回ったらしい少女が、急に嗤い出す耳障りな音。
それを小さじ一杯分も躊躇うことなく肩口を撃つ。
銃弾はすり抜けることなく少女の肩を命中し、五月蠅い音を黙らせた。
「影を利用した魔術。それがお前の能力。他者に自分の位置を錯覚させることであたかも弾がすり抜けているように魅せているが、実際は魔術によって造られたお前の虚像を攻撃していることになっている。今もわざと大袈裟な演技で注意を引こうとしたが、流石にもうその魔術は見飽きたぜ」
彩芽が銃弾をすり抜ける時の条件、それは彼女が必ず距離に余裕をもって銃口へと正対していること。
過去に至近距離でショットガンを直撃させたロナ。
先日背後から肩口を狙撃したアイリス。
この二つからそれが理解できる。
それに加え認識阻害の魔術はベッキーが再現していたことから、この結論に行きつくことが出来た。
「意識が墜ちる前に一つ教える」
至近距離の.45ACPは貫通せずとも骨を砕くことはある。
激痛で肩口を抑えて片膝衝く彩芽を俺は見下ろした。
「なぜこんなバカげた真似をした?」
「……そんなもの……どうせ、小山から聞いたんだろ?」
「…………」
「やっぱり……そうでもなければあの地下牢から出ることなんて絶対に不可能だもの……」
弱みを見せず強がるように彩芽がそう突き返してくる。
「お前の言う通り確かに小山から聞いた。けど、それが本当にお前の本心なのか?」
俺にはそれを聞く義務がある。
『殺してくれ』
そう頼まれたからには、本当にその必要があるのかどうか、俺は彼女自身の言葉を問わなければならない。
「えぇ、見ての通りよ」
つぅ────と流れた血をペロリと舐めた口元が吊り上がる。
「この世界は汚い大人で構成されている。万国共通でね。そしてそれらクズどもを護るのはいつだってまともな正義の味方。私の父も母もそれで死んだ。でもおかしいでしょ?忠誠を誓っていた主達に殺されるなんて。だから思ったの。その人達が苦しむ最高の方法、それがこの『第三次魔術大戦』」
地の底の悪魔が呟くような憎悪
後ろに控えているセイナが、微かに喉を引き攣らせる。
「さっき宣言した通り。この船は中国とロシアに向けて攻撃する。日本とアメリカの戦艦として。叩くのは都市部と、そして……アメリカから密輸していた武器工場の一部。そしたらどうなると思う?けっこー楽しめそうじゃない?」
乾いた嗤いが街の静寂の中で木霊する。
もう既に自分がどうなろうとも、いや初めから彼女は自分の存在などどうでも思っていたのかもしれない。
そう、かつての俺のと全く同じように、目的さえ果たすことが出来るのなら命なんて惜しくないと、そう思っていたように。
「そうか……だからわざわざベトナムにあったのような密輸工場を各地に造らせ、それら証拠を残していたのか。『皆が戦争に対する準備をしている』という言い分を偽るために」
「ご名答。火の無いところに煙が立たないように。武器の無いところで戦争は起きない。じゃあ簡単、両方に持たせてあげればいいのよ。トップの腐った連中が得意な裏商売としてね。ロシアにあった人造人間研究所も、アメリカにあった神器の研究所も、お前達が潰したあの工場も、結局は氷山の一角。列強諸国はいま、誰も知らない水面下で互いに手を取り合い、その利益や技術を独り占めにしているの。それがぜーんぶ表に出たら、この地球は蒼から紅へと色を変える」
互いに武器を持っていれば被害者はいなくなり、加害者しか存在しなくなる。
そうすることで混沌を引き起こし、誰も収束できない戦争へと発展させる。
第二次世界大戦時は魔術という技術はほとんど関与していなかった。
しかしそれが際限なく加わるとすれば、彼女の思惑通り、人は、地球は、必ず滅びるだろう。
「……だからヨルムンガンドに加入したのか」
「そう、それこそが私の狙い。どう……満足?」
壊れている。
彼女の笑みを見てそう思った。
きっと、誰しもがそんな彼女を哀れだと、そう言って匙を投げたのだろう。
小山が言いたかったことがよく理解できた。
「させないさ。そんなこと」
だから、彼女のことを否定はしない。
否定されること自体を彼女自身が望んでいるのなら、その思惑全てをねじ伏せて、改めて俺が説教してやる。
それが俺にできる唯一の、彼女への救いだから。
「俺が、俺達が全て止めて見せるさ。お前の意志も、この組織の野望も」
「バカな男。まだそんなことが出来ると思っているなんて……」
拘束しようとして近づいた俺に、彼女はポツリと呟いた。
「私がどうしてここまで話したか、その理由が分かる?もう誰がどうしたって絶対に止めることができないからよ」
「あいにくと俺の辞書に『絶対』という言葉は存在しないんだ」
たとえ彩芽の言うことが本当だとしても、そこに可能性が存在しているのなら、諦めるつもりはない。
いつもそうやって、俺はセイナと共に幾つもの修羅場を潜り抜けてきたのだから。
「そ、言っても分からないのなら、身体で覚えさせてあげる」
パチンッ────
黒いグローブをした指が、小気味いい音を鳴らす。
「なにを言って────」
ドスンッ!!
背中から走った衝撃に、風船が萎むように全身から力が抜けていく。
空気が抜ける箇所、見下ろした腹部からは肉を焼く煙と白銀に輝く一刀が突き出ていた。
グングニルの刀身……?
煌めく刀身と切れ味は見間違うはずが無い、これはセイナの神器『グングニル』の切っ先だ。
「セイ……ナ……どう……して?」
何とか振り返った背後。
そこに居たのは虚ろな瞳をした相棒の姿だった。
混乱する脳内が、それを見てようやく起きた現象を理解する。
俺は突然セイナに背後から刺されたらしい。
「墓穴を掘ったのはそっちの方だったみたいわね」
いつの間にかよろよろと力なく立ち上がっていた彩芽がそう切り出した。
「どうせ、私が男しか操ることが出来ないとでも決めつけていたんでしょ?でも残念。それはあくまで普通の人間においての話し。男以外でも掛かる例外が存在するのよ」
限界まで吊り上げた頬と眦。
まるで手品師のように、無様な俺のことを嘲笑う少女はタネ明かしをする。
「私の本当の能力、それは神の加護を持つ者を操ることのできる『思考操作』よ」
男だけではなく、神の加護を持つ者ならば操ることのできる能力。
それが彼女の本当の能力であり、それに比べれば男も操れるというのはあくまで副産物に過ぎない。
「……だから、セイナに武器を持たせて……」
「えぇ、彼女がお前にとって支えであると同時に、心を赦している弱点でもあったから。どう?私のサプライズは。気に入ってくれたかしら?」
「がふっ……!」
答えの代わりに、真っ赤な血だまりが口から溢れ出した。
それがバチバチと電熱を持った刀身に触れ、じゅわっと鉄の煙を鼻腔へ送り返してくる。
「もうあまり長くないだろうから、最後に一つだけ教えてあげる」
少女はゆっくりとこちらに近づき、手を伸ばす。
「私はこの時をずっと待っていたわ。フォルテ、アンタを殺すためのこの瞬間をね」
その冷たい氷のような指先が俺の頬に触れる。
芸術品に触れるような滑らかさ。彩芽が心の底から歓喜していることに満身創痍ながらも理解できた。
「なぜならお前は────」
彩芽がまるでキスでもするように唇を近づける。
世界でたった一人、俺にだけ告白するように、彼女は最後の言葉を囀った。
「私の親愛なる弟の命を────アキラのことを利用したからよ」
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