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赤き羽毛の復讐者《スリーピングスナイパー》
暁に染まる巨人《ダイド イン ザ ダウン》18
しおりを挟む 彼方より疾風を轟かせながら、インカム越しへと入る気だるく生気を感じない少年……じゃなくて少女の欠伸混じりの声に、セイナがパァッと表情を明るくした。
グリーズを倒したのは、緋色の魔術弾使いと撃ち合った禿山で、こっちの様子を伺っていたアイリスの援護射撃だ。
「なんだよ……こっちの援護は大丈夫だって……伝えただろ?」
俺は少し嫌みっぽくそう告げた。本当なら俺達の戦闘に参加する義務はアイリスにはない。ましてやこれからスナイパーと対峙する気でいた彼女にとって、それは敵に位置を知らせるようなもの。メリットは何もない。
『じゃあせめて援護が必要ないくらい頑張ってくれないかい……知り合いに目の前で死なれると、ボクの射撃にも影響するんだからさ……』
最初は捨て駒としか思われてなかった関係が、知り合いにまでランクアップしたことに俺の頬が二ッと吊り上がる。
「違いねぇ……さんきゅー……助かったぜアイリス……」
「えぇ……ホントにありがとう……!あとはアタシ達でどうにか────」
『何言っているんだい……セイナ……?ボクも戦うよ……』
セイナなりの気づかいを、アイリスはインカム越しに遮った。
「えっ?」と当惑を露わに眼をまん丸にするセイナが、耳に付けたインカムに触れる。一発だけでもありがたいというのに、さらに援護してくれるというアイリスの言葉を、聞き間違いか何かと勘違いしたのだろう。
『一発も十発も変らないから援護するって言ったんだ……要はあのビーカーみたいな容器を破壊すればいいんだろ?』
何故かやる気満々でそう告げる元気なアイリス。
なんかおかしいぞ……魔力を多く消費する彼女の魔術弾は、一発と十発では身体に与える影響は大きく変化する……はずだと思うんだが……
それに最初に言った『────全く……オチオチ寝てもいられないじゃないかい……』というアイリスの言葉……
コイツまさか本当に────
「……お前いま狙撃する数瞬前までずっと寝てたってことか?俺達が工場に侵入していた間ずっと……?」
『……余計なことに気づく奴は援護しないぞ……?』
おいおい図星かよ……俺達が二時間近く工場にもぐっている間ずっと寝てたってことかよ……まあ助けてもらって贅沢言えるご身分でないことはよく理解してはいるが、それにしたって寝すぎだ。
『……と、とにかく、君達は右側の容器を引き続き任せるから、ボクは左をやる……それでいいかい……?』
「……やれるのか?」
『当然……ただし条件がある……』
「何だ?」
『そこにいる男、容姿は忘れたが声には覚えがある。捕らえた暁にはボクにも尋問させて欲しい……』
やはり、二年前に暗殺を命じられてた男はチャップリンで、嵌められたと言っていた組織もFBIだったということか……しかし何故、アイリスの父親が狙われたのか……これについてはやはりこの男を捕まえて聞くしかないということか……
「あぁ……好きなだけ聞け、半殺しまでは許可してやるよ……」
『……オーケー、左肩はまかせてくれ……』
ニヒルにフッと微笑を口ずさみながら、アイリスは短くそう告げた。
グリーズの態勢を崩すほど、強大な威力を誇る魔術弾を操る彼女にとって、ガラス容器など取るに足らない……そう宣言しているようだった。
よし……それなら俺も片側に集中できるぞ……あとは────
『────スナイパーとは……小癪な手を……!!』
怒りに沸点を飛び越えたチャップリンが、震える声でグリーズを起き上がらせる。
大きく十メートル程離れたつもりだったが、それでも十二メートルもある巨人が立てば、その距離がいかに短いかがよく分かる。
『だが……この神の創造物足り得るグリーズを幾ら転倒させたところで、貴様らの運命は変わらない……!!神の加護は通用せず……それにもう時刻は夜明け前、頼みである月も今宵は一度も顔を見せることなくあと数分で日が昇る……!!そうなれば、もう私を止められるものは誰一人存在しないッ!!』
早口でそう捲し立てるチャップリン。過去にFBI長官から俺の魔眼のことを聞いたのか、どうやらその弱点に気づいていたらしいな。
あの頑丈なガラス容器を破るためには、二つの魔眼の力が必要不可欠だ。右眼はいつでもいけるが、左眼は月が見えなきゃ話にならない。だが、雨期のフィリピンは晴れる日の方が稀で、昨日の暴風雨からほとんど月は姿を見せていない……
『────月が見えればいいのかい?』
「なに……?」
どうするかと悩んでいた俺の耳に再びアイリスから通信が入る。
『いや……さっきから通信越しに月がどうのって聞こえていたから……てっきりそうなのかと……』
たぶん初めて会った時に見せた居眠り運転と同じで、睡眠学習の可能なアイリスはインカム越しの俺達の会話をずっと聞いていたのだろう……どこか不思議そうな様子でそう繰り返したアイリスに、目の前でぎゃんぎゃん怒鳴るチャップリンを無視したまま────
「あぁ……それができればあのガラス容器なんて苦労しないんだけどな────」
『……できるよ……この暴風雨明けの薄い雲なら……』
「はぁ!?」
さっき塀に衝突した時にインカムを壊したのかと手を当てるが……壊れてない。確認のためにセイナを見ると俺と同様の反応を見せていた。どうやら故障ってわけじゃないらしい。
『……も一つ条件を呑んでくれたらやってあげるよ……』
「な、なんだ……その条件って……?」
天気を操るなんて、お天気キャスターが喉から手が出るほど欲しい魔術の一つだぞ?
どれだけ魔力が多くとも、そんな人の力を越えた能力かなんかをしてくれるということは、よっぽどの対価が必要なんじゃ────
『……そ……その……ゴハン……』
「え?なんだって……?」
なんか急に緊張感の欠片も無い、モジモジと口籠った声に顔を顰める俺。
気のせいか?ご飯って聞こえた気がしたんだが……
『だから、ご飯……その……君の、フォルテが作ってくれたご飯をたらふく食べさせてくれるなら、やってあげても……構わない……よ……』
いや、気のせいじゃなかった。ご飯?ご飯ってあの食事のことか?いやー確かに思い返してみれば、魔力補充のせいか色々と食い意地の張った奴だなと思う場面は何回かあった……昨日洞窟で集めてきた俺の分の食糧とか全部食いやがったし。
「そ、それくらいなら……まあ……いいぞ、好きなだけ……」
『────!』
なんか随分拍子抜けたその条件に、俺が適当にそう答えると。インカム越しに声になっていない歓喜の声が聞こえ、アイリスが潜伏した辺りの景色が、若干キラキラと輝いて見えたような気がした……幻覚か?
隣では何故かセイナがムッとした顔で「あんた一体あの娘に何を食べさしたの?」と言わんばかりの視線に、俺も思わずフルフルと首を振ってしまう。
いや、ホントにただの食べ物を適当に調理しただけだぞ……
「……そ、それよりも、本当にできるのか?」
セイナのきつい視線から逃れるように、俺がインカム越しにそう告げると────
『……まぁ、見ててよ……』
ダァァァァァン!!!!
アイリスの返事の後すぐに、何かの破裂音が耳の中で反響した。
これはさっき聞いたレミントンM700の銃声だ。
それを正解と示し合わすように、数瞬開けて銃声が直に俺達まで届く……のだが、何故か銃弾は何処にも飛んでこなかった。
『またスナイパーかッ!!』
その音に反応したチャップリンが、アイリスが潜伏していた方角にグリーズの眼を向ける。
『じゃあ右側は任せたから……』
呑気な声でそう呟くアイリスの方角目掛けて、グリーズが黄色い一つ目を向けた。
それが何を意味するのか、気づいたセイナがインカムに手を当てる。
「マズイわアイリス!避けてェ!!」
『……ボクのことは気にしないでいいから……あとは適当に────』
ヒュッ!!ヴォォォォォォン!!!!
放たれた細い光線が、丘陵の一部に小さな爆発を起こした。
遠くに沈む陽光のような赤やけた爆炎が、グリーズと俺達をボンヤリと照らした。
「そんな……ウソ……?」
ザーザーザーと砂嵐が木霊するインカムに、放心したようなセイナの手がダラリと落ちる。
その光景を一緒に見ていた俺は……
「大丈夫だセイナ、アイツはあんなことでやられる奴じゃない。それに、俺達にもやるべきことが残っている……」
少し素っ気ないような言い方に聞こえたらしいセイナが、怒った様子で俺の姿を見上げた。
「……どうしてそんなふうに言えるのよ!!あんな爆発に巻き込まれ────ぁ……」
その姿にセイナの言葉が途切れる。
すぐ横に立っていたのは、両眼……紅と蒼の瞳を見開いた。俺の姿だった。
「ど……どうして……月は隠れてたのに……っ!?」
動揺したまま空を見上げた先には、丸く開いた雲の向こうに覘いた満点の星空と、その中で圧倒的な煌めきを見せる十三夜月だった。
グリーズを倒したのは、緋色の魔術弾使いと撃ち合った禿山で、こっちの様子を伺っていたアイリスの援護射撃だ。
「なんだよ……こっちの援護は大丈夫だって……伝えただろ?」
俺は少し嫌みっぽくそう告げた。本当なら俺達の戦闘に参加する義務はアイリスにはない。ましてやこれからスナイパーと対峙する気でいた彼女にとって、それは敵に位置を知らせるようなもの。メリットは何もない。
『じゃあせめて援護が必要ないくらい頑張ってくれないかい……知り合いに目の前で死なれると、ボクの射撃にも影響するんだからさ……』
最初は捨て駒としか思われてなかった関係が、知り合いにまでランクアップしたことに俺の頬が二ッと吊り上がる。
「違いねぇ……さんきゅー……助かったぜアイリス……」
「えぇ……ホントにありがとう……!あとはアタシ達でどうにか────」
『何言っているんだい……セイナ……?ボクも戦うよ……』
セイナなりの気づかいを、アイリスはインカム越しに遮った。
「えっ?」と当惑を露わに眼をまん丸にするセイナが、耳に付けたインカムに触れる。一発だけでもありがたいというのに、さらに援護してくれるというアイリスの言葉を、聞き間違いか何かと勘違いしたのだろう。
『一発も十発も変らないから援護するって言ったんだ……要はあのビーカーみたいな容器を破壊すればいいんだろ?』
何故かやる気満々でそう告げる元気なアイリス。
なんかおかしいぞ……魔力を多く消費する彼女の魔術弾は、一発と十発では身体に与える影響は大きく変化する……はずだと思うんだが……
それに最初に言った『────全く……オチオチ寝てもいられないじゃないかい……』というアイリスの言葉……
コイツまさか本当に────
「……お前いま狙撃する数瞬前までずっと寝てたってことか?俺達が工場に侵入していた間ずっと……?」
『……余計なことに気づく奴は援護しないぞ……?』
おいおい図星かよ……俺達が二時間近く工場にもぐっている間ずっと寝てたってことかよ……まあ助けてもらって贅沢言えるご身分でないことはよく理解してはいるが、それにしたって寝すぎだ。
『……と、とにかく、君達は右側の容器を引き続き任せるから、ボクは左をやる……それでいいかい……?』
「……やれるのか?」
『当然……ただし条件がある……』
「何だ?」
『そこにいる男、容姿は忘れたが声には覚えがある。捕らえた暁にはボクにも尋問させて欲しい……』
やはり、二年前に暗殺を命じられてた男はチャップリンで、嵌められたと言っていた組織もFBIだったということか……しかし何故、アイリスの父親が狙われたのか……これについてはやはりこの男を捕まえて聞くしかないということか……
「あぁ……好きなだけ聞け、半殺しまでは許可してやるよ……」
『……オーケー、左肩はまかせてくれ……』
ニヒルにフッと微笑を口ずさみながら、アイリスは短くそう告げた。
グリーズの態勢を崩すほど、強大な威力を誇る魔術弾を操る彼女にとって、ガラス容器など取るに足らない……そう宣言しているようだった。
よし……それなら俺も片側に集中できるぞ……あとは────
『────スナイパーとは……小癪な手を……!!』
怒りに沸点を飛び越えたチャップリンが、震える声でグリーズを起き上がらせる。
大きく十メートル程離れたつもりだったが、それでも十二メートルもある巨人が立てば、その距離がいかに短いかがよく分かる。
『だが……この神の創造物足り得るグリーズを幾ら転倒させたところで、貴様らの運命は変わらない……!!神の加護は通用せず……それにもう時刻は夜明け前、頼みである月も今宵は一度も顔を見せることなくあと数分で日が昇る……!!そうなれば、もう私を止められるものは誰一人存在しないッ!!』
早口でそう捲し立てるチャップリン。過去にFBI長官から俺の魔眼のことを聞いたのか、どうやらその弱点に気づいていたらしいな。
あの頑丈なガラス容器を破るためには、二つの魔眼の力が必要不可欠だ。右眼はいつでもいけるが、左眼は月が見えなきゃ話にならない。だが、雨期のフィリピンは晴れる日の方が稀で、昨日の暴風雨からほとんど月は姿を見せていない……
『────月が見えればいいのかい?』
「なに……?」
どうするかと悩んでいた俺の耳に再びアイリスから通信が入る。
『いや……さっきから通信越しに月がどうのって聞こえていたから……てっきりそうなのかと……』
たぶん初めて会った時に見せた居眠り運転と同じで、睡眠学習の可能なアイリスはインカム越しの俺達の会話をずっと聞いていたのだろう……どこか不思議そうな様子でそう繰り返したアイリスに、目の前でぎゃんぎゃん怒鳴るチャップリンを無視したまま────
「あぁ……それができればあのガラス容器なんて苦労しないんだけどな────」
『……できるよ……この暴風雨明けの薄い雲なら……』
「はぁ!?」
さっき塀に衝突した時にインカムを壊したのかと手を当てるが……壊れてない。確認のためにセイナを見ると俺と同様の反応を見せていた。どうやら故障ってわけじゃないらしい。
『……も一つ条件を呑んでくれたらやってあげるよ……』
「な、なんだ……その条件って……?」
天気を操るなんて、お天気キャスターが喉から手が出るほど欲しい魔術の一つだぞ?
どれだけ魔力が多くとも、そんな人の力を越えた能力かなんかをしてくれるということは、よっぽどの対価が必要なんじゃ────
『……そ……その……ゴハン……』
「え?なんだって……?」
なんか急に緊張感の欠片も無い、モジモジと口籠った声に顔を顰める俺。
気のせいか?ご飯って聞こえた気がしたんだが……
『だから、ご飯……その……君の、フォルテが作ってくれたご飯をたらふく食べさせてくれるなら、やってあげても……構わない……よ……』
いや、気のせいじゃなかった。ご飯?ご飯ってあの食事のことか?いやー確かに思い返してみれば、魔力補充のせいか色々と食い意地の張った奴だなと思う場面は何回かあった……昨日洞窟で集めてきた俺の分の食糧とか全部食いやがったし。
「そ、それくらいなら……まあ……いいぞ、好きなだけ……」
『────!』
なんか随分拍子抜けたその条件に、俺が適当にそう答えると。インカム越しに声になっていない歓喜の声が聞こえ、アイリスが潜伏した辺りの景色が、若干キラキラと輝いて見えたような気がした……幻覚か?
隣では何故かセイナがムッとした顔で「あんた一体あの娘に何を食べさしたの?」と言わんばかりの視線に、俺も思わずフルフルと首を振ってしまう。
いや、ホントにただの食べ物を適当に調理しただけだぞ……
「……そ、それよりも、本当にできるのか?」
セイナのきつい視線から逃れるように、俺がインカム越しにそう告げると────
『……まぁ、見ててよ……』
ダァァァァァン!!!!
アイリスの返事の後すぐに、何かの破裂音が耳の中で反響した。
これはさっき聞いたレミントンM700の銃声だ。
それを正解と示し合わすように、数瞬開けて銃声が直に俺達まで届く……のだが、何故か銃弾は何処にも飛んでこなかった。
『またスナイパーかッ!!』
その音に反応したチャップリンが、アイリスが潜伏していた方角にグリーズの眼を向ける。
『じゃあ右側は任せたから……』
呑気な声でそう呟くアイリスの方角目掛けて、グリーズが黄色い一つ目を向けた。
それが何を意味するのか、気づいたセイナがインカムに手を当てる。
「マズイわアイリス!避けてェ!!」
『……ボクのことは気にしないでいいから……あとは適当に────』
ヒュッ!!ヴォォォォォォン!!!!
放たれた細い光線が、丘陵の一部に小さな爆発を起こした。
遠くに沈む陽光のような赤やけた爆炎が、グリーズと俺達をボンヤリと照らした。
「そんな……ウソ……?」
ザーザーザーと砂嵐が木霊するインカムに、放心したようなセイナの手がダラリと落ちる。
その光景を一緒に見ていた俺は……
「大丈夫だセイナ、アイツはあんなことでやられる奴じゃない。それに、俺達にもやるべきことが残っている……」
少し素っ気ないような言い方に聞こえたらしいセイナが、怒った様子で俺の姿を見上げた。
「……どうしてそんなふうに言えるのよ!!あんな爆発に巻き込まれ────ぁ……」
その姿にセイナの言葉が途切れる。
すぐ横に立っていたのは、両眼……紅と蒼の瞳を見開いた。俺の姿だった。
「ど……どうして……月は隠れてたのに……っ!?」
動揺したまま空を見上げた先には、丸く開いた雲の向こうに覘いた満点の星空と、その中で圧倒的な煌めきを見せる十三夜月だった。
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